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「鬼畜世界の丁稚奉公!! プロローグ(鬼畜王ランス+GS)」

shuttle (2006-10-01 11:34)
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滅多に人が通ることはないのだろう。
荒れ果てた山道を一人の少年が枯れ木を杖代わりにし、足を引きずっている。

眼は虚ろで生気に欠け、何を呟いているのか口元がボソボソと動いている。

着ている服はボロボロ。
もっともこれについては彼を知るものに言わせれば「普段とさして変わりない」と述べるであろうが。
彼の境遇を端的に語るのなら、

「腹減った・・・あかん・・・今度こそマジで飢え死にする・・・」

飢えて死に掛けていた。


彼が「こちら」へやって来てから三日は経っただろうか。
すなわち三日間何も口にしていないことになる。
ひもじい目に遭うのは慣れてはいたが、ここまでの窮地に陥ったことはなかった。

ふと、己の境遇について考える。

月へ行ったがある。
時間移動で中世ヨーロッパへも行ったこともある。
平安時代で自分の前世にも会った、しかも殺されたところを見た。
あまつさえ自分の人生を逆行したことすらあった。
故に・・・


自分が異世界に飛ばされたことなど今更驚くようなことではなかった。


「んなわけあるかぁぁぁぁっ!!!・・・あぁ・・・・・・」

―ばたっ

己の内心にツッコミを入れるという無意味な叫びを最後に、横島忠夫はめでたく行き倒れと相成ったのであった。


―すぐ傍に緑色の鎧を着た男が倒れているのには気付くこともなく。


〜鬼畜世界の丁稚奉公!! プロローグ〜


―バラオ山脈 ヘルマン〜リーザス山道


「・・・ふう・・・なんて事なかったわね。国内の犯罪者を探すために動いていただけじゃない・・・」

リーザス直属の忍者、見当かなみは『ヘルマン軍・リーザス国境付近で作戦行動中』との報告を受け、偵察任務に当たっていた。
その結果、マリスが懸念していたヘルマンの精鋭、レリューコフ将軍が率いる第1軍の動きではなく、展開していたのは辺境の警備兵だった。
先の呟き通り、彼女はリーザスに対する作戦行動の類ではない、と判断した。

「まあ、我が国に攻め込む準備をしていなくてよかったわ。早く戻ってマリス様を安心させてあげよっと」
報告書を頭の中で作り始めつつ、かなみは踵を返そうとした。

だが、そのかなみの足を止めるものがあった。
「ん・・・誰か・・・倒れている」
かなみは道ばたで倒れている男を発見した。

「・・・・・・行き倒れ?そっか、また亡命者ね。いくらヘルマン国が貧しいからって、そうたくさん逃げてこられても困るのに・・・まったく」
思わずため息をつく。
豊かな穀倉地帯を持つリーザスとは違い、国土ほぼ全てが寒冷地帯であるヘルマンでは慢性的な食糧不足の状態にあった。
加えてリーザスとの交易が現在、ほとんど行われていないことも致命的であった。

1年前、ヘルマンの王子があろうことか魔人と手を組みリーザスへと侵攻してきたのだ。
リーザス城は陥落し、一時はリーザス全土が占拠された。
さらには自由都市地帯にまで手をかけるという、まさにリーザス国家存亡の危機に陥ったのだった。

だが一人の英雄(かなみ自身は死んでもその呼び方をしたくないが)が現れた。
彼を中心としたリーザス解放軍によって、ヘルマン軍は総崩れ、従来の国境であるバラオ山脈の向こう側へと追い返したのだ。

軍の主力が壊滅したヘルマンに、国土を荒らされたリーザス。
両軍共に恨みは募るが、そのまま戦争を続けられるほど余裕はなく、現在は冷戦状態にあった。

しかし、正面からの激突状態ではないものの、互いに睨み合い、小隊規模の小競り合いも頻発していたため、交易を行う商隊の存在などほぼ皆無であった。
故にヘルマンからリーザスへと亡命してくる人間は後を立たない。


「・・・と言っても・・・見捨てていく訳にはいかないわね・・・」
かなみはその男のそばへと駆け寄った。

「ねえ、しっかり・・・て、ええっ!?」
男を抱き起こそうとしたかなみはその男の顔を見て驚いた。
まさにそのリーザス解放軍の英雄が倒れていたからだ。

「・・・・・・ラ、ランス?どうしてこんなところに?」

「ん・・・・・・ああ、かなみか・・・」

「ランス、どうしたの?まさか・・・こんな所で女の子を襲っていたの?」

「・・・・・・つ・・・疲れた・・・後は任せる」
かなみのどこかズレた疑問には答えず、ランスは再び気を失った。

しかも暢気に鼾をかき始めた。ムカツク。


「ちょ、ちょっと待ってよ!あーもうっ!」

こうなったら助けないわけには行かない。
自分だと気づかれた以上、放っておいたら後でどんな仕返しが来ることか・・・。

「マウネスまで担いで、あとはリーザスに伝令を飛ばせばマリス様がすぐにうし車を出してくれるかな・・・」
リア様のことだ、ランスが倒れていたと報告すれば飛びついてくるだろう。
そしてマリス様が迅速に対応してくれるだろう。主のために。

「・・・せーのっ!くっ・・・重いよう・・・」

必死にランスを担ぎ、足を踏み出そうとして不意に気付く。

「って、アレは・・・?」

ランスが先ほどまで倒れていた場所から少し離れたところにもう一人、男が倒れていたのだ。
うつ伏せに倒れているため、ハッキリとは判らないがおそらく自分と同じくらいの年頃の少年。
「・・・とっとと・・・わぁ!」

―ばたん!

不安定な姿勢のまま意識が逸れてしまったせいか、かなみはあっさりと転んだ。
忍者の面目丸つぶれである。

「くぅぅ・・・いったぁい」
仰向けに倒れたためランスが下敷きになったおかげで幾分はマシだったのだが。

「ううぅ、ごめんランス」
転倒の衝撃にもかなみの謝罪の声にもランスは目を覚ます様子はない。
(まさか、トドメ刺しちゃった?)

それならそれでいいなぁ・・・と思わなくもなかったが、いまだ鼾を平気でかき続けるあたり、この男はやはり普通の人間ではないのだろう。

安心半分落胆半分のなんとも微妙な気分のかなみだった。


とりあえず眠り続けてるのをいいことに、ランスを倒れたままにしてかなみはもう一人の倒れている少年のところへと駆け寄る。

ボサボサの黒髪に赤い鉢巻?だろうか、着ている服は見たこともないデザインと生地で出来ていた。

「ねぇ、貴方、大丈夫?生きてる?」
仰向けの状態に変えて、顔を覗き込む。
ずいぶんと衰弱しているのか生気が感じられなかったが、呼吸はしていた。

「・・・ヘルマン人、じゃないわね・・・JAPAN人かしら?」
少年の顔立ちは自分の故郷であるJAPAN人の男性の特徴が多く見られた。

「同郷かぁ、ほっとけないなぁ・・・」
美形とはお世辞にも言えないが、どこか愛嬌のある顔立ちの少年。
長らく帰っていない故郷を想い出してしまうと、見捨てていくのは忍びなかった。

正直なところランスなんか放っておいてこの少年だけでも助けたいところだ。

・・・そうはいかないのが宮仕えのツライところなのだが。

あと気になるのは、ランスのすぐ近くに倒れていた、ということ。
ひょっとするとランスの関係者かもしれないし、さらに本来ランスの傍にいるはずの人物がいないことも気になる。


「・・・う、う」

「あ、気がついた?」
良かった、と内心ほっとする。
ぱっ、と少年の眼が大きく開く。
虚ろだった瞳もやがて焦点があったのか、目の前の少年とかなみの視線が合った。

(あ、ちょっとだけ、カッコいい・・・かも?)

「・・・う、う」

「う?」


「生まれる前からぁ!・・・あぁぁい・・・・・・あかん、力がでないぃ・・・」
少年は何かを叫びながら上半身を跳ね上げるように起こしたが、結局そこで力尽きたのかへなへなとへたれこんでしまった。

「ちょ、ちょっと大丈夫!?しっかりして!」

「うぅ・・・この俺が美少女に飛び掛る力すら無くすとは・・・くぅ・・・空腹が恨めしい・・・」

(び、美少女!?それって私のこと・・・?)

「飛び掛る」云々の不穏当な部分は運良くスルーされたようだ。

「お腹空いてるの?」
再び地面に突っ伏した少年が首の動きだけでイエスと告げた。

「良かったらお弁当、食べる?」
懐から唐草模様の風呂敷に包まれたお弁当箱を取り出す。
ピンク色でデフォルメされた動物が描かれたファンシーなお弁当箱だった。

「マジですかっ!!」
またバネ仕掛けのように上半身が跳ね上がる。

「う、うん。私が作ったやつだし、あんまり美味しくないかもしれないけど・・・」

「うおおおぉ!ノープロブレム!三日間の飲まず食わずの生活!加えて『美少女』の『手作り』弁当!!あぁ、貴女は私の女神様ですか!?」
『美少女』『手作り』のキーワードが少年の琴線にジャストミートしたのか、先ほどまでの衰弱状態が嘘のように叫んでいる。
拳を握り締め、両目からは涙がボロボロとこぼれていた。

「あはは、そんな大げさな・・・」
半ば引きつった笑みを浮かべるものの、そこまで喜んで貰えるなら悪い気はしない。
かなみは手早く弁当を広げると、竹筒に入った水と共に差し出した。

「三日も飲まず食わずだったなら、慌てて食べないようにね?急に食べるとかえって身体に悪いから」

「ひゃいひょうふ!ほのひょひょひまははお、ひょのへーほへはひふほほひはへん!!」
かなみの言葉を聞いていられるほど余裕がなかったのか、口いっぱいに握り飯を詰め込み『はひふへ語』で答える少年。

「あー・・・うん、良く判らないけど判ったわ。喉に詰まらせないように・・・ね」

ガツガツと見事な食いっぷりを見せる少年を見ながら、ふと先ほどからほったらかしのランスのことを思い出すが、取り合えず脇に置いておくことにした。
今は目の前の少年の方を優先すべきだろう。

成り行きと勢いで少年につい手を差し伸べてしまったが、今だ素性の知れない人物なのだ。
本来ならリーザスに属する忍びとしてあるまじき行為だったかもしれない。
尤もこの少年はどこから見ても悪人には見えないし、事情を聞いた後に別れてしまえば問題はないだろうが。

(別れる、か。ちょっと勿体無いかな・・・ってナニ考えてるのよ私!)

ブンブンと頭を振り、考えを追い払おうとする。

「えーっと、どうしたんスか?」
不意に声を掛けられピタリと動きを止める。
見ると弁当を綺麗に平らげ、少年はご馳走様と手を合わせていたところだった。
その仕草にやはり故郷JAPANの風習を思い出す。

「あっ、うん・・・何でもないのよ何でも!アハハハ」

「そうっスか。でも助かりましたよ〜ホント。三日三晩飲まず食わず、人にも出くわさないわ、食料になりそうな獣も見つからないわ・・・マジお花畑カウントダウン開始ってところだったっスから」

「え〜と、そのことも含めて聞きたいんだけどいいかしら?とりあえず貴方の名前は?見たところJAPAN人みたいだけど、どうしてこんなところで行き倒れていたの?」
少年の言には多少引っかかるところもあったが、まず最初に聞いておくべきことを聞くことにした。

「・・・あ〜そうっスね。まだ自己紹介もしてなかったっけ」
そういって頭を掻く少年。

「俺の名前は横島忠夫!職業ゴーストスイーパー見習い兼学生の17歳!ウマイ弁当ありがとうございました!」


これが横島忠夫と鬼畜世界の住人、見当かなみとのファーストコンタクトであった。


横島は目の前の命の恩人たる美少女に名乗ると同時に頭を下げた。
職業について兼学生、という箇所にツッコミが入るかと思ったがそれはなかった。
普通は『学生兼ゴーストスイーパー』じゃないのか、と。

いや、それ以前に『ゴーストスイーパーってナニよ?』というツッコミの方が先じゃね?

などと、独り頭の中でボケツッコミの応酬を繰り広げながら、下げた頭を元に戻した。


「あ、これはご丁寧にどうも。私は見当かなみって言います。・・・って、ああぁ・・・」

勢いに釣られてつい本名を言ってしまったのだろう。
見るからに忍者ルックな彼女、本来なら本名を名乗ること事態ご法度であるのに、うっかり名乗ってしまった。
その上、その後の仕草がそれが本名であることを証明してしまった。二重の失策である。

横島は見当かなみと名乗る少女を少し生暖かい眼で見ながら、考えにふける。

(しかし、どーやらマジに異世界のようだなぁ・・・)
もうほとんど判っていたことだが、言葉の通じる人間に会ってみて確信する。


「・・・まぁ、いっか。さっきの質問の続き、答えてもらえるかしら?」
どうやら立ち直ったらしい。

「え〜っとJAPAN人か?ってところですか?」

「ええ、風貌からしてそう思ったんだけどね。名前もそうみたいだし、ちょっと変わってるけどね」
私もJAPAN人よ、と付け加える。完全に開き直ったらしい。

「JAPANって日本のコトっスよねぇ。うーん、合ってるには合ってるけど根本的に間違っているというか・・・」

「へ?」
横島の要領を得ない答えに眼をパチクリとするかなみ。

「JAPANっていうのは俺が住んでいた日本のことを意味するんですけど、かなみさんが言うJAPANとは違うところなんっスよ」

「え、えーと・・・?」
ますます頭が混乱しているようだ。

「これは最後の質問に答えることに繋がるんっスけど、色々と端折って言うとですね、俺、異世界から飛ばされて来た人間なんっスよ。んで、見知らぬ場所、しかも、こんななーんも無い山道に放り出されて彷徨って、ついには力尽きて倒れたところをかなみさんに助けられた、と、こういうワケなんっス」

信じられないでしょう?あっはっはー、と横島は笑う。
尤も目から心の汗が大量に流れ落ちてはいたが。

「信じ・・・られないけど・・・でも」
―嘘をついている様には見えない、と胸中で付け加える。

「例えば・・・俺の服装、もしかしたら、なんっスけど、見たことない素材だったりデザインだったりしませんか?」

「ん・・・そうね、確かに私は今まで見たことないし聞いたこともない服装だわ。・・・確実な証拠、とは言いがたいけど取り合えず貴方の言い分は信じるわ」
かなみの言葉に安堵する。
信じてもらえないと思っていただけに嬉しかった。

何故に言葉が通じるのさ?
と言うツッコミは無かった。
触れてはいけない「お約束」というものがあるのだろう、きっと。

「ありがとうございます」
と、横島は再び頭を下げる。

「い、いや、別にお礼を言われるようなことでもないと思うけど・・・」

「ん〜、でも『こっち』に来て初めて会った人に命を助けてもらった上に、普通の人が聞いたらホラ話だと笑い飛ばされるようなコトを信じて貰ったわけで」
と、にへらっと無防備に笑う。

(うっ・・・なによこのコ、なんでこうも無防備に笑うわけ?しかも17歳って私と同い年!?)
と、胸中に浮かぶ想いとは裏腹にかなみは先ほどから気になっていたことを問うことにした。

「ところで、さ。横島さん・・・でいいわよね?あっちに倒れている男のことは知らないのかな?ほら、あの緑っぽいの」
と、ランスに向けて指を刺すかなみ。
その方向へと視線を移す横島。

「ん、あ〜確かに誰か倒れてるっスね。今気づいたっスよ。でも俺は知らないですよ。この世界で最初に出会ったのはかなみさんっスから」

「そっか、うん、ありがと」

(ランスの関係者ではない、と。ということはシィルちゃんのことも知らないのだろうな)
気に掛かっていた二つのコトのうち一つが片付き、一つは保留されたままになった。


「それで、これからどうするつもりなの?」

「う〜ん、目的としては当然、元の世界に帰りたいんっスけど、ど〜すればいいものやら・・・」

「というか、ヤケに落ち着いてるわよね。普通、こういう事態になったらもっと慌てふためくと思うんだけど」
生憎、その手の非常事態を解決する術を持たないかなみは、取り合えずの疑問を口にした。

「いや、それは三日前と倒れる前にやったっスから」
あっはっはっは、と渇いた声で笑う横島。

「あ、そう・・・ごめん」

「いや、謝って貰うことでもないっス。んで、とりあえず人の居るところまで案内して貰えませんか?」

「あ、うん。いいわよ、もちろん。この山道は基本的に一本道なんだけど、こっちに下っていけばリーザスっていう国のマウネスって街に着くわ。それなりに大きな街よ」

「ううう・・・ありがとうございます、かなみさん!命を助けられ、食料を恵んでくれただけでなく、道案内まで!これはもう、お礼をするには僕の身体で支払うしか!ああ!かなみさん!ぼかーもーぼかーもー!!」
いきなりシャツをたくし上げ立ち上がる横島。

・・・横島の悪い病気が出た。
「これさえなければ・・・」といったい今までどれほど彼の周りの女性達が思ったであろうか。


―が


「あ、それ、助かります」
ぱん、とかなみは両手を打ち鳴らす。


「・・・へ?」

予想外のリアクションにピタっと動きが止まる横島。
胸の辺りまでシャツを上げ、へそだしルックのなんともマヌケな姿。

「・・・えーと、かなみさん?」

「身体で払ってくれるんでしょう?」
判っているのか判っていないのか、にこやかに笑うかなみ。
横島の痴態にも何ら動じる様子は無い。

「アレ、担いで運んでくれますか?かなり重いし何が起こるか知れたものじゃないので申し訳ないんですけど・・・」
と、さきほど話に上がった緑色の男を指差す。

たっぷり数秒沈黙を置き、ギギギと擬音を立てながら首を回し・・・

「・・・あ、アハハハハ!そーっすスよね!もちろん、もちろんですとも!!この不肖、横島忠夫!全力で運びますとも!!」

(あ〜そうだよ!判ってたよコンチクショーー!!)

胸中で叫ぶ声は当然、誰の耳にも届くことは無かった。


プロローグ 完


―天界の最果て―

「ルドラサウムよ・・・」

「・・・ん〜?呼んだ、プランナー」

「我の想定しない事態が起きているのだが、気づいているか?」

「あ〜、見たことの無い魂が迷い込んでるね〜。なんだろ?ずいぶんと変わった魂だねぇ」

「見た目こそ普通のメインプレイヤーだが、その魂の力はかなり違う。その影響力は我々でも計れない。危険な存在ではないか?」

「い〜よい〜よ。確かに変わってるけど異世界人なら今の魔王もそ〜じゃない。面白いからこのまま放っておこうよ」

「・・・・・・」

「心配性だねぇプランナー。判らないから面白いんじゃないか。手出ししちゃダメだよ?」

「・・・承知した」

「クスクス・・・さぁて、ずいぶんと『ツギハギだらけの魂』だけど、どんな悲劇を見せてくれるのかな?楽しみだなぁ」


後書きのようなもの

初の投稿となります。
判る人には判る鬼畜王ランスとGS美神のクロスものです。
きっかけは鬼畜王ランスフリーソフト化記念ということでw

ランスシリーズはゲーム中では語られない設定が複雑な上数多く、それから外れないよう注意して描いていこうと思っています。
GS側は「今のところ」横島忠夫のみの参加です。
彼の強さは「原作準拠」時期はアシュタロス戦後、タマモ登場後の、巷でも良くあるシチュエーションを想定しています。

さて「鬼畜王ランス」ですが10年以上前に発売されたゲーム(18禁)でありながら、今だ某所では人気のあるゲームです。
拙作によって「プレイしてみようかな?」と思う方が増えれば、と思います。

なにせタダですしw

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