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「黒い種 キラ君奮闘?物語(ガンダムSEED)」

K沢 (2005-03-20 02:32/2005-03-20 02:43)
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黒い種 キラ君奮闘?物語


第1話  最凶の16歳


ザフトにも連合にも属さない中立国『オーブ』の所有する都市型コロニー『ヘリオポリス』。
ここではコーディネーターとナチュラルが平和に暮らしていた。
しかし、その平和はある日を境に崩れ去ってしまった。

「クッ、何なんだよこれは!」

突如飛来したザフト軍主力モビルスーツ『ジン』によって、平和なコロニーは一瞬で地獄と化した。
爆音が鳴り響き、人々の悲鳴が溢れる。
その中を2人の少女を連れながら走る少年。
その名をキラ・ヤマト。
彼はコーディネーターである。

「キラ、私達どうなっちゃうの!?」
「死ぬなんてイヤよ!」

そのキラに手を引かれている2人の少女。
ミリアリア・ハウとフレイアルスター。
この2人はナチュラルである。

「大丈夫だよ、2人は何があっても僕が守るから(ニコッ)」
「「キラ!(///////)」」

手を引きながら、不安そうな表情を浮かべる2人に優しい微笑を浮かべるキラ。
その微笑を受けて顔を真っ赤にさせる2人。
2人ともすでにキラの虜になっているのだ。

(ザフトの屑野郎どもめ、せっかくのデートを邪魔しやがって!!!)

などとキラが内心毒づいていることも知らずに・・・ってオイオイ。
いたいけな青少年がなんて言葉を

「ね、ねえキラ? この辺りにシェルターってあったかしら?」
「急がないと私たち逃げ遅れちゃうよ?」

キラの微笑みに冷静さを取り戻したのか、周囲を身わしながら尋ねる。

「この辺りには無いよ。でも大丈夫、まかせて!(ニコッ)」

にこやかな笑みを浮かべながら手をギュッと握るキラ。
キラの行動にまた顔を真っ赤にさせる2人。
それぞれキラの手を握り返す。

(さて、どうやって制裁してやろうかな? プラントのマザーコンピューターハッキングかけて修正不可能な破壊ウイルスでも送りつけてやろうか?
 いやいや、評議会の連中の汚職を暴いて政治基盤の転覆ってのも、クックックックックッ・・・・・・)

などとちょっと危険なことを考えていることも知らずに・・・って、だから君。
いくら心の中とはいえ考えて良いことと悪いことがあるだろ。

「2人とも、もうすぐだから頑張ってね!」

心とは裏腹に優しい笑顔を浮かべたままのキラ。
2人に言葉をかけながら必死に走る。

「うん。でもキラ、どこに向かってるの?」
「モルゲンレーテの工場だよ」
「工場? そんなとこに行って大丈夫なの?」

それから飛来してくるジンを見て、不安そうに尋ねるフレイ。
その不安は当然である。
飛来した多くのジンが、そのモルゲンレーテ目指して進行しているのである。

「大丈夫だって言っただろ? フレイは僕のこと信じられない?」

先ほどまでとはうって変わって捨てられた子犬ちっくな表情を覗かせるキラ。
その弱々しげな表情はフレイの心にクリティカルヒット!!!

「そ、そんな事無いわ! ごめんなさい、キラ。あなたの事疑ったりして」

と、別に悪くもないのに謝りだしてしまう。
どうやらかなり重症のようですな。

「気にしないでフレイ、絶対に守るから! 勿論ミリィもね!」
「キラ・・・うん!」

フレイばかりでなくミリアリアにも再度念を押すように言葉をかけるキラ。
この非常時に2人の少女は恋する乙女状態。
目がハートになっているような気さえする。

(とりあえずあのウジ虫ども一人残らず地獄に叩き込んでやらないとね! クックックックック・・・・・・)

ますます黒い思想を強めていることなど知らずに。
・・・・・・疲れるから突っ込みやめよっと。
などとやっているうちにモルゲンレーテの工場に到着した3人。

「2人とも、絶対僕から離れないでね」
「「わかったわ、キラ!!!」」

中から聞こえる銃声を危惧してそう告げるキラ。
しかしそんな事など関係無しにキラのそばから離れるつもりのない2人。
手を繋いでいたのがいつの間にか体ごと腕にしがみついている。

「もう、2人ともしょうがないなぁ〜」

ふふっと笑みを浮かべると、しがみついた2人をそのままにして工場内へ入っていくキラ。
こんな状態で戦えるのか? という感じですが気にしないでください。

(二人は可愛いな〜、ザフトのゴミどもにも見習って欲しいよ。
 あ、でも元が元だから無理か? きっとキモイだけだろうし)

黒オーラ絶好調のキラ君であった。


ゾクッ!!!

「お、オイ、今!!!」
「オマエも感じたか!!!」

モルゲンレーテ内部にいるザフト、連合両軍の全員に悪寒が走った。
それはあまりにも強烈で、全員が銃撃戦を止めてしまうほどだ。

「な、なあ」
「ああ、何かは知らないが絶対に関わってはいけない何かがいるようだな」
「・・・向こうも同じ考えのようだぜ」
「・・・移動するか」

この瞬間、コーディネーターとナチュラルの垣根を越えたアイ・コンタクトが成立。
全員が戦闘行為を停止して駆け足で移動して行った。
ちなみにキラ君が通るであろう通路及び隣接する部屋の者に限ってのことだった。


そんな事があったとは露知らず、結局一度も戦闘に巻き込まれなかったキラ達。
無事に目的地まで到達できた。
その目的地にあったもの。
それを見てミリアリアとフレイが硬直している。

「キラ・・・これは・・・?」
「一体・・・何なの・・・?」

呆然とつぶやく2人の視線の先にあるもの。
それは全長20mはあろうかというくらいの鋼鉄の巨人。
もといモビルスーツ。

「これは連合が極秘裏に開発していた新型モビルスーツ、X−105『ストライク』だよ」

2人の疑問にあっさりと答えるキラ。
・・・なんで民間人の癖に知ってんだ?

(連合の奴らもホント馬鹿だよな。あの程度のネットワークセキュリティーじゃあ簡単にハッキングし放題なのに・・・ま、低俗ナチュラル如きじゃあアレが限界かな?)

・・・訂正、彼は『ただの』民間人ではありませんでした。

「さあ、2人ともアレに乗るよ」

そう言って2人を抱えあげると、そのまま機体の上に飛び乗るキラ。
・・・アンタどれだけ鍛えてるんですか?
女2人をそれぞれ片手で抱えて、そのまま3mを超える大ジャンプなんて。
しかし、

(ああ、キラに抱かれてる・・・)
(今私はキラの腕の中にいるのね・・・)

と夢の世界に旅立っている2人は一切気にならない様子。
2人ともそんなんでいいのか!?

「行くぞ・・・」

コックピットに飛び込んだキラは、シートの後ろに備え付けてあるサブシートの座らせ、
そのまま手元のコンソールに超高速のブラインドタッチで入力、機体を起動させる。
ついでにセキュリティを解除してOSを書き直す。

「・・・・・・・・よし、終わり!」

所要時間わずかに20秒。
ってオイ! 優秀なプログラマー(コーディネーター)が数人がかりでも最短2分はかかるぞ!?
などというツッコミを無視して、黒き帝王操るストライクは大地に立った。


コズミック・イラ70、血のヴァレンタイン以降11ヶ月続いてきた戦い。
その戦いで歴史に名を刻むこととなる少年『キラ・ヤマト』。
その最初の第一歩は踏み出された。

幕は・・・・・・上がった。


あとがきです。

K沢です。
初めて投稿します。
これまで人様に自作の小説を見せたことが無いので非常に不安です。

このお話は元ネタのとおりガンダムSEEDです。
すでに本編と違うじゃないか!!!というご指摘は多々おありだと思いますが、黒キラでハーレム!!!という完全に趣味に走ったものですので、その辺は勘弁してください。
第1話なんでそれほどキラ君が黒くなりませんでしたが、これからもっともっと黒くしていこうと思いますので、皆様がお読みいただけることを願っています。

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