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▽レス始

「シン君の目指せ主人公奮闘記!! その6-3(ガンダムSEED−D)」

ANDY (2005-09-19 19:11/2005-09-19 19:25)
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 それを目にした瞬間、それが何を意味するものなのかザップは理解することが出来なかった。
 レーダーの上に浮かんでいた、リッカーの光点の消失とそれに前後するように現れたダガーの光点の意味がよく分らなかった。
 リッカーが獲物のジンを破壊したのを確認した。
 その直後、ジンの変わりに現れたダガー。
 ならば、そいつは敵だ。
「デューイ!!」
『わかってる!!リッカーの敵だ!!』
 回線を繋げた先のデューイのイラついた声に眉をしかめながら、ザップはなぜこのような状況になったのかを頭の隅で考えた。
(俺達は、ここに前大戦中に使われることが無く放棄された兵器がある、っていう情報を情報屋から手に入れたんだぞ。なのに、いたのはザフトのヒヨッコの乗るMS三機だけ。もしかして、ガセを掴まされたか?)
 ザップは、自分たちに格安でこの情報を提供した情報屋の顔を思い出そうとしてやめた。
 相手は音声だけでの接触だったし、レーダーに映るダガーの光点が自分たちに接近してきていたからだ。
(こいつを片付けたら、仲介屋を締めてやる)
 そう胸に誓い、ザップは接近してきた相手に銃口を向けた。
『ダガーだと?!』
 その相手の機体名を叫び上げるデューイを無視し、ザップはトリガーを引き絞った。
 目の前にいる機体は、自分たちのストライクダガーの上位機である105ダガー。
 あれは、ザフト軍を苦しめたストライクという機体のデーターを基に作り上げられたもので、性能は自分たちのものよりも格段に上だったはず。
 たしか、状況に応じて装備を換装できるという話だったが、どうやらあのダガーは接近戦用の装備のようだ。
 ならば距離をとって―
 そう考えたと同時に、衝撃がザップを襲った。
 慌てて機体状態を確認すると、両足が大破されていた。
「なにが?!」
『よけろ!ザップ!!』
 デューイの声に弾かれるように、生き残っているスラスターを全開にして垂直に移動する。
 すると、ついさっきまで自分がいた、しかもコックピット周辺をビームの輪が通り過ぎていくのを確認した。
「あれは?」
『マイダスメッサーだ!!あの装備唯一の飛び道具だ』
「詳しいな」
『一時期あれに乗ろうと躍起になってたからな。くるぞ!!』
 デューイの言うとおり、ダガーはもう一度投擲するモーションを取り、その左手に構えたビームの短剣を放った。
「二度も通じるか!!」
『舐めるなよ!!化け物!!』
 そう叫ぶと、ザップは迫ってくるビームの輪に正面からライフルを放ち一瞬動きを鈍らせ、デューイは上からビームで覆われていない部分をライフルで撃ち抜いた。
 マイダスメッサーが完璧に破壊されたのを確認すると、二人はありったけの殺意と憎悪、怒りをこめて叫んだ。
『「殺す!!」』
 生き残りをかけた戦いが始まった。


「やっぱりそう何度もうまくいかないか!」
 迫ってくる光の矢をスラスターを上手く使い避けながら、シンはダガーをストライクダガーたちに肉迫させようとしていた。
 唯一の飛び道具で一人倒せなかったのは痛かったが、それでも相手の機動力の何割かを奪えたのだから納得するしかない。
 ライフルから放たれるビームを、あるものは左腕のシールドで防ぎ、あるものは周囲のデブリに当てることで防ぎながら接近しようとした。
「お前たちに壊されたジンの敵を討たせてもらう!!それが嫌だったらとっとと逃げろ!!」
 自分の素直な気持ちを叫びながら、シンは相手の死角に回り込もうと、急旋回を繰り返した。
 普通のナチュラル用のOSでは再現できない操作が、シンの乗るダガーはそれを再現することが出来ていた。
 それはなぜか、と言うと、シンがダガーを見つけた場所が関係していた。

 シンが命からがら逃げ込んだ先の地球軍艦の格納庫内には、無傷のダガーが格納庫内のメンテナンスヘッドに固定されて佇んでいた。
 他に何か使える物がないかと探してみると、非常用の電源が多数確認され、整備関係の器具類の多くも生きていることが判明したため、簡単な整備をすることが出来たのだった。
 それを確認したシンは、ダガーのOSを立ち上げると同時に、ブリーフィングルーム内に飛び込み中のロッカーなどをかき回し、酸素パックなどを見つけそれを付け直すとすぐに、ジンの端末をダガーに接続しOSの書き換えを開始した。
 もともとMSはザフトが作り上げたものであり、地球軍のGシリーズも鹵獲したジンをベースに設計されており、コックピット周りは類似している部分が多くある。だからこそ、種の時もアスラン達はOSをすぐに書き換える作業に取り掛かることが出来たのだった。
 自分の乗っていたジンのOSをベースに、ダガーのOSを調節しながらシンは覚悟を決めていた。

―人を殺す覚悟を。―

 OSの調整を済ませると、ジンを囮とするためにスティックとスラスターペダルを固定し、格納庫から射出させた。
『俺たちはどんな格好になろうとも生きて戻る事を目的にする。だから、今このときだけはたとえ格好悪かろうが、泥水を飲もうがこの危機的状況脱出を可能とする行動を是とするからな』
 自分が言った言葉を思い出し、つい数十分前に口にした言葉なのにもう何年も前のように感じながら、その言葉通りに行動した。
 その行動を起こさせている思いは唯一つだった。

 死にたくない。

 その思いを基に、シンはダガーのコックピットに乗り込み、ゆっくりとダガーを待機状態で格納庫から発進させた。
 撒き餌にしたジンの後を付いていくと、案の定獲物が喰らい付くのを確認した。
 それを確認すると、シンはダガーを戦闘モードに移行させ、背中に装備されている大剣―シュベルト・ゲーベル―を構え、動けないジンを弄っているストライクダガーの背後に接近し、大剣を振り下ろした。
 その瞬間、モニターに見知らぬ男が映り、すぐに爆炎とともに消えた。
 それが何なのか、シンはなんとなく分った。
 それは、自分が命を奪った相手の最後の姿なのだ、と。
 同じ地球軍製のMSだから起きた、一種の奇跡の結果、回線が繋がったのだろう。
 明確に、相手の命を奪う瞬間を目にし、シンは胃の中のものが込み上げて来るのを感じながら、それを飲み下した。

「まず、一機!!」

 飲み下すと同時に、そう自分を鼓舞するように叫び、残りの敵めがけて飛んでいった。
 口の中に広がる酸味が、嫌味にこれが現実だと訴えているように感じずにはいられなかった。

―シャワーを浴びて寝たい―

 頭の隅でそんな弱音が上がるのを感じながら、それでもスラスターを弱めることはしなかった。
 その弱音を実行するためにも、自分の命を守らなくてはならない。
 相手の命を奪うことになったとしても。


 レーダーとモニターに映ったストライクダガーに向けて、左肩に装備されているマイダスメッサーを投擲する。
 ストライクダガーに比べて、レーダーの感度が高いダガーだからこそ出来る先制攻撃だった。
「角ありを舐めるな!!」
 自分の心を覆う鎧の如く吼える。
 意味は持たないが役割は持つ言葉とともに、シンはダガーのスラスターを小刻みに動かしながらマイダスメッサーの帰還予定ポイントへと向かう。
 予定通り戻ってきたマイダスメッサーを手にし、もう一度投擲した。
 その必殺の一撃は、ここに来て初めて見せられた連携技で無常にも砕かれてしまった。
 武器は砕かれたが、未だシンの心は砕かれておらず、それを表すかのようにダガーのスラスターの炎は激しく煌いていた。
 スティックを強く握り締め、前を見据えシンは戦場へと躍り出た。


「そうだ。お前たちはヒヨッコの現状確認をし、もし近くに海賊達がいた場合その殲滅をしてもらう」
『了解。ヒヨッコがいると思われる場所は?』
「データーを送ったが、あくまでもそれは予想地点だ。同行させる偵察用ジンのレーダーを最大にして現場で臨機応変に対応してくれ」
『了解』
「では、MS部隊発進!」
 ホーキンス隊のナスカ級戦艦から、三機のMSが飛び出るのを確認し、ホーキンス艦長は背もたれに背を預けた。
 先ほど、アカデミーの教員達に対して安請け合いをしてしまったが、自分の予想ではもうその生徒は生きていないだろう、と予想していた。
 いくらアカデミーで成績が優秀だとしても、まだ戦いに対しての心構えが出来ていない者に、生き残ることなど不可能なのだから。
 せめて、遺品の一つでも回収できれば御の字だろう。
 自分と同じ思いを、つい先ほど出撃した自分の隊の者達も理解し持っているはずだ。
 だが、もし悪運強く今も生き残っているのならば、せめてうちの隊の奴が着くまでもってくれよ。
 そんなある種の願望を胸に抱きながら、ホーキンス艦長は出撃し、もう肉眼では確認することが出来なくなっている偵察用ジンと、カスタムシグー、それとオレンジ色に塗装されたゲイツのパイロット達に自分の思いを一方的に預けた。


「さっさと死ね!!」
 デューイはそう叫ぶと同時に、必殺のビームサーベルの一撃をダガーに与えようとするも、ダガーは紙一重でそれを交わすと同時に、大剣の峰の部分を振り上げてくるのを慌ててシールドで防いだ。
 一撃は防いだがその衝撃まで防ぐことは出来ず、吹き飛ばされてしまい、周囲に漂うデブリの群れの中へと投げ込まれそうになるも、慌ててスラスターを吹かし何とかそれを防いだ。
「くそ!!ふざけやがって!!」
 そう叫ぶと同時にエネルギーケージを確認してみる。
 従来のバッテリーよりは遥かに内蔵量があるジャンク屋謹製のバッテリーを使用しているとはいえ、やはり有限なものであり、レッドゾーン手前まで差し迫っていた。
「無駄弾を撃ち過ぎたツケがきやがったか!」
 サーベルに供給していたエネルギーをカットし、省エネを一応するとともに、あの憎たらしいダガーの姿を確認する。
 ダガーは俺を追う気は無いらしく、ザップのストライクダガーと対峙していた。
 大剣とサーベルの鍔迫り合いを見ながら、デューイは自分の耳に悪魔が囁き掛けてくるのを感じた。
 その囁きはとても甘美で、また逆らう理由が無かったのでその囁きに従うことにした。


「何でそんなに追い立てるんだよ!あんたらは!!」
 斬りかかってくるストライクダガーの一撃をかわすと同時に、大剣の峰に当たる部分を思い切りぶつける。
 ついさっき見た光景が一瞬フラッシュバックしたために咄嗟に取った行動だった。
「くそ!!」
 そんな自分の取った行動の傲慢さに嫌悪を感じ、自分に対して悪態をつく。
―つい先ほど覚悟を決めたんじゃなかったのか?―
 悪態をつくと同時に、頭の中で聞きなれた、それでいてもう二度と聞くことの出来ない声が響いた。
―もう一人明確な意思の下で殺しているのに、いまさら殺したくないとほざくのか?―
―殺したくないから、殺させないで。なんて、腑抜けた事を言うつもりなのか―
―履き間違えるな―
―お前は殺すために殺すんじゃない。生き残るために殺すんだ―
―なぜなら、相手は殺す気でかかってくるのに、お前は相手を殺さずに撃退することが出来るのか?―
―思い出せ。相手は、こちらが手心を加えたのに、それでもこちらを襲うことをやめなかったんだぞ―
―あいつらは、自分の命をかけてお前を殺しに来てるんだ―
―覚悟を今度こそ本気で決めろ―
―それでも、覚悟を決めることが出来ないんだったら、お前、死んじゃえよ―
 醜悪な笑みを浮かべて、それでいて何の価値も見出す事をしようとしない排他的な色を宿した腐った魚のような目をした少年は、シンにそう言葉を投げかけた。
 その顔に、その声に、何よりその雰囲気をシンは、大鷹真矢は知っていた。
「なんで、なんで、自分に自分をそこまでけなされなきゃならん!!」
 かつて、世界そのものを嫌い、拒絶していた時の自分の顔が、今の自分の心を嘲笑うかのように語りかける。
 そんな非現実的な状況でも、一応突っ込むことは忘れずに突っ込み、そのかつての自分を睨みつけて叫んだ。
「だ〜!!もう、今度こそ悩むのは、とりあえず今は無し!!とっととこのふざけた現状から抜け出して、アカデミーの自分の部屋で布団を頭から被って壁に向かってぶつぶつと呟くのを三日間ぐらいやって、それから三日かんなにも食事を取らなかった分を取るかのごとく五人前ぐらいのフルコースを食って、そのあとトイレに駆け込んで胃の中のもの全部吐き出して、胃薬片手にベッドの中で唸りながら眠る、そんなおバカな事を誰に止められようが絶対実行してやる!!で、実行するために進んで手を汚してやらあ!!文句あっか、俺!!」
―出来るのか?―
「出来る出来ないじゃなく、やるかやらないかだ。もちろん俺はやってやる!!」
―じゃあ、やれよ―
「やるから消えろ。俺の恥ずかしい記憶トップ3に入る時の俺」
―そう。じゃあね―
「おう」
 そう呟くと、かつての自分が目の前から消えた。
「うわ。もしかして、走馬灯の一種か?」
 ぞっとしない憶測を口にすると同時に、今の状況を確認しろ、と訴えかけるように鳴り響くアラートに従うようにスティックを動かす。
 それと同時にモニターを掠るかのように、イーゲルンシュテルンが通り過ぎていく。
「あ〜、とっとと諦めろ!!」
 そう叫び、両足が無いのに左手に握るサーベルで斬りかかって来るストライクダガーの刃を防ぐ。
 両足のスラスターが無いため、出力が不足している打ち込みを軽くいなす。
「なんで、そんなに諦めないんだ!」
 押し返すと同時に、右手に構えていたライフルの銃身を柄下から生やしたビーム刃で切り裂く。
 ライフルを使えなくされたストライクダガーにむかい、シンはダガーの大検を振り下ろすだけの間合いを得るために左腕に装備されたシールドを前にし、体当たりをした。
「吹っ飛べー!!」
 バーニアを吹かし、ストライクダガーへと体当たりを当てると同時に衝撃がダガーを襲った。
 それが、シンの命の明暗を分けることになった。
「え?」
 衝撃とともに、コックピット部分が撃ち抜かれているストライクダガーが目に入り、そして爆発した。
「仲間ごと撃ったのか?!」
 爆炎の向こうから襲いかかってくるビームに、それを撃ち出している相手にシンは恐怖を覚えた。
「なんで、何でそんなことが出来るんだよ!!」
 そんな叫びを嘲笑うかのように、一条の光がダガーを貫いた。


「まったく、一体どこにいるんだか。反応はあったか?」
 オレンジ色のゲイツに乗っているパイロットは、偵察用ジンのパイロットに尋ねた。
『いえ。それらしい反応は……って、反応ありました。これは、戦闘状態です!』
「は〜?戦闘状態だって〜?」
 答えられた内容に、素っ頓狂な声を出して反応すると、その顔を先ほどよりも鋭さの増した顔つきで尋ね返した。
「数と距離は?」
『数は、MSの熱源が3!それに、それよりも手前に戦艦クラスが1だ』
「戦艦?識別信号は出ているのか?」
『いえ。連合、ザフト、ジャンク屋連合、どれにもかからない』
 その声を聞き、ゲイツのパイロットは少し思案し、仲間に指示を出した。
「戦艦の方が俺たちに近いのか?」
『ああ。あと四十で接触だ』
 そう聞くと一つ頷きこう言った。
「よし、俺とゲイルでその戦艦を確認する。マッシュとリーキスは先行しといてくれ」
『了解』
『了解。じゃあ、こっちはヒヨッコの保護を優先するが、早く来てくださいよ。こいつには碌な武装が無いんだから』
『その分、パイロットの腕はいいぜ』
「さて、行くぜ!」
『『『了解!』』』
 掛け声とともに、オレンジのゲイツと追加ブースター等を施されたカスタムシグーの二機がモニターで確認できた戦艦に向けて飛び掛った。
 戦艦との距離が縮み始めると、戦艦から砲撃を受けた。
「おいおい。問答無用か?」
 砲撃を難なく避けながら、国際救難チャンネルを合わせ戦艦に強制通信を試みた。
「こちらはザフト軍ホーキンス隊所属のMS部隊だ。貴艦の所属と即刻の戦闘行為の中止を要請する」
 そういい終わると同時に、弾幕の密度はより濃厚になった。
「容赦なく攻撃を続けるかよ!ゲイル、お前はどう思う?」
『どう思う、ってどう考えてもやましいことがあるんでしょう。じゃなければ正規の軍関係者に攻撃なんて加えないでしょう?例の海賊達の母艦と見るのが妥当かと』
「そう思うよな。なら、やるか」
『了解。三十秒で片付けますよ』
 ゲイルはそう答えると、ウィングスラスターと両足に追加されたバーニアを吹かし戦艦に急速接近した。
 ビーム砲以外の武器はそう充実していないのか、碌な対空防御も取れない機銃の斉射を踊るように避け、ゲイツの技術を流用して装備したビームライフルを三連射し、戦艦の右舷機銃群を使用不能にした。
「やるな、ゲイル!なら、俺も!!」
 そう叫ぶと同時にオレンジ色のゲイツは正面から戦艦に接近し始めた。
 迫りくるビーム砲をまるで未来を予測しているかのようにかわしながら艦橋の目の前まで取り付いた。
「ジンとは違うんだよ!ジンとはな!!」
 その声に応える様に、両腰のエクステンショナル・アレスターが艦橋を挟むように飛び掛り、そのビームの牙を穿ち立てた。
 その牙に耐えることは出来ずに、艦橋はあっさりと崩壊し、頭を失った戦艦はその動きを止めた。
『お見事。因みに時間は二十九秒でしたよ』
「そうか。ま、それよりもマッシュとリーキスを追うぞ」
『了解。ハイネ』
 そうやり取りをすると二機のMSはかつて戦艦だった物に目もくれずに、仲間が先行した方角へとバーニアを煌かせて飛び立っていった。
 後に残ったのは、新たに生まれたデブリと化した鉄屑だけだった。


「ヒャハ、ヒャーハッハハハハハハハ!!思い知ったか、化け物め!!お前は俺に狩られる存在なんだってことが!!」
 目の前の爆炎を眺めながら狂ったようにデューイは笑っていた。
 気分が爽快だった。
 あの忌々しい、自分を散々虚仮にしてくれた化け物の命をこの手で奪うことが出来たのだから。
 まあ、その過程で身内二人ほど失ってしまったが、今のこの爽快な気分を得るためだと思えば必要な損害だった。
 まあ、ザップの奴には感謝の言葉だけでも送ってやるべきだろう。
 なんと言ったってあいつの自己犠牲のおかげでこの爽快感を得ることが出来たのだから。
「お前は最高の―」
 ザップに向かって感謝の言葉を贈ろうとしたその矢先、突如警告音がコックピット内に鳴り響いた。
「な―」
 状況を把握するよりも早く、爆炎の向こうから迫ってくるものがあった。
 それは円を描きながら迫ってきていた。
 自分の仲間の一人の命を奪ったシュベルト・ゲーベルが、今度は自分の命を奪おうと迫ってきていた。
 それを避けることも出来ずに、だが、狙いが甘かったのかライフルを犠牲にするだけで損害を抑えることができた。
 が、それを幸運と思う暇はデューイには無かった。
 爆炎の中から飛び出してきたのはシュベルト・ゲーベルだけではなかったからだ。
 右手にビームサーベルを構え、左肩の間接部分がむき出しになっているダガーがバーニアの炎を煌かせ迫ってきていた。
 慌ててサーベルを構えようとしたが、ダガーのシールドから打ち出されたアンカーに右腕を掴まれて潰されてしまい抵抗の手段を奪われた。
 頭部のイーゲルシュテルンを発砲しようとしたが、それを阻むように衝撃がコックピットを何度も揺さぶり、そしてそれが終わったかと思うと同時に眼前のモニターを破壊しながら迫る何か圧倒的な暴力性を持ったものに意識を刈り取られ、自分の最後を認識することなくデューイは彼岸へと旅立った。


「あーーーーーーーー!!!!」
 自分の口から出ている声を、自分の声とは認識することが出来ずただの音としか認識することしか出来なかった。
 それよりも恐ろしいことが目の前で起こったのだから。
 なぜ、自分の仲間ごと俺の命を奪おうとすることが出来たのだろう。
 なぜああも簡単に命を奪えるのだろう。
 わからない。
わからない。
ワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイ――――――――
 だから、それを排除する事を無意識のうちにシンは選択した。

 左肩に装備されたソードパックの追加装甲のおかげで、間接部分の損傷を最小限に抑えられている事を確認せずに、シンは右手に握っていたシュベルト・ゲーベルをビームが放たれていた方向に投げつけ、それと同時に爆炎の中を突っ切って行った。
 その際、左腰に装備されていたサーベルを装備し刃を形成させた。
 爆炎から飛び出ると、ストライクダガーが背中にあるサーベルを抜こうとしているのを確認し、それを阻止するために左腕に未だ装備されたままだったロケットアンカーを打ち出した。
 運よく相手の右腕を掴み握りつぶすことができたのを確認すると、躊躇することなくアンカーを戻すことにした。
 迫ってくる獲物を目にして考えた。
 どうするべきだ?
 簡単だ。抵抗する手段を奪い、絶望の中で死を与えてやればいいじゃないか。
 頭に響くその言葉に抗う術をシンは持っていなかった。
 自分の間合いに入ったストライクダガーに右手を一閃させ、その左腕を奪う。
 奪うと同時に左腕に装着されているシールドを強制排除し、その反動で右腰にあるサーベルを装着させ両足を切り裂いた。
 その際左肩間接が限界に達したのか、コックピット内に赤いランプがつくがそれを気にせずにダガーの頭部をストライクダガーのコックピット付近へと向け、引き金を引いた。
 頭部から撃ち出される75mmの銃弾が装甲を削り取り、内部を蹂躙する様を弾切れになるまで見ていた。
着弾の衝撃の惰性のまま離れ、爆発する光を目にした瞬間シンは我慢の限界に達した。
「うぷ!」
 鼻につく饐えた臭いと顔にかかる生暖かいゲル状のものを呆然とした意識の中で感じながら、シンは虚空を彷徨うように視線をコックピットの向こうに向けた。
「ゲロまみれ、か。今の俺にはふさわしい、かな」
 そう自嘲的に呟くと同時に、心の中が急速に虚しくなるのを感じた。
「ここは、寒いな」
 機密性に優れているはずのパイロットスーツを身に着けているはずなのに、裸で雪原の中にいるかのような寒さを感じた。
「帰ろう。あそこに」
 一人は寒い。
 暖かい世界に、自分を迎え入れてくれる場所に帰ろう、とダガーを動かそうとした瞬間に警告音が鳴り響いた。
 慌ててモニターを確認すると、オレンジ色のゲイツとカスタマイズされたシグーの二機がこちらにライフルを構えながら接近していた。
「救助部隊、か?」
 ライフルを構えるだけで撃ってこない二機に対しそう判断したシンは、通信を国際救難チャンネルに設定し二機に繋げた。
「こちらザフトアカデミー所属のシン・アスカ。救援を願いたいんですけど」
 そう通信を繋げて返事を待つ。
『こちらホーキンス隊所属のものだが、確認のためお前さんのIDと学籍番号を教えてくれ』
 通信機越しに聞こえてくる声に、何かどこかで聞いたことがある声だと思いながら自分のIDと学籍番号を伝えた。
『確認した。それにしても、よく無事だったな』
「ははは。その辺は帰ったら話しますので連れて行ってくれませんか?もう、エネルギーとか一杯一杯なもんで。それと酸素がもうやばいんですよ」
 そう軽口を叩くと同時に、急速に自分の意識が闇に飲まれるのを感じながらそれに逆らうことなく身を任せ闇に横たわった。
―あ〜、温泉に入りたいな〜―
 プラントに無い箱根温泉の情景を思い描きながら、シンはしばしの休息に身を任せた。


「お〜い。聞こえてるか〜。シン・アスカくん?」
 突然何も応答しなくなった相手側を不審に思い、耳を澄ますと規則的な呼吸音が入ってきた。
「おいおい。この状況で寝るとは、バカなんだか凄いんだか」
 張り詰めていたものが安心して切れたのだろう、と思い僚機に指示を出し帰還することにした。
 モニターの向こうに見えるパイロットスーツ姿を見て、かつて休暇の時に兄から聞いた人物像と照会しようとしてやめた。
 ここでどうこう思うよりも、船に帰ってから直接面と向かって会話をしたほうがよりその人間性が分る、と言うものなのだから。
 だが、今この場でわかる確かなことは、自分はこいつを気に入るだろう、と言うどこか確信めいた予感を疑わない自分がいることだった。
 動かないダガーの肩を持ち、デブリ帯の外で待機している自分たちの船に伝言を送る。
 まずは軍医にメディカルチェックをさせないとな。
 そう思いながら、振動を与えないように注意しながらオレンジ色のゲイツ―ハイネ・ヴェステンフルス用機―はスラスターを煌かせながら飛び立った。


―なんなんだろう、この空気は―
 その場を犯している言いようの無い空気の重さに、レオナルド・ヴェルホースト―愛称レオ―は、何とか表に出さずに溜息をついた。
 パイロット待機室内でソファーに座りながら、自分の左側に視線を向けると、キーファが少し情緒不安になりかけているルナマリアを宥めようと抱きしめているのが目に入ってきた。
 あれ、自分がやったら半殺し、いや八割殺しぐらいの目にあうんだろうな〜、とおバカな事を考えながら右側に視線を向けると、レイとトウマの二人が瞑想するかのように瞼を閉じ、無言で背筋を伸ばして座っていた。
―だから、なんだこの葬式のような空気は―
 レオは少し乱暴に髪を掻き毟りながら、かつて自分が体験した葬式の時と同じ空気がここに漂っていることに不快感を覚えていた。
―この空気は嫌いだ―
 この空気に自分は良い思い出はない。
 この空気のせいでよく笑っていたあの子の顔から笑顔が無くなり、この空気のせいで自分が尊敬していた人から何かがごっそりとなくなってしまい、この空気のせいでもうあの人のケーキが食べられなくなってしまったのだから。
 そして、またこの空気は自分の仲間から何かを奪うのだろうか。
 そんな事を虚空を見つめながらレオは考え、このことになった原因の悪友に帰ってきたら取りあえず、通販で手に入れた『完璧!これで君も52の関節技を習得できる!!』に書かれていた技を全部掛けさせてもらおう。
 そう思いながら、温くなったブラックを口に流し込んだ。
 温くなっているせいか、それはひどくまずく感じられた。


―どうすればいいんでしょう―
 自分の胸の中で小さく嗚咽をついているルナマリアの背中を撫でながら、空色の髪をした少女―キーファ・バルテズはそう虚空に向かって尋ねた。
 自分の中で嗚咽をついているルナマリアは、自分の知っている彼女よりも幼く感じられ、危うい状況のように思えてしょうがなかった。
 彼女の目から見る限り、ルナマリアはシンをレオ達のようにただの男友達として見ていないことは明らかであり、その様子を見て自分は彼女の背中を何とか押そうと色々と画策したが、それでも今の現状をどうすることも思い浮かばなかった。
 普段自分は聡明な方だと思っていたし、第三者的視点を持つから揉め事の仲裁役にはもってこいだろうと軽く自負していたが、そんな自負などなんの役に立たないという現実に直面していることに、無力感と怒りの両方が自分を襲っていた。
 ルナマリアの背中を撫でながら視線を軽く右に向けると、不機嫌さを押し隠そうとしているレオがコーヒーを口にし、さらに不機嫌さを増した顔になっているところが入ってきた。
 普段味とかに頓着しないくせに、こういう神経が張り詰めている時には繊細な反応をする仲間に軽く苦笑し、さらにその奥に視線を向けた。
 そこには泰山のごとき不動の存在が二ついた。
 レイとトウマの二人は姿勢を崩すことなく瞑想をして座っていた。
 ただ座っているだけなのに、キーファには二人が冤罪の死刑判決を待つ聖人のように見えた。
 損をしているな。
 二人のその、どこか自分たちよりも超越した態度を眺めてそんな感想を持った。
 そんな感想を抱きながら、取りあえず彼が戻ってきたら自分の趣味の薬品製作に協力してもらわなくてはならないだろう。
 そう思いながら、ルナマリアを軽く抱きしめた。
 弱弱しくも抱きしめ返してくるルナマリアの姿に、少しときめいたのは秘密だった。


―遅い、な―
 自分の荒ぶれかける気を落ち着けるように瞑想しながら、トウマ・アマダは何の進展も見せない現状に毒づいた。
 あれからどれ位時間がたったのだろうか。
 それすらもあいまいな認識になっている自分に軽く驚きながら、トウマは自分の中に埋没するように眼をつぶった。
 他の者がどう思っているかは、神ならぬトウマには分らなかったが、シンは自分から分の悪いかけにそうそう掛ける方ではないので、どんな状況になろうとも生き残ろうとあがいているはずだ、と言う予感を持っていたのでそこまで心をかき乱すことは無かった。
 が、それでも、自分の隣にいる男の心境はよく分らなかった。
 自分と同じように目を瞑っているレイを目に一瞬入れ、おかしな男だ、と感想を持った。
 レイの態度は同室な為だろうか、シンとは他の同期の奴よりもいくらか柔らかい態度で接しているのをトウマは感じていた。
 親友、そういう間柄なのだろう。
 アカデミーと言う空間の中でそのような存在を作ることの出来た二人に、どこか尊敬めいた思いを浮かべながら自分もその友になるべく接した。
 だからこそ、レイのあの淡々とした態度が自分には信じられなかった。
 冷静沈着な男だと思っていたが、あそこまで冷静だとまるで機械のように見え、その不快感から問い詰めるなど普段の自分からは想像できない行動を取ってしまった。
 が、その後のレイの言葉を聞き、自分の修行不足を痛感した。
 冷静なのではない。彼は自分の激情を御する術をもう持っているだけなのだ、と理解したから。
―これだから、こいつらといると飽きることが無い―
 自分の未熟さを痛感し、座して結果を待つことを決めたトウマは左側に視線を向けた。
 飲み物の入ったカップを机に置くレオと、抱き合っているキーファとルナマリアの姿が目に入った。
 そこにもう一人いないことに一瞬なんともいえない空虚感を感じながら、帰ってきたら取りあえず自分との組み手を半日ほど付き合わせようと思い新たに心を落ち着けるために目をつぶった。


―またまたまた中書き―
 はははは、今回も中編その3なんていう状況を恥も何も無くやってしまったANDYです。
 まあ、今回何とか死闘からうちのシン君はなんとか終えて脱出することが出来ました。
 それにしても、難産でした。今回の話。
 海賊の皆さんの散り様をどう表現すべきかがよく分りませんでしたので。どうだったでしょうか?
 一人逝っちゃった思考の奴がいましたが、そいつに対して嫌悪感なり何なりを皆さんが持っていただけとしたら、この勝負私の勝ちです!!
((なんの勝負(やねん!)(ですか!!)))
 ………あれ?誰かの突込みが一瞬耳に入ったような気が。
 ま、まあ、それよりも、うちのシン君は今心身ともにぼろぼろです。
 まあ、当たり前だと思いますがね。今まで明確な意思で殺す、何て事をしたことが無い日本人の少年がそんな選択を自分の明確な意思で選択したのならこうなってもしょうがないでしょうし。
 で、これを書いている間に本家の方はもう、何をどう突っ込めばいいのか悩むぐらいの展開に。
 いくらなんでも総集編はどうかと思うよ、監督。
 この時点で後二話なんですけど。綺麗に終わることが出来るのか?
 またスペシャルエディションで補完なんだろうな〜。
 まあ、それよりも言いたい事は、なんでHGモデルで運命が発売せずに攻撃自由が先に出るのよ!!です。
 やっぱりあれですか、新しい型を作るよりもあるものを利用する方がコスト削(ウワナニヲスルヤメ―――――

 さて、そろそろ日常パートもやりたいな、と言う気持ちと、兄貴フィーバーだぜ、と言う思いが臨界点に達しそうなのでCDを聞きながら日常を描こうと今奮戦しています。
 今回出てきたオリキャラとのファーストコンタクトや、戦士としての成長などを色々と後2,3話で描いて本編にいきたいと思います。
 楽しみに待っといてください。
(そう言ってまた前中後編とか出すつもりやで)
(いえいえ、もしかしたら中編―その4とか無責任にもやるかもしれませんよ)
 ………そんな突っ込みするあんたら嫌いや(涙)


レス返し
>アクセル様
 初めまして。感想ありがとうございます。

  >コーディネイターがナチュラル用のOS搭載MSに乗ったらどうなるんだろう?
  多分ですが、あまりの反応の遅さに精神的にイラつくのと、素早い反応にOSの方がへばってしまいフリーズしてしまうのではないでしょうか?
  私の大好きな漫画の一つ「女神候補生」のなかでも、自分の感覚とのズレにイラつく主人公の姿がありましたのでそちらを参考にしてみてくださいw


>くろがね様
 感想ありがとうございます。

>今回少々気になる点があったので指摘をば
  はい。全ては私の力量不足故の指摘の数々でした。
  ですが、リカバーできる範囲では今回の話で説明をさせていますのでその辺を納得してください。

  >OS書き換えたんでしょうか。ガン○ムA読んでる僕もよく知らないマニアックな機体登場
  はい。OS書き換えさせました。
  種無印の時にイザークたちがやっていたので今のシンの力量を表すうえで必要かな、と思いましたので。
  あと、D―アストレイのほうで105ダガーはエール以外登場していますよ。
  ここテストに出るのでちゃんと復習しておくように!!w

  あと、PSの方ですが………ノーコメントの方向で!!

>fool様
 感想ありがとうございます。

>有る程度調査済みのデブリ内にあった無傷のMS、きな臭い気もしなくはないですが後ろから撃たれぬよう薄幸な彼、ってゆうか家族は後ろから撃たれ>たような気のするシンジ・アスカさんの未来に黙祷
  え〜、とシン・アスカですよ〜。
  あと、インパルスの性能テストコース内にトラップが仕掛けられているのに気づかないザフトの現状があるので、無傷の期待の一体や二体あっても。

>YN様
 感想ありがとうございます。

  >毎回楽しく読ませてもらってます。原作はシリアスでどちらかと言うと暗い話が多いですが、それをくつがえす軽い展開が面白いですね。
  そう言っていただけるとこちらとしてもうれしい限りです。
  まあ、今回は少し重い展開でしたけどね(苦笑)

  >今回の展開は確かに人によっては少しご都合主義に感じるかもしれませんね。でも、この程度は普通に起こり得る状況でしょう
  ご都合主義に見えるかもしれませんが、絶対に起こりえないだろうと否定することが出来ませんからね。シュレディンガーの猫ですな。

  >あの状況でどんな偶然が起これば助かるんだ、という用な所から生還した人に比べれば。
  確かに!!(大爆笑)

>レンヤ様
 感想ありがとうございます。

  >また随分とマニアックな機体が出ましたね〜
  いや〜、この機体好きなんですよ〜。HGの方も中々出来がいいんですよね。もちろんソードで飾っていますよ。

  >この調子で行くと次回は、助けに来た部隊に誤解されてFAITH対シンが拝めそうですねv
  あ〜、期待を裏切ってしまって申し訳ないのですが、そうならずに無事に保護されました。
  いえ、あれ以上の戦闘継続は精神的に無理でしょうから。種でも割れてない限り。

>タカちゃん様
 感想ありがとうございます。

>憑依シンもとうとう覚悟を決めたようですね……
  ええ、決めてしまいましたよ。まあ、色々とゆれていましたけど。

>確かにこのままだとレンヤさんが行ったみたいな展開になりかねないかも……
>ま、そのおかげでハイネにあった時にイベントが発生したりして
  違う展開でイベント発生です。

>前回の観測所の怠慢みたいにいくらデブリ帯を調査したとは言え、流石に戦艦の中までは調べ切れなかったという事でFA?
  ん〜〜〜〜ん……正解!!

  >ソードに換装していたのか換装したのか……どっちなんでしょ?
  換装してあったそうです。まあ、全ての船がAAのような機能を持っているわけではないでしょうから妥当なのではないでしょうか?

>HAPPYEND至上主義者様
 毎回の感想ありがとうございます。

  >どうやら彼との間には本物の友情が芽生えているようですね。後の本編に大きな影響を及ぼしそうです
  ええ、影響出す気満々ですよ。本編の方でも友情らしきものをやっと見ることが出来ましたからね

  >前回『切り裂きエド』の話をしていたのはこれの伏線だったのでしょうか? エドの闘いを参考にしてそうです
  いえいえ、これは違うことに対しての伏線ですよ。それは、ゲフンゲフン、秘密です(某下っ端魔族のごとき笑み)

>ついにその手を汚しましたね……まずは生き延びる事が先決ですが、全てが終わった後が気になります
  ええ、そうですね。でも、何とか立ち上がってくれるはずです!!……多分


>かいん様
 またまた感想ありがとうございます。

  >やっぱり、人型メカには長物ですよ
  そうですよね。やっぱりサンライズ作品には長物が必須でしょう。いえ、でかいトンカチも大好きですけどねw

  >読み終わったときには「種ワレ」かっ!!と思いましたが流石に発想が安易でしたか(w
  いえいえ。プロット段階ではそれもあったのですが、時期尚早かな〜と思いましたのでそれは今回見送りました。

  >さてさて、今回、初の人殺し(自覚アリ)を行った中の人は、自分の中でどのように折り合いをつけるのか、原作では、そこら辺はスルーされてたの
>で期待しています
  ああ、またまたプレッシャーがー!!
  うう、がんばります。

  では、また次回の後書きで、こんどこそ後書きにできるようがんばりますので、お会いしましょう。

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