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「まぶらほ@闇鍋系(まぶらほ+狐。)」

裏のF (2005-02-17 18:28/2005-02-17 18:31)
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その日の朝は平和だった
変化と言えば、いつも遅刻ギリギリの和樹が多少、早く来たという程度だった
まあ、コレも時々ある現象だったりする
「おはよう、和樹、今日は早いのね」
「んー?あ、沙弓ちゃん、おはよ」
「随分と眠そうね」
「クーちゃんとコウちゃんの相手、朝までやっていたからね」
「だから、早かったのね」
「うん」
早く来た理由もアレだった
「でも、スるんなら私も呼んでくれれば良かったのに…」
「今度ね」
3人同時に相手できるらしい
「それじゃあ、僕、寝る」
「解ったわ」
そして、和樹は寝息を立て始める
穏やかな朝の様子
会話の内容は、非常にアレだったが
とりあえず、その日の朝は平和だった


まぶらほ@闇鍋
『安眠妨害はキシャーの香り(ぉ』


葵学園高等部2−B
別名、葵学園鑑別所
いわゆる、何処の学校にでもある(?)問題児を集めたクラスだ
だが、葵学園の場合では通常のソレとは少々、レベルが違う
人の不幸、蜜の味。人の幸福、砒素の味
という、問題満載な標語が全会一致で決まったアレなクラスだ
ソレを全会一致で決めたクラスの人員もアレで
自分が儲けられりゃ後はどうでもいい
隙を見せたら身包みを剥がされる
他人を信用するな、特に友人は
売るならまずは友情から
といった、非常にアレな考えを持っている奴等が集まったクラス
ソレが葵学園高等部2−Bだ
だが、そんなクラスにも担任はいる
胃の辺りを手で押さえた男……中村
その人物が和樹達の担任だ
噂だと、人体で考えうる数をブッチした数の持病を持っているらしい
原因は主に心労で
そして、その日の騒動は、中村の一言から始まった
また、その日から中村の心労は更に酷くなり、近々、葵学園を退職することになる

「あー、今日から、このクラスのメンバーが一人増える。お前らとは方向性も質も違うだから……間違っても、原野商法やネズミ講、その他諸々の儲け話なんて進めるんじゃないぞ
中村の朝の一言目はソレだった
当然ながら、クラス一同からはブーイングの嵐
「それじゃあ、入ってきて」
中村はそのブーイングを無視して転校生を教室の中に入れる
次の瞬間、教室は黙った
「初めまして。宮間……いえ、式森夕菜です。これからよろしくお願いします」
「式森って、そこで寝てる式森とどういう関係?」
B組のアジテーター、中丸が質問をする
ちなみに、現在、和樹は睡眠中
起きる気配は無い
「ええ、夫婦です」
そして、教室に怒号が轟いた

式森ぃぃぃぃぃぃ!!
「なんだよ?ウルサイなぁ……」
中丸を筆頭とするB組の怒鳴り声で、和樹は起きた
微妙に不機嫌そうだ
「んで、何の用?」
「取り敢えず、死ね!」
「何でさ!?」
「貴様が妻帯者だからだ!!」
中丸が夕菜を指差す
「……アレが?」
「そうだ!」
「絶対に違う!つーか、アレは僕の命を狙いに来たヒットマンだ!!」
確かに和樹から見たらそうなるだろう
「うるさい!!問答無用!!」
中村が火球を放つ
カキーーーン
謎の快音と共に火球は、和樹の手の中にあるハリセンによって打ち返された
そして、中丸から左45°の位置にいた浮氣に直撃した
もちろん、見事なアフロ
「浮氣ぃぃぃ!」
「グフ……トガ……ナクテ…シス………」
浮氣は気絶した

いいか!我々は今から式森を制裁せねばならない!今さっき、散った浮氣の為にも………
中丸は煽動をし始めた
応!!
それに乗る、B組
いいか!皆の者!これはタダの争いではない。言うなれば、浮氣の弔い合戦………そう、聖戦だ!!
オォォォォォ!!
確認事項:浮氣は死んでません
「往くぞ!全員、突撃ィィィ!!」
中丸の号令と共にB組は突撃した
当然、中丸は一番後ろだ
「カモーン!」
迎える和樹は挑発をしながら、制服の背中に手を入れる
引き抜く
手の中にあったのは……全長2mの巨大なハリセンだった
縦面には芸の道と達筆で書かれている
その光景を見て、急ブレーキをかけるB組
ちょっとマテ、それどうやって出した!?
当然の反応だ
「んー、背中からこうやって………」
さっきと同じ様な動作をもう一回する和樹
………どういう原理なんだよ!?
「どういう原理って………どうなんだろ?行き倒れしていた人に味噌らーめん一杯奢ったら見せてくれたワザだし」
代価が味噌らーめん一杯とは安い技だ
知らないのかよ!?
B組のツッコミも尤もだ
「この程度のワザ、一度みればもう十分だ」
決めゼリフ
「………他人にものを教わる必要など感じたことはないね」
そのセリフに対するB組の反応は
んなこと、一度見ただけでできるかぁぁぁぁぁ!!
非道く当然のモノだった
だが、和樹はそんな反応を無視して、巨大ハリセンを大きく振りかぶった
「僕の睡眠を妨げた罪。万死に値する!」
振る
派手な音と共に、和樹を襲撃してきたB組は全員気絶していた
和樹は襲撃に加わって居なかった沙弓と、数名の女子に向けて
「あー、コイツら簀巻きにするから手伝って♪」
イイ性格した笑顔で言った
その直後、和樹は
「和樹さん、浮気ですね!?死んでください!!キシャァァァァ!!
という、夕菜の電波な言葉と共に放たれた火球を喰らって気絶した

「あー、和美。和樹を保健室まで運んで」
「解ったわ」
「抜け駆けはダメよ」
「チッ、解ってるわ」


おまけ1
その日、B組の男子が某新○の種馬のような格好で、窓から吊されていたとさ

おまけ2
何故か、マッドが屋上から吊されていた

おまけ3
昼休みに帰ってきた、和樹は多少疲れたような感じで教室に帰ってきたらしい

おまけ4
昼休みまで行方不明だった沙弓以下、数名の女子は一日中肌のハリが良かったそうな


あとがきという名の………

目標!一話一キシャー!!(挨拶)
えー、どうも。裏のFです
ヘタレがまったりと続く、まぶらほ@闇鍋系ですw
色々と、忙しいのが終わったから少しだけ書くの早くなるかも?
んで、また解りにくいネタばっかりですみませんm(_ _)m
全く関係無い話題ですが……大変な事に、UOの自分の家が腐って無くなってしまいました
アカ3ヶ月も放っておいた自分が悪いんですけれどね(ぉ
まあ、↑のネタ解る人だけ笑ってください

レス返し

>ていんさん
救い………確かに無いなぁ………
原作者の築地氏もキシャーはアレの方が動かし易いみたいな事書いてるし………

>紫苑さん
えっと、水精霊が和樹に攻撃するのを嫌がった理由は………まあ、次回にでもw
『狐。』読んでれば、なんとなく解るかもしれませんけれどね(ぉ
んで、液体湿布は……ルー○ビアの事です
詳しくはぐぐってみてください(ぇ

>D,さん
凛ちゃんは話せば解る子にしないと……
神城や、人狼さんが武術に大切な心を教えずに技や体ばかり教えているロクデナシになっちゃうんで(ぉ
神城はともかく、人狼さんはマトモにしないとw

>雷樹さん
なんか、そうみたいですねーw
っていうか、自分も魔に依る強制にしか思えませんし(ぇ

あー、まぶらほのエンサイクロペディア買わないとな………
誰か、まぶらほのキャラ設定とか乗せてるサイト知ってますか?

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