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「DUEL SAVIOR ASTRAY(デュエルセイヴァー アストレイ)(DUEL SAVIOR DESTINY+オリジナル)」

Mania (2006-05-30 19:50)
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 これは少し未来のおはなし。


 そこは何も無い世界だった。

 上も無く、下も無く、右も無く、左も無く、
 北も無く、南も無く、東も無く、西も無く、
 陸も無く、海も無く、空も無く、星も無く、
 光も無く、闇も無く、陽も無く、月も無く、

 そこはただ何も無い世界だった。

 そこに、2つの「何か」が居た。

「■■■■■■■ーーーッ!!!」
 男が居た。彼は眼前の「何か」に叫んでいた。
「■■■■■■■ーーーッ!!!」
 女が居た。彼女は眼前の「何か」に叫んでいた。

 2人は眼前の「何か」に叫び続けていた。

 男が叫ぶ。
「もういいだろ! 何でお前が『ここ』に居なきゃいけねぇんだよ!」
 女が叫ぶ。
「五月蝿い! これは私が選んだ道だ!」

 男が叫ぶ。
「もう終わったことだろ。お前が背負ったって如何にもならないだろ!」
 女が叫ぶ。
「如何にもならないだと…お前がそれを言うのか!」

 男が叫ぶ。
「もう駄目なのか? もうお前は戻れないのか?」
 女が叫ぶ。
「『在り得ない』だろうな。『これ』がどういうモノなのか、お前が一番良く『識(し)って』いるだろう?」

 そして、一瞬とも永遠ともいえるような時間が過ぎ―――

 男は『女の名前』を嘆くように叫んだ。
「うあああああっー! ■■■■■ーーー!!!」
 女は『男の名前』を猛るように叫んだ。
「はあああああっー! ■■■■■ーーー!!!」


 これはこの物語の少し未来のおはなし。
 そして、この物語の始まりはこの時から数ヶ月前まで遡る。


 第1話  始まりは唐突に 〜 Welcome to Avatar 〜


「ん…うぅ」
 背中に冷たい感触がする。あまり気持ち良くなかったので体を起こした。
「つぅ…あぁ…」
 頭がぼ〜っとする。意識をはっきりさせるために二、三度頭を振った。
「ふぅ…ん?」
 一息つくと、視界がはっきりしてきた。そして俺は…
「何だ…ここ…」
 そんな、漠然としたことしか考えられなかった。


「ここ、どこ?」
「…俺にもよく分からん」
 すぐ近くから声が聞こえる。どうやらここに居るのは俺だけじゃないようだ。

「それよりも、大丈夫か? 怪我ないか?」
「うん…多分、お兄ちゃんのおかげで」
「いや…俺は」
 聞こえてくるのは男と女の声だけ。「男性・女性」というより「男の子・女の子」といった感じだ。
 どうやらここにいるのは俺達だけらしい。そんなことを考えながら辺りを見回してみる。

「にしても…未亜じゃないけど、ここはどこだ?」
 そんなことは俺が知りたい。
 確か俺は布団で寝てたはずだ。なのに目覚めたら石造りの部屋にいるとは…
 …石造り? もう一度辺りを見回す。…俺の視力に異常が無ければここは石造りの部屋だな。
 …ちょっとマテ。自分の頬を抓ってみる。
 …イタイ。それ以外、何の変化も起こらなかった。
 …オ〜ケイ。どうやら夢じゃないらしい。


「あらまぁ、話が違うじゃないの」
「っ!?」
「あ…」
「ん?」
 そんなことを考えてると、そこに見知らぬ声が聞こえた。

「今日召喚の儀があるなんて、あの子なんにも言ってなかったのに〜」
 慌てて体を起こした二人と同じように、俺は声の方角を見る。
「ま、いっかぁ…ようこそ救世主(メサイア)♪ 根の世界アヴァターへ」
「「「………」」」
 …目の前に、『凶悪』なまでにおっきな胸をした女性がいた。
「どこ見てるのよお兄ちゃん」
 …俺に対して言われたわけじゃないが、なんとなく視線を顔の方へ移す。

「あなたこそは、4人目の救世主候補よ」
 見知らぬ女性は少女に対してそんなことを口にしていた。
 …何言ってるんだ? この人。
「あたしはダリア。ここの戦技科教師をしているの。よろしくね」
 …ダリア? …あれ? どっかで聞いたことあるような…
「貴女はこの世界を救う救世主(メサイア)の候補に選ばれたの。おめでとう!」
 …救世主? これも聞いたことある気がする。
「お、おめでとうって…」
 少女が呆然とした感じで返答している。
「おい、胸のでかいね〜ちゃん。あんたいきなり何をわけわからんこと言っとるんだ?」
 そうだ… 訳分からんはずなのに… つ〜か初対面の女性に「胸のでかいね〜ちゃん」はねえだろ。
「訳わからんはないでしょう? 救世主候補に選ばれるのは世界一の大金持ちになるより難しいのよ?
 全次元の世界を合わせても、今のところあなたを入れて4人しかいないんだから」
 いや、そんな訳分からんものに選ばれるくらいなら世界一の大金持ちの方が俺としてはいいような気がするんだが…
「は、はあ…?」
「…ファンタジーだ」
 二人は彼女の言っていることに呆然としてる。
「しかも真の救世主に選ばれればすべての世界はあなたの思うがまま。こんなおいしい話、放っておく手はないわよね?」
 それって、真の救世主とやらに選ばれなかったらどうなんだろ? と心の中でツッコんでみる。
「は、はあ………」
「紛うことなきファンタジーだ…」
 二人は「何言ってるんだろ?この人」みたいな様子で答えたり考えたりしている。
 …まあ、その事に関しては俺も激しく同意したいんだが。

「ん〜…? ひょっとして、救世主の事なにも聞いてない?」
 ダリアと名乗った女性が少女に質問をしている。…どうやら思い当たる事があるらしい。
「救世主…?」
「リコから何も聞いてない? アヴァターの事か、赤の書の事とかも?」
「アヴァター…?」
「あらぁ…ひょっとして何も説明せずにいきなり召喚したのぉ? それはマズいわねぇ」
 彼女は少女に対して何かを確認しているようだった。
 …救世主 …アヴァター …やっぱどっかで聞いたような気がするんだがなぁ?
「そういえば当のリコの姿がないわね。どうしたのかしら…」
「いや、どうしたのか聞いてるのは俺たちの…」
「え〜と、あなたたちには黙秘権があります。あなたたちの発言は、裁判で証拠として採用されることも…」
「越権逮捕だオラァ!」
「やぁねぇ、単なる異世界ネタじゃない♪ 通じて良かったわ〜」
 この人少年が言ってる事全く聞いてないよ…
 なのに漫才になってるのは凄いというかなんというか…
「異世界…」
「いいわ、こんな所で立ち話もなんだし、とりあえず学園長室に行ってくわしい話をしましょうか」
 この人勝手に話進めちゃってるし…ある意味凄いな。


 …ん〜、けど何かさっきから頭に引っ掛かったものがあるんだよなぁ〜
「―――と」
 …ん〜、なんだろな〜
「――っと」
 …もう一寸で何か思い出せそうな気が…
「ちょっと! 君!」
「う、うわぁ!」
 突然の大声に情けない声を揚げてしまった。
「な、何するんですか! いきなり」
「はぁ〜、さっきから無視してたのはそっちなのに逆ギレはないんじゃない?」
 …げっ、そんなに考え込んでたか俺。
「うっ… す、すいません。ちょっと考え事しちゃってて…」
「まぁいいわ、確認したいんだけど、君も人間の男の子?」
 …何だ、その質問は?
「はぁ… まぁ一応そうですけど…」
 質問の意図が分からないが、取りあえずそう答える。
「一応って何だ。一応って…」
 少年が呆れた様に言う。
 …仕方ないだろ。他に答え様あるのかよ。
「自動人形(オートマタ)とか、人間にそっくりなペットとかじゃなくて?」
「…それはそれで凄いような気もしますが、そんな奇天烈なものじゃありません」
 …自動人形が何なのかは知らないが、そこは問題じゃないと思う…多分。
「君もこの子達と一緒に召喚されたの?」
「いえ…この二人とは初対面です」
「なら、ここに来る前に赤い本を拾わなかった?」
「何すかそれ?」
 …つ〜か、気付いたらここに居たんだが。
「ん〜、君は間違って召喚されちゃったのかなぁ?」
 女性はなんか自分だけ分かった様な言い方をしている。
 …何を言ってるのかさっぱり分からんが、気の毒そうに俺を見ている事だけは分かった。
 …オイこら、そんな可哀想な人みたいに俺を見るな! こっちまで不安になるだろうが。
「…そうねぇ、一緒についてきて。こちらの事情を歩きながらかいつまんで話してあげる。そういえば君、名前は?」
「そ、そうだ。あまりに電波な事ばかり起きて気付かなかったが、お前誰だよ?」
 …まぁ、俺考えてばっかで別に喋って無かったしなぁ。
 …けど、お前はないだろ、お前は。これでも俺、そっちよりは年上だと思うぞ。
「…人から名前を聞く時は、まず自分からって言われなかったか? まぁいいや。俺の名前は…」
 …え〜っと、俺の名前…なまえ……ナマエ………どうやら俺もかなりテンパッてたらしい。
「…南雲、南雲 一真(なぐも かずま)だ」


「へぇ〜、大河バイトしてるのか。そいつは災難だったな」
 ダリアさんの案内の途中、俺達3人は簡単な自己紹介をしていた。
 少年の名前は当真 大河(とうま たいが)、少女の名前は当真 未亜(とうま みあ)と言った。
 二人共、俺が年上だった事に少し驚いたが(あまり大人には見えなかったらしい、これでも一応スーツ着てるのに…)、結局「タメ口で話して構わない」という形に収まった。
 ちなみに上の説明通り、今の俺の格好は濃い紺色のスーツを着た、いわゆる「ビジネスマン」の姿だ。
 …就職の面接が終わったばかりで疲れてそのまま眠ったからなぁ。
「そうなんだよ。はぁ…あと一月で昇給だったのに」
「いや、もっとまずい事に為るんじゃないか?」
「は? どういう事だ?」
「だって、勝手にバイトをサボった事になるんだろ。もしかすると、減給ってことも有り得るかも…」
「うっ…そういえば、店長怒るとメチャクチャ怖いの忘れてた…」
「俺もコンビニでバイトの経験あるからなぁ。そんな店長なら尚更仕事には厳しいんじゃないのか?」
「はぁ…今日の俺の運勢最悪かも…」
 大河は、それはそれは深いため息をついた。
 まぁ、ご愁傷様とだけ言っておこう。…同情はしてやらんがな。
 …しかし、さっきから未亜って子全然喋ってないよな。
 顔を向けるだけで、すぐ大河を壁のようにして隠れるし。
 大河が言うには、未亜は酷く人見知りが激しいらしく、特に男性に対しては身内位しか免疫がないらしい。
 …そんなに、俺が怖いのか? まあ俺の顔は普通だしな、と自分でも思ってるけど。
 それに対して、大河の顔は俺と比べると結構美形じゃないかと思う。
 なのに大河が「今日で百度目の玉砕だったし…」とか「何で女にモテねえんだろ…」と口にした時は、軽〜く殺意が芽生えたのは俺だけの秘密だ。

「なぁ、大河」
「ん? どうした」
「さっきダリアさんが言ってた事、お前どう思う?」
「どう…って?」
「ここが『俺達がいた世界じゃない』ってこと」
 そう、俺もさっきダリアさんから説明されたのだがどうも信じられない。
 ここは、根の世界「アヴァター」という世界であること。
 俺達はこの世界に「召喚」されたこと。
 俺達が「すぐに元の世界には帰れない」ということ。
 とまあ、基本的なことを説明したらしいのだが…
「いきなり『ハイ、そうです』って納得できないよなあ…」
「っていうか、あのね〜ちゃんが電波なだけじゃないのか?」
「さあな。ただ、今はっきりしているのは、これが夢じゃないってことぐらいだよなあ」
「いや、もしかしたら俺達みんなで集団催眠に掛かっているのかも…」
「殴って確かめてみるか?」
「ちょっとマテ、何で俺が殴られなきゃならん? ここは年上が確かめるべきだろ?」
「うるせえ、俺は痛いのは嫌なんだよ。そんなことに年とか関係あるか」
「我が侭な奴だな。ま、くだらん話はここまでにして、
 さっきの質問だが、ここが『俺達の知らない場所』ってことぐらいしか分からねえよ」
「そうだよなあ…情報が全く無いもんなあ」
「それに『異世界に召喚』なんてこと在り得るのか? 小説やゲームじゃあるまいし…」
「さあ? 『事実は小説より奇なり』なんていうけど、ドッキリでもしてるんじゃないかって思った方がまだ現実味あるぞ」
「ドッキリって…かなり古臭いこと言ってるぞ、お前」
「他に、良い例え方でも?」
 そんな他愛も無い話をしていると…

「何してるの〜。そろそろ準備できたからこっちいらっしゃ〜い」

 ダリアさんが出口で俺達を呼んでいた。
「ま、考えてばかりいてもしょうがねぇ。とりあえず行ってみようぜ。未亜、一真」
「う、うん」
「そうだな」
 確かに大河の言うとおり考えても分からねえし、俺も彼らの後を付いていった。


 この時、俺はまだ「此処は自分が知らない場所なんだろう」ということぐらいにしか考えていなかった。


「ダリアさん、さっきから何してたんですか?」
「ん? まぁ、あなた達の住んでいた世界じゃないことを手っ取り早く証明するための準備かしら」
「準備? 一体何するつもりですか?」
「すぐに分かるわ…さてと、今からレビテーションするから君もこっち来なさい」
「は、はぁ…」
 …ん? 今何つった? レビテーション?
「それじゃ、いくわよぉ〜」
 なんかそれ魔法とかでよく耳にするものじゃ…なんて思ってると…

 ―――次の瞬間、俺達は文字通り『空を飛んで』いた。

「な…」
「ん、だってぇ!?」
「……!」
「信用したぁ?」
 風の音が聞こえる。眼下には緑と山に囲まれた風景が見える。
「「「………」」」
 俺達3人共、余りの非現実的な光景に言葉がなかった。
 …最も、俺は別の意味で言葉がなかったんだが。
「ちょっとぉ、レビテーションは結構魔力消費が激しいんだからね。早く納得してくれないと落ちちゃうわよ」
「嘘でしょ…?」
「嘘だろ…?」
 本当に、嘘で在って欲しかった。夢だと思いたかった。
「どこなんだよ、ここは…」
「だからさっきからアヴァターだって言ってるじゃないの」
 だが、俺の身体が感じているものは紛れも無い「現実」だった。
 眼下に広がる世界… 
 石造りや、木造の建物。そして、広がる平原。
 そう、俺はこの景色を「見て」いた。
 俺の世界で「ゲーム」という形で…
 ここに来てから、ずっと頭に引っ掛かっていたものが取れた様な気がした。
 そして理解してしまった… 自分が置かれている状況を…
「DUEL SAVIOR(デュエルセイヴァー)……?」
 俺はその「ゲーム」の名をいつの間にか呟いていた。
「わたしたちの街は? 家は? 学園は!?」
「ファンタジーだ…もう、何が何でもファンタジーだ…」
「そろそろいいかしら…? それじゃあ、学園長室へと案内するわ。
 これ以上の詳しい話は学園長から聞いてね。ちょっと今までの事情とは違うみたいだし、どう対処していいものやら」
「「「………」」」
 …身体が地面へと降下していく中、俺は何も考えられず、ただ呆然とすることしか出来なかった。 


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 次回 DUEL SAVIOR ASTRAY 

 第2話  予想外の死 〜 Propriety Test 〜

  『俺、生き残れるかなぁ…』

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 キャラクター紹介

 南雲 一真(なぐも かずま)
  この物語の主人公。年齢21歳・男性・日本人・一般人・独身(女性と付き合った経験全くナシ)
  就職活動中の大学生・大河と同じくラノベ(ライトノベル)読者
  DUEL SAVIOR DESTINY(デュエルセイヴァー デスティニー)を一通りプレイした経験あり
  (しかし、現在ほとんど思い出せない状態:詳しくは第2話で)
  モデルはTVアニメ スクライドの カズマ
  姿はアニメより少し成長している
  性格はちょっと賢くなっている為「馬鹿」になれない状態
  尊敬している人物は小説 リアルバウト ハイスクールの 南雲 慶一郎 等多数。
  喧嘩の経験は全く無い。もちろん、「殺し合い」の意味など小説で理解しているつもり程度。
  今の自分がいる環境にはそこそこ満足しており、「自分が楽しく生きれればそれでいい」と思っている節がある。
  そのため、元の世界(地球)の生活にも多少不満はあるものの、平和に暮らしているだけまだ幸せだと思っている。
  性格は自分勝手(助けたい奴は助けて、後の奴は知らんといった考え方)。

 当真 大河(とうま たいが)
  本作品DUEL SAVIORの正式な主人公。
  現代の日本から召喚されてアヴァターにやってきた。
  自分の煩悩に忠実で、モテモテになりたい!と心から願っている。
  世の中の女は全部俺のモノ!的な考えを持っているが、それを認めているのは本人だけという悲しい男。
  妄想も暴走しがちで基本的に粗忽。
  だが行動力だけはバッチリあるという困りモノ。
  しかし、根っこは善人なので、嫌われることは少ない。
  一真に対しての第一印象は「俺よりモテなさそうだし、友達でもいいかな」
  一真曰く、「いつか修羅場で地獄に落ちろ」とのこと。

 当真 未亜(とうま みあ)
  大河の妹。大河とともにアヴァターへ召喚されてくる。
  役どころとしては、暴走しがちな兄・大河へのツッコミ役。
  大河のフォローにいつも回っているせいか、しっかりものでもある。
  とはいうものの性格は比較的おとなしく控えめで、甘えん坊。
  いつも大河の側にいるのが当然だと思っている。
  一真に対しての第一印象は「顔は怖いけど、悪い人では無さそう」
  一真曰く、「せめて露骨に避けないでほしいなあ…」とのこと。

 ダリア
  フローリア学園教師。妖艶な美人。
  奔放な性格で、ダウニーとはまた逆の意味で生徒の恐怖の対象。
  教師としての資質は優秀。
  一真に対しての第一印象は「何処にでも居そうな普通の少年」
  一真曰く、「あの性格は別の意味で凄いよなあ」とのこと。


 補足.DUEL SAVIORに出ている人物の説明はDUEL SAVIOR DESTINYのホームページを参照しています。

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 あとがき

 みなさん、初めまして。このSSが初投稿となるManiaと申します。
「よっ。この物語の主人公、南雲 一真だ。ってここ何処だ?」
 ようこそ、一真君。ここは、根の世界『アヴァター』…ではなく、私(作者)の世界『あとがきコーナー』だ!
「おい、てめえ。こんな所に俺を呼んでるんじゃねぇ。俺は今、向こうの事で精一杯なんだぞ!」
 そんなこと知らんよ。私だけであとがきをしてもつまらないからね、面白くするためのゲストとして君を呼んだまでだ。
「ふざけんな! 何でゲストなんか作る必要があるんだ!」
 私が書きたいからだ!
「………ま、自己紹介はこの辺にして、このお話は、PS2ゲーム DUEL SAVIOR DESTINYにオリジナルを加えた2次小説だ」
 軽くスルーしたね、君。まあいいや。え〜みなさんに諸注意として、私はPC版の方をプレイしていないので、エロいシーンを書く事はできません。ご了承ください。
「ま、これも作者に金がないからだな。んじゃ改めて、質問なんだが…」
 何気に酷いな、お前。で、何だい?
「一番重要なこと、このSSのジャンルは何なんだ?」
 一応、オリジナル主人公を加えた再構成モノ。あと「ハーレムルート」にはしないぞ。
「じゃあ、どんな内容を書くんだ?」
 少しシリアスが入ったSSにしようと思う。ハーレム系のお話は素晴らしい方達がたくさん書いているしな。俺なんかじゃ足元にも及ばない。
「ま、駄作にならないことを祈るか。あともう一つ、『あとがき』はずっとこんな形なのか?」
 読者の皆様が満足して頂けるのでしたら、次回はヒロインがゲストの予定になるぞ。
「不評だったら、あんた一人の語りになるがな。ま、無謀な試みだが、精々頑張れ」
 それでは最後に、この作品を読んで頂いた方々、質問や感想をお待ちしております。
「俺の応援も宜しく頼むぜ!」

 草々

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