「……キ、キラ!?」
「………アスラン、ちゃん?」
その、声を聞き動揺したように、目の前のザフト兵は
ビクッと体を振るわせた……
運命の出会いであった……たぶん……
キラ・ハーレムへの道……第2章
意志の強そうな緑の瞳……ではなく、獲物を見つけて
喜ぶ猛獣のような瞳がキラを捉えていた……
その瞳の色が……いや、瞳がキラはとても好き……
ではなく、怖かった……
前に会った時はまだ、落ち着きと聡明さを漂わせて
いたのだが……
とにかく、思っても見なかった形での再開に、
二人は言葉も無く立ち止まっていた……
と、その時、その隙を突いてアスラン目掛けて、
連邦の女性が銃を構え、そして発砲した!
ギリギリのところで、その銃弾を避けると、
アスランは飛びのき、横のキラ達がいるほうじゃない
モビルスーツの方へ駆けていった
「何をするんです!」
反射的に文句を言おうとしたキラを、女性兵は押し倒す形で
キラを倒すと、キラもろともモビルスーツのコクピットへと
転がり落ちた
「君はシートの後ろにいて!」
という、女性の指示に一瞬たじろぐが、
ここで騒いでもどうにもならないと思い、しぶしぶと言った
感じでキラはシートの後ろ側へといった
「私にだって……動かすぐらいなら……」
そう呟きながら、女性は中の計器類に手をかける、すると
計器類に光が入り、ブゥゥン!……という駆動音と共に
モニターが明るく光、そして辺りの風景を映し出した
横のモニターを見ると、隣のモビルスーツも同様に
動き始めている、いや、あちらのほうが少し早いか……
(あのモビルスーツには……アスランちゃんが……?)
そんなことは無いと思いつつも、先ほど聞いた声
そして、自分の名前を呼び、また、こちらが名前を呼んだ
時のあの同様の仕方……
と、キラが物思いにふけっていると、目の前の画面に
文字列が浮かびだされる
―General
Unirateral
Neuro−link
Dispersive
Autonomic
Maneuver……
「ガン……ダム…?」
と、ちょうどその時モビルスーツの両目に光が灯り、
エンジンがうなり声を上げる、そして、ギクシャクと
なんとも間抜けな動きで、なんとかそのモビルスーツ
<ストライク>は立ち上がった……
ちょうどその時、コロニー<ヘリオポリス>の外でも
戦闘は行われていた……
ムウ・ラ・フラガは(通称ムウちゃん)は
"彼女"専用のモビルアーマー
"メビウス・ゼロ"を駆り敵のジンを落としていた
このモビルアーマーの最大の特徴である
4つの"ガンパレル"を操り、更に迫るジンを
四方から囲み、打ち落としていく
このモビルアーマーを操れるのは彼女のみで、
(エンデュミオンの女神)と呼ばれていた
「ん、あれは!?」
見たことも無い、灰色のモビルスーツがザフトのローラシア
急に向かっていく、
(こんな簡単に奪取されるなんて……!)
と、心の中で叫び歯噛みした……
その時、言い知れぬ悪寒が、体中に走る!
(ま、まさか……)
恐る恐るモニターを見ると、こちらに接近してくる
1機のモビルスーツが見えた……
一方その頃キラ達は……
迫り来るジンに悪戦苦闘していた……
先ほど女性が押したボタンによって張られた
<フェイズシフト・システム>
によって、そこまでのダメージは受けていないが
だが、キラ達も敵機にダメージを与えられてはいなかった
「くぅ……!」
そう言い、女性がボタンを押すとストライクの頭部に
マウントされているバルカンが火を噴く、が、
何度も撃たれるそれは見当違いな方向へと飛んでいった
(くそ、なっちゃいない……こんな動きじゃ……
もしかして……!?)
そう考えてからのキラの行動は早かった、
目の前で操縦している女性に
「すいません、変わってください!」
と言うと、女性を後ろへと回し、唖然としている
その女性を無視して、計器をチェックする
「……無茶苦茶だ!こんなお粗末なOSでこれだけの
機体を動かそう何て!!」
計器をチェックし、そのあまりのお粗末さに
キラが怒鳴る!
「ま、まだ全部終わってなかったのよ!仕方ないでしょう!」
女性が抗議の声を上げる
が、それには答えず、プログラム入力用キーボードを
出すと、凄まじい速さでキーを叩き始める!
「ちぃ!滅茶苦茶だ!全てを終わらせるのは無理があるな…
なら、下層部分と上層部分を一時的に直系し……」
とぶつぶつ言いながら、キーを叩き、そしてモニターを見る、
と、そこに信じられない人々が写った、シェルターに
向かったはずの、ミリアリア達が直ぐそこを走っている!
「なんで、こんな所に!?」
と、叫びつつジンを見るとこちらに向かって
マシンガンを構え、連射してくる!
「ちぃ!」
先ほどとは比べようも無いほど機敏な動きで
ストライクはミリアリア達の前に行き銃撃から
ミリアリアたちを守る
「動きが良くなっただと!?」
敵機の外部マイクから何か叫び声が聞こえるが、
今のキラにはどうでもいいことだった、なぜなら……
(……僕の女に……手を出したな……)
キラの目がかっと開かれると、その瞳に一瞬光が宿る
トリガーとレバーを操作し、敵機まで一気に近づくと、
「武器!」
といい、モニターに表示されたアサルトナイフを
機体の両腰から掴み、マシンガンを撃ってくる
ジンに一気に迫ると、
「僕の女に……手を出すなぁぁぁぁ!!!!」
と叫びながら(外部マイク ON)
首のジョイント部分にナイフを突き刺した
バチバチっという音と共に電気系統が火を噴く
ジンは動きを止め、そのまま崩れ落ちた……
「ふぅ……」
敵機が動きを止めたのを確認すると、キラは
ため息をつき、シートに身を寄せた……
後ろでキラを見ていた女性は、その横顔に
目を奪われ、顔を赤くしてキラを見つめていた……
と、その時キラが女性の視線に気づき、
「すいません、出過ぎたまねしちゃって」
と、申し訳なさそうに謝る
それに、気づき慌てた女性は
「い、いいのよ、助けてもらったのは私の方だし!」
と、顔を赤くして両手を振る
それを見たキラは、
(美人なだけじゃなく、結構かわいい部分もあるんだな)
と、心の中でほくそえんでいた
そして、思いついたように
「じゃあ、ひとつだけお礼もらっていいですか?」
と言う、それを聞き女性は
「お礼?今はまだ無理だけど…ここから脱出……んむ!?」
と、女性が何かをいい終える前に、キラが動く
女性の顔の後ろに腕を回して、こちらに向けるように引くと
自らも顔を近づけ、そのまま唇を奪う
「んっ……はっふぅ……ぅんっふぅ……はぁ」
唇を絡めあいながら、キラは女性に自分の唾液を
流す、女性もその唾液を飲みこみ、更に舌を絡める
「んんっ……んふっ…はっ……ふぁっあぁ」
(体が……熱い……もっと……もっとぉ)
唾液を飲み込んでから、更に熱くなる体と共に
性感が一気に高まってきた、女性は更にキラを
求めようと身を乗り出すが、キラは微笑みながら唇を離した
唇を離された女性は「あっ」と呟き、名残惜しそうに
キラの唇を見ていた……
「お礼、確かにもらいました」
と、キラが微笑みながら言うが、女性はまだ、ぼーっと
顔を赤らめたまま、その顔に見入っていた……
キラ・ヤマト、気に入った女性には絶対にキスをすると言う
キス魔でもあった……
それから数分後、キラはストライクを止め、モニターで
ミリアリア達を確認すると外部マイクでミリアリア達に
こちらへ来るようにと指示を飛ばし、
ぼーっとしている女性を抱くと、コクピットハッチを
開放し、ストライクから"飛び降りた"
普通なら驚く所のはずだが、女性はまだぼーっとしている
せいか、あまり驚かずにただキラを見つめていた……
それを見たキラは、
(ふふ、落ちた……)
と、心の中で笑みを浮かべていたりした
と、そこにミリアリア達………ではなく、
修羅と化したミリアリア+フレイが立っていた……
「……はは、ははは……まずい、かな?」
何故目の前の少女達が怒っているのか、
キラには良く解らなかった……いや、覚えならもちろん
あるのだが、先ほどの出来事は目の前で修羅と化した
この女性達は見ていなかったはずだ……
……………!?
(もしかして!?)
キラの背中に冷たい汗が流れる……
そっと近くのベンチに女性を寝かせ、後ろを振り返ると
口元だけ笑いながら迫り来る、修羅×2がいた
しかも、後ろには震えながら怯える(ホビット男性×3)
という、恐怖の度合いを表す者達付きだ……
ここで、何故キラの行い(コクピットでの行為)
が、ばれたかと言うと……
「僕の女に……手を出すなぁぁぁぁ!!!!」
と叫びながら(外部マイク ON)←ピコン!(注目)
ちゃらちゃらっちゃら〜!
そう、この叫びは問題ない、というか
ミリアリア+フレイ的には、もう最高!って感じだったのだ
だったである……だが、外部マイクONこれはそのまま(重要)
継続中で……
その後の、行為はもちろん筒抜け、
一気に修羅と化したのであった………
そして、その二人と一緒にいた男性人も
一気にガタガタブルブルと振るえ
小人へと変身した……いと哀れ……
「言い残すこと……あるかしら?」
ミリアリアが一歩足を踏み出しキラの目の前に迫る!
「あ〜ら、そんなもの、あるわけ無いでしょう?」
そういい、フレイもキラの目の前に迫る!
そして、二人同時にキラの目の前に迫り、
声を揃えていった
「「覚悟、できた?」」
そんなもの、できるわけ無いじゃないか……
と言いたいキラだが、目の前の修羅と化した二人が
そう簡単に許してくれそうも無いと解ると、
ガックリと肩を落とし、流れに任せることにした
キラ・ヤマト女性を落とすのは超一流!
だが、どこか詰めの甘い男でもあったりした……
はたしてこの先どうなるのやら!?
つづく……?
どうも、狼虎です
始めに、書く前に驚いたのが、返信の数でした!
もう、本当に感激です;;
ありがたい限りです!
と言うわけで、書く気力をもらい書き上げました
第2章です!………18禁かけなかったですが……
でも、マリューは落としました!
フラガは女です!
ハーレムに一歩前進です!
では、これからもよろしくお願いします!
>アデス様
>最高のコーディネーターってことはアッチの方も最高なんでしょうか?
もちろん最高です!
>Pr.K様
ラクスの性格ばれてる……!?
しー!言っちゃダメですよ!(ばれてるって……
>D,様
もちろん、問題は無いんです!
(問題ありにしたらつまんないじゃないですか!!
キラ女性化はちと無理ですが……フレイがお姉さまと言うのは
フフフ……います!
>らでぃ様
こちらこそ、よろしくお願いします!
ハーレムなんですから、ミリアリアはもちろん入れますよw
更に、キラは大切なものはもう何が何でも守りますから、
ご安心をw
>クック様
キラのハーレムもの最高です。
やっぱり、ハーレムですよね!最高ですよね!
>K-999
>「……俺達って、なんでここにいるんだ?」
いやマジで(爆笑。
その一言に救われました……爆笑と言う言葉に・・・…
ありがとうございます!もっと面白く書けるようにします!
>shin様
>種のSSと言えば野菜ばっかりですしねえ
そう思い、探してないなら自分で書けばいいんだ!
と思って書いてたりもしますw
>ふじふじ様
>キラがハーレムとか言うとむかついたりする今日この頃
うぐぅ……
>SSそのものはすっごい面白いです。
ありがとうございます!!……ちょっぴり感動しました(マテ
>AKI様
>はっ!!もしやフェロモンに関する遺伝子も!?
ぬぅう正に正真正銘名実そろった
『歩く媚薬』
ば、ばれ……しー!しー!言っちゃダメですって
ばれちゃいますって!(ばれてるよ……その2
>レイトニングサン様
数々の間違いへの指摘、本当にありがとうございます!
一応読み直しをしているつもりだったのですが、
まだまだ、ちゃんと見ていなかったようで……
>ムウ、女でも戦闘でも割り喰うんでしょうね〜
ムウ、女にしちゃいました^^;
し、したかったんです……だって、こう、パイロット
同志の交流で……「ここに、ロックオンするのよ……」
「ふふ、ここですよね……」そして……っとこんな感じで
交流を描きたかったんですよ!
上の文の続きは後で書いたりします……
>神凪様
>どうもキラって報われないというか
内のキラは一味も二味も違うのでご安心を、フフ……
>ところで、「血のバレンタイン」って、何で起きたんでしょう?
第1章の返信でこいぬるさんが、丁寧に答えてくださっています
本当に感謝です!(自分もそこまで知らなかったので……(ぇ
>ハル様
もちろん、ナタルも入ります!
お堅いナタルが少しづつかわいらしい一面をっとゲフンゲフン
これ以上は、本編で……
>こいぬる様
血のバレンタインが何故起きたのかの経緯を書いていただき
本当にありがとうございました!
>ニュートロンジャマーを地球に打ち込んで、地球をエネルギー不足にして
ざまーみさらせと言いました(違
……この作品のアズラエルならやりかねません・・・・・・!
>イチモンジハヤト様
ご期待に少しでもこたえられるようにがんばります!
たくさんのご意見、ご感想、本当にありがとうございました!
これからもよろしくお願いします!
では、ご意見、ご感想、よろしくお願いします!
今回は場面が無かったので、18禁じゃないです……