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『あの夏の空のカケラ』 byRiko

 

例年よりも厳しい暑さの続いた夏も終わりに近付いたある朝のこと。寺院から程近い住宅街をそぞろ歩いていた悟空は、ある通りの一角でその足を止めた。

「うわぁ…っ」

首が反り返るほど視線を上げた悟空の金の瞳いっぱいに映ったのは、彼の背丈の倍ぐらいの高さを覆い尽くしている、一面の「空色」。

「すっげぇ…キレイな青…」

それは枯れ木に蔓を絡ませて咲いている、おびただしい数の朝顔の花だった。半ば呆けたようにその圧倒的な色彩を見上げていると、垣根越しに穏やかな声が届いた。

「そんな所に立っていたらお暑いでしょう。こちらで冷たい物でもいかが?」

悟空がふと我に返って視線を下ろすと、そこには朝顔の向こうで静かに微笑む女性の姿があった。

 

庭に面した大きな窓のある部屋に通された悟空の前に、冷たいお茶と涼しげな夏の菓子が並べられる。いかにも冷たそうな雫の浮かんだ器を手に取った悟空はほぼ一息に中味を飲み干し、満足げな息を一つついた。

「あー、冷たくて気持ちいい…どうもありがとう、実は喉渇いてたんだ。」

あまりに素直な悟空の反応に小さく笑った女性が、空になった器に新たに茶を注ぐ。今度はそれにゆっくり口をつけながら、悟空は再びその視線を庭の朝顔へと向けた。

「あの朝顔、すっごいキレイな青だね…あそこだけ、空のカケラが落ちてきたみたい。俺、あんなの初めて見た。」

「空のカケラ…とても素敵な表現ね…沢山誉めて下さってありがとう。あの朝顔の名前、『ヘヴンリー・ブルー』って言うの。」

「ヘヴンリー・ブルー?」

明らかに意味をわかりかねている様子で鸚鵡返しをしてみせた悟空に、女性は穏やかな声でこう付け加えた。

「『天上の青』っていう意味なんですよ。」

「『天上の青』…すげぇ、ピッタシな名前だね。」

屈託の無い笑みを浮かべる悟空に、彼女もまた薄く笑った。

「そんなに気に入って下さったのなら、鉢植えを一つ差し上げましょうか?夏もそろそろおしまいだけれど、もう暫くなら花も楽しめるでしょう。」

「いいの…?」

戸惑いがちに顔を覗き込んできた悟空に、彼女は微笑んだまま頷いた。

 

 

「ただいま~っ、なぁなぁ、この鉢植え、俺の部屋に置いてもいい?」

持ちやすいようにと手提げの紐をかけてもらった鉢植えを、悟空は三蔵の目線の高さまで上げてみせた。進めていた筆を止めた三蔵が、チラリと視線を投げかける。目に染みるような鮮やかな青が、その視界一杯に飛び込んできた。

「それ…どうした?」

「庭で朝顔を育ててるお姉さんが、気に入ったんならあげましょうかって言って、分けてくれた。その家の朝顔、すげぇんだぜ。俺の背の高さの倍くらいある木にいっぱい蔓が伸びてて、数え切れないくらい花が咲いてんの。そこだけぽっかり、青空があるみたいなんだ。」

秘密の宝物の話でもするように、金の瞳を輝かせて悟空が語る。この朝顔がそれだけの密度で咲いていれば、それはさぞかし圧巻な光景であろうと、三蔵はそんなことを思っていた。

「この朝顔さ、『天上の青』って言うんだって。ピッタリな名前だよな。」

「『天上の青』…か。」

確かに、この一点の翳りもない清々しいまでの青には、その名は相応しい気がする。もう一度その青を目に映してから、三蔵は書面へと視線を戻した。

「水やりの世話なんかは、きちんとテメェでやれよ。」

「うん、わかった!」

素っ気無いながらも了承の意を示した三蔵に、悟空は満面の笑みで頷いた。

 

 

次の日の朝からまず鉢植えに水をやり、それからあの「天上の青」を見にあの家を訪れるのが、悟空の日課となった。毎朝やって来る悟空に嫌な顔一つすることなく、彼女はごく自然な態度で迎えてくれた。格別何をする、というわけでもない。日常の他愛の無いことを悟空が話し、彼女は静かにそれに耳を傾けているというのが大概のパターンだった。家で仕立物の仕事をしているという彼女は、いつも何かしらの縫い物等をしながら、ひっそりと悟空の傍らに座った。風の凪いた水面のような、何処までも穏やかな人だった。

悟空が通い始めてから十日ほどが過ぎたある日。ふと針仕事の手を止めた彼女が、庭先の「天上の青」に目を遣りながらこんなことを言った。

以前にも一人、悟空と同じようにあの朝顔を見上げていた人がいるのだと。

遥か彼方へと想いを馳せているようなその眼差しが、その人物が彼女にとって特別な人なのだということを物語っていた。

「ヘェ…その人、どんな人?」

悟空の何気ない問い掛けに、彼女は少し困ったような顔で微笑った。

「…嘘つきで気まぐれで、調子が良くて甘ったれで…」

「何それ?ソイツってば最悪じゃんっ」

「…それでいてひどく脆い部分を胸の内に抱えているところのある、子供みたいな人だった…」

悟空の非難の声に応えた彼女の顔には、今まで見てきたどの表情よりも柔らかな笑みが浮かんでいた。

 

 

悟空がいつその家を訪れても、彼女はいつも一人だった。少し離れた街に妹がいるといつか聞いたが、仕事が忙しい妹は、ほとんどこの家には戻らないらしい。その時によって庭の草木の世話をしていたり、細かな針仕事をしていたり、料理をしていたりとしている事は様々だったが、そんな日常の中、彼女はひっそりと「ひとり」でいた。

もうすっかり見慣れた庭の風景。今日も鮮やかにその花を咲き綻ばせている、「天上の青」。かつて自分と同じようにこの朝顔を誉めたというその男は、何故彼女をこんな風に一人にしておいているのだろうか。

「あのさ…この間話してくれたソイツ、今年はこの朝顔見に来たの?」

それから何日かが過ぎたある日のこと、悟空はそんなことを尋ねてみた。立ち入ったことかとも思ったが、こんな淋しげな人を置き去りにしているような男は許せなかったし、そんな男ならさっさと見切りをつけた方がいいと言おうと思っていた。彼女は針仕事の手を止め、伏し目がちに視線を落とした。

「…もうあの人が、この庭に来ることはないの。」

「だったら…っ」

「でもね、」

悟空の声を遮るようにそう言った彼女は、庭の朝顔へと目線を向けた。

「でもね…あの『天上の青』の中に、あの人の魂は在り続ける…だから私は、これからも夏を迎える度に、この朝顔を育て続けるの…」

静かなその眼差しは、ひどく遠くて。その深い瞳の色から、悟空は彼女の言葉の意味を察した。

「その人…死んだの…?」

問い掛ける悟空の声が、僅かに震える。彼女はその視線を更に空へと投げた。

「全てが明らかになるまで、私はまるで何も知らなかったのだけれど…あの人は、罪人だったの。ほとんど行きずりに近いような人々を、幾人も殺めていた…結局彼は捕らえられ…それからはもう二度と会えることはなく、手紙を送り合うだけだった…。まもなく裁判が始まって…彼にはその罪に値するだけの刑罰が下されました…」

幾人もの人間を殺した罪に値する刑罰───それはつまり、同じ「死」によって贖う、ということなのだろう。

「判決が下された後…あの人から手紙が届きました。」

「何…て?」

「…『たった一言、答えを聞かせてほしい。愛していてくれるなら、控訴はしない』…と。」

その言葉の意味がわからなかった悟空に、それ以上裁判を続けず、下された刑罰を受け入れるということだと、彼女は淡々とした口調で説明してくれた。

「返事…書いたの?」

「…書きました。」

悟空は己の全身がドクドクと脈打っているのを感じていた。照り返しが眩しいほど夏の太陽は降り注いでいるというのに、何故か冷たい汗が背中を伝った。

「何て…書いたの…?」

空を見上げていた彼女はゆっくりと視線を下ろし、再び「天上の青」をその瞳に映した。

「……深く愛しました、と…返事を書きました……」

「───…!!」

その刹那、悟空は周囲の全てが掻き消されてしまったような錯覚に陥った。

うるさいほどの蝉時雨が聞こえないくらい、ガンガンとひどい耳鳴りがする。小刻みに身体が震え出すのが自分でもわかった。彼女は一度も悟空の方を振り返らない。静かなその瞳は、「空のカケラ」をみつめたまま。

「オレ…帰、る…」

カラカラに渇いた喉からやっとその一言だけを絞り出し、ほとんど逃げるようにして悟空はその庭を後にした。

 

『愛していてくれるなら───』

『───深く愛しました』

 

最後に聞かされた彼女の言葉が、繰り返し繰り返し、頭の中で響く。立ち止まると足下から崩れてしまいそうで、ひたすらがむしゃらに走り続ける。例えようのない不安に胸を掴まれそうになり、それを振り切るように、悟空は何度も大きく首を振った。

 

(三蔵…)

 

一刻でも早く、三蔵の顔を見たかった。いつもの仏頂面で「うるせぇ」と言ってほしかった。自分達の日常は何一つ変わりようがないのだと、確かめさせてほしかった。

 

 

けたたましいくらいの音を立てて、執務室の扉を開ける。いつもどおりに書面に向かっていた三蔵が、険しい表情で顔を上げた。

「うるせーっつってんだろ!!もう少し静かに開けられねぇのか!?」

口を開くなりそう怒鳴りつけた三蔵だったが、大袈裟に扉を開いたわりには一向に部屋に入ってこようとしない悟空の態度に、怪訝そうに目を眇めた。一方の悟空はといえば、まるで足枷でも付けられたかのように、扉の前から動けなかった。あれほど顔が見たかった筈なのに、この何とも不安定な気持ちを払拭してほしかった筈なのに、悟空は何故か三蔵の元へ足を進められないでいた。

「…とりあえず、風呂行ってこい。そんな汗だくのナリで近寄ってきたら承知しねぇぞ。」

悟空の常ならぬ様子から何かを感じ取ったのか、容赦のない言葉に反してその声音は至って静かだった。

「う…うん、そう…だね…わかった…」

何ともぎくしゃくとした返事と共にぎこちなく頷いた悟空は、先刻とは正反対に静かに扉を閉じ、執務室から離れていった。

 

勢いよく噴き出す熱い湯を、頭から浴びる。炎天下の中を全力で走ってきたのだから汗だくになるのは当然なのだが、悟空自身は全く意識していなかった。というより、「暑い」ということすらわからなくなっていたのだ。熱い湯が全身を伝って流れ落ちていく中、悟空の身体は小刻みに震えていた。

シャワーを終えて自室に戻ると、今朝開いた分の朝顔が萎み始めていた。悟空はやりきれないような表情でそこから目を逸らし、己が身体を抱きしめるように背を丸めてベッドに寝転がった。窓の外から伝わってくるのは、紛うことなき「夏」の気配だというのに、身体の震えは止まらなかった。

どれほど時間が過ぎただろうか。足元のスプリングがドサリと沈んだのを感じて、悟空が薄く目を開く。そこには咥え煙草で腰を下ろす三蔵の姿があった。煙草を吸いながらこちらに来たのか、片手には灰皿を持っていた。

「…三蔵…どうしたの?」

「このクソ暑いのにガタガタ震えてるヤツがいるくらいだから、こっちの方が涼しいのかと思ってな。」

ゆっくりと煙を吐き出してから、三蔵はそんな風に答えた。

「そんなこと…ない、よ…三蔵の部屋のが、涼しいと思う…よ?」

たどたどしい口調で、悟空はようやくそれだけを答える。三蔵の語る暑さは相変わらず悟空には感じられないままだったが、間違いなく執務室の方が風通しがいいのは確かだった。

「そうらしいな。」

短くなった煙草を灰皿で揉み消し、三蔵が立ち上がった。そのまま部屋を去るかと思われた三蔵が、空いている手を悟空へと伸ばす。

「え…?」

戸惑う間もなく悟空の小柄な身体は荷物のように軽々と、三蔵の肩に担ぎ上げられた。

「ちょっ…三蔵、何…?」

困惑気味の悟空の声など全く無視して、三蔵はいつもと変わらぬ歩調で歩いていく。その足が止まり悟空が下ろされたのは、執務室の長椅子の上だった。

不安定に瞳を揺らして自分を見上げる悟空の前髪を、三蔵はクシャリとかき混ぜるように撫でた。

「終わったら起こす…それまで寝てろ。」

静かな呟きと共に、こめかみの辺りに軽いキスが送られる。たったそれだけのことで、不思議と震えは止まった。

言葉になどしなくても、細かい理由など聞かなくても、自分が今本当に必要としているものが何なのかを、理屈ではない部分で感じ取り、与えてくれる人。

目の前の紫の瞳をみつめ小さく頷いた悟空は、ゆっくりとその瞼を閉じた。

 

一気に緊張感が解けたせいか、そのままずいぶんと深く寝入ってしまったらしい悟空が起こされた時には、もうすっかり夜の帳が下りていた。時間の経過と共に大分落ち着きを取り戻した悟空だったが、夕食の席に着いてもいつもの半分も手を付けず、三蔵が風呂から戻っても、その視線をぼんやりと宙に漂わせたままだった。三蔵の腕が当たり前のように悟空を引き寄せる。悟空も平素のように恥らって躊躇うことなく、素直にその身を委ねた。

 

その夜の悟空は、溺れかけた者が何か縋るものを求めるように、がむしゃらに三蔵へとしがみついていた。繰り返し名を呼ぶ声は、今にも消え入りそうなくらい儚い色を帯びていて。淡く滲んだ金の瞳は、ひどく心許なげに揺れ続けていた。それでも悟空は与えられる悦楽に精一杯応えようと自分から口付けをねだり、深く深く三蔵の熱情を受け入れた。内側から湧き上がる熱のままに三蔵の身体を掻き抱いた頼りなげな手は、男性にしては白いその背中に、紅を引いたような爪痕を残した。

 

互いの熱を解放し終えた後も、悟空は三蔵の温もりから離れるのを怖れ、そんな悟空の思いを察しているように、三蔵は小柄な身体を抱きしめたまま繰り返しその髪を梳いていた。

何があったのか何を思っているのか、三蔵は自分からは尋ねない。ただ黙って悟空が求める温もりを、あるがままに与える。やがてぽつぽつと、悟空は今日の出来事を語り始めた。

「…でさ…相手の男はさ…もう自分が死ぬとかはどっちでもよくて、ただ『愛してる』って聞かせてほしかったんだと思う…だから、お姉さんの返事は相手の望んだとおりのものだったんだろうけど…でも俺なら…譬え嘘をついても…やっぱり三蔵には、最後まで生きてほしい……」

懸命に言葉を繋いだ悟空の瞳から、スゥーッ…と一筋の滴が零れ落ちる。

互いの愛情を確かめ合った結末は、あまりにも残酷で。それこそが相手の唯一つの願いだったとしても。誰より愛おしい相手へ死を受け渡す言葉など、誰も口にしたい筈もない。

……彼女はどんな想いで、そのたった一言を手紙に綴ったのだろう。

三蔵の少し熱の低い唇が、頬を伝う滴を掬い取る。そのまま顔のあちこちにあやすような口付けを送った三蔵の深い色の瞳が、真っ直ぐに悟空を見据えた。

「サルの分際でいっちょ前のクチきいてんじゃねーよ…頭も要領も悪いテメェが、俺が嫌いだなんて、嘘でも言い通せるワケねーだろ。」

三蔵のその言葉に、金の瞳が大きく見開かれる。その後すぐにクシャリと顔を歪めた悟空は、泣き笑いのような表情になった。

「…そう…だね…」

ぽつりと呟いた悟空は、何かを思い返すように少し遠くへと視線を向けた。

「お姉さん…すげぇ優しい人なんだ…いっつも笑って迎えてくれて、俺のどってことない話、丁寧に聞いてくれて…でも…いっつも一人で…何であんな優しい人が、そんな想いしなきゃなんなかったのかな…これからもずっと一人で…あの朝顔…見上げ続けるのかな……」

再び悟空の瞳から涙が零れる。三蔵はそれをまた唇で拭ってから、紅く染まった目許を軽く甘噛みした。

「いっちょ前のクチきくなって言っただろ…一人で淋しいとか不幸だとか勝手に決め付けてんなら、それはテメェのとんだ思い上がりだ。」

次の刹那、弾かれたように悟空が視線を戻した。暫し金と紫の瞳が絡み合う。

「…相手のその男さ…嘘つきで、調子良くて、おまけに人殺しで…聞けば聞くほどいいトコ全然なくて…でも…ソイツのこと話してた時のお姉さん…それまでで一番キレイに笑ってた…」

そう語る悟空の顔に、再び泣き笑いの表情が浮かぶ。その唇に、三蔵はついばむような口付けを落とした。

「…だったら、それが答えなんだろうよ。」

少しの間を置いて「そうだね」と悟空が呟く。微かなものではあったが、その口許に浮かんだのは、今度こそ本当の笑みだった。

 

淡い月の光に照らし出されたあどけない寝顔を見下ろす三蔵は、先刻の悟空の話を思い返していた。

上手いことを考えた男もいるものだ、と思う。どちらに転んでも死を迎える結末に変わりは無く、その死と引き換えに男は至高の愛を手に入れ、残された女は生涯消えることのない痣のように男の面影を抱えて生きていく。この先どんな男と出会おうと、女は決してその男の影を消し去ることは出来ないだろう。

自分達がいつの日か「結末」を迎える時。その時残されるのが、どちらなのかはわからない。だがもし、生き残るのが彼の方だったとしたら。

「もしその時は…お前にも火傷の痕のように決して消えない痛みを、きっちり残していってやるよ…」

ひどく静かな声で呟きながら、大地色の髪をそっと撫でる。背中の爪痕に微かな痛みを覚えながら、他人には滅多にみせることのない柔らかな眼差しを愛し子に向け、三蔵はゆうるりと微笑った。

 

 

季節は秋の気配が色濃くなり、悟空の鉢植えの朝顔も枯れた。あれ以来、彼女の家には足を運んでいない。悟空は朝顔の種を採り、小さな箱へとしまった。今はまだ無理だが、また彼女の顔を正面からみつめられる決心がついたら。

その時は再びあの庭を訪れて、朝顔の育て方を訊こうと思う。

 

 

───次の夏には。

自分も『天上の青』で、あの『空のカケラ』を作ってみようと思った───。

 

 

                               END.

 

 

《戯れ言》

…というわけで、かなり時期外れの「夏ネタ」でございました(苦笑)。この話の元ネタ「わかった」or「読んだことがある」という方、結構いらっしゃいますかね…?今回の話のベースとなっているのは、畏れ多くも巨匠・曽野綾子大先生の大傑作『天上の青』(新潮文庫版)でございます(汗)。

「それパクリじゃん!?」とのお叱りの声も聞こえそうですが、まだ咲いている朝顔を見てましたら、やっぱり書きたくなってしまったんです。因みに原作は、本っっ当に面白い小説なので、未読の方は是非とも。この小説を読まないまま過ごしたら、絶対人生の楽しみを一つ損します。そのぐらいお薦めの一作です…って私如きが力説するまでもなく、先生は巨匠でいらっしゃるわけで、その方の作品がつまらないわけがないんですけどね(苦笑)。

もう薄れつつある夏の雰囲気が、少しでも伝わったのなら嬉しいのですが…。

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