真っ暗だ・・・・・・・・・・
「ここ・・・・」
自分の発した声が無造作に暗闇の中に響く・・・・
「んっ・・・」
なんで自分がこんな所にいるのか思い出せない・・・
カラン・・・・
側に何かが当たった・・・
「これ」
思い出した、これは私の唯一つの武器その名は
「ジャスティ」
その瞬間、今まで暗闇だった空間がハッキリと姿を現した
美しい彫刻がされてある祭壇
自分はこの場所を知っている・・・・否
忘れるはずがないここはあの忌まわしき戦いがあった場所
そして・・・私が、命を絶った場所・・・・
「違う・・・・もっと・・・」
次の言葉が出てこない・・・
だが次の瞬間、確かに見た
世界で唯一、愛した男の亡骸を
そして、その男を殺した人の顔も・・・・
「あっ・・・」
「いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
それは紛れもない私
当真未亜だった・・・・・