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!警告!バイオレンス有り

「DUEL SAVIOR ASTRAY 第4話 (DUEL SAVIOR DESTINY+オリジナル)」

Mania (2006-06-14 10:46/2006-06-14 10:47)
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 彼女も当然、その光景を一部始終見ていた。

 ゴーレムに襲われている彼を心配し―――
 誰も、彼を助けようとしない事に苛立ち―――
 先程眺めていた男が彼を助けた事に安堵し―――
 また危険な状態に戻った事に危機感が募り―――
 召喚器を呼び出した女性が助けた事に喜び―――

 極めつけは、召喚器を呼び出し、ゴーレムを倒したのが『男』の救世主であった事に、彼女も民衆同様、大変驚き、興奮した。
 史上初の男性救世主候補の誕生に彼女も見入られていた。

 だから、彼女は『そのこと』に関して、始めは何も考えていなかった。
 いや、何が起こったのか理解することが出来なかった。
 民衆の悲鳴や混乱に同感していなかった。

 ただ、血塗れになっている『彼』をずっと見続けていた。
 何を考えていたのか、彼女自身も明確には分からなかった。

 自分がいずれ、多くの兵達に『あんなこと』を指示する立場だという事は、幼い頃から学んできたと思っている。
 だが、実際に『あんなこと』をこの目で見てしまった自分に、これから先『それ』を実行出来るのかと問われてしまうと―――

 ―――正直、直ぐに答えを出せなかった。


 第4話  敗北者 〜 Outsider 〜


 ―――お〜い、兄ちゃん。着いたぞ。
「…ん」
 学園の前から出ている乗合馬車に乗って大体30分。
 馬車の中でうとうとしている内に目的地、王都アーグに到着していた。
 運転手のおっちゃんの声を聞き、俺は眠りから覚める。

「では、私はこれで失礼します。身体をお大事に」
「はい、有難う御座いました。大河達によろしく言っておいて下さい」
「ええ、貴方も落ち着いたら学園の方にご連絡下さい。送還の準備が出来れば、伝えておく必要がありますし」
「分かりました。じゃ、お元気で」
 それでは、と言い残しダウニーさんは学園へ帰っていった。


「さてと…」
 街中の景色を眺めながら、俺はこれからのことについて考えていた。
 さすがは『王都』と言われるだけあって活気に満ち溢れている。
 しかし、この風景を見ても、俺の記憶には何の変化も起こらない。

「街並みも見覚えないし…はぁ…そう簡単に記憶が戻るわけないか」
 少しは期待してたんだがな…と一人愚痴を零していると―――

 ――ザッ―ザザッ―――
 っ痛! …頭痛ぇ。また頭ん中にノイズが聞こえてくる。

 ――■■ビ■ム・ボ■■―■兵――■リ■・■ロ■■―――僧■―――

 !? 何だ、今のは! 何かが俺の中に流れ込んでくる…
 何言ってるのか、はっきり聞こえねえ…って、さっきから痛みが治まらない。
 オイ! 誰だか知らねえが、痛いだけならさっさと失せろ! 訳分かんねえ知識なんか意味ねえんだよ!

 暫くして、痛みは治まった。
「ハァ、ハァ…ったく、何なんだ、一体?」
 記憶に関することだろうか?と思い、再び思考したが、変化なし。
 …痛みの代償すらないんかオイ!
 空しいだけだったので、記憶に関することを考えるのは止めた。


 さて、気を取り直して、俺が今、直面している問題について考えよう。
 即ち、「衣・食・住」である。
 まず「衣」、これは今着ているスーツだけで暫く我慢するしかない。
 次に「食」、現在腹は減ってないが、断食なんてしたことがない俺じゃあ、1日も持たないだろう。
 最後に「住」、今のままじゃ、野宿することしか出来ない。

 そう…俺はこのアヴァターで使われている『お金』を持ってないのだから。

 学園を出る前に、ダウニーさんにこの世界の通貨を見せてもらった。
 案の定、俺の世界のお金とは違っていた。
 …そりゃそうだよな…俺の世界ですらいろんな通貨があるのに、別世界で俺の金が使えるなんてこと在る訳ないよなあ…
 つまり、今の俺は『ホームレス』でしかない訳で…

 マズイ…不味すぎる…このままでは、3日も経たずに野垂れ死にしてしまう。

 これは可及的速やかに仕事を探さねば、盗みでもしないと生きていけない身になってしまう。
 だが、大した取り柄も無い俺が、「盗み」なんてこと自体、成功するとは思えない。捕まるのがオチだ。
 …最悪、刑務所で暮らす事も考えなきゃならんかもしれん…

 イカン…どんどん考えが悪い方に向かってる。
 そんなことには、絶対なりたくないので、仕事がないか探し始めた。
 さてさて、果たしてそう都合よく見つかるかねぇ…


 ――そして夕刻。
 結果は………見つかりませんでした。
 チクショー…、出身地が『身元不明』ってのが不味過ぎた。
『異世界から召喚された』と言っても、それを証明できる物として、持ち物の中では『俺の世界のお金』と『携帯電話』ぐらいしかなく、お金を見せても信用してもらえなかったし、携帯を見せようとしたら、電池が切れており説明の仕様がなかった。
 そんなこんなで、何処にも雇って貰えず、計画は一日目から行き成り頓挫してしまった。
 運が悪いにも程があるぞ! と叫びたかったが、腹が減ってそんな気力すら湧いて来なかった。

「…はぁ〜〜〜」
 深い溜息を吐きながら、とぼとぼと街道を歩く。
 グゥーーー
 …腹が減りすぎて今にも倒れそう…どっかに小銭でも落ちてないかなぁ…


「んだ〜このガキ!」
 …へ? 顔を上げると、人相の悪そうな男達が俺を見ていた。
 やべ…下ばっか見て歩いてたから、どうやらこの兄ちゃんとぶつかったらしい。
 辺りを見回すと、そこは人通りの少ない道だった。
 …何時の間にか、ちょっと危なそうな場所に来てしまっていたらしい…
「オイオイ…ゴメンナサイって謝ることも出来ねえのか〜!?」
「はぁ…どうも済んませんでした…」
 とっとと謝って先へ行こうとすると…
「テメェ…謝ったぐらいで済むと思ってんのか〜!?」
 …最悪だ…こいつ等、どうやら見た目道理のごろつき共らしい。
 ヤバイ状況になる前にさっさと逃げようとしたら…

「オイオイ…俺達がテメェを逃がしてやるとでも思ってんのか〜」
 ごろつき共の誰かに足を引っ掛けられ、地面に倒されてしまった。
「タダで済むと思うなよ〜テメェにはタップリお礼させて貰うからなぁ〜」
 ヤバイ…このままじゃシャレならんことになる。
 そんな結論に至ったので、すぐに俺は大声を上げた。

「助けてー! 殺されるーーー!!!」

 だが、悲鳴を上げても状況は全く好転しなかった。それどころか…
「テメェ! 何叫んでやがるんだ、コラァ!」
 ごろつき共を逆上させることしか出来なかったらしい。
 その中の一人が、俺の腹を思いきり殴った。

 …ウッ、病み上がりの身体に今の一撃は一層効いた。
 足に力は入らないし、声も出せない。
「余計なことしやがって…少々痛い目見ないと分かんねえみたいだな〜」
 …それは、殴ってから言う事じゃない…とか考えてると、今度は別の男が顔を殴った。
 中途半端に強いのか、痛いだけで意識が途切れる事はなかった。
 倒れる事さえ許さないのか、二人がかりで俺の腕を掴み、羽交い絞めにされる。

「へっへっへっ…覚悟しろよ〜、このガキ」
 そうして、『理不尽な暴力』が始まった。


 あれから、どのくらいの時間が経過したのだろう。
 奴等にサンドバッグ状態にされ、殴られたり、蹴られたりし続け、俺の身体はまたボロボロになってしまった。
 まだ意識が残っているのが『幸運』なのか『不幸』なのか考えたくなかった。
 …さっきから、体中痛い…『刃物で斬られたり』して血が大量に出てはいないが、それでもヤバイ状態に変わりない。
 …自分の体なのに、曖昧にしか分からないが、骨が何本か折れていることぐらいは分かる。
 …ア〜、傷を認識したら、余計に痛くなってきた…

「何だ〜、その面は!? 気にいらねえんだよ!」
 …また、殴られた…俺の顔で逆ギレされても如何しようもないし、第一、お前なんかに気に入られる筋合いは無い…
 …こんなに殴られたりしてるのに、何で気絶できないんだろう…痛すぎて意識が覚めてしまうのか、それともわざとこいつ等が気絶させないようにしてるのか…
「余所見してんじゃねぇ! 殴り足りねえのか!」
 …こいつ等がそんなことを考えてやる訳無いよなぁ…賢そうな雰囲気欠片もないし…
「何だ〜、その目は!? 俺様をバカにしてるのか!!」
 …少し訂正…感情くらいは読み取れるらしい…いや、俺の顔に出てたのかな? どっちにしろ、怒るってことは、自分が馬鹿だって自覚あるんだな…


 さらにズタボロにされ、奴等も殴るだけに飽きたのか、俺の持ち物を物色し始める。
 止めるような気力は無かったし、抵抗しようとすれば、その度に殴られた。
 流石に殴られ過ぎたのか、俺の意識は遠くなろうとしていた。
 …もう駄目かなぁ…助けは全然来ないし、起きてようが、眠ってようが、絶体絶命には変わりないし…
 もう自分は助からないだろうと諦めかけていた、その時…

 ―――意識が消えようとする中で、俺はその光景を見てしまった。

 ――奴等が俺の財布の中にある『お札』を『破り捨ててる』光景を!!!――

「けっ、何だこの紙? 金も入ってねえのかよ、この役立たずが!」
 勝手に逆ギレした野郎が俺の顔を殴る。
 そんな事よりも俺は、一刻も早くその「惨劇」を止めたかった。

 ―――やめてくれーー!! あー! 千円札や五千円札が! ぎゃあーーー!!! 一万円札まで!!!

 だが、その願いも空しく、俺の『全財産』は塵となってしまった…
 …お前等なんて事してくれたんだ! 本当に『文無し』になっちまったじゃねえか!!!
「何、生意気な目をしてやがるんだ、テメェ〜!?」
 さらに、奴等は俺の顔をまた殴る。
 しかし、今の俺は「痛み」よりも大きな「哀しみ」に支配されてしまっていた。


「いいから、その顔ヤメロってんだよ!」
 奴等が俺を脅す様に殴ってくる。
 …俺は、その時、右腕を掴んでいた奴の腕を思いきり噛み、左腕を掴んでいた奴の足を思いきり踏んだ。
 何とか俺は、このサンドバッグ状態から抜け出す。
 そして、真正面にいた奴の面に、ヘッドバッドをかました。

「テメェ…死にてぇらしいな…」
 ヘッドバッドぶちかまされ、鼻血を出してる奴が俺を敵のように睨む。

 だが、そんな事如何でもよかった…
 こいつ等は、俺の「希望」をぶち壊した。
 よくよく考えて見れば、何で俺だけこんな理不尽な目に遭わなきゃならない!
 行き成り異世界に召喚され、その矢先にゴーレムに殺されかけ、挙句にカツアゲされなきゃならん!!
 こいつ等だけの所為じゃないが、俺のお金を粉々にしたことに変わりねぇ!!!

 この時の俺は、勝算とか相手の生死なんて考えてなかった。
 ――― 一人でもいいからボコボコにしなきゃ気が済まなかった。

「かまわねぇ! コイツをぶっ殺せ!」
 その掛け声を合図に、ごろつき共が一斉に襲い掛かってくる。
 俺は、その声の主を目がけて突っ走った。


 …あのゴーレムの攻撃に比べたら、あまり怖くない。
 他の奴等の攻撃を避け続け、躊躇うことなく、俺は掛け声を出した男に体当たりし、マウントポジションを取る。
「この…退きやがれ、テメェ!!」
 …さて、『殴る』からには『殴り返される』覚悟ぐらいあるよなぁ…
 …無かったとしても、ボコボコにすることに変わりはないが。

「テメェこそ死ねーーー!!!」
 俺はそれだけを叫んで、奴の顔に有りったけのパンチを叩き込んだ。
 効いてるとか、効いてないとか関係なく、力尽きるまでガムシャラに殴ってやった。


 ―――けど、元々ケンカなどした経験が無い事に加え、一週間寝込んでいた+さっきまでサンドバッグにされていた状態で体力が残ってる筈も無く…

 再び、奴等にボコボコにされていた。
 そりゃそうだ、戦いの経験も無い、ましてや1対多の戦力を覆せるほどの技術もない俺が、奴等に反撃されるのは目に見えていた事だ。
 冷静な奴なら、あの時、体当たりした後、残った体力で逃げ続けた方が、まだ助かる可能性はあったかもしれない。
 だけど、『あんな光景』を目撃し、全てを失ってしまった俺には、そんな事に気付くことも、クールになることも出来なかった。

 さっきよりも容赦なく殴られ、俺の身体は危険すぎる状態になってきた。
 こりゃ死んだかな? と自分でも思うくらい傷ついている。 
 …ま、一矢報いれただけ、まだマシか…
 俺が殴りまくった奴は、俺と同じくらいまで顔が変形し、横たわっていた。
 …リーダー格を潰したと思ったんだが、こいつ等は統率の執れてる集団じゃなかったみたいだ…
 そんなことなど関係ないかのように、容赦ない暴力が続いている。
 …せっかく、生き長らえたのに、もう終わりか…やってらんねぇ…
 完全に諦めの境地に入り、もう如何でもよくなってきた。


「こいつでトドメだ! くたばれ!!」
 ごろつき共がこの一撃で終わらせるかの如く襲い掛かる。


 ―――その時、『誰かの声』が聞こえた。
「居たぞ! こっちだ! 早く来い!!」
『誰か』が『何か』を先導している。
「こらー、きさまらぁ! そこで何をやっとるかぁ!!」
 その声に続いて、鋭い笛の音が聞こえる。 
「くそっ! 警備兵だ!」
「チッ、命拾いしたなぁ、小僧。おい、逃げるぞ!」
 それと同時に、ごろつき共は俺の事を放っておいて、逃げ出し始めた。
 …一人くらい足でも掴んでやりたかったが、腕を動かす力すら今の俺には無かった。
「まてぇーい!」
「またんかぁ!!」
 それを追って行く警備兵とは別に、『誰か』と一緒に駆け寄ってくる警備兵の姿が見えた。


「おい、大丈夫か!? しっかりしろ!!」
 心配そうな声が聞こえてくる。
 …こんな姿、如何見たって大丈夫じゃないだろ…
 今の俺にはそれに答える気力も無い。
「寝るな! 寝たら死んでしまうぞ!!」
 意識を繋ぎ止めようとするかの様に、必死に呼びかけている。
 …それは、雪山とかで昏睡状態になった時に言う台詞じゃ…あ〜今も似たような状況か…
 必死の呼びかけも空しく、俺は眠りに落ちようとしていた。
「いかん! おい、――、―――」
「何言ってるんだ、――、―――」
 彼等が何か喋っているが、よく聞こえない…
「馬鹿者! ――、―――」
「…仕方ない。――、―――」
 話し終わったのか、警備兵が動き始めた…
「――、――、―――」
 もう、何を言ってるのか、全く分からない…
 ただ、俺に呼び掛けている『誰か』の姿がおぼろげに見えた…
 ……女の…子?………

 ―――そして、俺の意識は闇に落ちた。


「……ん…?…」
 気が付くと、こぢんまりとした一人部屋にいた。そして、ベッドに寝かされている事に気付く。
「おお、目が覚めたか?」
 何処かで聞いたことがあるような声が聞こえる。
 声のした方へ振り向くと、胸辺りまで届く桃色の垂髪と青い瞳をした少女が、ほころびた表情で俺を見ていた。
 …あれ? この子、さっきの?
「…ああ…っ痛!?」
「行き成り起き上がるでない。手伝ってやるから、ゆっくり体を起こせ」
 少女の助けを借りて、ゆっくりと上半身を起こす。
 …なんか、こんな近くまで密着されるとドキドキするぞ…
 初めての体験に、心があたふたしていた。
「…ありがとう…此処は?」
「今はそんな事まで考えなくともよい。まずは、傷を癒す事だけを考えろ」
 少女が俺の不安を取り除かせる様に戒めてきた。
 その言葉に安心し、まずは礼を言う。
「…分かった…そういや、あんた誰だ?」
「? …あんた?」
 少女が首を傾げる。フランクな言葉が分からないらしい。
「悪ぃ…あなたの名前は?」
 そう思い、丁寧な言い方で聞いて見た。
「私か? 私の名は…」
 そして、少女が己の名前を語る。

 ―――本来、この『段階』では知る筈の無い名を。


「クレアと言う。以後見知りおくがよい」
 ―――こうして俺は『彼女』と出会った。


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 次回 DUEL SAVIOR ASTRAY 

 第5話 「初めて」の女の子 〜 Crea 〜

  『お主は、間違っておらんのだから…』

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 キャラクター紹介

 クレア
  ある日救世主候補に会いたいと学園を訪れた少女。
  古風な言葉遣いで、一見わがまま放題のただの生意気なガキ。
  どうやら学園長の知り合いらしい。
  一真に対しての第一印象は「ぶっきらぼうな男」
  一真曰く、「越えるべき壁」とのこと。

 補足.DUEL SAVIORに出ている人物の説明はDUEL SAVIOR DESTINYのホームページを参照しています。

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 補足説明

 Outsider:"のけ者"という意味で使いました。

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 あとがき

 みなさん、感想ありがとう御座います。作者のManiaです。さて、今回のゲストは…
「みなさん、初めまして。当真 未亜です。ようやく、クレアちゃんが正式に登場したね」
 おう。まだ序章程度だが、次回は一真とクレアが激しく言い合う展開を予定しているので、程好く期待しててくれ。
「じゃあ、恒例の質問コーナーに入るね。えっと、一真さんとクレアちゃんの出会いをこんな形にした理由は?」
 一つは、まだ一真が自分の世界に帰る事を強く意識しているので、その繋がりを絶つため。もう一つは、彼を如何しようもない状況まで追い込んで、負の感情を溜め込む状況にしたかったからです。
「…まあ、それが次回で爆発しちゃうのか心配だけど…。次に、前回の続きになるかもしれないけど、お兄ちゃんは『誰のルート』を行く予定なの?」
 一応、大まかなプロットは出来ており、どのルートにするかも決めてはいますが、この作品の全てのネタを出すとなると、『あの2人のヒロインのどちらか』という可能性が高いです。
「…巷ではあまり人気が無い『あのルート』の可能性もあるの?」
 私は『あのルート』非常に好きですよ。それぞれの感情が浮き彫りに出て、大変弄くりがいがありますし、強大な力を持った者達がぶつかり合えば、ああいった形になるのが普通じゃないかと思います。まあ『あの悲劇を変えたい』というのが一番の理由ですが。
「そこまで続けられるかが、一番の心配だけどね…」
 時間が掛かるのは間違いないが、必ず最後まで完成させる! まあ…応援が無いとちと苦しいが… 
 それでは最後に、この作品を読んで頂いた方々、質問や感想をお待ちしております。
「これからも、末永くお願いします」

 草々

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 レス返し

 捨丸様

「で、タイトル通り、このまま私達と行動を共にする様な動きは無いの?」
 そこまで、オリジナルな形に持っていく力は無いので、他の方々が既に書かれているようなネタと似たようなモノもあるかもしれませんが、少しは作者也の形で表現できれば、と思って書いていく予定です。
「次回からの展開は?」
 まずは、彼の「衣・食・住」の解決を。どのような展開でクレアと絡んでいくかが課題ですね。
「果たして、何処まで名前負けしないか…」
 応援の方、これからもよろしくお願いします。 


 カシス・ユウ・シンクレア様

「やっぱり、批評された意見がどんどん来たね」
 でもそれは、後書きまでちゃんと呼んでくれてる訳で、私としては非常に助かります。
「あんまり凹んでないね?」
 俺としては、こういうのも知識の一つとして勉強になると思う。むしろ、感想が来なかったら…と思うほうが恐ろしい。
「これからも、ビシバシ扱いてやって下さい」
 他の方々もよろしくお願いします。


 イスピン様

「敵側の武器とかを考えるのもいいけど、一真さんには武器があるの?」
 それはもう決定してる。近距離型の武器を持たせる予定だ。
「何時頃、登場させる予定なの?」
 後2、3話先の予定だ。もう少しだけ待ってくれ。
「その武器って作者のオリジナルのものなの?」
 いや、私が好きな作品の武器にするぞ。どんな武器なのか、一寸は期待してくれると嬉しいな〜と願ってます。


 柘榴様

「結構、主人公イベントを出しまくっちゃったね」
 これからもこの状態を維持し続けられるかも課題になってくるな。
「でも、今回のイベントは流石に唐突すぎない?」
 いや〜、これぐらいの事しないとクレア嬢には会えないでしょう…すいません、作者が鬼なだけかもしれません。
「今時、ごろつきがこんな台詞を喋るかなぁ?」
 俺も実際に遭遇したことはないので、漫画や小説等を参考にしてみたんだが、おかしな点が在ったら、遠慮なく送って下さい。まだまだ初心者ですが、あとがき待ってます。

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