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「二人の白(マブラヴ) 第2話」

惰眠 (2007-02-13 20:58/2007-02-14 22:50)
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マブラヴ〜二人の白〜


−第2話−

10月21日(日曜)

 広大なフィールドで二体のロボットが戦闘を行っていた。
 一方はスタンダードな印象を受ける紫色の機体、もう一方は紫色の機体より細く機敏なイメージを受けるピンクの機体。
 双方ともに互角の戦闘を行っている様に見える。

 ガキン!

「くっ!」
(ヤバイ!今のでシールド10%を切ったっ!)

 二体は左右へ機敏に動きながら攻撃を避けつつ距離を詰める。

(ああもうっ!照準が合わねぇっっ!!)

 ピンクの機体が高い機動性で照準を避わし、紫の機体の横を通過する。

(なんだよその動き、さすがに機動性はそっちが上か!)

 紫の機体も負けじとピンクの機体を追いかける。

(おまえ、隠れて練習してやがったな!?)

 紫の機体が追いつきピンクの機体にすれ違いさまに近接攻撃を直撃させる。

 ガシャン!

(奴のシールドは残り5%。)

 追い討ちをかけようと銃を撃ちながらピンクの機体を追いかける。

「しかし!」
(さっきから削れねえ、逆にやられっぱなしだ!)

 ピッピッ!
 突如敵からのロックオンが示される

「ミサイル?!」

 ダッン!ダッン!
 放たれたミサイルを間一髪で避けきる。

(あぶねー!ギリギリだよ!)
「!」

 ピンクの機体は大きく右に移動し、

(右に行った!?)

 銃撃を開始した。

(銃撃!?)
「距離が詰まってる!」

 銃撃による牽制を行いながらピンクの機体は迫ってくる。

(距離で武器が自動切替の『シャオ・ミュン』便利な反面、距離を相手に教えてしまう。
 オレはそのことに、いち早く気付いてそれで勝ってきた。)

 だが、今回は相手の接近を完全に許してしまった。

「もう通じないって事かよ!?・・・しまったっ!!」

 最高の機動力を誇る『シャオ・ミュン』が迫る!

「ゼロ距離!!」
(パンチかっ!くそ振りきれねえ!このやろうっ、ならこっちだって!)

 応戦しようとレバーを動かしたが・・・

 ズギャァァ!

 ・・・YOU LOSE

「!」

 ズゴゴゴゴ・・・
 ・・・確かにサーベルは『シャオ・ミュン』を貫いた。が、

(それより先にオレの『カイゼル』が爆発しながら膝をついていた。)

 ゴゴゴゴ・・・・
 ガクガクとシートが揺れる。

(ああもうっ、公式ガイドのうそつきっ!『カイゼル』のサーベルは速いはずだ!
 近接武器繰り出しは全機体中最速のはずだろぉ〜!!『シャオ・ミュン』のパンチより3フレ速いんだよぉ〜!!
 ・・・・・同時なら負けねえはずだったのにィ〜〜!!)
「くっそぉぉぉぉぉ・・・・・」
(こんなメッセージを見るなんて屈辱だ。次はまけねぇからなっ!)

 レバーに手を伸ばして、メッセージをキャアンセルしようとトリガーを押した・・・・。

 ガチャガチャガチャガチャ・・・・・ポフッ!

「ん?なんだこれは?」
(トリガーはいつからこんなに柔らかくなった?)


一方白鴎宅では・・

 カーテンを閉めた部屋の中でうつ伏せで死んだように眠っている男がいる。
 カーテンを閉め切っているため部屋は暗く、つけっぱなしのパソコンの明かりだけが部屋を照らしている。
 部屋の中は楽譜が散らばっているのを除けば普通の高校男子の物に見えるが、所々に何故かボタンやレバーついている。
 それについて友人T.S君はこう語る「仕掛け部屋には確かにロマンがある。が、住む気にはならない。」
 語っているT.S君の体にはコブやアザが見られたという。

 ピピピピピピピピピッ!

 目覚ましのアラームが鳴り始める。が、10秒たつと「♪〜〜♪〜」次は何故か子守唄が流れ出す。
 この目覚ましはアラームの10秒後に内蔵してある100種類以上の音楽の内の1つが鳴る仕掛けになっていうのだが、
 100種類の内99%が子守唄や静かなクラシックなのである。
 ・・・・・断言しよう、彼には起きる気が微塵もない!!

「く〜〜〜す〜〜〜〜〜」

 が、しかし!この男白鴎 錬(はくおう れん)は意図的な遅刻・欠席を除けば皆勤賞なのだ。(意味なし!)
 寝過ごした事は一度もない!(今日は日曜日!)密かな彼の自慢である。
 だが、時間は刻々と迫っている。(だから今日は日曜日!!)

「む!・・・ぐぅ〜〜〜」

 ・・・・・。

 ・・・。


 ポフッ!ポフッ!

(ヤワラカイ・・・)。

 薄っすらと目を開けると前に誰かいる

 ・・・・。

 ・・・・・・・。

 意識がハッキリすると前にいるのは赤い髪を大きなリボンでまとめている少女。幼なじみの鑑 純夏

「なんだ、純夏か・・・」

 武は寝ぼけてトリガーではなく純夏の胸を触っていた。
 いや、完全に揉む形に掴んでいる。

「はわ・・・わわ・・・」

 純夏は胸を触られたまま目を見開き呆然としている。

「純夏ちゃ〜ん、バカ息子起きた〜〜?」

 武の母の声が下からするが、純夏は以前固まったまま

「純夏・・・日曜だってのに早起きだな。で?何しに来た?」

 ポフッ!ポフッ!ポフッ!
 武は調子に乗って純夏の胸を触る。

「ぅぅぅぅ・・・・・」

 純夏の表情に徐々に怒りが現れる。
 その眼光は明らかに臨界点を突破し、
 獣の呻き声が犬歯の見える口から響く。 

「念のため確認しておくが、これが不可抗力だってのはわかってるな?」

 ポフッ!ポフッ!ポフッ!ポフッ!ポフポフポフポフ・・・!
 武は挑発するかのように胸を揉みまくる

「うぅぅぅぅ〜〜〜〜〜」

 すでに呻き声ははち切れんばかりの勢いで、
 手はブルブルと震え、握り締めた拳は血の気を失っている。

「一応お約束だからこれも言っとくが、おまえもう少し胸は大きく・・・」

 ポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフポフ

「うぅ〜〜〜、なにするかーーー!!」

 限界をついに超えた純夏のフィニッシュブローが武の顔面に直撃する。
 ドッゴォォン!!

「チョバムッッ!!」

 奇声をあげて武は深い眠りに落ちた。

 ・・・・・・

 ・・・・

 ・・


 いまだに起きない仕掛け部屋の主

「♪〜〜〜」

 鳴り止まぬ子守唄がエンドレスで響いている・・・・・と

「うぅ〜〜〜、なにするかーーー!!」

 ドッゴォォン!!

「チョバムッッ!!」

 近くで爆撃音が鳴り響く

 パチッ

 彼の目が突然開く!

 「ん〜〜〜〜!!!!」

 体をグッっと伸ばしスッキリした顔で部屋のドアのレバーを引く、
 すると、何もなかった壁が一部スライドして下へ続く階段が現れた!
 ドアの方の先はただの壁である。
 ・・・・確かに住みたくはない。

 白鴎 錬のいつもの朝の様子である。


あとがき

ゲーム進行させながらセリフや様子を文章化させるのが予想以上にキツイ!
オリキャラも混ぜながらになると、もうメンド〜でしかたがない。
ゲームを見て独自の解釈で様子を文章化させているので、文法などおかしいと思われる所も出てくると思いますが、
その場合は感想などで教えていただけると幸いです。

あとがき2(修正日2007.2/14)
 1話ともにいろいろと問題点の指摘ありがとうございます。
 今回、オリキャラの設定を削除し、もう少し武とバランスの取れる様に勤めて行きたいと思います。
 原作からのコピペであるというご意見はごもっともです。
 SSを今まで書いたことが無く、とにかく原作を文章化してオリキャラの分を足してみようと思い書いては見たのですが、私に語学力が無いためか予想以上に難しく、ご意見のとおりこのままでは続けていくのは難しいのではとも考えています。
 今後原作のコピーにオリキャラを付け足すやり方のままになるのか、まだ分かりませんが今回の様に修正を繰り返して少しはまともな物にしていきたいと思っています。
 

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