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「正しい悪党の法則 第壱話(Fate+MEZZO)」

メリア (2004-12-30 02:39/2004-12-30 02:42)
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夢を見る・・・9年前のあの悪夢を。

突然街を火事が襲い、俺はその炎で自分の両親、親しかった人々、そのほかすべてを失ってしまった。

居場所をなくし孤児となった俺は、衛宮 切嗣<えみや きりつぐ>という爺さんの養子となり「衛宮」の姓をもらい、衛宮家で暮らすことになった。

切嗣には一緒に住む人がいた。

黒川 健一<くろかわ けんいち>という刑事だ。

そうして一緒に暮らすうち、俺は衛宮切嗣のことを「親父」と呼び、黒川健一のことを「黒さん」と呼ぶようになった。

あるとき、親父は自分が「魔術使い」だと言った。

俺ははじめは信じちゃいなかったが、あるとき親父が使った「力」を見て信じるようになった。

そして俺は親父に頼んだ。「俺も魔術使いにしてくれ」と、

はじめ親父と黒さんは顔を見合わせ困ったような顔になり、声をそろいえて「駄目だ」といった。

黒さんは一般人だが仕事で親父にいろいろと協力してもらっているため親父が魔術使いだということを知っている。

俺は親父たちに「駄目だ」といわれた後も何べんも何べんも頼み込んだ。

初めは渋っていた親父も、俺の熱意に負けたのか、しつこさに諦めたのか魔術を教えてくれると言った。

そうして俺の魔術の修行が始まった。

俺は親父に魔術の修行をしてもらうのと同時に黒さんに色々なことを学んだ。

尾行術、武術、剣術をはじめ、銃の解体や撃ち方なんてのも学んだ。

そうして年の月日が流れたある日、親父は「やることがある」と告げて家を出て行った。

そして、親父が家を出て少ししたある日、俺は近くの公園で「あの人」とであった・・・・。


ピピピ・・・ピピピ・・・ピピピ・・・ピピピ・・・

目覚まし時計がなる。

「う・・・・うう〜〜〜ん・・・・」

俺はうめき声を上げて目覚ましを止め、時間を確認する。

「五時・・・・か。

鍛錬しねえと・・・・・。」

と寝ぼけ眼をさすりつつ起き上がり、着替えてから洗面所に向かう。

そして、顔を洗い庭に出る。

そこには3人いる同居人=家族のうちの一人であるピンク色の髪をした俺と同い年くらいの少女がいた。

「おはよう、海空来。」

「あ、おはよ。士郎。」

この少女の名前は鈴木 海空来<すずき みくる>、洞察力に優れ、機知に長けた人で。ブルース・リーをこよなく愛し、少林拳の達人であり、射撃の名手でもある。

俺も結構やるほうだが海空来にはかなわない。

ちなみに年は俺の一つ上だ。

負けず嫌いで勝気で、警戒心が強く無愛想だが、実は優しくて思いやりのあるところがあると俺は思っている。

ちなみに学校にはいっていない。

「鍛錬?」

「ん?まあな。」

「ふーん。私は今終わったところ。」

「そうか。」

そうして2、3言葉を交わしたあと、俺は海空来と別れ、庭に降り土蔵に向かった。

初めに魔術の鍛錬をするためだ。

「―回路・展開――」

そうとなえて俺は魔術回路を開く。

そして俺はただの「人」から、神秘を再現する「魔術師」になる。

「―投影・開始――」


魔術の対連の後、武術、剣術の鍛錬を続けて行い、朝飯を作ったころには黒さんと、金色のつんつん頭のアルマジロのような頭をした男の人がおきてきた。

最後の一人の同居人原田 智久<はらだ ともひさ>だ。

頭脳明晰、科学技術のエンジニアとして腕はピカ一。身体能力も海空来さんには遠く及ばないが並より上。外見はファンキーだが、性格は温厚で大の猫好き。

そうして俺たち四人がそろうころには、自称俺の保護者(実際の保護者は黒さんだが)藤ねえと、俺の後輩間桐 桜が来て、食事になった。

食事は結構にぎやかである。

なぜなら・・・・

「士郎それとって。」
「黒さんそれ俺のっすよ!!」
「ほい、藤ねえ。」
「原田君。時はいつも弱肉強食、焼肉定食、豚のしょうが焼き定食っていうことで油断したらいけないんだよ。」
「先輩お代わりいかがですか?」
「ああ、お願いするよ。」
「あ、桜あたしのもお願い。」
「はい、わかりました。」
「それにしてもよく食べるよね藤村は。あたしらは運動してるから仕方ないとして・・・・さすがトラ(ぼそっ)」
「トラって言うなーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

てなかんじで。

そうして食事が終わり、出かけることになった。

「それじゃあ黒さん。出かけることになったら戸締りしといてくださいね。」

「ああ、別に今日は予定はないし・・・でも急な依頼も舞い込むかも・・。ま、そんときはそんときでちゃんと鍵掛けとく。」

「よろしくおねがいします。」

そういって俺は桜と一緒に家を出た(藤ねえは学校のつごうで先に出てる)。

ちなみに「依頼」というのは危険代理興行、通称「DSA」の仕事だ。

数年前、とある事件で懲戒免職になった黒さんが、警察の留置所で出会った海空来や原田と一緒に始めた仕事だ。

違法な依頼が多いが、命を落としかねない危険な仕事は絶対に受けないのが黒さんなりのポリシーらしい。

ま、俺は正義の味方なんて気取るつもりなんてさらさら無いから皆が無事でいてくれれば、それでいいんだけど。

あ、ちなみに何で海空来と原田が留置所にいたかというと・・・。

海空来の場合、街でチンピラと衝突してしいたが、警官を負傷させてしまい逮捕されて、

原田の場合、エンジニアの道を進むことになり、その腕のせいで逮捕されることになったらしい。


「まっず・・・・すっかり遅くなっちまった。」

と俺はそういって、学校から急ぎ足で帰路を歩いていた。

俺は頼まれたことは断れない質で、今回も部活(俺は弓道部である)の後、知り合いに頼まれて生徒会室のある備品を直していたのである。

と、道路に何かの影が見えた。

「ん・・・・・?なん・・・だ?」

俺が近寄ってみてみると、そこにはローブを羽織った二十代後半くらいの女性が倒れていた。

「だ、大丈夫か!?」

と俺があわててその女性を抱き上げる。

と、俺はあることに気がついた。

<この人・・・人間じゃねえ・・・。>

抱き上げた感触、魔力の流れ。

それらが彼女を人間ではないと示している。

「おい、あんた!!!」

「だ・・・れ・・・?」

「通りすがりも魔術使いだよ。それよりあんた大丈夫なのか?」

「魔術・・・・そう・・・ここまでなのね・・・。」

「あ?何言ってんだよあんた。」

女性は自嘲的な笑みを崩さず、

「もういいわ。

・・・・殺して頂戴・・・」

「な、何言ってんだよ!!何で俺がそんなこと!?」

俺がそうといかけても気を失ったのか女性は答えない。

仕方なく、歯で親指の先を噛み切りそれを絞って、気を失った女性の口の中に親指を突っ込んだ。

<ったく・・・・なんか厄介なことになってきやがった・・・・。

仕方ねえ、黒さんに相談でもすっか。>

そして俺はその女性をおぶり走って家に急いだ。


あとがき:

どもども、メリアです。

パソコンゲームFateと、アニメMEZZOのクロスオーバー「正しい悪党の法則」第壱話。いかがだったでしょうか。
MEZZOの存在を知らなくても楽しめるようにがんばるつもりですが。
黒さんの親父ギャグが一個しか出てない・・・・・。
才能ないのかな(ギャグの)。
次もがんばります(主にギャグを)。
ちなみに初めに出たきた「あの人」の正体はたぶん次の次の次くらいにはだします。
ではではv

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