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▽レス始

「SASUKE 憑依伝 プロローグ(NARUTO 現実→憑依)」

相原 (2007-01-04 13:35)
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目が覚めると、そこはNARUTOの世界でした(某ジブリ風)。


「・・・病院かここは?」


目が覚めて最初に目に入ったのは、無機質な白い天井。

体を起こしてみるとあちこちギシギシ痛むは頭は二日酔いどころが二十日酔い並みにガンガン痛むわとかなり辛かった。が大怪我はないみたいで一安心・・・・・

なんて思ったら、ふと視点がいつもよりかなり低いのに気づいた。

視線を上げると、そこには姿見が立ててあって今の自分の姿が映ってる。


そして、


「な・・・・何じゃこりゃああああああ――――――っ!!!?」


遺体安置所の死人が飛び起きそうな大音量で、若い人でも知ってる人は知っている某ドラマの刑事そっくりな絶叫に驚いた看護婦さんが駆けつけるまで叫び続けましたとさ。


さて、落ち着いたので今の状況を整理してみよう。


気絶する寸前まで俺が覚えているのは、仲間と一緒に山の中のフィールドでサバゲーをやってた事ぐらいだ。
確かちょうどいい狙撃地点があったからそこに向かってたら、いきなり足元が崩れ落ちて俺も巻き込まれたんだよな、確か。


そして気がついたらNARUTOの世界にやって来てましたとさ・・・・・・よりにもよって『うちはサスケ』として、だ。


看護婦さん達(みんな結構可愛い人で子供の姿の俺に優しくしてくれた。これって役得か?)や周りの話を盗み聞きして推測するに、俺が今いるこの世界は原作の第一部から数年前―――イタチによるうちは一族壊滅直後らしい(原作を知ってたおかげでその結論に速くたどり着けたオタクの自分に感謝)。病院にいたのはそのせいだ。
病院を抜け出して何度も道に迷いながら『うちはサスケ』が暮らしていた村に向かってみれば、確かに俺の記憶通りに村は封鎖されていた。中に入ってみても誰も居ない、まんまゴーストタウンである。
マジでイタチは一族全員殺しちゃったらしい。とどのつまり俺ことうちはサスケの親類は、親類全員皆殺ししたイタチ以外誰も居ない。


参った。どうやってこれからこの世界で生きてきゃいいんだ?


人気のまったくない我が家(つまり『うちはサスケ』の家)の縁側で、空に広がる一面の曇り空よりもうっとおしいオーラをまとって俺は考え込んだ。


自炊に関してはまあ問題ないだろう。大学に入ってからは1人暮らしで朝晩のご飯のおかずは自分で作ってた(昼のお弁当はその残りの詰め合わせ)からな。
生活費についてもこれはまあ、言っちゃあなんだけどうちはの遺産があるから事足りるはずだ。原作でもサスケが住んでた部屋は結構な広さだったしそれぐらい借りれる金はあるって事だろう。


問題はだ、この先『俺』はどうやって生きていくつもりなのかという事だ。


原作での『うちはサスケ』は兄への復讐に燃えるあまり、力と引き換えに大切なものをいくつも犠牲にしてきた。その力と代償が釣り合っているのかと聞かれれば、俺の意見はNOだ。だから俺は原作よろしく、復讐に生きるつもりは毛頭無い。

だからって遺産を食い潰してのんべんだらりと生きるのも何だかなあ・・・、って気がするからパスだパス。
下手すりゃ原作の日向よろしくうちはの写輪眼を狙う他の里からろくな抵抗もできずに誘拐されかねん。日向の方は何とか阻止できてたからよかったものの、阻止してくれる奴が誰も居ない(というか誰も生きちゃいない)俺はドナドナの子牛よろしく連れてかれるのがオチだ。

それじゃあどうするか?


―――――オーケー、やってやる。


原作通り、忍者として生きてやろうじゃないか。


ただし復讐なんてのは無しだ。原作の二の舞になるだろうし、あれ以外にも強くなれるやり方はいくらだってある・・・・よな。多分。


それに自分には別の世界――つまり現実世界――での知識という、このNARUTOの世界には無い知識が山ほどある。
それこそアニメから映画、漫画、更にサバゲーやってる人の大半はそうであろう銃といったNARUTOの世界には無いだろう(似たようなのはあるかもしれないが)武器の知識も俺にはある。広く深い自分のオタクっぷりに感謝しよう。
もちろん原作の知識も役に立つ。少なくともこの先何が起きるか、何をすればこの先どうなるかが俺にはわかる。

オリキャラなんて居たらそれだけでバブル崩壊の時の日本みたいにえらい事になるだろうけど・・・・


どうして俺がこんな世界にやってきたのか、どこのどいつが俺をこの世界に呼び寄せたのかは知らない。


だが、こうなったからには精一杯生きてやる。


そして大蛇丸だろうがうちはイタチだろうが、そいつらの手を借りないぐらい強くなってやろう。


原作の『うちはサスケ』が力と引き換えに失ったものすべてを守れるぐらい、強く。


「とりあえず、まずは・・・・・・・」


その後数年に渡って、旧うちは所有の敷地のあちこちで度々爆音やら誰かの叫び声やらものすごい衝撃音が響き渡る事になる。


そして――――『うちはサスケ』は下忍となった。


あとがき:某サイトの憑依物を読んで思わず嵌ってしまい書いてしまいました(汗)。
パラレルの方よりもこっちがメインになってしまうかもしれませんが、皆様どうかお付き合いくださいませ。

では今日はこれで失礼。

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