インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

「ゼロの使い魔   〜レオリオ奮闘記〜   1−2  (ゼロの使い魔×ハンターハンター)」

蝙蝠 (2007-01-01 13:48)
BACK<


「レオリオ・ロックベル アンタの使い魔だ。 これからよろしくな!」


          ゼロの使い魔〜レオリオ奮闘記〜
                1−2


レオリオは契約成立の握手(本人はこれで使い魔契約が完了したつもり)を交わすとベッドに腰掛け、ルイズに声を掛けた。

「ルイズ」

「!? なにかしら」

突然の呼びかけに、ルイズはドキッとするが、それが顔に出ないよう堪えると、何を聞かれても貴族として、彼の主人として威厳を持って答えられるよう気を引き締めた。

「使い魔って何すりゃいいんだ?」

「へ…」

一気に気が抜けた。

「いや〜、契約を結んだのはいいが、肝心なことを聞くのを忘れてた」

レオリオは頭を掻きつつ、愛想笑いを浮かべ、前回までのシリアスな空気を見事にぶち壊してくれた。

確かに使い魔というものが存在する以上、そこには役割があるわけだが、レオリオは今の状況だけで既にイッパイイッパイだったため、ルイズはあまりにも基本的なことで、本来なら説明する必要すら無いため、二人ともその事について気がつかなかったのである。

ハーッ サッパリ サッパリ

二人の間に気まずい空気が流れた。

「ヤ…ヤダ〜。今から、それを説明しようとしてたんじゃない! もう、せっかちねー」

「そ…そうだよな。俺もそんな気がしてたんだ! アハ…アハハハハ」

どうやらお互いに失敗を誤魔化すことにしたようだ。

「ゴホン、それじゃ説明するけど、まず、使い魔は主人の目となり、耳となる能力が与えられるわ」

「それは五感の共有ってことか?」

「いいえ、出来るのは視覚と聴覚の二つだけよ。さすがにそこまではいかないわね」

「ふぅ〜ん」

「でも、アナタとじゃ無理みたい。私、何も見えないもん!」

「そりゃ残念!」

ルイズの責めるような視線を受け、レオリオは少し大げさに残念がるが、心の中で「俺がせいじゃねぇーだろ!」と訴えていた。

もっとも、彼の心の叫びはルイズに届くことはなかったが……
「それから、使い魔は主人の望むものを見つけてくるのよ。例えば秘薬とかね」

「要は使いっ走りか。でも秘薬って何だ? 普通の薬とは違うのか?」

「特定の魔法を使うときに使用する触媒よ。硫黄とか、コケとか……」

「なるほどね」

「で、これも無理ね。だって、秘薬の存在すら知らないんだから!」

ルイズは、レオリオには出来ないであろう使い魔の役目について、説明しなければならないことに、段々とイラついてきていた。

「なんでだ?」

レオリオは不思議そうに問い返してきた。

「ふざけてるの? 秘薬が何なのか知らない奴が、秘薬を見つけて来られるわけないじゃない!」

ルイズは、レオリオにからかわれていると感じたのか、憮然とした表情を浮かべた。

「そんなもん知識さえあればなんとでもなるだろ? なら、勉強すりゃ良いだけの話だ」

ルイズはレオリオの正論に少し気まずくなったのか、「なら、1ヶ月よ。1ヶ月で私が知る限りの秘薬についての知識を、その頭に叩き込んで上げるから覚悟しなさい!」と実に素敵な提案を吐いてくれた。

でも、1ヶ月は無理だろ。 異世界だし、たぶん文字が読めないと思うのだが…

「それで、これが1番なんだけど……、使い魔は主人を守る存在であるのよ!その能力で、主人を敵から守るのが一番の役目! でも、アナタじゃ無理ね……」

「そんなことないぞ。これでも、普通の人間よりは強いからな」

レオリオはルイズの落胆に異論を唱えようとしたが……

「それでも無理よ。よく聞いて。ここでは基本的に魔法が使えない人間を平民と呼ぶんだけど、アナタの言葉を信じるなら、魔法が使えないアナタは平民ということになるわ。例え、どれだけの力を持っていたとしても、それは平民の中だけの話よ。メイジに、ましてや幻獣に勝てるわけがないわ。」

ルイズは、腕には自信があるというレオリオを優しく諭すように、しかし厳しい現実を突きつけるように、メイジと平民の力の差を説明した。

レオリオはルイズのそんな不器用で分かり難い優しさに思わず苦笑してしまった。

「心配してくれたのか。 確かに俺は魔法がどんなものかぜんぜん知らないからな」

「かっ…勘違いしないで! 別にあなたの心配なんかするわけないじゃない。例え平民でも、アナタはこの私、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの使い魔なの。召喚してすぐに死なれたりしたら、私の名誉に傷がつくのよ!それだけなんだから!!」

言葉だけを聞けば、あまりにも傲慢で自分本位なセリフで、レオリオも頭にきていただろう。

しかし、顔をリンゴのように真っ赤にして、そんなことを言うルイズの姿を見れば、照れ隠しなのは誰が見ても明らかだった。

レオリオは、ルイズに生暖かい視線を送りながら、「分かったから、そんなに怒んなって」と、納得してみせた。

「でもな、ルイズ。俺は魔法が使えないが、その代わり少しばかり特別な力が使えるんだ」

「どうゆうこと? 今、初めて聞いたわよ」

ルイズは、「何故そんな大事なことを、もっと早く話さないのか」と、レオリオに文句を言った。

「イヤ…ッ、さっき、魔法がどんなものかぜんぜん知らないって、言っただろ? だから、どう説明したらわかんなくてよ。ちゃんと後で説明するから、先に魔法について教えてくれよ!このとおり!!」

ルイズの視線に、少し本気で焦ったレオリオは拝むように両手を合わせて、頭を下げた。

ルイズはとりあえず溜飲を下げ、「わかんないことがあったら、その都度、質問してくれればいいから」と言うと、魔法について説明をし始めた。

「まず、魔法には大きく分けると2種類あって、魔力自体を使う簡単なコモン・マジックと、この世界に満ちる『火』『風』『水』『土』の四大元素、そして、私たちメイジの始祖ブリミル・ヴァルトリのみが使えたといわれている伝説の元素『虚無』、これら五つの元素に干渉する系統魔法があるわ。もっとも、魔法とは系統魔法の事を指し、コモン・マジックは魔法の内に入らないという意見が主流だけどね」

「『虚無』はよくわからんが、要するにその四大元素に干渉して、術者の思うように自然現象を操るってことか?」

「さすがに何でもってわけにはいかないけど、得意属性を持ちスクウェアになれば大抵のことは出来るわね。あと自然現象だけじゃないの。アナタの怪我を治したのも魔法の力よ。傷が深かくて、先生方もかなり高価な秘薬を使って、治癒の呪文を掛けてくださったそうよ」

「それじゃ、俺の傷を治したのって、お前じゃなかったのか?」

「アタシがやったのは、アナタと契約を結んで、回復力を高めただけ。一応いっておくけど、私の使い魔になったから治療を受けられたんだからね」

「さっきも話したけど、メイズは『虚無』を除いた『火』『風』『水』『土』の四大元素に干渉することで魔法を行使するわ。だから当然、人によって干渉しやすい元素と、そうじゃないのがあって、それを属性と呼ぶの。そしてメイジのレベルは、1系統つまり得意属性のみを操るメイジを『ドット』メイジ。『火』『土』のように、2つ足せるのが『ライン』メイジ。『土』『土』『火』のように、3つ足せるのが『トライアングル』メイジ。同じ系統を足すとその系統はより強力になるわ。そして4つの系統を足せるのがメイジの最高レベルの『スクウェア』メイジと呼ばれるの。わかった?」

「理屈はわかった。じゃあ、次は実際にやって見せてくれ。簡単なやつでいいから」

ピシッ!

ルイズの顔が一気に引きつった。

「なっななななな、なんでよ!」

「なんでって、とりあえず理論はわかったから、今度は実際に見ることで理解を深めようと……」

「必要ないわ!」

「必要ないって、それこそなんでだよ?」

レオリオはルイズの態度を不審に思いながらも、説得を始めた。

「いいか。使い魔の一番の役割が主人を守ることにあるなら、それは戦闘を想定してるってことだろ。なら重要なのは自分たちの戦力、そして能力を正確に把握することだ。なのにお前は・・・」

「……ない」

ルイズは顔を俯かせながら、ボソッと呟いた。

「ん、なんだって?」

「出来ないっていったのよ!私は魔法が使えないの。なんか文句あんの! だいたいね、アンタのペースに巻き込まれて、交渉で使い魔契約が成立したような形になったけど、その左手に使い魔のルーンが刻まれてる以上、了承しようが拒否しようが、アンタはあたしの使い魔なのはすでに決定事項なのよ!」

ルイズは内に溜まった鬱憤を晴らすかのように怒鳴り散らした。
彼女は今まで魔法を成功させたことがほとんどない。
それ故、『ゼロ』などと不名誉な二つ名をつけられ、常にバカにされていた。
しかし、ルイズはそんな状況においても決して諦めず、その悔しさをバネにし、状況を打破するため、原因を調べようと様々な本を読んで勉強し、魔法も基礎から徹底的に学んだ。
そして、使い魔召喚の儀式は自分の属性を決定づけるメイジにとって重要なイベントだ。
だからこそ、ルイズは少なからず期待していた。
呼び出したのが強力な幻獣なら、今までバカにしてきた奴らを見返してやれるし、普通の動物でも、とりあえず自分の属性を知ることができるのだ。
しかし現実は平民(どう見てもメイジには見えない)を呼び出し、さらにそいつは怪我をしていたのだ。
結果として期待は裏切られ落胆したが,その後で、それ以上の恐怖がルイズを襲った。
同級生が広場を立ち去るとき、彼女は確かに哀れみの視線を感じたのだ。魔法が成功しないのは事実だから、甘んじて受けることは出来ないが、叱責や侮辱、失望はまだ許容できる。
しかし、哀れみを受けることだけは許容できない。
ルイズにとって、「哀れみ」を受け入れるということは、これまでの努力が全て無駄だったと認め、誇りが永遠に失われることを意味していたからだ。
レオリオの言葉は正しい。
だが、だからこそルイズはレオリオに事情を話して、再び哀れみを受けることが怖かったのだ。

「ハァー、ハァー、ハァー」

「フゥー。やっと、落ち着いてくれたか」

レオリオは、ルイズが落ち着きを取り戻したのを見計らって、声を掛けた。

「……何よ」

「とりあえず、ちゃんと順を追って説明しろよ。なんで、魔法が使えねえんだよ。」

「フン、それがわかれば苦労しないわよ」

レオリオの視線が何も変わっていないことにホッとしたのか、ルイズは文句を言いつつも、自分が魔法を使おうとすると必ず爆発が起きて失敗すること、そのせいで「ゼロ」という二つ名がついていることを話した。

「なるほどね。それでキレたのか」

レオリオはやっと納得がいったかのように嘆息した

「でも、それって変じゃないか?コモン・マジックはちゃんと成功するんだろ」

「おかしいのは自分でもわかってる。でも事実なんだからしょうがないじゃない!」

「だから落ち着けって。じゃあ、魔法を使う手順とかあったら言ってみろよ。なんかわかるかもよ」

「…いいわ。魔法を行使するための工程は大きく三つに分けてられるわ。それを実際にやりながら説明するわ」

ルイズの提案は、魔法を理解しようとするレオリオにとっても、願ってもない事であったため了承し、『凝』を使ってルイズを観察した。

「まず、外界の魔力であるマナを取り込んで自身の魔力であるオドと練り合わせることで魔力を高める。」

(やっぱり、念とは違うな。オーラと重なって違うオーラのようなものが見える。おそらく、これが魔力だな)

「次に、四大元素に干渉しやすい形に魔力を変換する。」

(うん? これが魔力の変換か。魔力の質が少し変わったように見える)

「最後に、魔力を四大元素に干渉させて魔法を形にする。この三つの工程を踏むことで魔法を使うことが出来るわ」

ルイズは最後の工程は行わず、説明を終えた。

「…で、お前は三つの工程のどれで失敗するんだ?」

レオリオもどの工程で失敗するのか大体分かっていたが、確認のため、あえて質問をした。

「3番目よ。魔力を四大元素に干渉させようとすると、必ず爆発が起きるの」

「じゃあ、やっぱりコモン・マジックでも失敗したら、爆発が起きるのか?」

「えっ!? そういえば、コモン・マジックだと失敗しても爆発は起きなかったわね」

(系統魔法を使おうとすると爆発を起こして失敗し、コモン・マジックでは失敗しても爆発はしない。そして爆発は四大元素に干渉しようとすると起きる)

レオリオは今までの会話を思い出し一つの仮説を立てた。

「魔法が失敗する理由が、だんだん解かってきたな」

「ほ、ほんとに!?」

「ああ。ただし、まだ疑問点も多いし、確証がないんでな。話すのは、もうちょっと待ってくれ」

「うん。わかったわ。でも、出来るだけ早く教えてね。お願い!」

ルイズが魔法を使えるように努力してきた時間は既に10年を越えている。
だからこそ、それが魔法を知らないレオリオの考えであったとしても、無視できないくらいにルイズは切羽詰っていた。
そんなルイズの気持ちが伝わったのだろうレオリオも出来るだけ早く話せるようにするとルイズに約束した。

「さてと、それじゃあ魔法について大体わかったことだし、俺の能力『念』について説明するんだが……。ルイズには1つ約束してほしい」

「どうしたの? 急にあらたまって」

「念能力は魔法と違って人によって千差万別。だから能力を知られるということは、弱点を知られるというのと同じだ。お前に能力を教える以上、決して誰にも、それが家族や恋人であっても、話さないことを誓ってほしい」

「わかったわ。決して誰にも話さないことを始祖ブリミルに誓うわ」

ルイズの了解得ると、レオリオは念について話し始めた。

「念とは、生物が持っているオーラと呼ばれる生命エネルギーを、操る能力のことだ。細かい説明ははぶくが、その特徴として、身に纏うことで強化を図ることができる」

「どうゆうこと?」

「たとえば、体にオーラを纏えば、攻撃力や防御力が強化され、刃物なら切れ味が強化される。」

ルイズは説明を聞いて、少し考えを巡らすと、出てきた疑問を口にした。

「でも、それだけなら人に知られたとしても、決して弱点にはならないわ。ということは、他に何かがあるということね?」

「察しがいいな。さっき念能力は千差万別だって話したろ。それはある程度の使い手になると、自分だけの能力を身につけるからなんだ」

「レオリオはどんなことができるの?」

「俺は、こう見えても医者でな。だから薬の効果を強化する能力と、生命力を弾に変える能力の2つの能力を身につけた」

「最初のやつはなんとなく解かるけど、二つ目のやつはどうもピンとこないわね。もっと詳しく教えてよ」

「ちゃんと順番に教えるから慌てんなって、まず、最初の能力 能力名『倍加する効能(エフェクト・エフェクト)』これは薬品に念を込めることで、その効力を高めることができる。もちろん最低でも、その効能が何なのか知らないと使えないが、単純な分、応用が利いて結構使える能力だ。次の能力 能力名『生命の分割(ライフ・カウント)』これはちょっと特別でな。さっきもちょっと説明したがオーラとは生命エネルギーのことだ。コイツを出し尽くせば全身疲労でブッ倒れちまうわけだが、変だと思わねぇか?」

レオリオが何を言いたいのか、ルイズはすぐに気がついた。

「そういえばそうね。そのオーラが生命エネルギーなら、全部出してしまえば命すら危ないはずだわ。それが全身疲労で済むなんてちょっと考えられないわね」

「そのとおりだ。これにはちょっとしたカラクリがあんだ。オーラは体内に蓄積されていて、それを『潜在オーラ』と呼ぶが、これには『パワーゲージ』と呼ばれる体外に放出できるオーラと『ライフゲージ』と呼ばれる体外に放出できないオーラがあるんだ」

「つまり、『パワーゲージ』のオーラを使っているから、オーラを出し切ったとしても、命を失うことは無いってことね」

「大正解!! で、『ライフゲージ』は主に生命や肉体を維持する為の力だから『パワーゲージ』以上のオーラを秘めているんだが普通は体外に放出できねぇんだ。そこで、俺は『ライフゲージ』を使うことのできる能力『ライフ・カウント』を会得した。」

「でも、『ライフゲージ』のオーラなんか使って大丈夫なの?」

「個人差はあるが、『ライフゲージ』のオーラの総量は『パワーゲージ』の約2倍だから、少しぐらいなら使っても平気なんだよ。それに『ライフ・カウント』は攻撃にも使えるが本来の能力は生命力を高め、回復を促すことにあるからな。こっちの方が効き目があるような気がするだろ」

「確かに凄い力ね。でも、何が弱点なのかよくわかんないんだけど」

「『ライフ・カウント』は強力な分、回数制限があって、全弾使い切ると最低でも8時間以上の昏睡状態になっちまうんだ」

「諸刃の剣というわけね。よくわかったわ。でも、話をしてたら、だいぶ遅くなっちゃったわね」

話が終わったことで緊張が緩んだのか、ルイズは大きく欠伸をした。

「そうだな。じゃあ、俺は外で寝るから、毛布を1枚くんねぇか」

「なんで? 床で良いなら、別にこの部屋で寝てもいいわよ」

「バ〜カ。仮にも年頃の娘が、好きでもねぇ男と同じ部屋で寝ても良いなんて言うなっつうの」

適当に毛布を見繕い、部屋を出て行こうとするレオリオに、ルイズは声を掛けたが、意外に貞操観念が強いのか、単純に年齢的にヤバイと思ったのか誘いを断り、部屋を出て行った。

ルイズはレオリオが出て行くのを見届けるとベッドに潜りこみ、さすがに疲れたのだろう。
ルイズはすぐに眠ってしまった。
こうして二人の長い夜は静かに更けていった。


キャラクター・プロフィール


レオリオ・ロックベル(放出系能力者)25歳

医大合格後、大学の教授の一人がハンターだったため、その教授に弟子入りし、念を修める。
師匠に半ば強制的に世界中を連れまわされ、結果的に13ヶ国語を身につけることとなる。
大学卒業後は師匠と同じ医療中心のハントをする「メディカルハンター」となり、様々な経験をし、医学会では「糸なし(スレッド・レス)」の異名がつくほどの名医で、ハンターとしても優秀な「メディカルハンター」として注目されている。
ただ、師匠の影響か少しマッドの気がある。


ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール

貴族としての誇りが人一倍強いため、魔法を失敗ばかりしている自分に強いコンプレックスを持っている。
魔法が使えるようになろうとする一心で、数多くの本を読み、魔法の基本であるコモン・マジックや魔力の制御を徹底的に学んだため、知識と魔力の制御に関しては学院の教師すら舌を巻くほどである。


能力表


倍加する効能(エフェクト・エフェクト)
薬品に念を込めることで、その効果を強化する。
また、一から調合するなど本人の理解度によって、その効果は増し、持続時間や副作用を調整することができる。
ただし、能力の発動には、最低限、その薬の効果を知らなければならない。


生命の分割(ライフ・カウント)
自らの生命力(ライフゲージ)からオーラを放出することで、強力な念弾を作る。
この念弾は顕在オーラのMAXに相当する。
この念弾を当てることで、一定時間、生命力を高め、強力な自己治癒や回復を促す。(自分には効果はない)
この念弾は相手を回復させるだけではなく、破壊のイメージを込めることで攻撃用になり、これをリバース(裏)と呼ぶ。
現在の段階で、最大10発まで撃つことができる。
リバースの時は発射時に衝撃があり、オーラを纏っていなければ撃つことはできない。
ただし、最後の1発を撃つときは、オーラの不足により練は使えず纏も通常の半分以下のオーラしか纏えないため、発射の衝撃によりダメージを受ける。
また、全弾打ちつくすと、回復のため、絶の状態で最低8時間の昏睡状態におちる。
能力の使用によって、使用回数の半分までは体力や精神力を大幅に消耗することないが、それを超えると、使用のたびに『パワーゲージ』からオーラを補填して『ライフゲージ』の回復に当てるため、身体能力とオーラは衰えていく。
これは生命を維持するためには、最低限、使用回数の半分のオーラが必要だからで、実際には、表面に出ないだけで能力の使用のたびに生命力は消耗(衰弱)していく。


あとがき

明けましておめでとうございます。
年内に載せるつもりだったのに、見事に守ることができなかった蝙蝠です。
今回の話は、魔法と念、そしてレオリオの能力の説明がメインだったため、かなり読みにくい感じになってしまいました。
自分の力不足です。
どうも、すいません。
あと、ついにクロス作品によくある独自設定が出てきましたが、自分としては本編準拠のストーリー展開で行きたいので出来るだけ独自設定は控えるつもりですが、あまり多いようなら、注意書きが必要かもしれませんね。
それと『ライフ・カウント』について少し補足説明をしたいと思います。
作品では触れていませんでしたが、この能力の最大の特徴は『堅』が同時に使えるということです。
普通なら、ゴンと同じく能力発動中は無防備になってしまいますが、「ライフゲージ」のオーラを使っているため、堅で身を守ることが同時に出来ます。
何故、こんな設定にしたのかというと、いつかこの作品で出すつもりですが、レオリオの能力は二つの能力を同時に使用することで、真価を発揮するからです。
それを可能にするため、このような設定にしました。
いつか、レオリオが能力を同時使用する日を楽しみにしていただければ幸いです。


それでは、レス返しです。


1,匿名希望様
大正解です!!
やっぱ、簡単すぎましたね。


2,mino様
7,クロ様
お二人のご指摘が同じものなのでまとめさせて頂きました。
これは次かその次くらいに明らかにする予定ですが、魔法と念では念のほうが不利で、特に放出系との相性は最悪という設定があるので、レオリオが最強になることはありません。


3,2様
申し訳ありません。
あの作品は、今読み返してみると、あまりにも内容が薄く、駄作なので勘弁してください。


4,剣様
この作品でのレオリオは、色々な経験をつみ、少し落ち着いた感じを出したかったので、そう言って頂けるとうれしいです。


5,1203様
どうか、長い目で見守って頂けると幸いです。


6,クルー様
ご指摘ありがとうございます。
この指摘を肥やしに、精進していきたいと思います。
また何か気づいた点がありましたら、どんどん指摘いただきますようお願いいたします。


8,ウン様
自分としても、最強系のSSは出来るだけ控えたかったので、レオリオのキャラがちょうど良かったというのがあります。
期待に応えられるよう、頑張りたいと思います。

BACK<

△記事頭

▲記事頭

PCpylg}Wz O~yz Yahoo yV NTT-X Store

z[y[W NWbgJ[h COiq [ COsI COze