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「まぶらほ そして伝説に・・・第14話(まぶらほ+オリジナル+ブラックマトリクス2)」

くまっち (2005-03-19 20:42)
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まぶらほ  そして伝説に・・・


第14話


翌日から修行は本格的なものとなった。
夕菜、玖里子、凜の3人は魔力の増幅を自由に行えるようになり、
さらに基礎魔力の10倍の状態を数十分ながら維持できるようになった。
和美、沙弓の2人も常時最大魔力を維持できるようになり、
フィリアも魔力の収束にかなりの磨きが掛かった。
ちなみにガルフォードはというと、
初日からずっと同じ調子で全く修行にならない状態が続いていた。
しかしながら、修行終了後の争奪戦の影響によるものか、
精神力と打たれ強さ、さらに気配の消し方と(逃げる)スピードが格段に上昇した。
ともあれこんな感じで修行が続くこと60日。
ついに修行が終わる日がやってきた。

「みんな、よく頑張ったね。これで修行は終わりだ。」

全員に労いの言葉をかけるフォード。
色んな意味でこの人が一番大変だったであろう。

「いえ、ガルフォードさんこそお疲れ様でした」
「私たち、だいぶ強くなったみたいね」
「以前では考えられないほどの魔力を感じる」

フォードから与えられた魔力をようやく自分のものに出来た3人。
これまでになかった力を感じ、かなりご満悦の様子だ。

「一回目よりもずいぶん頑張った気がするわ」
「そうね。今回は実戦がほとんどだったし」

フィリアを相手とした模擬戦を繰り返してきた2人。
最大魔力の持続だけでなく実戦の経験も積むことが出来た。
まあ、時折フィリアがフォードの目を盗んで全力で戦ったことも影響しているようだが。

「これでフォード様の負担にならないように戦えます」

今回の修行で最も高い成果を上げたフィリア。
魔力を収束することによって全体の90%近い力を攻撃、防御に使用できるようになった。

(普通であれば魔力の50%程度が限界である。
 たとえば、魔力値が100万あったとしても実際に攻撃、防御に使用できるのは50%程度、つまり50万に相当する威力でしかない。
 そのため、今のフィリアは自分の2倍程度の魔力を持つものと同等に戦える)

「よし、それじゃあ元の世界に戻ろうか」

そう言うと、目を閉じて両腕を前に突き出すフォード。
程なくして空間に歪みが生じ、部屋のクローゼットの中にあったものと同じものが現れた。

「それじゃあ帰るよ」
「「「「「「はい!!!」」」」」」

元気に返事をする6人。
フォードに続くようにして歪みの中に飛び込んでいった。


「・・・ふぅ」

元の世界に戻ってきたフォードたち、もとい和樹たち
こちらの世界に戻ってきたので、再び式森和樹の姿に戻っている。
もちろんフィリアも栗丘舞穂の姿になっている。

「もうこんな時間か」

枕もとの目覚まし時計を覗き込みながら和樹が言った。
向こうでの修行で60時間が経過しており、現在月曜日のAM1:00.
すでに外は暗闇に染まっている。

「それじゃあ解散だね、また学校で会おう」
「ハイ。それじゃあガルフォードさ・・・和樹さん、おやすみなさい」
「お休み、和樹」
「お休み、式森」
「じゃあね、和樹君」
「また学校で」
「お休みなさい、フォード様」

それぞれ一言ずつ述べて部屋をあとにする6人。
全員女子寮へと戻っていった。

「さてと・・・・・」

6人を見送った和樹。
そのままベッドのほうに向か・・・おうとして立ち止まる。
そしてキョロキョロと辺りを見回す。

「・・・・・・っ!?」

瞬間的に電気のようなものが和樹の体を走った。
それが何かを確認することなく後ろに飛びのく和樹。
その直後に鳴り響く2つの音。

 ドン!
 ドカンッ!!!

最初の音は和樹が壁にぶつかった音。
幸い隣の部屋は空室のため迷惑にはならない。
そして2つ目の音。
それは、

「・・・・・・銃弾、か」

和樹の立っていた場所に開いている小さな穴。
その中心に銀色に輝く鉛のようなものがめり込んでいる。
若干だが魔力を帯びているようだ。

「・・・・・・」

周囲の気配を探る和樹。
何かしらの力を感じるがハッキリとはわからない。
おそらく魔力でジャミングをかけているのだろう。
この銃弾がどこから打ち込まれたのかもわからない。
やがて和樹は緊張を解き、穴に埋まっている鉛玉を拾い上げる。

「・・・・・・気のせいじゃ、無いみたいだな」

さまざまな感情が入り混じっている表情の和樹。
その弾を枕元に置いてベットに入る。

「・・・・・・ホントに生きてんのかな、あいつ」

一言だけ呟いて、すぐに眠りに落ちた。


男子寮のすぐ近くの空き地。
そこで不気味な光を放つ銃を持っている女性。
月明かりもなくハッキリとした顔は見えないが、笑みを浮かべているのはわかる。

「うふふ・・・さすがはご主人様」

構えていた銃をおろし、そのまま歩き去っていった。
異様な雰囲気を残して・・・


あとがき

ここの所忙しかったのですが、やっと続編がかけました。
は〜、疲れた。
何だか訳のわからない展開になってしまいました。
お叱りもあると思いますが、その辺は勘弁していただけると幸いであります。


追伸

今回はレス返しは無しとさせていただきます。
こちらの勝手な都合です。
申し訳ありません。

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