ショウヤはいま、ネルガル本社にいる。
理由?
新造戦艦に乗る為の面接だ。
第一話
機動!戦艦ナデシコそしてGサレナ初戦闘!
「んで、Gサレナとやらと一緒に新造戦艦に乗りたい…ということかね?」
彼の名はアカツキ・ナガレ。
何でも会長だそうだ。
……会長がこんなとこにいていいのだろうか?
なお、ここは面接室……ではなく防音設備などが万全の部屋。
Gサレナなどのことを秘密にしたいのかは不明だ。
「ええ、それとできれば僕と一緒にいた少女も」
「そうは言ってもねぇ、君のエステバリスの操縦テクニックを見ないと何とも言えないな」
操縦テクニック。
IFSがあればほぼ無意味の気もするが。
以外にも重要だ。
「わかりました、で。 どこでテクニックを見せろと?」
こんなことを言わなければ良かったと後に後悔する。
「現在、新造戦艦が襲われているから助けにいけってぇ!? 」
かなり仰天しているようだ。
というか、ギャグマンガなら地面が揺らぐと思われるほどの大声だった。
「もしできたなら君をパイロットとして新造戦艦にのせてあげるよ」
「わ…わかりましたでも、間に合うんですか? 」
間に合わなければ意味がない。
そりゃ当然だろう。
「超加速ブースターをつければ間に合うさ」
死刑宣告をいわれた気がした(byショウヤ)
というわけで、Gサレナコクピット。
「あ〜……どうしようあんなこと言ったけど勝つ自身ないよ〜」
かなり弱気だ。
「もともと僕はエステバリス操縦『戦闘』部門LV1だし」
LV1とは……簡単に言えばイディエットナイフなどの簡易に扱える武器しか使えない、なおかつバッタ20機相手で苦戦という最弱LVだ。
無論、この時代から言えばナデシコを除いて中級クラスの存在だ。
なお今回は見たところ80機はいる。
下手したらそれ以上だ。
「……やるだけやってやる!! 」
覚悟を決めたようだ。
『あ、それと』
何かを思い出したように、通信で話しかけてくるアカツキ。
「ん? 」
『ブースター帰り道分のエネルギーないからね』
つまり戦場でヒット&アウェイはできないということだ。
「ちょ、やっぱもど……」
だが無情にも発信するGサレナ(超加速ブースター装備)もしかしたら、今回で終わるかもしれない。
の、前に、ここで話をすこしもどそう。
ここは、中華料理店。
今厨房にいる青年の名は天河アキト。
戦争恐怖症という、簡単に言えば戦っていると子を見ると息が苦しくなる症状の持ち主だ。
そのため。
バッタと連合軍兵器の戦いを見ていて、料理を落とした。
「アキト……お前そんなんじゃおやっさんが首にしちまうぞ? 」
「はぁ……そうだよな、そう思ううよなロウ……」
彼はロウ。
おやっさんのもとで働いているアキトの友達だ。
「お前ら! ぼやっとしてないでさっさと働け!! 」
タバコをくわえているのがおやっさん。
名称不明。
トップシークレットだ。
「は、はい! 」
姿勢を正すアキトに対して。
「へいへい、りょ〜かい」
反省をあんまりしていないロウ。
この後叱られた。
アキトはその説教を聴く気はなかったので、外に避難した。
結構ひどいぞ? アキト
「ふぅ〜……もう一ヶ月かここで世話になってるの」
気がついたら地球にいて。
宿がなくて困っていたらおやっさんが従業員として雇ってくれた。
ロウは俺よりも前にいた。
はじめは取っ付き難い意外にも話が合ったので今は友達だ。
そんなことを考えていると。
「あの……ネルガル重工ってどこですか?」
と、女性が尋ねてきた。
外見は20〜25歳くらいだろうか?
とても冷静そうで、誠実そうで、なんと言うかお姉さんオーラだ。
見とれていたのでその人が「あの〜、ネルガル重工は…」といってくれるまで見とれていた。
「あ、あの坂の天辺です」
何であんなとこにあるのかはしらないけど。
気にしたらだめだな。
「ありがとう、ございます……では」
……きれいだったなあの人って俺も仕事に戻らないと、今度はおやっさんに俺が叱られる!
だが、彼は気がついていなかったのだろうか?
その女性がアキトが裏口から中に入った後、七色の光が輝いた後消えたことに。
その夜。
おやっさんになんとアキトは。
「お前首」
といってきた。
理由もなしで。
「な、何でですか!?」
「お前、なにか考え事してただろ? そんなんじゃ一流のコックになんざなれないぜ? 」
図星だったようだ、声が詰まった。
「わかったら、原因のとこにいけ、原因が解明するまで戻ってくるなよ」
そういって、料理器具などを渡したおやっさん。
後、自転車のキーも。
「……おせわになりました!」
自転車に乗って行くアキト。
「これでよかったんだよな、ロウ」
「ええ、ありがとうございます」
ロウと呼ばれた青年は昼のようなふざけた感じはなかった。
むしろ軍人そのものだった。
「しかしお前が軍のものだったなんてな」
「信じられませんか ?、でもこれも真実ですよ」
「そうか、で俺はどうなる?」
「無論、今までどおりでいいですよ、ではもう合うことはないでしょう」
そういい残してロウも立ち去る。
今いるのはおやっさんだけだった。
「あばよ、ロウ・アラン……天河アキト」
おやっさんはタバコをすい始めて空を見上げた。
空は星空でいっぱいだった。
一方、自転車をこいでいるアキト。
「……といったって原因を自分でも良くわかってないと意味がない」
とはため息を吐きながら。
無論前を見ていない。
トランクにすら気づかなかった為。
ズドン! ぶつかった。
そのまま、マンガのように二回転ほどトランクと回転して倒れたアキト。
「いててて…なんだよまったく」
「ああ〜すみません、大丈夫ですか? 」
上を向くと、どこかで見たことがある女性が心配そうにしていた。
「ええ、まぁそれとトランクになにが入ってたんですか? 当たった感じ軽いものしか入ってないと思いますけど」
といってトランクを開けるアキト。
その中身は女性の下着。
顔を真っ赤にしてトランクを閉め、女性に渡す。
「ユリカ〜、そろそろ行かないと間に合わないよ〜」
「あ、待ってよジュン君〜、それじゃまたどこかでね」
「ユリカ……あ! 」
自転車に乗って急いであとを追うアキト。
無論、大金の借金を持っている執事ではないので追いつけない。
結局、怪しい人物としてネルガル警備兵に捕らえられたのだった。
「……えーと、何でここに来たんですか?」
「知り合いがこっちの方面に向かったからです……」
「そうですか……ん?それはIFSですね…パイロットが職業ですか?」
「あ、見習コックです、火星ではIFSは当たり前でしたから」
「そうでしたか、それならナデシコに見習コック兼パイロットで働きませんか?あ、パイロットは非常の時でしか構いません」
「……それで、ナデシコってなんですか? 」
「ああ、ナデシコというのは……」
以下、ナデシコの説明だけなので略(プロス「それも策略ですか」)
「……というわけなのです、でお給料はこのくらいで」
かなりの額だ、それに魅了されたのかどうだかは知らないが、アキトは
「それじゃぁ…乗ります」
「助かります、ではついてきてください」
そして、整備ドッグ。
そこでは、中年の男性がロボット。
エステバリスに乗っている青年に注意をしていた。
「コラァァァ! お前なにやってるのかわかってるのか!? 」
それを無視して、必殺技を決めてやるといい。
「ガァイ、スゥゥゥゥパァァァァッナッパァァァァァ!!」
と技を決めていた男性がいたが途中で。
ズゴォォォン!!!
転んだ。
多分コクピットも相当ゆれただろう。
「だから、天井あるんだからアッパー系の技を使うなよなって」
「たははは〜、失敗失敗」
中年の男性が怒りに震えている。
「お前何、IFSを壊してるんだよ!! 」
……どうやらあのピンク色のエステバリスは使えないようだった。
それと男性の左足も曲がっていたが、結構平気そうだった。
「おお〜い、そこの少年! ゲキガンガーから俺の宝物を持ってきてくれないか? 」
「あ、はい〜」
つい返事をしてしまう、アキト。
コクピットにはよく無事だったなと思うゲキガンガーの調合金が。
「あいつ、いい年してこんなのが宝物かよ」
思わず毒を吐くアキト。
だが。
ズドォォンン……
「なんだ? 」
「どうやら戦闘うえの戦闘のようでおそらく狙いは」
一方、ブリッジ。
「この船です」
銀色の少女が機械的に答える。
「ちょっと〜、まだ艦長来てないのよ? 」
化粧をしながら少女に話しかける女性。
「もしかして、出航しないまま終わりですか? 」
と、かなり物騒なことを言うそばかすの少女。
なお後ろではキノコが「艦長はどこなの!? 」
とあわててたり。
フクベ提督が。
「おそいな」
といっていたりする。
年齢の差か。
はたまた器の差か。
明らかに、フクベ提督のほうが落ち着いていた。
すると、ドアが開き。
急いで走ってくる、女性。
そして、はっきりとした声で。
「艦長ミスマル・ユリカ、ただいま到着しました……ブイ!! 」
全員「ブイ〜!? 」
かなりノリがいい艦長だ。
……この船は大丈夫なのだろうか?
「馬鹿」
ルリの声が響き渡った。
「それよりもさっさとうえのほうにグラビティブラストぶち込みなさいよ!」
キノコが慌ててユリカに命令をする
「そんなことをすればうえの人たちしんじゃいますよ?」
「どうせ全滅をしてるわよ!!」
ヒステリックを起こしているキノコ。
「あ、ネルガルからの増援きました」
それを無視するようにネルガルからの増援……Gサレナが来たことを連絡するルリ。
「あれが援軍ね!」
希望を見ているようにGサレナを見るキノコ。
「でも〜、地面に突き刺さるよあのままじゃ」
モニターの向こうでは、地面に向かって落ちているGサレナがいた。
そして。
ズドォォン!
落ちた。
「また馬鹿? 」
Gサレナコクピットにて。
「し……死ぬかと思った」
ぎりぎり生きていたショウヤがいた。
起き上がるGサレナ、そしてラビットライフルで一体ずつ敵を落とす。
無論時間がかかる。
「うぁ〜〜〜!! 僕一人じゃむりだぁぁぁぁぁ!! 」
早くも弱音を吐いていた。
一方格納庫。
「たく、いい機体がど素人のせいで台無しじゃないかあの黒い機体!! 」
「……」
ピンク色のエステはIFSが壊れている。
かといってほかのエステバリスがない。
増援は無理だ。
と、思われていた
「やむえません、アキトさんちょっとこちらに」
「え、あ、はい」
ついていくアキト。
最後にちょっと後ろを向くと敵の攻撃をもろ浴びている黒い機体がいた。
「この機体、あなたなら使えます」
アキトの目の前には純白のエステバリスが。
「……でも」
「ここでやられたら終わりです、頑張って下さいね」
拒否権はなかった。
純白のエステのコクピットに乗り、上に上昇した。
不思議と恐怖感はなかった。
むしろ夢と希望に満ちていた。
「頑張って下さいね、エステバリス『ヴァイクス』」
銃を構えるアキト。
そして地上に到達した瞬間、ラビットライフルで上空の敵を撃ち続けた。
「君! その機体とべる!? 」
通信を起動させるアキト。
なお、フルオープンだ。
『へ、ああ、飛べるけど? 』
「なら、飛んで接近戦で戦ってくれ! 護衛はできる限りするから! 」
『りょ・・・了解!! 』
コンビネーションは抜群だった。
空中で、バッタを破壊するショウヤ。
地上でバッタを撃つアキト。
ナデシコが海から現れたころには敵が全滅していた。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「い……生きた心地が」
ナデシコの初陣は勝利に終わった。
続く。
次回予告。
ナデシコが向かうのは火星、が少しトラブルが起きて・
出航は一週間後に伸ばされてしまった。
例の女の子が目を覚ましたと言うのでネルガル本社に向かったショウヤは?
次回!
『彼女はアキトで彼はアキト?』
を見てください。
キャラクター紹介。
ロウド・ナガレ
年齢:20歳
性格:実際になにを考えているかわからないポーカーフェイス
性別:男
使用エステ:今のところなし
外見:アカツキの髪の毛の色が赤い状態。
特徴:会長、裏の世界の住人、未来の人
エステ紹介
Gサレナ陸戦。
外見:プロローグ参照
縦幅基本:5メートル50センチ
武装
イディエットナイフ×2
DS(ディストーションソード)×2
DGS(ディストーショングラビティソード)×2(黒いDS)
ブースデットフィスト×2(ロケットパンチ)
ラビットライフル
DFAS(ディストーションフィールドアタック・サイクロン)
敵に向かって回転しながらディストーションフィールドアタック。
頭部内部搭載ビームバルカン×2
胸部バルカン×(首の近くに内蔵されている)
特徴:一様水もホバーで進めれる。
なぜなにナデシコ時の運命は今回はお休み……(ショウヤ「と言うかネタがないのだろ? 」)
あとがき。
早くも変わっています。
ナデシコ応急修理をしないといけません。
そして、少女が目を覚ましました、その少女の正体は?
なお、今回はかなり省かれている戦闘シーンは次回のユリカの回想で話されます。
純白のエステが活躍している話が大半ですが。
では。
……ショウヤは意外にも宇宙戦闘意外は苦手〜っと。