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「まぶらほ 錬製の魔術使い〜第四話〜(まぶらほ+Fate+いろいろ)」

アクセル・ウェイカー (2005-10-15 01:05/2005-10-15 10:36)
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あの日のこと、僕は全く後悔していない。
魔法回数を使って夕花に雪を見せた事も。
夕花とあの約束した事も。
その後であの人と会ったことも。
むしろ今の僕にとっては三つとも、とても大切な思い出だ。
でも・・・、でもなんで僕はあの子と関わりを持ってしまったんだろうか。それが僕の意志とは全く関係なかったとしても。
式森和樹
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まぶらほ 錬製の魔術使い第四話
電波な女の子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「それで、きみは誰?何のよう?」


前回、ありえない事態に数秒フリーズした和樹達。
立ち直った後、とりあえず部屋に入り問題の少女と話をすることにした。


「はい、私は宮間夕菜と申します。それで私は和樹さんの妻になりにきました。」


「は・・・・・? つま?」


つま・・・・・・、つまとはなんだろうか?・・・・・・嬬、褄、端?
と和樹は脳内でその言葉を変換する。しかし答えは出ない。


(和樹、それは妻。要するに奥さんのことではないかと。)


いきなりの事でかなり頭がテンパっている和樹にメディアが助け船を出す。


(ああ、その妻ね・・・・・・「て、えぇぇえ!!妻!?」


「はい!」


驚く和樹、嬉しそうに答える夕菜。


(いや、いきなりそんな事言われても・・・・・ん?)


そんな事を考えているとき、何かが和樹の頭に引っ掛かった。


(メディア。彼女、宮間夕菜って名乗ったよね?)


(ええ。)


(ていう事は彼女・・・。)


(おそらく和樹の考えている通りだと思います。)


“宮間夕菜”その名前に和樹は聞き覚えがあった。
恋人の夕花から何度も聞いた名前。
そう、夕花の双子の妹として。


「ねえ、君って・・・」


と和樹が確認を取ろうとした時、ピンポーンとチャイムの鳴る音がした。


「和樹、入るわよ。」


続いてドアを開けて、和樹にとってよく知った人物が入ってくる。

葵学園の三年生で、ウェーブのかかり腰まで伸びた栗色の髪。美しい顔立ち。スタイルは平均以上。下手なモデルや芸能人よりよっぽど綺麗な女性。
風椿玖里子である。


「あ、玖里子さん。」


「やっほー、和樹。お邪魔するわね。」


この二人はかなり親しい間柄である。そして和樹は玖里子の姉たちとも交流があるのだ。主に仕事関係で。


「玖里子さん、帰ってください!和樹さんは私の旦那さまなんですから。」


勝手なことを言う夕菜。


「いや、勝手に決めないでよ。」


そう呟く和樹。しかし当然ながら夕菜は無視。


「いや、夕菜ちゃん。私は和樹と話が有って来ただけなんだけど。」


「ダメです!一回だけだろうとなんだろうとダメなんです!」 


「一回だけって何のことよ。」


玖里子が何やら訳の分からないことを言いだした夕菜に言った。
夕菜には和樹を襲おうとしている玖里子でも見えているのだろうか?


(一回だけって何のことだろうね?)


(さあ?何のことでしょうか。)


和樹とメディアがそんな会話をしていると、またチャイムが鳴った。


和樹が誰だろうと思い、ドアを開けに行こうとすると巫女っぽい服装の少女が入ってきた。きちんと靴を玄関に並べて。


「貴方が私の良人ですか」


「は・・・・・・?おっと?」


和樹がまた脳内変換しようとするが・・・、


(和樹、良人。つまり旦那さんです、おそらく。)


メディアに先に答えを言われた。


「そう良人です。」


「ていうか君誰?」


「あ・・・、すいません。私は神城凛といいます。
それで、貴方が私の良人にされるというので少々調べさせてもらいました。」


調べたというところで和樹がピクリと反応した。


凛はそれに構わず続ける。


「成績、運動共に中の下。趣味特技は無し。そして葵学園史上最悪のクラスと言われるB組所属。思いっきり普通ですね。」


散々な言いようである。ちなみに成績等に関しては、自分が目立つのを避けるための和樹の手抜きと、和美達による情報操作の結果である。
実際には学力は余裕で学年トップを取れるレベルだし、運動神経だって抜群だ。趣味特技に真っ先に挙げれるのは料理である。


「こんな男を良人にするなど、私は承諾できません。」


凛の雰囲気が険しくなる。


(うわぁ、ずいぶんな言われ方してるね、僕。)


(全く、和樹をよく知りもしないで。)


「よって貴方を叩き斬り、この話なかったことにしてもらいます。」


さらに雰囲気が険しくなる、凛。
しかし、


「と思っていたんですけれど。」


次の瞬間には霧散していた。


「へ?」


(は?)


凛が襲い掛かってくると思い、身構えていた二人がそんな声をあげる。


「神代から話を聞いてやめることにしました。」


「え〜と、神代ちゃんと知り合い?」


和樹が問う。神代は千早の一つ下の妹だ


「はい、同じクラスで彼女はいい友人です。」


というより凛と神代は親友と呼べるほどの間柄だ。
まあ、神代が凛を振り回しているという感じもなくはないが。


「書類や記録上の情報では心配だったので、念のため、貴方と交流のある神代に話を聞いたのですが、驚きました。
彼女が言うには、こんなのはうそっぱちだ。あなたは頭が良く、運動もでき、そして強く、姉にとってとても大事な恋人で、自分にとって義兄のような人だと、思いきり力説しましたので。」


(そんな事人に言わないでよ神代ちゃん。)


そう言いつつも顔を赤くして照れる和樹。


「まあただ一つ、恋人が姉だけではない事については文句を言っていましたが。」


(そんなこと人に言わないでよ。)


などと今度は本気で思った和樹だった。


「まあ、私にとってはそれだけでも斬る理由にできますが、そうすると神代や千早さんが悲しみますから。」


そんな感じで話をしていると、


「凛さん、何をやっているんですか!」


と先程まで玖里子に向かって電波なことを言っていた夕菜が割り込んできた。


「式森先輩と話をしているだけですが。」


「そんなことを言って、貴方も和樹さんを取る気ですね!」


また訳の分からないことを言う夕菜。他の三人は呆れている。


「和樹さんは私が守ります、ウンディーネ!」


ついに夕菜は魔法を放った。
当然凛は避ける。


「何をするんですか、夕菜さん!」


叫ぶ凛。当然ながら怒こっている。
まあ、訳の分からないことを言われ、いきなり魔法を射たれたのだ、当たり前である。


「黙りなさい!和樹さんを奪おうという人は私が打ち倒します。サラマンダー!!」


夕菜は炎の獣を放った。
しかしそれは凛の前で、淡く輝く刀で切り裂かれた。


「剣鎧護法ですか。」


「その通りです。あくまで話を聞かないというなら、神城家八百年の歴史が生み出した技、その身に刻むがいい!」


怒りのあまりか、素で話す凛。


「ならばあなたは宮間の精霊魔法、その身で味わいなさい。」


そして二人の戦闘が始まった。
 
 
 
 
 
 
 
「ねぇ和樹、大丈夫なのあれ?」


安全地帯にいる和樹の近くに来た玖里子が言う。


「大丈夫ですよ。」


(心配いりません。この部屋には中にも結界がはってありますから。)


実際よく見ると、炎や水流が放たれているにもかかわらず、床や家具、机などは傷は愚か濡れてすらいなかった。


「あ、メディアもいたんだ。」


(む・・、失礼ですね。)

「あははは、ごめん。今まで黙ってたからさ。」


(口を挟める状況でもなかったでしょうに。)


「まあそうだけどね。」
 
 
 
 
 
 
「いい加減あれも止めないとね。」


しばらく三人で雑談していると、玖里子がそう言った。
見るといまだに夕菜と凛が戦っている。
そして、玖里子が霊札を懐から取り出す。


(玖里子、それには及びません。)


二人を止めるため魔法を使おうとしていた玖里子をメディアが止める。


「何でよ?」


「私があの二人を止めるからです。」


エルフなお姉さんモードてなったメディアがそう言った。
そしてメディアは二人の間に入り、凛の刀を指二本で止め、夕菜の魔法を打ち消した。


「まったく、貴方達、ここは人様の部屋ですよ。
そんな所で魔法を使うなど、何を考えているんですか!」


そしてこう言い放った。
メディアさん、ご立腹のようである。


「なっ!」


凛は驚愕した面持ちで、メディアと自分の刀を見ている。
自分の刀を指二本で止められたのだ、当然だろう。


そして夕菜は・・・・・・、
 
 
 
 
 
「何なんですか貴方は!
・・・・・そうですか。貴方も和樹さんを狙っている人なんですね!!」


いまだ電波だった。


「・・・・・・貴方は少しは人の話を聞こうとは思わないのですか?」


メディアは呆れながらも夕菜に問う。


「思いません!和樹さんを狙っている人はみんな敵です!」


すでにメディア達が和樹を狙っていると決め付けているようだ、この女。
実際には、既に一人は和樹のものだが。


「仕方ありませんね。」


〈というか何でこれが夕花の妹なんでしょうか?
聞いていた話とずいぶん違います。)


メディアはそんなことを思いながら夕菜の額に指をあてる。
そして指先が光り、バチッという音と共に、夕菜が気絶した。


人が立った状態で意識を失えば、当然倒れる。
自分達の部屋で魔法を使うような女をメディアが支えるはずもなく。


ゴンッ!


と夕菜は床におもいっきり頭をぶつけたのだった。  
 
 
 
 
 
「さて、和樹、この人の話を聞かないキ○○イ女は黙らせました。」


和樹の方に向かいメディアは言った。


「うん、ありがとう。
それじゃあ話をしようか、色々と聞きたいことがあるしね。」


「それにちょうど・・・・・・、」


隣の部屋と部屋の外の廊下から足音が聞こえてくる。

「和樹!」

「和樹さん!」

「和樹っ!」

「和樹くん!」

「和樹!」

「和樹君!」


「みんなも来たしね。」


六人の女性が部屋に入ってくる。
上から夕花、華怜、和美、千早、沙弓、怜子である。
《式森ラヴァーズ》ほぼ勢揃いである。


つづく
 
 
 
 
 
 
 
 
すいません。(土下座)キシャー出ませんでした。
期待してくださっていた方々申し訳ありません。
という訳でまぶらほ 錬製の魔術使い第四話お送りしました。どうだったでしょうか?

いやあ、最初はこの場面ほとんど飛ばすつもりだったんですが、色々考えているうちにこうなりまして。
たぶん次の話でもでません。なので電波夕菜で勘弁してください。

凛の行動などに関しては、神代との付き合いで凛がかわったということにしておきました。
凛は神代の話を信じたためあの言葉遣いです。


ではレス返し。

suimin様
やっぱり育った状況が違えば姉妹でもまったく別人になりますよ。

ゆん様
大丈夫です。和樹とラヴァーズの皆さんは強いですから。

天 雲様
ご期待に添えるよう頑張ります。

D,様
いえ、ネタバレになるので詳しくは言えませんが、夕菜は独断専行ではありません。

なまけもの様
肉欲に塗れた生活って感じじゃないんです。一応

ディディー様
キシャーがひどい目に遭うかは微妙なんですよ。
夕花がいますから。

千葉憂一様
メディアさんがなんとかしてくれました。

以上です。


それではこの辺で、アクセルでした。


キシャーいつだそう。

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