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「A’s 〜Princess of the D.A.W.N.〜 プロローグ(オリジナル+いろいろ)」

わがち〜 (2005-03-13 04:15/2005-03-13 13:50)
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いまはむかしの、そのまた、むかし


そらには、くらくて、ひろい、よる


よるのうみで、きんきらのおつきさまが、およいでいる、よ


おつきさまのひかりは、やさしいほしたちとともに、


おんなのこを、てらす、よ


おんなのこは、ひとりぼっち


ずっと、ひとりぼっち


かなしいね、かなしいね


おんなのこは、ひとりぼっち


おつきさまのひかりは、やさしいほしたちとともに


まぶたをとじている、おんなのこを、ただ、てらすだけだ、よ


伝 説 ○ 神  イ ○ オ ン

 プロローグ「孤独のRun away」


バキィッ!!



おんなのこは、おはなしをぎゃぐろせんにもっていこうとするさくしゃ(みじゅくもの)に、


とびげりをくらわせ、あまつさえはげしいすとんぴんぐをかます、よ


「スミマセンモウシマセンダカラユルシテクダサイオネガイシマスオネガイシマスオネガ……」


「……(無言の圧力)」


…改めて


A’s 〜Princess of the D.A.W.N.〜

 プロローグ・SideA 「揺籠のうた」


To be continued to the "SideB"...


Please scroll to the under if you want to see the "SideB"...


OK. Let's start the "Prologue SideB"...


果てしなく続くかのごとく、広がる暗闇の中、2人の女性が座っている。


片方の女性――いや、よく見るとまだ少女……幼女と言ったほうが正しいであろうか?――はゴスロリのような服をきて、
頭にもヒラヒラのリボンがついている。


いや、ゴスロリというよりは、プリンセスドレス、といったほうが正しいだろう。


赤みがかった銀色の短髪でウェーブのかかった髪、可愛らしい顔。


そちらの気がなくとも、目をやってしまいそうな少女だ。


その少女は、目を瞑り、眠っているようだ。しかし、時折うなされ、苦しそうにしている。


もう一人の女性は二十は確実に超えているであろう美女。


薄緑色の艶やかな長い髪を羽織るかのように座り、うなされる女の子の膝枕をしてあげている。


その顔は不安に満ちた顔。そしてよく見ると、背中には、2対の羽が生えていた。


外見からすると、人間ではなさそうなこの女性は、うなされていた女の子が落ちつくと、その美しい顔を上げた。


「……時は近い。『あの子達』には、急いてもらわないといけないかもしれませんね……。」


そう、独りつぶやくと、2人の女の姿はたちまち消え、もはや見る事は出来なくなった。


A’s 〜Princess of the D.A.W.N.〜

 プロローグ・SideB 「今、夜が明ける」


一方、場所は変わり、とある町。町の造りなどを見るに、日本のようだ。
そこに、2人の女性がたたずんでいる。

「んで、秋子(あきこ)、私はそれを駆ればいいんか?」

秋子と呼ばれた三つ編みの女性が、問いかけた亜麻色で長髪な女性のほうを振り向く。
亜麻色の髪の女性は、髪はよく見るとボサボサしていて、目の色は茶色。
さらに、ジーパンにうすいシャツ、その上にジャンパーを羽織るという非常にラフな格好をしている。
口には咥えタバコ。ちょっと釣りあがった目は、とても人目を惹く。
ちなみに、スタイルはかなりよい。巷の女性たちがみたら、羨むであろう。
姉御、と呼びたくなってくるような女性だ。

一方の秋子と呼ばれた三つ編みの女性は、紫がかった髪色、青がかった目をしており、
穏やかな目つきに、聖母のような微笑は、慈愛に満ちた地母神を想像させる。
服装は、ロングスカートにセーターと、しっかりとした服装だ。
こちらの女性も、スタイルは悪くない。やや平均上といったところか?
よくは見えないが、腰に何かくっついている。拳銃のようだが。

「ええ、この先の、相沢所有の倉庫にしまってあります。水瀬(みなせ)秋子の名前を出せば、渡してくれると思います。
今の私たちに、足は必要ですからね。」
「そか。で、秋子。あんたはどうするのん?」
「私は、あなたの子達を保護しに行きます。」

その言葉を聞き、亜麻色の髪の女性の雰囲気が重くなる。

「……ホントに、あの子らに"アイツラ"と戦う力なんてあるんか?」
「おそらくは……。父親が父親ですしね……。」

(それにこの感じは、"アレ"を……。間違いない。)

「まぁ、秋子がそういうんなら大丈夫か。んじゃま、私は取りに行ってくるわ。」
「お願いします。梢(こずえ)さん。」

その言葉を聞くと、亜麻色の髪の女性――梢らしい――は、うーんっ、と一伸びしてから、どこかへと歩いていった。
その後姿を見守っていた秋子だが、彼女に後ろから声をかけるものがいた。

「秋子様、私たちも参りましょう。眞耶(まや)テレスも大丈夫のようです。」

声をかけたのは、黒髪の女性。腰の辺りできっちりと整えられた黒髪は、清潔感や礼儀正しさを醸し出す。
きりっとした顔立ち、整った眉、ツンとつりあがった目、ちょっと、近寄りがたい雰囲気もあるが、それを忘れさせるぐらいのかわいらしさがある。
服はちょっと言い表しにくい格好だ。一言で言ってしまうと、ちょっと変わったメイド服……っぽいものだ。
色は黒が基調。スカートはフレアスカートで膝ちょっと上。先端だけに、白いレースのようなフリルが着いている。そして、黒いハイソを穿いている。
胸や腰の辺りは、まるいっきりメイド服である。当然、ペチコートも穿いている。腕のところは、パフスリーブっぽい。
あの腕につけてるの(アームカバー?)もある。腰後ろにはやはりある大きな結び目。しかし、頭には何もつけてはいない。
彼女の胸は、目立って大きいというわけではないが、少ないというわけでもない。
平均くらいであるが、むしろそれが、彼女の流れるようなきれいなスタイルを際立たせている。
何よりも印象に残るのが、腰の右に取り付けられたホルスターに入っているチェコの名銃、Cz75。見る人が見れば前期型だとわかるだろう。
そして、腰の左には、鞘に入った刀がある。が、なんだか普通の刀と違い、幅広である。刀身は抜刀していないためわからない。

「そう、ありがとうね、小春(こはる)ちゃん。……あなたは、もう、いいの?」

その言葉を聞き、女性――小春らしい――の顔が曇る。

「はい……。でも、私は……、未だ……。」

その小春の歯切れの悪い、いつもとは違う口調に、秋子もまた表情が曇った。

「小春ちゃん……。」
(あなたのせいではないのよ……。)

しばらく、俯いたのち、秋子はパッと顔をあげた。
その顔に先程までの暗さは無い。

「小春ちゃん、行くわよ。会って、あなたの心に決着をつけなさい。」

それを聞き、しばらくすると、小春の顔が、再びキリッとした凛々しい顔に戻った。
そして、敬礼をしながら、

「……ハッ!」

了解の意を示した。
2人の会話はそれで終わり、どこかへと歩いてゆき、そして見えなくなる。
その場には、朝の寒気を取り除くべく、顔を出した朝日のみが取り残された。


某所。某洋館内。

一人の女性が高校生くらいの青年に敬礼をしている。
女性の髪型は、短髪の黒髪。髪は首の辺りまでしかない。
しかし、もみあげの上、又は耳前の毛、所謂横に垂らした髪だけは、胸の上まで伸びているのがひどく特徴的だ。
真っ直ぐとした、微妙に茶色がかった瞳は、まるで吸い込まれてしまいそうな感じをうける。
左腰には、拳銃が括り付けられている。が、しかし、右腰には何もない。
その代わり、その背中には、真っ赤な二又の大きめの鋭い刃がついた、槍が括り付けられていた。
服装は、上下とも、やや黒めの色を基調とした、シックなブラウスにギャザースカート、赤いスカーフ。
胸はやや、平均を下回るくらいか? 80ギリというところか。

「そうか……。秋子さんがあそこについたか……。となると、明日というところか。」

青年の姿は、開かれている窓から差し込む朝日により、逆光となってよく見えない。茶色っぽい髪だけはわかる。

「本家のほうには何と?」
「おそらく、"やつら"はここや秋子さんらをも襲うだろう。出来れば、増援が欲しいところだな。」
「了解いたしました。どなたを呼ばれますか?」
「秋子さんのところには"武曲(むこく)"がいるんだよな? 
となると……、"文曲(もんこく)""禄存(ろくそん)""貧狼(とんろう)"あたりが適任か……。後のは動かしにくい。」
「わかりました。そう、伝えておきます。」
「こちらで仕事さえなければ、話は単純だったんだけどなあ……。まぁ、過ぎたことを悔やんでもしょうがないか……。
いいかい? 向こうの仕事が終了次第でOK、とも言っておいてくれ。頼んだぞ。」
「ハッ!」

女性はあらためて敬礼すると、部屋から出て行った。部屋には青年のみが残った。

「さて、賽は投げられた。後はどうなるか……。」

青年は左腰に取り付けてある鞘から長剣を抜き、朝日にかざした。
耀く朝日、やさしく包む風、そして、聞こえてくる鳥の囀りと三味線の音……?

「……やっぱりさぁ、この雰囲気に三味線は合わんよなぁ、普通。」

青年は、外の木の下で三味線をかき鳴らす女性へと声をかけた...。


某所。漆黒に包まれる部屋。

「相沢が動いた……か。ククク……、小賢しい。おとなしくしていればいいものを。」

暗闇の中、男の声が聞こえる。
顔などは、判別できないが、背丈などからすれば、20くらい? であろうか。よくはわからない。
そして、しっかりとした、しかし、どこか怖さを感じさせる声である。

藍香(あいか)。」

そう呼ぶと、どこからか、一人の女の子が現れる。
こちらも顔などは見えないが明らかに高校はいってはいない年頃であろう。
小学〜中学生くらいの背丈か?

「ここに、おります。」

少女は透き通った声で、男に返事をする。

「相沢のせがれがどの程度のものか、見てきてくれ。」
「承知いたしました。それでは……。」

少女の姿、気配は消え、そして、その場には男のみが取り残される。

「さぁて……、遂に、終にカエる時が来た……! あの女が何をするのか……、いや、もはや何も出来まい。
ハハなる者よ、これは、純粋な復讐なのだよ! 人間如きが止められるものか! 最後まで踊り続けて見せようじゃないか!
フ……フ、ハ、ハハハハハハハハァッ!」

男の声は明らかに狂気と呼べるものを含んでいた。


ここに、すべてのコマがそろった。

今、夜が明ける...。


戦いの幕が開く

戦いの幕が開く

血塗られた戦いの幕が開く

矮小なる人間達の戦いの幕が開く

落ちた神々の戦いの幕が開く

利己の欲望に走る魔族達の戦いの幕が開く

家族を護ろうとする者達の戦いの幕が開く

人知れず苦悩を抱える者の戦いの幕が開く

神に敬虔なる者の戦いの幕が開く

禍々しき悪意を持った者達の戦いの幕が開く

忠義を胸に秘めた者達の戦いの幕が開く

煩悩を源とする、人類唯一の文珠使いの戦いの幕が開く

様々な事に、心痛める者達の戦いの幕が開く

心に大きな悲しみを背負ってしまった者達の戦いの幕が開く

ただ、信念のみを道標にして生きる者達の戦いの幕が開く

己が持つ、強大な力に未だ気づかぬ者の戦いの幕が開く

温かき心を持った者達の戦いの幕が開く

友情の心を絶やさぬ者たちの戦いの幕が開く

心の拠り所を求めんとする妖怪達の戦いの幕が開く

真実を知る者達の戦いの幕が開く

死を視る少年と少女の戦いの幕が開く

愛を知り往く真祖らの戦いの幕が開く

己が道を見出さんとする者達の戦いの幕が開く

すべてを穿つ力を渇望する者の戦いの幕が開く

復讐に駆られた者の戦いの幕が開く

自らの宿命を未だ知らぬ者の戦いの幕が開く

黒き狂気の炎に焦がれし者の戦いの幕が開く

唯一この戦いを心より望むコの手により、戦いの幕が開く

ただ総てを眺めるだけの、這い寄る混沌に導かれ、今、戦いの幕が開く

たとえ、そこに何も見出すものがなく、哀しいだけの物だとしても、それでも、戦いの幕が開く

戦いは、何故起こるのか、そして、何が起こるのか―――さあ、戦いの幕が開く

戦いの幕が開く

戦いの幕が開く

...


                       けつまつ
願わくば、その劇の最後には、良い 夢 の有らん事を...


〜 次 回 予 告 〜


「よ、とと、じ、次回予告を任されました、あ、天橋伊織(あまはし いおり)です。よろしくおねがいしますです。
幼きころに父をなくし、母妹、隣の幼馴染らとともに生きてきた天橋昴(あまはし すばる)
彼が護ろうとしていたのは、家族、親友、そして平凡な日常だった。
しかしそんな彼に、「非日常」が襲い掛かるっ!!
次回、

A’s 〜Princess of the D.A.W.N.〜

 第1話 「始まりと終わりと」 を

     皆様、見てくださいねっ。それでは次のお話でお会いしましょう。」


作者あとがき

 にぃはお、皆様。わがち〜です。
予告編でいろいろと酷評をいただいたこの作品ですが、何とかつづけていこーとおもております、ハイ。
さて、プロローグをお届けしました。と、いっても、この時点ではまだ何がなんだかわからないですね……。
次回の第1話から、いよいよ話の本筋がスタートします。
次回は、主人公たる少年らと、三つ編みの女性らの話となります。
期待……するほどのものかどうかわかりませんが、がんばります。
ちなみに、小春の服装、自分でもよくわかっておりません(オイ
わかりにくかったら、「とりあえず、メイド服で戦闘用だ!」と思っておいてください。
また、予告編は、あくまで予告です。あのとおりになるとは限りません。

さて、この作品についてちょと語っておきますね。

このA’sについてですが、

長編・バトルモノ・ジャンルはごった煮

なお話です。たぶん。そうだったらそうなんだぃ。
この話をこれから連載していくにあたり、内容が3種類あることを先にお伝えします。

A’s 〜Princess of D.A.W.N〜

 本編です。バトルでシリアスもギャグもありな、ごっちゃなモノです。

A’s外伝 〜Holiday in A’s〜

 本編と本編の間に挿入されます。名前のとおり、外伝です。ギャグ多めで進んでいきます。
過去で、設定はあるけど深く本編にかかわってこないものもこちらに入ります。
なお、外伝○話とあった場合、本編○話の外伝、と言う意味です。続き番号で無いので、注意してくださいね。

Before A’s

 本編と本編の間のある時に挿入されます。本編よりも前、及び、誰かに係る過去で、本編にかなり絡むお話です。ダークなお話もちょっとあります。

最後に、稚拙で幼稚で文だと思いますが、皆様、どうかご支援くださいませ。

それでは、次回でまたお会いしましょう。


の前に前回できなかったレス返しをば


予告編

>MAGIふぁ様

へぁっ! 修正しておきました。
長くてもしんどくてもがんばる次第でございます。


マジカルキシャー

>D,さま

それができれば苦労しないっすよ。
きっと、世界が殺させないんですよ。
もしくは、殺しても、某カレーインド尻娘のように、復活するとか……。

>そらさん

応援ありがとぅです。
撲殺天使はダメですよっ!

>鬼神さま

なりたくはないですよね……(遠い目)。

>ビーンさま

乾杯ありがとうございます。
リクいただいて、速攻で書いたもので……。
黒タキシード……セーラー月 ですか?
コレの次はわかりませんが、GSの方でおそらく一短編書き上げるつもりです(というか執筆中)。

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