インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

「ある幻想の魔術師と黒の姫君 第十三話 (まぶらほ+型月系+α)」

REKI (2006-03-06 02:39/2006-03-06 11:07)
BACK<

「初めましてだね。僕は駿司、神城駿司。凛の言った通り剣の師であり兄代わり?かな?」

にっこり笑いながらそういった青年。
その彼に対し警戒したままの和樹とアルト、じっと彼を観察している。
ほんの少しの間、沈黙が訪れたが夕菜と凛が同時に喋りだした。

「あなたが駿司さんですか。初めまして宮間夕菜と言います。」

「なっ何故駿兄がこっここに居るんだ!」

夕菜は自己紹介を返し、凛はまだ驚きが抜けないのか多少どもりながら問い返すと、

「よろしく宮間さん。凛、何故も何もないだろう?手紙には迎えに行くと書いたと思うけど・・・ああ、日にちを書き忘れてたかな。」

悪い悪いと苦笑しながら答える駿司。
答えた後ふいっと和樹達2人の方を向き、

「確かに気配を消して会話を聞いていたのは悪いと思うけどね。そんなに警戒しないでくれないかな?式森和樹君に死徒の姫君?」

そう、やはり笑いながら言った。

「あら・・・私の事は知っているみたいね。」

「当然だね。退魔組織に係わっていて君の事を知らない者なんて居ないと思うよ。」

こちらも微笑を浮かべながらしかし微量ながら殺気を出し問い返すアルト、だがまるで感じないような涼しい顔をして答える駿司。

「そうね。けど知っていて、しかもさっきの会話を聞いていて出てくるなんて思わなかったのよ。」

「はは、確かに。」

その答えに微笑を崩し少し不機嫌になりながら続けたアルトに、やはり変わらぬ表情で同意してみせる。

「だが今ここで襲ってはこないさ、そうだろう?」

「確かにね。」

続いた駿司の問いに同意し殺気を消すアルト。その様子を見た後改めて全員を見回し、

「立ち聞きしていたのは誤るよ。すまないね。さて、君達は僕がここにこうして来た理由を知っているわけだ。」

そこまで言って凛の方を向き、

「でだ、凛。君は本家に帰るつもりは無い。で、いいんだね?」

「ああ。駿兄には悪いが帰る気はさらさら無い。聞いていたなら話が早いな、剣の稽古は式森が就けてくれる。本家に帰らなければならない理由は無い。式森の剣の腕に関しては本家に伝えたと思うが?」

問う駿司に横を向きながら何処か申し訳無さそうな表情で一気に喋る凛。

「確かに。必要は無いだろうね。正直ここに来るまでは半信半疑だったけど、死徒の姫が本当に居るんだ彼の腕の事も本当だろう。」

ふう・・・とため息を吐きながら答える駿司。それにパアッと顔を綻ばせる凛。

「だけどそれなら式森君には僕と戦ってもらう。」

だが続けた駿司の言葉に、

「へ?」

「何を言っているのかしら?」

和樹は訳が解らないといった表情を、アルトは今度こそ本気の殺気を放つ。

「それはそうだろう?凛に今まで剣を教えていたのは僕だ。僕より強くなきゃ変わりに教える意味が無い。より強いものに教わった方が強くなるのも早いからね。」

だがやはりすらすらと言葉を続ける駿司。先ほどとは比にならない強さの殺気をぶつけられているのだが大した物である。

「受けてくれるかな?和樹君?」

「え?あ、は「受ける必要なんて無いわ。」アルト?」

さらっと言われ思わず受けると言いそうになった和樹を遮ってアルトが口を挟む。
その目は駿司を射殺さんばかりに睨みつけている。

「何故必要ないのかな?死徒の姫君。」

「そんな事しなくたって私が出て行って説得すればいいだけだもの。力ずくでね。」

とぼけたような顔で聞いてくる駿司をピシャリと撥ね付けるように答えるアルト。

「そんな事をすれば退魔組織と戦争に「ならないわ。」」

「だってそうでしょう?そうなれば退魔組織だけじゃない協会に教会、それに白翼候の勢力も間違いなく動くわ。後は混血連中もね。
 そんな事になったらまず間違いなく一番最初に潰れるのは退魔組織よ?中堅以下は普通の人間なんだから。
 退魔四家・・・七夜は滅んで一人しか生き残りがいないらしいから三家みたいなものね。その連中みたいに特殊な力や体術を伝えてる家なんて数えるほどしかない。実戦経験をつんでる連中もね。
 それで勝てると思うほど馬鹿じゃないわ。たかが中堅のしかも下の方の家のために戦争なんて起こさないわよ。」

何を言っているのかと反論しようとした言葉を遮り、そっちこそ何を言っているのかと苦笑しながら話す。
それに対して苦虫を噛み潰したような顔をしながらだがさらに問う駿司。

「でも確実に関係は悪化するんじゃないかな?」

「それがどうかしたの?もともと対して良い仲じゃないわ。」

〜説明〜
そう別に仲がいい訳では無い。アルトの勢力の者は白翼候の勢力に比べ数はだいぶ少ないがその分平均的な能力がかなり高い。
したがって体の維持のための人間の血があまり必要では無い。だから人間を襲う事も少ない上にアルトが必要以上に人を襲って血を吸うのを禁じているものだからさらにその頻度は下がる。
しかも襲ったとしてもその襲った人間を死者にする事がまず無い。(これもアルトが命じている。)

ここでこの世界において死者を増やす方法を記載しておく、
1つ目は相手に自分の血を注ぐあるいは飲ませる事
2つ目は相手を殺し自身の魔力を注ぐ事
3つ目は相手にじかに噛み付いて吸血を行う事
この3種類の方法がある。アルトの陣営では全員銀製のストローを気絶させた相手に刺し其処から吸っている。

なので退魔組織の方針である『人に害を与える人外を狩る』にほぼ当てはまらないので積極的に攻撃されていない。確かに血を吸うため襲うが死者にはしないし、きちんと記憶を改変しておくので後遺症もないのだ。しいてあげれば少し貧血になる位である。(強い者が多くて下手に手を出すと返り討ちに会う事も理由ではあるが)
〜終了〜

だがそれにもさらっと答えられ何も言い返せない駿司。このままアルトの言う通りに進むと思ったが、

「あのさ、アルト。僕は構わないからさ、それですむなら駿司さんと戦うよ?」

「な!何言ってるのよ!だから戦う必要なんてないの!」

和樹が戦ってもいいなどと言い出した。それにかなり怒っているアルト、ただその表情は怒りと何かが混じったような物だが、

「でもさ、さすがにまずいと思うんだそれはさ。それに退魔組織とは戦いにならないかもしれないけど、凛ちゃんの家とはそうなりかねないし。」

「そうなったら潰す・・・訳にはいかないわね。」

「でしょう?」

アルトの言うとおり簡単に潰せるだろうが、さすがにそうもいかないだろう。

「それにならなくても恨みを買ってこそこそ解らないように嫌がらせされても嫌だし。」

「それはそうだけど・・・。」

確かに嫌だろう、表立ってではなく裏からこそこそやられるのは精神的にもおっくうである。

「でしょ?なら一戦してそれで納得してもらった方が早いし。別に殺し合いをする訳ではないんだしさ。」

「はぁ・・・解ったわ。それでいいわよ。我慢してあげるわ。」

「ごめん。心配してくれてありがとう。」

しぶしぶといった形でアルトが同意すると和樹も申し訳なさそうにでも何処か嬉しそうにそう言う。それを聞いてアルトは、

「うっ・・・本当に気をつけなさいかなり強いわ。」

顔を薄く染め横を向きながらそう言う。

「うん。気をつけるよ。」

それにニッコリ笑ってやはり嬉しそうに言う物だからさらに赤くなるのだが、

「あ〜いいかい?申し訳ないけど話を戻しても?」

「むうぅぅぅ〜〜〜〜〜。」

「いいなぁ・・・はっ!?わ、私は何を!?」

額をぽりぽり掻きながらやってられるかといった表情で駿司が話しかけ慌てて和樹は表情を元に戻した。うっすらと赤くなっているが。
夕菜はむくれ、凛はぼそっと何かを呟きハッとなって慌てている。
ちなみにアルトは話しかけられた時、しまったという顔をしてそれから後ろを向いてしまっている。さすがに会ったばかりのしかも青年に見られるのは恥ずかしかったらしい。
(屋上でアーンなんてやっているクセにである。どうやら自分から意図してやった時以外は恥ずかしいらしい)

「ああ、ごほん。なら時間は3日後の土曜夜10時、場所は・・・そうだねこの近くの端の下ので河原でどうだい?」

「はい、それでいいですよ。じゃあ三日後に。」

咳払いをした後に場所を指定し和樹も同意する。

「じゃあ、また。」

そういって一瞬で消える駿司。

「さてと、あのさアルト明日と明後日学校休んでいいかな?」

「調整するんでしょ?いいんじゃない私も休んで付き合うわ。」

それを見送った後、アルトに聞くとすぐに答えが帰ってくる。

「うん、念のためにね。って別にアルトまで休まなくても。」

「和樹が居なきゃ行ってもつまらないでしょ?」

なんでアルトまで?と聞き返すと笑いながら答えてくる。

「へ?あ、その。」

「ふふ。」

その答えに赤くなる和樹、アルトはそれを見て楽しそうにしている。

「あの。」

「何?凛ちゃん。」

そこにおずおずと凛が話しかけてくる。

「本当にすいません。私のせいで。」

「別に気にしないでいいよ。言ったでしょ?協力するって。」

本当に申し訳無さそうに聞き返した和樹に謝る凛。それに気にしなくて良いと本当に気にしてない顔で答える和樹。

「人狼か・・・。」

3日後の戦いを考えながらそう呟く和樹だった。


〜1日後・昼〜

毎朝の鍛錬をしているくぼ地、そこに和樹の姿が有った。

目を瞑り自然体で立ち体に魔力を巡らせている。どうやら今は魔術の鍛錬の準備中らしい。

一通り巡らせると体の上から順に魔力を集中させていっているようだ、頭から体・腕・足までいったら今度は逆に最後は全体を均等に保ちながら徐々に出力を上げていっている。

それが上がりきり和樹が上げるのをやめ散らした所に、

「式森君ちょっといいかな?」

「駿司さんどうしたんですか?」

木の上から駿司が降りてきた。どうやらずっとそこに居たらしい。

「何君と少し話したくてね。あの姫君は?」

話たいといいながら周りを見渡しアルトが居ないのかと聞く俊司に、

「アルトならお昼の買い物に行ってますけど?」

「お昼の?彼女が作ってるのかい?」

「そうですけど?」

ごく普通に答える和樹だがその内容に驚き問い返す駿司、だが和樹は何に驚いているのか解っていないようである。

「ほんとうに恋人同士なんだね・・・たいしたもんだ。」(本当にたいしたもんだな・・・どうやら本気で付き合っているようだし。)

「そんな事ないと思いますけど。」

「いいや大した物だよ。」(しかも昨日の様子じゃお互い本気で惚れ込んでるみたいだしね。まったく何がどうなったらそうなるのか。)

本気で関心しているらしい駿司にやっぱり和樹は解らないといった感じに返事をする。

「はあ・・・で、あの。何ですか?僕に話って。」

「ああ、やはり君に謝ろうと思ってね。」

「へ?謝るって、何をです?」

いきなり何を?と意味不明だという顔をする和樹に、

「今回の戦いの事だよ。別に他にも方法はいくらでもあるからね。」

そう答える駿司、一旦息を吸い真剣な顔で先を続けていく、

「別に僕より強い必要なんてないんだよ凛より強ければね。それに僕は正直君が教えた方が凛は強くなれると思ってる。君には迷惑かもしれないが。」

「いえ、迷惑だなんてそんな。でも何故?」

「凛には神城の剣が合わないからさ。神城の剣は力の剣、相手を一撃で切って捨てる事をもっとうにした剣なんだ。でも凛は女の子だ同じ量鍛えた場合大抵女は男に筋力で劣る。
 しかも凛はあの通り小柄だ力の剣には体格からして合わない。君の様に速さと手数で相手を圧倒するタイプの剣の方が合ってるんだよ。」

そう話す駿司、確かに凛の体格に力の剣は合わないだろう。

「確かにそうですね。でも何故僕の使うのが速さの剣だと思うんです?」

和樹もそれに同意する。そして話の中で気になった部分を聞いてみると、

「昨日の朝の鍛錬を見ていたからね。違うのかい?」

「いいえ・・・まあ大体そうですね基本は速さの剣だと思います。にしても見られてたんだ・・・気づかなかった。」

「大分集中してたみたいだし気配は殺してたからね。でも大体ってどうゆう事だい?」

気づいていなかったと驚く和樹にそう言う駿司、今度は彼の方が気になる言葉を見つけたようだが、

「そこは秘密で、申し訳ないですけど。」

「すまない、すぐに戦う予定の相手に聞くことじゃなかったね。」

それは答えられないと言う和樹、まあこれは当然だろう。駿司もすぐにさっして謝る。

「でだ、君にああ言ったのは僕自身が君と戦ってみたかったからなんだ。」

「え?」

「あの朝の光景を見ていて血が疼いてね・・・正直、神城にいや退魔組織で僕に剣で勝てるの者は殆ど居ない。
 おそらく剣や刀を専門に扱う家でもそれこそ四家に匹敵する位の家の当主クラスだろうね。実際一度戦っているから間違いないと思う。
 組織以外では噂に聞く英霊や守護者なんて呼ばれている者達か・・・そうだね黒騎士と白騎士の二騎士、それ以外の者になら剣ではそうそう負けないつもりだよ。」

そう話す顔は本当に心からそう思っている自信に満ちた顔、自惚れでもなんでもなく本当の事を言っているという顔だ。
おそらくそれは本当だろう、人狼の身体能力は並みの死徒を凌駕する。しかも駿司のような鍛錬を積んだ者なら二十七祖のそれと並ぶか肉弾戦型の祖でなければそれすら凌ぐだろう。
それに勝つには特異な能力か対人外に特化した戦闘技術でなければ人間には難しく、剣のみでの勝負となれば不可能に近いだろう。

だが、

「でも君という人間が居た。あの時の動きは並みの死徒なら楽に凌駕していた。僕と正面から剣で戦える人間の剣士が居た。
 おそらくあれは魔術で身体能力を上げているんだろうけれどそれでも居たんだ。」

そう和樹が居る。彼の身体能力はかなり高い、おそらく魔術で強化せずとも人の限界近くの速度は出るだろう。
力は流石に年齢と体格で無理だろうが、それでも相当な物のはずだ。
そしてその上から魔術そして和樹はさらに魔力を直接纏う事によってさらに上げられる。おそらく戦闘時の身体能力なら人間一と言っていい。
そして剣だけで唯一人狼や死徒と戦える人間だろう。

(注・これは剣以外の戦闘方法、ようは攻撃系の魔術やら魔眼やらを抜いた時の事です。魔術は身体強化のみに使用した場合の時にかぎりです。
 魔眼や能力・戦闘方法うんぬんをいれれば他にも祖クラスの死徒や人狼とまともに戦える人間はもちろんいます。)

「と、すまない。」

かなり興奮していたようだが少し引いた様子の和樹を見て落ち着いたようだ。

「で、だね。あんな条件を出してしまったんだ。本当にすまない。」

そう言って頭を下げる駿司、それに和樹は、

「あ!あの!頭を上げてください。別に気にしてませんし。それに・・・。」

慌てて頭を上げてくれと言いそれから少し言いよどみ

「それに僕も正直少し楽しみなんです。駿司さんと戦うのが、その・・・人狼の人となんて戦った事なんて無いですし。
 僕って剣を使う人って式やリィゾさん後フィナさんやアルトの城の人達としか戦った事が無いから。
 その・・・凛ちゃんが大変だって言うのにその、かなりわくわくしてると言うか。」

そう、ばつの悪そうな顔をしながら話す。その様子に駿司はいきなり笑い出した。

「ななな、なんですか?!」

「ごめんごめん。いや君がそんな風に思っててくれたなんて思いもしなかったからね。」

クククと笑いを噛殺しながらそう謝罪する。

「ふう・・・だがこれで気兼ね無く戦えるね。明後日はお互い手加減無しで本気の勝負でいいかい?」

「はい。よろしくお願いします。」

「ああ、こちらこそ。だが姫君や凛には秘密にしないといけないな。本気でやりあうと知ったらどうやってでも邪魔しそうだ。」

「そうですね。でも多分アルトは解ってると思いますよ。だから多分・・・。」

「それであれだけ心配していた訳か、君が大怪我、下手したら死ぬんじゃないかと。」

そうアルトは気づいているのだろう。この二人が全力で戦えば無傷で終わるはずが無い事を、そして二人とも手を抜いたりはしないであろう事を。

「本当に愛されてるんだねぇ君は。」

「そ、そんな!?」

行き成りの駿司の言葉に顔どころか全身真っ赤に染め上げる和樹。

「まあ、お互い死なないようには気をつけよう。」

「はい。そうですね。」

「じゃあまた、2日後に。」

そう言って去っていく駿司。

(特に僕は気をつけないとね、もし万が一彼を殺しでもしたら間違いなく彼女に殺される・・・それも僕だけじゃなく神城事すべて潰されるだろうからね。)

この推測は間違いなく当たっているだろう。今のアルトが和樹を殺した相手を許すはずが無いそれが例え事故だとしても。

(そして下手に手を抜いたら僕が彼に殺されかねない・・・こりゃ間違えたかな?)

そんな事を思う駿司だが、その顔は間違えたなどとは欠片も思っていないような楽しそうな表情だった。


そして二日後・・・夜の河原で激闘が始まる。


〜後書き〜
第十三話お送りしました〜。
異世界のほうはもう少々お待ちください(イナイッテ
次回はバトルです。どこまで書けるか解りませんができる限りがんばりますのでどうかよろしくお願いします。
あと能力が高いと血をすう必要が無いとの文中の説明に関してですが、これはオリジナル設定のつもりで書いています。
確かこんな設定は無かったと思います^^;

え〜この話の中で死者や死徒が人の血を吸うのは2種類の意味があります。
1つは自身の能力強化のためです。簡単に言えば人の血から魔力を吸い上げ自身の強化にあてる訳ですね。死徒になった者で中位から上の者は主にこちらの理由で血を吸います。
2つ目は自身の体の崩壊を防ぐためです。死者になると自動的に残り魔術回数がゼロになり魔術回路が作成されます。ようは死者や死徒はすべて魔術師だって事ですがこれは置いておいて。
まぶらほ世界では魔法回数(魔術回数)0=塵化です。でこの図式に当てはめると魔術回数0の死者・死徒は塵化しなければおかしいはずなのですがしません。
これに関してやはりオリ設定ですが、体内になんらかの方法で魔術回数一回分以上の魔力をとどめておければ崩壊しないとしています。

ここで魔術回路のこの話の中での作られ方について説明します。魔術回路が作成されるのは通常一生に多くて3回です。一回目は生まれた時、2回目は死者になった時、3回目は吸血によって吸い上げ体内に一定以上の魔力が溜まった時です。
この時魔術回数を消費して作られますが。1回目・2回目・3回目と回数が後ろになるにつれて一本作成する時に必要な魔力量が増えて行きます。
そして通常、人から死者へなった時の魔術回路は1〜3本最大で5本です。この時一本あたりの魔術回数使用量は1本目で約10回・2本目で約100回・3本目で約1000回と一本毎に約10倍になります。したがって生前魔術回数11万1110回の人間で5本です。
ちなみに一本あたりの生成に必要な魔力量は魔術回数10回の人間で1回分が1として10必要、回数100回の人間で1回分10として1000必要という感じに、
生前の魔術回数の最高数に応じて必要な魔力量が増えます。

ただし中にはこの法則に当てはまらない人も居ます。また生前魔術師なら持っていた魔術回路は勿論そのまま引き継ぎます。

そして体を維持するための魔力量は1本や2本ではまったく足りないので死者は人を襲い魔力を補給しようとするわけで、この補給しようとする生存本能が吸血衝動になります。
そして体内の魔力は一日一日魔術回数一回分消費されて減っていく訳ですが、この減る魔力量<魔術回路の生成魔力量になったとき吸血は必要無くなります。それがだいたい中位に位置するころです。
ちなみに魔術使用当で魔力を消費してしまった場合は吸血などで補給しないでおくと塵になってしまいます。
ただアルク・アルトの吸血衝動に関してこれに当てはまらない事を書いておきます。

ではレス返しをさせていただきます。

〜レス返し〜
プラ吉様
え〜ボコるのは無理ですごめんなさい^^;
まあアルトの見せ場?は用意しましたのでこれで簡便を^^;

西手様
恐らく次回はほぼ戦闘シーンだと思います^^
ただカッコイイかが解りませんが^^;
嫉妬はしてても表に出さないでしょう。
まあ和樹も心配してるんだと解るでしょうし。
多分貯めに溜まったのがいずれ爆発するんじゃないかとw
そんな話は外伝で書いてありますのでw
ただ過去の話なのでまだ出せなかったり^^;

zero様
面白いですよね〜月姫。
とても同人ゲームとは思えません^^;
まあ会社になってからも面白すぎますが。
ええ出てきませんwまったく出てきませんともw
このアルトの外見はアルクを17歳位まで若返らせロング黒髪です。スタイルはアルクよりちょっとスレンダーな感じですw
ちなみに胸はアルクより無いですがそのかわりウエストも細いなんて勝手な設定も考えてたりw
本家説得は今回は無しで、恐らく次なんかしてきたら出張るでしょうw

ケルベロス様
ええ傲慢極まりないです。
まあ現当主のおじい様だけはそうでもないのですが一人では他すべてを抑えるのは無理でしょうし。
某京都の退魔組織・・・えっとだめだ思いつかない^^;もしかして神鳴流なんかのネギま!ラブひな関係でしょうか?
アルトは動きましたが和樹が邪魔を(邪魔でもないかな?
夕菜は置いてけぼりをくった感じです^^;動かせなかった(−−;)
次回バトルです。
あ、別に二人はバトルジャンキーじゃないですよ〜^^;

BACK<

△記事頭

▲記事頭

e[NECir Yahoo yV LINEf[^[z500~`I
z[y[W NWbgJ[h COiq@COsI COze