ここで使われているデビル…
アモン「いい加減にしやがれ」
そういうこと言う人嫌いです。
真っ白な壁に囲まれた部屋に純白の翼を持つ者達がいた。
「…が横島忠夫の抹殺に失敗した」
「おそらく、奴を生かすことの問題を理解しない最高指導者達がここを探しているはずだ」
「ここは不可視の結界がはられている。ヒャクメでも見つけることは出来ない」
天使達は気付いていなかった。不可視に問題があることに…
「やはり、ナガヒサのクローンを出すべきでは」
「甲斐刹那に知れるとまずいぞ」
「まったく、おふざけもたいだいにして欲しいのね〜」
「「「「!?!」」」」
「神界で不可視結界があれば怪しまれるに決まってるのね〜」
「余裕ぶって一人できたか?」
「まさか、強い助っ人達がいるのね〜」
「ナガヒサのクローンだとふざけるな!!」
白髪の少年がヒャクメの影から出てきた。
「いつもなら熱くなった刹那とめるの私の役だけど今回はとめる前に私まで熱くなったわ!!」
少年の反対側に赤髪の少女が現れた。
「甲斐刹那と要未来だと!!『降魔体質者』であるお前達が何故聖なる神界にいるのだ?」
「最高指導者達が魔力放出の札をくれてね。ナガヒサを道具としかみれない奴なんかに手加減しないからな」
「待て!!我々が消えたときの世界バランスはどうする?」
「平気なのね〜。最高指導者様達が何とかするって言ってたのね〜」
「さてそろそろいくぜ!!未来!クール!!」
「OK、ベール!!」
「「コール!!」」
この日、上級天使を含む多数の天使が消えた。
――――――――
最高指導者達は後始末のためにある人物を呼びだした。
「来たな」
「ええ、来ましたね」
「サッちゃん、キーやん、俺に何のよう?」
中性的な顔立ちの少年が緑髪の少女を連れて現れた。
「待ってましたよ。『始源的神魔創造者』羽瀬川拓人」
「タクヤン、来てそうそう悪いんやけど数人天使を生み出してくれへんか?」
「神じゃなくて天使か、かなり難しいんだよなぁ。ファルチェ」
「りょかいですぅ〜」
ファルチェが姿を杖に変えた。
――――――――
横島の魔界での修行でつちかわれた眼が冥子の気付いていない弱点を見抜いた。
「冥子の弱点?言っちゃなんなんだけどこの子、弱点だらけよ」
「多分、俺の気付いた弱点はほとんどの人、気付いていないと思うよ。冥穂さんは気付いているんでしょう?」
「さぁ〜」
曖昧にする冥穂の真意を探ろうと目を細める。それも冥穂は受け流す。
「…」
「…」
「食えないお人だ」
「それはお互い様よぉ〜」
14歳の少年といい歳過ぎたおば(ドガ!!)…若々しい奥方のやり取りに令子とエミは距離をおいたがお子様思考の少女はなんともなかったようだ。
「横島君〜、私の弱点ってぇ〜?」
「?」
「式神に配分する霊力が不安定なんだよ」
「別に式神を使うのに今までおかしなところなかったワケ」
「まぁ〜普通にしてるぶんにはなんともないだろうけど、戦闘時に使えると有利になれることかな。例えば、アンチラは耳で斬り裂くわけだろ、ここで安定した霊力を送り込むとより鋭利になるってわけ」
「それって弱点って言うより改善点じゃないの?」
「まぁね、どうして弱点かと言うと、不安定な配分、つまり100%の力を引き出せていないってこと。仮に数で攻めても不安定なぶん、無駄な消耗ですぐ霊力が無くなっちゃうんだよ」
「確かに冥子ってすぐへばるワケ」
「あれだけでよくわかったわね」
「これぐらい出来ないと生きていけなかったからね」
あとがき
……学校って試験さえなければ楽しいのに(留学しかねない崖っぷち)
では
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