注意:このお話は作者が『何となく』の『思いつき』で書いたお話です。
物語と言うほどではなく文字通り単発ネタです。
アンチ&ヘイト物のつもりで書いては居ませんが(どちらかと言うと『ツッコミ』系のつもり)、そうとも取れるのでそういうのが嫌いな方はお勧めしませんので読まないほうが良いかと。
以上の事を踏まえて、読んでも良いという方は下にスクロールしてください。
では。
SEED DESTINY 〜if〜
有り得た『もしも』…
奪取されたガイアを操る連合のパイロット『ステラ・ルーシェ』を逃がした後の『シン・アスカ』への不可解な本国の判断。
その後、ベルリンでの連合の大型MA…いや大型MSの大量殺戮の時の命令無視と不可解な行動。
ミネルバ艦長タリア・グラディスは痛む頭を抑えながらも今居る艦長室に呼び出した『シン・アスカ』を見て本国からの通達文を見る。
「シン・アスカ、本国から今回の件での通達が来ました」
「……」
シンは黙り込みこちらを睨みつけている。
とても上官に対する態度ではないし、恐らくは『自分がした行動は間違っていない』と思っているからの態度だろう。
「…シン・アスカ、貴方にプラント評議会への出頭しなさいとの事です」
「はぁ?何で俺が!」
何でって、…この子は。
「…自分の胸に聞いてみなさい。それにシン、貴方にはまだ通達する事が有ります」
「俺に…自分にでありますか?」
言い直してはいるが、不遜な態度は隠せていない。
全く…。
「シン・アスカ」
「はい」
「貴方は赤服として相応しくないと判断が下さされ、緑へと降格されます」
「はぃって何でですかそれは!!!」
予想どうりの反応ね。
やはり、自分のした行動がどういう事なのか自覚が無いのね。
「度重なる命令無視、戦闘時における独断専行、クルーへの暴行、MSの無断使用、捕虜の無断解放、…これだけの事をして何のお咎め無しという事自体がありえないのよ。事実、先だっての本国の判決は撤回されたわ」
「そんな!俺は間違った事なんてしてない!!!」
…頭が痛い。
「…それに、その開放した捕虜が先のベルリン戦において大型MSに乗り幾つもの街を壊滅させた事実。これは撃墜後貴方がパイロットの遺体を運び去った時の目撃証言等を照り合わせる事で確認されたわ」
「そんな、ステラは!」
「言い訳なんて聞きません。…以上の事を含め審議した結果、緑への降格の上インパルスを降りてもらう事になったわ。…銃殺にならないだけマシね」
「………は?」
流石に唖然としているわね。
「それと、貴方を庇護していたと推測されるデュランダル議長は数日前に逮捕されました。」
「へ?」
「…ロゴスとの繋がりが有った事や『ラクス・クライン』の偽者を使い皆を騙し本物の『ラクス・クライン』を暗殺しようとしていた事等が判明したのよ。ベルリンで戦った大型MS、『デストロイ』というらしいけどその詳細な情報も事前に知っていたようよ」
「はあ?」
もう完全に思考が纏まらない状態みたいね。
アーサーが居たら「ええ〜〜〜〜〜〜っ」とか言いそうだけど。
「レイも今頃拘束されている頃でしょうね。
議長の命令で色々していたみたいだしね。……じゃあ、お願いするわ」
「え?」
唖然と呆けているシンを部屋の隅に待機していた警備部の二人がシンを拘束した後抱えるように連れて部屋を出て行く。
扉が閉まる直前、シンが「なんなんだよそれはーーーー!!」「放せーーーー!!」とか叫んでいるのが聞こえた。
扉が閉まり部屋の中に静寂が戻る。
深く息を吐き思いに耽る。
貴方を変えてしまったのは私のせいなの?
ねえ、ギルバート。
続かない!
あとがき
『思いついたら吉日』状態で書きました。
裏で黒い桃色が動いたという感じで書いたらすらすらと書けました。
有る意味最凶の存在ですからね。
黒くない場合は暗躍なんてしないんですけどね。
このお話は単発なので続きません。
細かい事は余り気にしないで頂けるとありがたいです。
では、また。
Ps.
続けようか迷っては居ますが、続ける場合は次はキラかアスランへのツッコミになると思います。
2/22冒頭注意文修正しました。
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