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「本当の幸せ第2話(デュエルセイヴァー)」

椎名詞亜 (2007-01-26 23:14/2007-01-27 10:55)
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ーお兄ちゃん
どこからか聞こえる声
お兄ちゃん・・・
一生守っていくと決めた、大事な大事な存在。
「未・・亜」

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
「起きてってば!もう朝だよ!!」
「朝?・・・}
「そう朝、お兄ちゃん、なかなか起きてくれないから朝ご飯すっかり冷めちゃったよ」
「あっ・・わり」
すぐにシャーというカーテンを開ける音、その隙間から眩しい陽光が容赦なく注ぎ込まれた
「うっ」
「ほら、お兄ちゃん!シャキッとして」
ゆっくりと瞼を開けた。目の前には、楽しげに笑う妹の笑顔
そして、いつもと変わらぬはずの朝の風景
別段、何も変わったことは何も無い

だが何か、得体の知れぬ激しい違和感を覚えた
「未亜ここは?」
「ここ?って・・・・」
対して未亜は怪訝そうな顔をし、
「くす、お兄ちゃんまだ寝ぼけてるの?」
「ここは新しい未亜とお兄ちゃんの家だよ」
「新しい?」

あぁ、そうだここは未亜と俺の新しい家・・・なんでこんな大事なこと忘れるんだろう
そう俺と未亜の・・・・・・・-ズキッ-
「?」
なんだ・・いまの感覚・・・
何か大事な事を忘れてるような、
「お兄ちゃん?」
考える前に未亜の声が俺の疑心を消し去った
「お兄ちゃん、どうかした?」
「いや、なんも・・・」
だが頭のどこかに何かが引っかかる、そして俺は話題を変えようと違う話を持ち出した
「そういや、俺すごい長い夢をみてた気がするんだよなぁ〜」
「ただどうにもその内容が思いだせないんだ」
映像はぼんやりと覚えてるだが、それを言葉にするまでは覚えてないというそんな曖昧な感じだ
「ふ〜ん」

「夢なんて、すぐに忘れちゃうものだよ」
未亜の答えはあまりにもハッキリとしていた
「そう・・だな」
未亜の答え、なぜだか俺には理解出来ないものが含まれていた・・・
俺はそこに触れない方がいいのか?・・・

そして俺はいつも通り支度をするため1人り部屋に残った

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