▽レス始▼レス末
「鬼畜将ランス〜第五話 魔人来襲〜(鬼畜王ランス)」B−クレス (2004.10.12 19:54/2004.10.13 05:05)

 反乱が終結した翌日、ランスはリア王女に謁見の間に呼ばれた


 謁見の間には他の将軍達もそろっており、リア王女の傍にはマリスもいた


 ランスは黒の軍の儀礼用の鎧を着込み、リアの前で膝をつき、深々と礼をした

 「リーザス黒の軍副将、ランス・プロヴァンス、ただいま到着いたしました」

 「ランス将軍、顔を挙げなさい」

 基本的に儀礼の場でリアの代わりを務めているマリスがそう声をかける

 それに応じ、ランスも立ち上がり、再び礼をした

 「此度の反乱鎮圧の功績、実に素晴らしい物でした

  それに、将軍にはかつてのリーザス解放作戦での功績もありながらも

  その功績に匹敵するような恩賞は授けていないために
  
  リア様が将軍に対し、いくつかの恩賞を授ける事を決意されました」


 マリスがそこまで言うと、リアがランスが入った時から手に持っていた書状を

 マリスに手渡し、マリスがそれを受け取り、その場で開く

 「一つ、今回の将の処罰、また、これから戦になった際の将の処罰件を授ける

  一つ、将軍傘下の兵、並びに将軍が引き抜いた兵達を集め、その軍を近衛軍とし

  近衛軍はいかなる軍事作戦においても、独自の命令権を持つ物とする

  一つ、作戦遂行に必要な場合のみ、他の四軍に対し命令権を持つものとする

  一つ、緊急時における場合にのみ、王女と同等の軍事決定権を授けるものとする

  以上の権限をもって、将軍への恩賞とする」

 マリスがその書状の内容を一つ、一つ読み上げて言った

 その内容は・・・全軍権の事実上の譲渡に等しいものであった

 そう・・バレスが引退することなく、ランスがその上に立った形なのだ

 しかも最後の一条が・・どれほどリアがランスを信頼しているかを示していた

 王女と等しい軍権・・それ即ち、他国への侵略決定権を持つ事になる・・

 もし、野心高い物がその権限を持てば、国ごと滅びの道を歩むだけであろう

 ランスはその恩賞の大きさに驚きつつも、リアの信頼の大きさを悟り

 必死に・・・・嬉し涙を隠しながら礼を取っていた

 「身に余る光栄・・・謹んでお受けいたします・・・」

 マリスが書状を読み上げ終わって少しの空白の後、ランスはそう答えた

 そして、マリスがランスに書状を渡そうとした瞬間・・・

 「ねぇ、リアが頼んでたの持ってきて」

 リアが、何の脈絡もなく傍にいた近衛兵にそう告げ、近衛兵もその言葉に頷き

 将軍達全員の視線を受けながらも、謁見の間から退場して言った

 「あ・・あの・・・リア様・・・どういう事ですか?」

 マリスも、まさかリアが別途に何かを用意しているとは考えていなかったのだろう

 「ランス様にリアから贈り物があるの」

 リアはマリスの言葉をさりげに無視しながらランスの方を向いてそういった

 ちなみに、ランス様と言う呼称は、リーザス解放作戦時のリア救出時に

 ランスを自分の騎士様と思い込んだリアが固定化してしまったものである

 ランスは何度も自分は臣下の身であると言う事で訂正するように頼んでいたが

 逆に王女の権限を利用されて、結局直せないままにもなっていた

 その場にいる将軍達とマリスがリアの我侭本領発揮が始まったかと

 小さく頭を抱えて、いったい何を授けるのかと考えていたとき・・・

 リアに頼まれた近衛兵が、剣と盾を持って謁見の間に戻って来た

 その剣と盾をリアは受け取り、ランスの前へと歩いていった

 ランスは、その見覚えのある剣と盾を見て・・呆然としていた

 「ランス様は見覚えがあるでしょ?この剣と盾」

 リアはにこにこ微笑みながらランスの前でその剣と盾を見せる

 「リーザス聖剣に聖盾・・・・」

 ランスには見覚えがあるどころの物ではなかった・・・

 かつてのリーザス解放戦において、リア(マリス)の勅命を受け離脱していた

 忍者かなみが唯一リーザス城から持ち出した物であったのだ

 それから、リーザス城内部にて魔剣カオスを手にするまでの間

 いかなる戦場においても手放すことなく、共に歩んできた剣であったのだ

 その時・・・自分がどれほどその剣を頼もしく思ったのか・・・

 今でも、その感触、その頼もしさは忘れた事がなかった

 事実、リーザス聖剣は伝説の剣と言われている聖刀日光

 そして、解放作戦で最後に手にした魔剣カオス以外に並ぶ物は無いであろう

 いつかまた・・あれほどの剣を振るって見たい・・・・

 そうランスが願っていた事を知っていたかのように、リアがその剣を渡そうとしていた


 「本当は聖鎧もランス様に渡したかったんだけど・・・

  まだ鎧はちゃんと修復できてなかったみたいだから
  
  この剣と盾と・・・・もう一つリアから贈り物」

 リアは呆然としているランスにそう言うと聖剣と盾を渡し

 反射的に受け取ったランスの手を引き、そのまま庭の方へと出た

 呆気に取られていた他の面々も、それに気付き庭へと急いだ

 

 ランスは、リアに引かれるまま庭へと向かい・・再び驚愕した

 「これが、リアからランス様へのもう一つの贈り物よ」

 リアが誇らしげな、うれしそうな笑みを浮かべながらそういった

 「・・・なるほど・・それが目的でお買いになられたのですか・・・」

 マリスはリアの言葉を聞くと、どこか優しげな顔と共に溜息をついた

 その庭にいたものは・・・大陸では珍しい、JAPAN原産の乗り物

 燃えるような赤い毛をしたウマが、そこにいたのだ

 ウマの素早さは大陸でも知られてはいるが・・・

 JAPAN自体が鎖国政策をとっている事もあり、そう滅多にはお目にかかれないのだ

 「このウマはJAPANでも一番早いウマだっていってたの

  ランス様が乗るにはふさわしいウマでしょ?」

 ランスは・・・リアの言葉を聞きながら、ウマを見つめていた・・・

 そして、リアの前に再び膝をつき、深々と礼をし・・


 「この身に過ぎる物ばかりではありますが・・・・・

  謹んで・・・お受けいたします・・・

  せめてもの礼に・・この命尽きるまで・・・

  王家への忠誠を・・・今ここに再び誓わせていただきます・・・」


 震える・・しかししっかりとした声で、そう答えた

 リアは贈り物が受け取ってもらえた事に上機嫌であり

 他の将軍達も、ランスの勲功を考えれば範囲内であろうと考えた


 その後、一時解散となり、新設される軍の鎧に身を包みなおしたあと

 ランスは、処罰などを決するために、会議室へと赴いた


 「ほぅ・・・近衛軍の色は緑になったのか?」

 会議室に入室したランスをひとめみたバレスが、そうランスに聞いた

 「あぁ・・・・解放作戦時の俺の鎧の色に合わせたらしい」

 ランスは、そう苦笑しながら言うと、バレスの隣に腰を下ろした

 「エクス達の処分についてだが、ランス・・・どうするつもりだ?」

 「エクスとメルフェイスさんに関してだが・・・

  あくまでこの乱の首謀者はデューク候にある

  また、あの二人が乱に参加した理由もけっして自身の野心では無い

  以上の二つから・・・作戦遂行時における拒否権を剥奪し

  もう一度将軍職に戻ってもらうつもりだ・・・

  だが半年は監視をつけた上での軍務になるという事は了承してもらいたい」

 ランスの言葉に・・特に反対の声をあげるものはいなかった

 皆が皆、エクスには戻ってきて欲しいと思っていたのだ

 だが、処罰を一切なしに戻らせるわけにはいかない・・・

 拒否権の剥奪と監視をつける・・・半ば駒のような存在として扱う事で

 エクスの気持ちと、自分達の思いとの折り合いをつけようとしたのだ

 「デューク候はマリスさんが直々に取調べをした後で

  リア王女によって処罰される事になっている

  肝心のエクスの説得は・・・リック、お前に任せる」

 そうランスが言うと、即座に立ち上がった

 「どうしたの?」

 ランスが立ち上がった事に、ハウレーンが反応した

 「野にいる賢者を勧誘しに行ってくるだけさ」

 ランスはそう言い、軽く手を振ると、リアに送られたウマの元へと向かった

 
 ランスはウマに乗ると、街の郊外へと向かっていた

 ランスの目的の場所は・・そこにあるアールコートの家・・・

 ウマの足は素晴しく、10分弱で目的の家にたどり着いた


   コン コン

 「はい・・・どなたでしょうか・・・?」

 「俺だ、アールコート」

 「!?い・・今開けます・・・!!」
 
 ランスの声に反応したかのような速度で、ドアが開かれ

 アールコートが、僅かに顔を赤く染めて、そこに立っていた

 その後、アールコートは居間にランスを招き

 紅茶を二人分いれ、少し紅茶を飲んだ後に、話をきりだした

 「あの・・・今日は・・どうしたんですか・・・・?」

 「あぁ・・・アールコートに頼みがあってね」

 ランスはそう言うと、微笑みながらある書状を出した

 「この書状にある通り・・俺は近衛軍の将軍となったんだ

  そこで、副将を決める必要があってね・・・・

  武の副将はリックの軍からメナド将軍辺りでも借りようと思うんだが

  ・・・智の副将に・・・アールコート、君を任命したい」

 まるでプロポーズでもするかのような真剣な顔で言われたため

 アールコートは色々な意味で顔を赤くし、慌てふためいていた

 「そ・・そんな・・わ・・私にそんな力なんて・・・」

 「俺が認めている証拠はこの間渡しただろう?」

 「で・・でも・・私にはその・・・学校が・・・」

 「特例として将への抜粋を認めてもらってきた、これで問題ないだろう?」

 「け・・けど・・・」

 ランスは、アールコートの混乱振りを見てキリが無いと思ったのだろう

 ゆっくりと立ち上がると、右手をアールコートの頭に置き、優しく撫ではじめた

 「・・・・・落ち着け、アールコート

  俺にはアールコートが必要だ・・・それでも来てくれないのか?」

 10人中10人が告白と言うだろう台詞をいいながら、ランスは頭をなで続けた

 頭をなでられ、さらに告白と勘違いできるような言葉を聞いたアールコートは

 ランスの発言の真意を悟っていながらも恥ずかしいのか嬉しいのかわからなくなり

 余計に慌てふためいていた

 「・・・・アールコート・・・もう一度だけ聞く

  君のその力を・・・この俺に貸して欲しい・・・」


 ランスはそんなアールコートの状態に気付いているのかいないのか・・・

 真剣なまなざしで、アールコートの目を見ながらそういった

 アールコートもそれによって余計に混乱していたが・・・・

 コクン・・・と、静かに頷くことでその言葉に答えた

 「・・・ありがとう、明日には迎えの兵をよこして

  リーザス城に来てもらった後に、任命式をするから

  今日は・・・ゆっくりと休んでてくれ」
 
 ランスがそう言い、微笑みながら頭をクシャリと撫でたと共に

 アールコートも遂に限界を突破して・・・脱力し、気絶してしまった

 ランスはその事に驚いたが・・・いきなり副将に抜粋されたせいだと思い

 アールコートを寝室に寝かせると、静かに、家から離れていった



 それから約一週間が過ぎた・・・・

 近衛軍設立の告知、並びに兵員の増強

 アールコートとメナドの近衛軍副将への任命式

 その式の際にかつてのランスの愛剣をアールコートが所持していた事で起こった

 ハウレーンVSアールコート一大決戦(ランスは知らない)など

 さまざまな事件は起きたが・・・とりあえず省くとしよう・・・




 
 反乱の傷跡もようやく落ち着き始め、兵員の安定が完了した事もあり

 デューク候の尋問によって得られた情報に対して、軍議が開かれた

 出席者は黒の軍将軍バレス、戻ってきた白の軍将軍エクス、赤の軍将軍リック

 青の軍将軍コルドバ、近衛軍・・通称緑の軍将軍ランス、副将アールコート

 この一週間の間に、既に定着し始めた面々であった

 「まず・・マリス殿から受け取った情報に関してだが・・・

  ジオ、ハンナの街が、後方支援をしておったらしい」

 「それだけじゃあありません・・・・
  
  直接反乱軍にいたから知っている情報ですが・・・

  デューク候はDXの会を仲立ちとし、ヘルマン国の上層部・・いえ

  宰相のステッセルと通じているようでした」


 バレスの言葉に、エクスが続いて自らの情報を言う

 「DXの会の本拠は確かロックアースの街であったはず・・・

  ロックアース、ハンナ、ジオ・・・三都市もリーザスに反抗したのか」

 コルドバが、その情報を聞き、反抗をした都市を再確認していた

 「しかし・・その事で征するにはあまりにも少なすぎる情報です」

 コルドバの言葉に、リックが続く

 「あぁ、だがそれ自体を何とかすることもできる

  何か偽情報を撒いて表だって反旗を翻すのを待てば良いだけだが・・・

  アールコート、何か良い案は無いか?」

 ランスが、征するための大義名分を作る大まかな形は思いついていたが

 そのばら撒く肝心の情報が思いつかなかったため、アールコートに相談する

 「えっと・・・・ヘルマンの方を煽る方が良いと思います・・・・

  その・・今回の反乱を支援した理由は多分・・・・

  ヘルマン側はリーザス内部の撹乱のためで・・

  ジオ、ハンナは・・ロックアース側が貿易の優先権を一部貸すとか言う

  そんな理由だと・・・思うんです・・

  ロックアース側がそんな事をした理由は・・・

  こうやってばれた時に・・・征伐を回避するためだと・・思います

  多分・・ジオとハンナの街には・・去年の戦いで国に帰れず残っている

  ヘルマン兵の人達もいるでしょうから・・ヘルマン侵攻の素振りを見せて・・

  ヘルマン側が・・・DXの会に何らかの働きかけをして・・・

  ジオとハンナの街のヘルマン兵を動かさせるようにするんです・・・」

 「しかし・・・その案ではヘルマンの軍が動き出した場合どうするんですか?」

 エクスがその案の懸念事項をアールコートに問う

 「こっちが本当に領土に入らなければ・・・大丈夫です・・・

  以前・・・ヘルマンにいたので知っているんですけど・・・

  軍部・・・結構・・腐敗しているみたいなんです・・・・

  盗賊団ができても・・・まともに討伐をされないか・・・・

  討伐されても・・・かなり時間がたっての街がほとんどなんです

  ヘルマン最高の将軍であった・・・トーマ将軍ももういませんし・・・

  ヘルマンを煽って・・・ほんの少しだけハンナとジオに圧力をかければ

  多分・・・何らかの形で・・・・動きがあると・・思います・・・」

 「このまま現状維持しているわけにもいかないだろ・・・

  放っておいたらまた火種になるかもしれない・・・

  エクス、アールコート以上の策はあるか?」

 アールコートの言葉に、ランスが続き、エクスは、その言葉に首を横に振った

 「ジオとハンナに対する圧力までは私も考えてましたが・・・

  まさかヘルマンの方も煽るとは予想もしませんでしたよ」

 「じゃあ、アールコートの策で行こう

  元々挑発だ、相手に冷静な奴がいれば乗らない可能性の方が高い

  あくまで、現状打破のための策だ・・・・そう気張らなくて良いからな」

 策を採用した瞬間から、緊張した顔をしているアールコートに

 ランスはそう良いながら、緊張をほぐすように言った

 これを持って軍議を終了しようとした瞬間

 「大変です!!魔物が攻めてきました!!」

 一人の伝達兵が持ってきた情報に・・各将軍は即座に各自の軍の元へ走った




 「コロセ!!コロシマクレェェェェ!!」

 「いい!!ここが正念場だよ!!

  ランス将軍達も今こっちにきてるから

  僕達は敵の侵入を防ぐだけで良いんだからね!!」

 「いいかお前ら、俺達青の軍は防衛戦においては

  リーザス最強・・いや、大陸最強なんだ!!

  たとえコルドバ将軍がいなくても、相手が魔物でも

  俺達の壁を貫けるやつらなんていやしねぇ!!

  全員、気合をいれろぉ!!

  コルドバ将軍が来る前に蹴散らすぞ!!」


 魔物将軍が魔物たちを率い突撃を繰りかえし

 メナド率いる緑の軍、副将のキンケード率いる青の軍がそれを防いでいた

 白の軍、赤の軍は再編成の最中であったため迅速に動けず

 黒の軍にいたっては副将が欠員していたために、後方での支援程度しかできていなかった


 元々全軍がそろっていたため、素早く対処はできたものの

 将軍がそろって軍議の最中であった事もあり・・・

 本領を発揮できていたのは、魔法兵部隊だけであった・・・・


 段々と魔物軍優勢から均衡へと持ち直しはじめた時・・・


 
 「悪いメナド!!遅くなった!!」

 「よく耐えたキンケード!!後は任せろ!!」

 「全軍突撃だ!!遅れた分を取り返すぞ!!」

 「赤の軍に遅れを取るな!!

  黒の軍の力を見せ付けてやるのだ!!」

 「各員遊撃体制!!

  負傷した兵達を優先的に助けなさい!!」



 ランス、コルドバ、リック、バレス、エクスが前線に到着し

 リック、バレス率いる軍が魔物軍へと突撃を

 エクス率いる白の軍が負傷兵の救護、並びに遊撃を開始したために

 完全に戦況はリーザス軍優勢になった

 「・・・予想以上に被害が出てるな・・・」

 「うん・・・突然だったから対処しきれなくて・・・」

 「気にするなメナド・・・」

 ランスがそう良い、動ける兵を纏め、突撃を行おうとしたとき

 「ラ・・・ランスさん・・・あ・・・あれを・・・」
 
 「どうしたんだアールコート・・・!?」

 アールコートが指差している方向を向いたランスは・・自分の目を疑った

 そこには・・人の姿をした翼を持つ生き物が飛んでいたのだ・・・

 ランスがしばらく呆然と眺めていると・・その姿は急激に消えた

 いや、それは正確には間違いであった・・正確には大きな氷によって隠されたのだ

 「ちぃっ!!全員この場から急ぎ離れろ!!」

 ランスはそう命令すると共に即座に剣を抜いた・・そして・・・

 「ランスアタック!!」

      ガシャァァン!!


 自身の必殺技を持って、その氷を砕いた・・・

 その砕かれた氷でまだ大きかったものもあったが
 
 ランスが引かせていた事もあり、人的被害はなかった

 「・・・へぇ・・以外に人間もやるのね」

 「・・・魔物・・いや・・魔人か・・・!!」

 どこか感心したようにそういう天使のような羽を生やした女性の気を感じ取り

 ランスはその女性が・・かつて敵対した魔人に匹敵するものと感じていた

 「正解〜、っと・・それよりも・・リトルプリンセスはどこ

  隠すと身の為にならないわよ」

 「リトルプリンセス・・・?今代の魔王の事か?」

 「へぇ・・・あくまで誤魔化す気なんだ・・・じゃあ・・容赦しないわよ!!」

 その女性はそう言うと銃な様なものを構え、再び氷を降らしてくる

 「誤魔化すも何も・・・知るはずが無いだろう!!」

 ランスは手で全員に撤退するように命じながら

 魔人の気を自分にむけさせ、回避に徹していた

 空からひたすら攻撃する魔人に対し、回避に徹するランス

 魔人は魔剣カオス、もしくは聖刀日光でなければ傷つけられない

 しかも対空攻撃など、ランスは持ち合わせてはいない

 リックやバレス達が必死に他の魔物を排除する事で魔人に集中できることが

 唯一の救いの材料になっていた

 「あぁ〜もう!!大人しく死になさい!!」

 「そう簡単に死んでたまるか!!」

 回避に徹せざるを得ない状況に苛立ちながらも

 ランスはひたすら機会を待っていた・・・

 撤退の際に、メナドにメルフェイスをこっちに来らせるように命令している

 メルフェイスが到着した時こそ・・・反撃の機となるのだ

 

 「あぁ〜!!もう!!イライラする〜〜〜〜!!」

 魔人の女性が放つ氷が段々と狙った物ではなくなってきていた

 苛立ちのあまり数を持って征しようとしているのだろう

 だが、それはランスが待っていたものの一つでもあり・・・・


 もう一つの待っていた存在・・メルフェイスを視認すると共に

 ランスは、メルフェイスにむかってウィンクをした・・・

 それが、メナドを介してメルフェイスに伝えていた作戦の決行合図だった

 それと共にメルフェイスはランスに向かって小さな袋を投げ

 ランスは魔人の攻撃を回避しながら、その袋を受け取り

  「火爆破!!」

 メルフェイスの魔法発動と共に、ランスの足元から火が巻き起こり

 ランスは、受け取った袋を下に向かって落としながら、

 盾を袋の上に重ねるように向けた・・そして袋が火に接触すると共に


 ドッゴーーーーン!!


 爆発が起こり・・・ランスの姿は消えうせていた・・・・・


 「・・・!?・・・自爆・・・・・・・!!」

 魔人の女性は何があったかわからないと言った表情のままだったが

 いきなり自分の視界が暗くなった事から、真上を向いた

 魔人の女性が空を浮かんでいる以上、視界に影を落とす存在は

 自分よりも高みにいるものしかないからだ・・・

 そして・・そこに・・両手に剣を構えたランスがいた

 これがランスの策であった・・・無謀・・そう言っても過言では無い

 使われた火薬は・・脅しのため、無血開城を誘うために特別に調合されたもので

 爆風に特化させ、殺傷能力は極限まで低めにしている物ではあるが・・・

 それでも、至近距離から受ければ死は免れ得ないものである

 その火薬を利用し・・リーザス聖盾によって殺傷力を防ぎ

 爆風を利用し、相手よりも高みに飛び・・落下と共に攻撃する

 正しく偶然に頼るしか無い、策ともいいようが無いものであったが・・・

 魔人の恐ろしさをよく知っているランスだからこそ・・・

 少しでも早く、決着をつける必要を感じていたのだ

 魔人と言えども、普通の剣でも切られれば僅かに痛みを感じ

 疲労なども感じる・・・だからこそ賭けに出たのだ

 魔人の疲労を誘えばどれだけ被害がでるかわかった物では無い

 自分ひとりの囮では限界は直ぐに見えている

 そしてなにより・・・まだまだ魔物の軍は健在である

 だからこそ・・・無謀とも言える策にかけたのだ・・・

 自らの命を・・・チップとして・・・・

   「ランスアタック!!」

 満身創痍、そう言ってもよさそうなほど

 ボロボロの肉体であるにもかかわらず

 魔人の自分ですら恐怖を覚える殺気に反応し

 銃のような物でランスの攻撃を防ごうとしたが

    グワキィ!!

 「キャアァァァアア!!」

 落下の際の力も利用したのだろう、耐え切れないほどの衝撃に翻弄され

 魔人の女性は大きく体制を崩した・・・そして

    ガシッ!!

 ランスはその体制を崩した女性の首を脇ではさむようにつかんだ

 「ち・・・ちょっと!!何するきよ!!」

 「このまま落ちたら意味が無いんでね・・・・

  悪いけど、あんたも一緒に地面に落ちてもらうぜ!!」

 その言葉と共に発された殺気に脅えた魔人の女性は・・・

 必死に体勢を立て直し、ランスを引き離そうとするが

 恐怖が先立ってしまい、自分本来の力を生かせなかったのだろう

 結局、ランスを引き離せぬまま、滑空する事となり・・・

 しばらく飛び続けた後・・リーザス近辺の森にランスと共に落下した



 


 リーザス近辺 森林地帯

 「くっ・・・人間の癖に・・・ここまでやるなんて・・・」

 「魔人と言っても・・・・そう警戒し過ぎるものじゃなかったか・・・

  あんな賭け・・・しなけりゃよかったな・・・・」

 互いに憎まれ口を叩きつつ、二人とも構えなおす・・・

 しかし、両者とも疲労困憊と言った様子であった

 爆風での傷こそ、盾に護られていたため少なかったものの・・・

 空中で体勢を立て直し、さらに自分の必殺技を放つと言う無茶をしたランス


 そのランスの必殺技の衝撃波に翻弄され、ただでさえ精神的なショックを受けたときに

 人間であるランスに恐怖心を抱かされ・・・・

 さらに、その相手にこの場所に落ちるまでずっと首をつかまれ続けていた恐怖

 ランスは肉体的に疲労していたが・・・・

 魔人の女性は・・・精神的に疲労していた・・・・

 「・・・一つだけ聞くわ・・本当に・・・リトルプリンセスを知らないの?」

 「知らない・・・そう言っているだろう・・・」

 「・・・まぁいいわ・・今この場で貴方を殺しておくのは変わらないから

  なぜかわからないけど・・貴方は危険すぎる・・・そう感じる!!」

 魔人の女性はそう言うと、銃らしきものの照準をランスに向ける

 「・・魔人が人間相手に恐怖を抱くか・・・?」

 ランスはそういいながらも、真剣なまなざしで剣を構える

 「・・・人間・・最後に一つだけ聞くわ・・・名前は?」

 「ランス・・・ランス・プロヴァンス・・そういうお前は・・?」

 「・・・・サイゼルよ」

 お互いに名前を名乗りあうと・・後はただ集中するだけだった

 互いに互い、次の一撃で目的を達成しうるだろう事を悟っている

 サイゼルは・・ランスの命を奪うこと

 ランスは・・サイゼルの戦闘意欲を完全にそぎとる事

 一見サイゼル有利に見えるが・・その実、ランスの方が優勢であった

 一度深層レベルにまで恐怖を抱かされたサイゼルは、

 必要以上に警戒しているのだ・・・ランスの次の行動を

 それが、ランスの肉体疲労を少しずつとは言え回復させる物になっていた

 

 

 にらみ合いがしばらく続き・・・じれたサイゼルが動こうとした瞬間


      ガサッ

 小さな物音が響き、二人とも同時にそちらを向いた・・・

 
 そして・・・その方角にいたのは

 見慣れぬ服を着ているピンク色の髪の女性と

 黒い髪をした、JAPANの民族衣装である着物らしきものを着ている女性

 そして・・・その二人に肩を借りるように歩いている、一人の男性の姿だった

 「なっ・・・!?リトルプリンセス・・・!!」

 その女性達の中に、サイゼルの目的の人物がいたのだろう

 サイゼルは思わずそちらに気を取られてしまい・・・・

 ランスが、間合いを詰めている事に気付くのが遅れ・・・・

 「貰った!!ランスアタック!!」

     ドガァァァ!!

 「キャァアアアア!!」


 至近距離で放たれたランスアタックにより吹き飛ばされ・・・

 一度・・バウンドした後・・・倒れ・・ゆっくりと・・・起き上がった

 「くっ・・・やっぱり・・・リトルプリンセスを匿ってたんじゃない

  でも・・・今日の所は引いてあげるわ・・・・

  けど・・・覚えておきなさい・・・ランス

  貴方だけは・・・必ず私の手で殺してあげるから・・・!!」

 サイゼルはそう言うと、多少ふらつきながらも浮かび上がり

 ランスを一瞥すると、リーザス城とは逆の方角へと飛んでいった

 「引いてくれたか・・・まったく・・・無茶・・するもんじゃないな」

 ランスは、サイゼルが飛び去ったのを確認すると・・その場に崩れ落ちた

 それを見たJAPANの着物を来た女性があわてている事にも気付かず・・・


 ランスの意識は・・・・闇へと飲まれて言った・・・・


 

 リーザス近辺の森 謎の一団

 「・・・傷は致命傷にはいたっていない・・疲労で倒れただけですか」

 着物を来た女性は、倒れたランスの様子を見てそう判断した

 そして、自分の持っている手荷物から包帯などを出し

 簡単な傷の治療を行い・・・ランスを仰向けに寝かせた

 そして、自分の連れの女性と男性の様子を見ようと振り向いたとき

 「う・・・・うぅぅ・・・・・・だ・・ダメェ・・・!!」

 連れの女性が、自分の体を抱きしめるように、必死に何かに耐えていた

 「なっ!?美樹様・・・まさかもう発作が!!」

 「うぅぅぅぅ・・に・・日光さん・・ヒラミ・・レモンを・・・!!」

 美樹と呼ばれたピンク色の髪の女性が、着物を来た日光と呼ばれた女性に何かを頼む

 「・・・・・これが最後の一個です・・・・よろしいですね?」

 日光は、美樹に念を押すように語り掛ける

 「う・・うん・・・・わかってる・・・・」

 美樹は、その日光の声に何かに耐えながら応える

 日光は、その声に深く頷くと、美樹にヒラミレモンを渡す

 美樹がヒラミレモンを食べてしばらくして・・・

 美樹は、何かに耐える様子を見せなくなった

 「・・・発作が・・早まってきたみたいですね・・・」

 「・・・うん・・でも・・・今回の不思議な感じだった・・・

  今までより・・ずっと・・・ずっと強かった・・・

  今落ち着いてるのが・・・信じられないくらいに・・・」


 「・・・そうですか・・・・」

 日光がその言葉に頷き・・・何か考え事を始めた時・・・

 「悪いんだけど・・そこにいる鎧を着けている男、渡してくれない?」

 忍び衣装を来た女性・・かなみが、日光達に向かって話しかけた

 日光はかなみの出現に驚き、即座に戦闘態勢に移ろうとしたが・・・

 「ち・・・ちょっと落ち着いて、戦う気なんて無いんだから・・・

  ランス・・そこの鎧来た男の治療、してくれたの貴方達でしょ?

  それにそっちも何か事情があるみたいだし・・・・

  そっちの連れの男性も、怪我してるみたいだしね

  ランス、リア王女のお気に入りだから・・・

  ランスを助けた人間を放っておいたら私が折檻されちゃうし・・・

  その人の傷を見るくらい、してくれるはずよ」


 日光と美樹はお互いに顔を見合わせたが・・・・

 最後には、かなみの提案に乗り、リーザス城へと入城した

 リアはランスが負傷していた所を助けた人達と聞き

 城で余っている部屋を貸し与え、さらには

 連れの男性、健太郎と言う男性の傷もお抱えの医師に見せる事にしたのである


 リア王女の盲目的なランスへの愛情によって行動した結果

 大きな災厄の種を引き取る事になったのは


 いまだ誰も知らず・・・唯一知りうるランスも・・眠りの中にいた・・・











後書き

むぅ・・・ランスの暴れが足りなかったかな・・・
サイゼルじゃなくてレイをぶつければ良かったかも・・・(ぉ
サイゼル空飛んでるせいで無謀な策生み出すはめになったし・・(ぇ
・・・そもそもずっと空飛ばせてた自分が悪いのか・・・(何
とまぁ自己嫌悪はこの編でカットしておいて・・・
今回、一気に駆け抜けたので内容が薄いかも・・・(ぉ
次回は・・ランスの戦術眼本領発揮してもらう予定です
だから今回はランスの戦術眼は休憩してもらいました(爆
反乱理由は・・一言で言うとステッセル乱入で確定(爆死
次回・・ホーネットでてくるかも・・(ぉ
その代わり次回はなお一層オリ設定満載になりますので(爆死


と言うわけでレス返し〜

 レイトニングサン殿

正直期待を裏切って申し訳無い・・・・
流石にかつての仲間相手に全力発揮は不味いと思ったので・・・(汗
真・覚醒・・・もはや手のつけられる相手がいなくなりそうな状態に・・
しかも鬼畜将ランス裏設定自体とんでもないし・・・(ぇ
戦術眼は次回までお待ちください〜
殲滅技・・真・覚醒の後に放たれる予定〜(ぉ
香姫・・・決して悪い扱いはないと思われます(爆死


 D,さん

・・・作者はメルフェイス攻略はかなり後かしないまま終わる予定でした(爆死
オリ技は・・・カオス一本のみで打ち出しますので・・・
現在固まっている(変更可能性あり)オリ技設定だけで・・・
対個人、その存在全てを拒絶し消滅させる と言うものですからね・・・
・・・・・糞クジラ打倒にはまだ足りないか・・・(ぉ


 葵さん

戦闘描写・・・実に申し訳無い・・・
作者・・・戦闘描写苦手なもので・・・
少しずつ・・迫力あるものにしていきますので・・ご容赦を


 アーベンさん

紳士的な獣・・・神ですか貴方は!!(ぇ
真・覚醒後の昼は騎士、夜は獣衝動を読み切るとは・・・(ぉ
ハウ姉ぇ、シィルは苛めたりはしませんよ〜(ぉ
ただ真正面から衝突する事はあるかもしれませんが・・・(何
シィルとアールコートが正面衝突のいけにえになるかな・・・(ぇ

 shinさん

ランスやっぱり大人しいですか〜
いや・・・獣じゃなくて騎士として書くとどうしてもそうなるので・・・
それに私自身・・・戦闘描写苦手ですしね・・・・TT
確かに単身でも十二分に強いかもしれませんが・・・
突撃し過ぎると1VS300とかになりかねませんからね・・
・・・それ考えてたけど・・リックだと突破しきれるか・・・(ぉ
いや〜騎士ランスの強さがつかみきれないせいで人数バランスが・・・(汗
メルフェイス自宅謹慎・・・一応大丈夫な期間ですよ〜
リーザス攻城戦前日にエクスに抱かれてますから
リーザス攻城戦から2ヶ月は平気な期間になります
あ・・・そうか、攻城戦の後の日数移動が書ききれてなかったかな・・
攻城戦の翌日に志津香&シィル合流、その翌日にサウス陥落
その二日後にウェス陥落の報告、その三日後にイース決戦準備
そして次の日にイースの決戦だから・・・
9日くらいかな・・・抱かれてから・・・
ウェス陥落までの期間が書かれてなかったせいで混乱させてしまったようです
真に申し訳無いです・・・・

批評は逆にありがたいですよ〜
批評がないと育たないのが作者ですからね
特に私のような未熟者には貴重な肥料ですから(ぉぃ


10/13 11:05分 レイトニングサン殿に突っ込まれている部分を修正〜

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△記事頭
  1. こういう展開で巻き込むんですね<LP

    それとエクスの処罰が軽すぎる気がしますが。
    私なら軍籍の抹消、騎士位の剥奪の上、一兵士に落とし、後の軍功で贖わせるという形を取りますけどね。理由はどうあれ国家に対する反逆者ですからね(叛乱に加わらなかった貴族への牽制でそうせざるを得ませんから。反逆しても、上層部とのコネによっては甘い処分で済まされるかもしれないと云うのは国家の規律を保つ上ではマイナスにしかなりませんから)

    現在三次SSを構想中です。登場人物はダンディ中年?になる予定ですが、今回のかの人物とは性格等に差異が出ますがその点はご了承下さい。
    菅根(2004.10.12 20:20)】
  2. ども。自分でも驚いているんですが、ハウ姉ぇVSアールコートよりも、対サイゼル戦の大健闘よりも、日光&美樹登場(ヤローは無視)よりも、「爆風に特化し殺傷力の低い火薬?火薬の場合、爆風=殺傷力で、脅し用なら閃光と爆音じゃ?」と突っ込むよりも・・・

    キンケードが熱い漢になってる?

    ヘルマンでのアノイベントさえ無ければ、以外に気に入っていた、ランスワールドでも珍しいサラリーマン型軍人のアノキンケードがっ!
    士気高揚のための煽りにしてはらしからぬ俺口調だし・・・
    期待していいんですかっ!?
    やはり彼の覇気のなさに業を煮やしたコルトバ将軍による、「熱血精神注入大特訓」でも受けたのか?

    それと、「赤い毛のうま」って赤兎馬がモデルですか?
    ある意味最後の乗り手を除けば、歴代の乗り手は鬼畜ばっかだけど(笑)
    アーベン(2004.10.12 20:46)】
  3. う〜ん今回は満腹満腹♪
    魔人の襲撃ですがサイゼルでよかったと思いますよ
    レイではどう考えても日没以外では退却させることができないですし
    それから美樹ちゃんとも特殊なフラグ立ってるような気がするのはきのせいかな?
    >エクスの処罰が軽すぎる気がしますが
    わたしはこれでちょうどいいと思いますが
    これ以上だと逆に下(一般兵)からの反発が出そうですが
    (2004.10.12 21:05)】
  4.  日光登場、健太郎たちを匿う条件として日光の接収を。なんちゃっていえカオスと日光の二刀流見てみたくて・・・・(汗
     原作より政治的色合いの深そうな自由都市郡アールコートとマリスの活躍が楽しみです。がんばってください
     
     え〜、カミーラさんはどうなるのでしょうか??個人的にはランスくん方についてもらいたいのですが。
    IZEA(2004.10.12 21:06)】
  5.  ランスが騎士バカになってる・・・・・・・これも親父と姉の教育の賜物ですかねぇ・・・(−−;;;;;
     そして日光達と合流!!!!これでランスは日光さん攻略ルートが出来たって事でしょうか?
     そして美樹ちゃんは目覚めぬ健太郎への不安を慰めるランスに段々と心轢かれていくとか・・・・それとも美樹ちゃんは健太郎の事を最初から『兄』くらいにしか思ってないとか・・・・続きがたのしみですねぇ・・・・
     あと・・・・リアはもしやアノ癖が無くなってないとか?・・・・・かなみ・・・生き残れよ・・・・
     それと・・・・サイゼル攻略ルート確定?
     
     最後に!!!ハウ姉ぇVSアールコートの乱の内容がきになる!!!!
    D,(2004.10.12 21:12/2004.10.12 21:33)】
  6. >その功績に匹敵するような恩賞は授け「る」ていないために
    >ランスはそう「良」い、軽く手を振ると、リアに送られたウマの元へと
    >アールコートの混乱振りを見てキリが無い「」思ったのだろう→と
    かるく誤字報告です。

    今回のランスの戦いはなかなか良かったとおもいますよ〜。魔人相手に通じない剣であそこまでやれるのなんて良いとおもいますし、無謀な策とのことですが、強敵相手の戦いで無茶無謀をする主人公は大好きです、こう道は自分で切り開くって感じが。
    名馬も手に入れて、このランスは真面目ですし騎兵としても優れた乗り手になるのかな?
    何気に天然タラシの道も突っ走ってますし、周りの女性も少しずつ暴走しはじめてるようですね。
    着々と権力も高めてますが、なんかリアやマリスあたりにからめとられていっている気も。
    しかし、ランスに脅えるサイゼル、魔王の力の発作が強かった美樹、ランスの内のにでも反応したんでしょうか?覚醒していないにも関わらずこの反応なら、覚醒したらどうなるんでしょう?ともあれランスの内に在る獣には様々なストレスや怒りなどを糧にしてクジラ喰いの獣までランクアップしてもらいたいです。
    次回あたりホーネット出るかもですか、実に楽しみです。     
    レイトニングサン(2004.10.13 00:22/2004.10.13 00:49)】
  7. 修正直後にレス返し〜(ぉ

     菅根さん

    はい、こう言う展開で有無を(ランスに)言わせず巻き込みます(ぉぃ
    エクスの処罰・・・確かに軽いかもしれませんが・・・
    下手に重くすると・・活躍の場まで消えるんですよね・・エクス
    あくまでエクスは智の将軍であって武の将軍の力は無いですから・・
    一兵になると・・・活躍どころか足引っ張りかねないので・・(汗
    まぁ、エクスのかつての勲功と吟味した上でと言うわけでご容赦を
    三次SS・・頑張ってくださいね〜w
    キャラの相違がでるのは当然です、二次、三次創作の基本ですからw


     アーベンさん
    あっ・・火薬についてまた抜けてるし・・・(汗
    閃光、爆音だとゼスの方々は慣れてるでしょうからね〜(ぉ
    だから魔法と科学の調和で爆風に特化させて・・・
    魔法兵を吹飛ばせ〜と言う感じにしたかったんですが・・・
    いや〜・・・これでもその調合理由には足りないか・・・(爆

    キンケード熱血精神注入どころか熱血風呂に入れられましたよ(ぇ
    コルドバからバレス、バレスからコルドバのリレーで(爆死

    赤いウマ・・その通りですww
    鬼畜な人ばっかり乗ってたあの赤いウマですww
    でも・・・今回の乗る人もある意味鬼畜かも・・・(ぉぃ

     葵さん
    あ、そうだった・・レイにはちゃんと戦う理由っぽいものあったんだ(爆
    いや〜・・サイゼルが一番良いバランスだったんですね〜(ぉ
    あと、満足していただけて光栄です
    美樹とのフラグ・・・気付きましたか?(何
    そのフラグはランスの裏設定に繋がっています(核爆
    後なぜあの反応を出させたかと言うと・・・
    電波なLPEDはあの場所が分岐になるからです(爆死


     D,さん

    はい、姉と父親の訓練と教育と説教の賜物です(何
    日光攻略ルート・・遂に発動かな・・・?(ぉ
    美樹を落とすには健太郎に目覚めてもらった上でランスに活躍を・・(ぇ
    健太郎、この作品では結構割を食うと思いますね〜(ぉ
    まぁ、原作で勝手に逃げ出してケイブリス魔王にした罪と言う事で・・
    健太郎君には色々な災難にあってもらいましょう(爆死
    リア・・癖は沈静化してはいますが無くなってはいませんよw
    かなみの不幸はまだまだ続く〜〜
    ・・・・・いや、作者はかなみ好きなんですけどね(ぉ
    サイゼルは攻略と言うより決戦フラグ?(何

    ハウ姉ぇVSアールコートの乱・・簡単に概要だけ言うと・・・
    ハウレーン、絶対零度の言葉攻撃
    アールコート小動物を思わせる反応で反撃
    ハウレーン、和みつつも追撃
    アールコート、正論を言いつつも脅えながら反撃・・・・
    という感じかな〜作者はあえて書きませんよ〜(何
    書いたら・・・二人・・と言うかハウレーン壊れそうだから(爆死


     レイトニングサン殿

    毎度毎度誤字、誤爆確認ありがとうございます〜

    今回の戦いよかったですか?いや〜そう言ってくれると助かります
    騎兵としての活躍・・・ぜひぜひさせたいですね〜
    騎兵、野戦に置いて対歩兵最強の兵種に近いですからね〜
    えぇ・・決戦に備えて暴走スタート始まってますよ〜(何
    でも壊したくは無いので壊れそうな戦いは匂わせるだけで(爆死
    リアは掠め取ってなくてもマリスは権力抑制してそうww
    えぇ、ランスの裏設定にもかかわる獣に反応してますよ〜ww
    頑張って頑張って、頑張りまくってクジラ喰ってもらいましょう(何
    ホーネット、またいらぬ(女性陣にとって)災厄の種になりそうww
    B-クレス(2004.10.13 05:30)】
  8. 祝!アールーコート戦線参入!とうとう出てきました
    更には日光さんたちまで登場。一体どうなってしまうのか!

    …中途半端なボケは置いといて
    今回は戦略や計略、戦争の裏事情が書かれていたんで
    面白かったです
    今後、目覚めたランスが美樹ちゃんたちをどういう
    扱いにするかが気になります
    国のために国外追放するか?それともサイゼル達魔人と
    事を構えるのを考えて保護する方向に持っていくのか?
    次回を楽しみにしとります

    ハウレーンとアールコートの戦いが見たかった…
    shin(2004.10.13 14:29)】
  9. 毎度のことですけども、だれ?!
    この作品のランスには毎度のこと驚かされますね。聖剣を授与され涙するランス、原作のメンバーが見ればショック死するかも・・・。
    反乱が終了したことにより魔物たちの登場。前にランスは魔人たちの情報を手に入れているとかあった気がしますがサイゼルのことって知らなかったのですかね?
    健太郎に関しては前に結構割りくってた作品を見たのでこの作品ではちょっとはいいところが・・・なさそうな雰囲気。
    後キンケードさん最高、熱血万歳。
    シン(2004.10.13 14:30)】
  10. レス返し〜

     shinさん

    アールコート早期出さないとタイミングわからなくなるので・・(何
    面白いと言っていただき至極光栄に存じます
    次はランスの決断になりますね〜

    ハウレーンVSアールコート・・そんなに電波送らないで〜(ぇ
    外伝に書くにしては少々短くなりますので・・・
    どうするか悩み中・・・(爆死


     シンさん

    原作メンバーが見ればショック死した後衝撃で蘇って
    ランスを戻すために何らかの国家事業として行動するかも(核爆
    っと・・あら・・抜けてましたね〜(汗
    あくまで情報をもらったのはリーザス城に攻撃した魔人のみです
    つまり、魔人領にいたケイブリスやホーネットの情報は聞いて無いです
    リトルプリンセスの名前を知っていたのは簡単な事で・・・
    ただ単に暦でしっていただけです(爆
    健太郎の受難・・・いや、受難って苦痛だけじゃあ無いですよ?
    女難とか、男難とか、女難とか女難とか女難とか・・・(何
    まぁ、度を過ぎれば苦痛になるという所ですけどね〜
    一応健太郎使える将軍ではあったので・・・・
    まぁそれなりの良い目は見てもらおうと思います
    まぁ・・美樹をどうするかで最終判断になりますが(ぉ
    熱血キンケード・・以外に好評?
    B-クレス(2004.10.13 14:41)】
  11. おお、ついに世界のイレギュラーたるランスと異世界からひきこまれたイレギュラーたる来水美樹、才能限界無限どうしの邂逅ですな。
    にしてもリッククラスでサイゼルとここまでやりあえるものなのでしょうか? ランスYの印象が強すぎるのかなあ…。
    あと魔人の名前とかは結構書物などにのっているそうなのでこのランスだと知っていそうですが…特に1度戦って魔人の強さを知っているのなら尚更調べようとするかと。原作ランスがなにも知らないのはそんなこと調べようともしないからでしょうし、Yでもそのへんの無知ぶりをつっこまれてましたし。
    かく(2004.10.13 20:32)】
  12.  キ、キンケード!?ここまで性格が変わってしまうとは……恐るべし熱血風呂。
     ところで一つ質問なんですが、金の軍って近衛だった気がするんですが。それとレイラさんは何処?(まだ出てなかった気がするんですが)
    けるぴー(2004.10.13 21:01)】
  13. レス返し〜 魔人関連で少しショート中・・(何

     かくさん

    はい、やっとであいましたよ〜
    後、渡り合えた大きな要因は・・・
    潜在的に与えられてしまった恐怖でサイゼルの力が発揮できずに
    そのまま恐怖に飲まれていたためですから〜
    魔人に関する情報・・・次回で言う予定だったんですけどね〜
    魔人関連の書物が・・昨年の戦で焼け落ちてたんです・・・(汗
    ジルを封印する方法なども僅かながら載っていたために
    魔人達によって焼かれてたんです〜
    調べたくても調べようがなかったから・・・
    図書をもう一度調達できるまで、放置してたら・・
    ランスがその事(魔人調査)を忘れていたと言う裏話が・・(何
    まぁ・・・ランス、作者同様無知なキャラに・・・(ぇ
    ランスY・・田舎に住んでるせいで取り扱ってるとこすらないし
    限界で・・・鬼畜王情報になりそうです・・・・TT
    闇ルート使えば手に入るかもしれませんが・・(ぉぃ


     けるぴーさん

    熱血風呂に一日つかればキンケードが
    四日つかればレリューコフが
    二週間もつかればラガール(父親)ですら熱血に(ぇ
    レイラさんは、まだだしてません・・と言うか出すタイミング遅れた(爆
    近衛再編成で緑の軍にする際に・・・
    レイラさんをメナドにかわって赤の軍の副将にする予定だったのに
    次回・・・強引にでも出てもらわないと・・・(ぉぃ
    B-クレス(2004.10.13 21:22)】
  14. ここでは魔人サテラがランスにどんな感情を持っているかが楽しみです。
    やはりイレギュラーは正常なプログラムを刺激でもするのでしょうか
    このあとどれくらいでカオスが出てくるか楽しみにしています
    kou(2004.10.13 22:43)】

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