インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

「吸血鬼〜ブルートザオガー〜2(灼眼のシャナ)」

げっしゅ (2005-10-31 23:57)
BACK<

・・・とりあえず、彼が何かを呟いてからの私の頭の中には、疑問符も
感嘆符も浮かばなかった。それだけは確かです。
静止した風景と地面に浮かぶ奇妙な文字が妖しげな光を放つ中で、二人の少年がまるで人知を超えたことをやってのけ、更には片方を『喰った』のですから(その表現の意味はやっぱり良く分かりませんが。)思考が停止するのが普通の反応だったと思います。
「あの・・・大丈夫、かな?」
ハッ、として見ると黒い少年がこちらを見やっていました。
その一言で、私の中に思考と不安と恐慌が・・・!
(どうして、私が死んだってどう言う(それよりもこの状況は何で?どうして皆動かないで(さっきの帽子の男の子は?どうして消えて・・・・・・)

帽子の、少年?
この黒い少年に、斬られて、消えた?
・・・『喰われた』?

「ッッッッ!いやぁぁぁぁぁぁ!!」
気付けば私は叫んでいました。
目の前の少年が何か得体の知れないようなものに見えて。
いえ、実際に何も分からない点で言えば得体の知れないのは確かですが。
とにかく、怖かったんだと思います。
しかし黒い少年は気にした様子も無くいつの間にかこちらに近づき
私の肩に手を置くと、
「大丈夫・・・僕は、君の、味方だから。」
とまっすぐに目を見据えて言いました。それは何の根拠も無い宣言で。
けれどもその眼に嘘は無く、籠もった光はただ優しくて。
私を無条件に安心させてくれるような、そんな錯覚すら与える言葉。
ストン、と今までの緊張が切れてその場にへたり込んでしまいました。
「疲れたの?まぁ無理も無いかもね。」
幼い子供に語りかけるような口調。
「・・・・・・」
そうです。状況で見ればこの人は私を助けてくれた恩人なのです。
しばらくの間を置き、私の口から出た言葉は
「と、取り乱してすいません・・・。」
なんていう、この場に似つかわしくないほど平凡な謝罪の言葉。
それに対して少年は、
「ん?いいよ別に。あんなことの後じゃ仕方が無いよ。」
柔和な笑顔、先程の威圧感は全く見る影もありません。
「それよりも・・・」
「はい?」
「この状況が気になったりしないのかな?」
彼の言葉で、今まで頭から消えてしまっていた、現実の・・・この異常な状況についての疑問符が止め処も無く浮かんできました。
「!?そうです!さっきの子が言ってた『私は死んでる』って一体?それにこの真っ赤な空は!?どうして皆止まったままで」
再び恐慌に陥ろうとする私に向けて彼は、
「落ち着いて。別に僕は逃げたりしないよ。こんな状況で君見たいな娘を放っておくわけにもいかないから。」
そう告げるとその柔和な笑顔を崩し、真摯な表情で言いました。


「君が、望むなら。この世界の真実を、教えるよ。」


それは、私の運命を決める一言

知れば、何かが崩れるという確信

しかし、不思議なくらいに力強く

私は、彼の手を取っていました。


あー、なんかなー。ダメか。もうなんかなー。
文才無いし。ねぇ。『文才の無い投稿者は消えろ』と。ハァ、名言です。
状況次第で実行に移す所存ですんで。許してやってください。

BACK<

△記事頭

▲記事頭

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!