“クチュリ”
湿った水音が部屋に響く。
“クチュ”
人間の末端器官は敏感だ。
忠夫のそれは、同年代の人間に比べ大きく、なお敏感であり、末端器官を覆う粘膜質の感触を余す事なく忠夫の脳細胞へと伝える。
“ジュルジュルジュル”
嘗め回すのに飽きたのか、今度は空気を巻き込む様に末端器官を吸う。
巻き込まれる空気の感触が、忠夫の末端器官を撫でる様に動く。
「っつ」
ほんの僅かに立てられた歯の鋭さに、忠夫は思わず声を漏らす。
だが痛みはない。
あるのは、立てられた歯と同じくらいの嫌悪感と、それを大きく上回る気持ちよさ。
そしてなによりも大きな背徳感。
「――レイン」
「キュ?」
忠夫の呼びかけに、レインは末端器官を口に含んだまま忠夫を下から上目遣いで見上げ………
「指を舐めるのは止めてくれんか?」
「キュウ………」
ドラゴンモードのレインは、口の中からキュポンと音を立てて忠夫の指を離した。
それでも時は進みだす
―帰郷―
Presented by 氷砂糖
「へぇー昨日そんな事があったんだ」
六道女学院の放課後。
千夜は、何故かかなり久々に会った気がする穂波と水凪に、この前おこった霊障の事を話していた。
とはいっても、徳乎の事は伏せてある。
彼女らとの仲は決して遠いものではないが、徳乎のことは気軽に話せる物ではない。
「気付かなかった。……そんな大事になってたのに気付かなかった」
軽く落ち込む穂波。
千夜の話を聞くかぎり、かなり大きな霊障の筈なのだが、その時穂波は霊感を働かせるどころか、乙女としての葛藤の結果ポ○キーを一袋だけ食べていた。
逆に水凪はというと、たいして気にした様子もなく、ただ感心している。
水凪は探知系の霊能が弱いのもあるのだろうが、これは単に、水凪が大雑把な性格だからかもしれない。
「特殊な事例の為、さほど気にする必要はないと思います。穂波」
「そ、そうだよね!それに現場から離れてたんだから、大して気にする必要もないよね!」
「穂波はマルチなGS目指してるんだから、気がつかないといけないと思うなあ」
どうやら小声で呟いた水凪のセリフは、穂波に聞こえていたようで、穂波は顔面から机に突っ伏した。
「そういえば横島さんは一時的に霊力が使えなくなったって聞いたけど、あれからまだ戻ってないの?」
「いえ。先日の一件以来、僅かながら霊力が戻ったようです。かといって完全ではないようで美神令子が霊力の効率的な活用法を教えるそうです」
「ねえ千夜さん!」
千夜が語る、忠夫の現状を聞き、さっきまで屍となっていた穂波が起き上がる。
「私もついでで良いから、教えにもらいに行ってもいいかな?」
思いもよらない穂波の提案に、千夜と水凪は目を丸くした。
‡ ‡ ‡ ‡
「最初はほんの少しでいいから、霊力を丹田に貯めて。うん…そうそう、そうよ。上手いじゃない。で、次は貯めた霊力をゆっくりでいいから霊脈に流していくのよ。そうね、あんたはまだ霊脈が傷ついてるから、大きな霊脈だけでいいわ」
霊脈から丹田へ、
令子は丹田に指を置き、目の前の忠夫に見せつけるかのように、ボディコンの上から艶めいた動作でなぞる。
「あ、こら!行き成り霊力を上げたら」
“ブシューーーー!”と忠夫の鼻から赤い血潮が物凄い勢い吹き出て、まるでプロボクサーのアッパーカットを食らったかのように宙に舞う。
「汚ったないわねー。あんた、最近こういったことの限界値が下がってるんじゃないの?」
いや、少しからかおうとしたのは確かなのだが、こうも簡単に限界突破するとは思わなかったわ。
まさかこんな純情少年のような反応が返ってくるなんて…ま、まあ今一番の問題は殺人現場のような現場と、それを見て硬直しているおキヌちゃんと二代目六道三人娘よね。
「火葬?土葬?」
千夜、それは冗談よね?
「………鳥葬?」
「ケェー!」
白夜をださない。
† † † †
「横島君に教えてることを教えてほしいって?」
とりあえず、横島君の復活を待つ間、草壁さんの話を聞くことになった。
「はい。私は基本的にマイト数が低いのでせめて効率的に使えるようになりたいんです」
その話に私は納得した。
正確な数値はわからないが、草壁さんの霊力は低い。
対抗戦を見る限り、その分考えた戦法を選んでいるようだが、霊力の高率的使い方を覚えるのは彼女にとって必要不可欠な物だ。
「この私から物事を教わるんだから、それなりの報酬を…って言いたいんだけど、本当に基本的なことだから特別に無料にしてあげる」
「あ、ありがとうございます!」
理由はそれだけじゃない。
優秀な親、周囲からの期待や重圧、成長しない自分への葛藤、何となく他人とは思えないのだ。
そして何よりも世界最高のGSであるこの私を、たかが十五、六の小娘が憧れの偶像ではなく、ちゃんと目指すべき目標として見ている。
これが面白くなくて他の何が面白いというのだ。
「ってタマモ!あんた何ややってんのよ!?」
そろそろ復活したんじゃないかと、忠夫を寝かしつけたソファーのほうを見た令子は、思いがけない光景に声を荒げた。
「決まってるじゃない、倒れちゃった横島の介抱よ。何かおかしなとこでもある?」
「あるに決まってるでしょ!介抱するのになんで膝枕なのよ、しかもうつ伏せで!」
そう!横島はタマモに膝枕されていた。
しかも顔面をタマモの太腿に押し付けて!
そしてスカートをぎりぎりまで巻くって直接柔肌に!
「たたたたたたたたたた、タマモちゃん!そそそそそそそそそそ、そんな羨ましいことしちゃだめです!」
タマモのとんでも行動に、錯乱しかけるおキヌを余所に、タマモは妖艶に微笑む。
「代わってあげましょうか、おキヌちゃん?」
「えええええええええええええ!?ぜひ!」
“スパーン!”と令子に後ろから頭をはたかれた。
「千夜もうかうかしてられないねぇ」
「?」
「またまたぁ」
面白そうに、隣に座る千夜の脇を肘でつつく水凪と、本気で何のことか分かっていない千夜。
そんなカオス空間のさなか、穂波は何かに気がついたようで、
「あの……さっきから横島さんの背中が動いてないんですけど」
それに人工幽霊一号が肉付けする。
『オーナー、横島さんの心肺機能が停止していますが?』
横島忠夫、享年十八歳、美少女の太腿にて窒息死。
南無南無
† † † †
「あ〜〜、死ぬかと思ったー」
苛烈な心肺蘇生術(立たせて心臓にギャラクティカマグナム)による蘇生を果たした忠夫は、おキヌに入れてもらったお茶をズルズルとすする。
「あんた最近復活するの遅くなってんじゃないの?」
「最近なんでか精神的被害のほうが多いんすよ」
周りの女の子が積極的になって来たのが理由なのだが、忠夫は気づいていない。
………一番積極的な行動をしているのがレインだからだろうか?
「あれで遅いって……」
「やっぱ、霊能だけじゃなくて、ある程度は体も鍛えないといけないのかなあ?」
「あの二人はある意味特別だと思いますが、和泉水凪」
人として誤った道に進もうとする友人を助けるというのも友情というのだろう。
「もう大丈夫そうね」
「そうっすね、まだ少し血が足りてないみたいっすっけど」
「そう。ならさっきの続きを始めるわよ」
「へ〜い」
簡単な掛け合いの後、忠夫は先ほどと同じように丹田に霊力を貯め、霊脈に流していく。
「とりあえず横島君は主要な霊脈に霊力を回してなさい。後霊力を抑えるのだけは忘れるんじゃないわよ、あんたの霊脈はまだ完治してないんだから」
と、その会話に疑問を覚えたのかおそるおそる穂波が手を上げる。
「あの〜、霊脈が傷ついているのに、霊力を回しちゃって大丈夫なんですか?」
「リハビリみたいな物ね。確かに、今の状態で負荷をかけるのは良くないけど、またく使わないのもそれはそれで問題だから。それにやり過ぎたとしても…」
“プシィ!”
「うわぁ!」
「横島さんがまた鼻血を!鼻血を〜!」
「よこしまー!傷は浅いわよー!」
「…ちり紙、ちり紙」
「というように、体のほうが勝手にリミッターかけるから大丈夫よ」
「わかりました」
穂波は霊力を丹田に集め、ゆっくりと霊脈に流していく。
そして何度か霊力が霊脈を回った時、穂波は微かな違和感を覚えた。
「あれ?霊力が増えてる…」
「そうよ。霊力を使わないで霊脈に流し続けてると、加速装置のような働きをして使える霊力がほんの少しだけ増えるの。一次的にだけどね」
加速装置という聞きなれない言葉に、穂波は思わず小さな舌先で奥歯のスイッチを探してします。
「○○9じゃないわよ?」
「はひ」
円形加速装置(サイクロトロン)と聞けばわかる人もいるかもしれない。
本来は、原子核や素粒子の構造や性質を調べる為の物だが、その家庭で高エネルギーを生み出す。
「理屈はわかりましたけど、増えるのがたったこれだけじゃああんまり使えないんじゃないですか?」
ゆっくりとはいえ、使えるようになる霊力がたった50円の破魔札一枚分程度では話にならない。
「それは、回す霊脈の長さとスピードの問題よ」
見てなさい。
と令子は体中の霊脈に霊力をいきわたらせる。
速度、密度、正確で穂波を遠く突き放して。
「わぁ!」
穂波は感嘆の表情を浮かべる。
それもそうだ。穂波が費やした時間はおよそ一分間、そして生まれた霊力は50円の破魔札一枚分。
しかし、令子が穂波の目の前でやって見せた成果は霊力零の状態から神通棍を起動させることが出来る程である。
たいして目立った量ではないが、そこまでの霊力を一瞬で稼ぎだすとなると話が違う。
「この鍛錬は、長く続ければ続けるほど効果が出てくる物よ。霊脈を鍛えれるし普段使える霊力も増える。いいとこ詰めのこの鍛錬法なんだけど問題が一つあるのよ」
「なんですか?」
実際、やってみた穂波としては、特に問題あるようには思わないし、たいして危険があるようには思えない。
「地味なのよ」
心の奥底から搾り出すかのような声だった。
「地味………ですか?」
困惑を隠せない穂波を他所に、令子は握り拳を作って主張を続ける。
「そう!地味も地味!だって最低限の結果が出るまで三ヶ月もかかるのよ!」
「よく美神さんがもったっすね」
何せ妙神山の修行では躊躇いなく、しかも不敵に笑って命がけだが手軽なコースを選ぶような人間なのだ。
忠夫の言葉も仕方ない。
「やかましい」
言葉の裏に込められた意味を読みとった令子は、ヒョッコリ肩口から顔を出して胸を除きの込んでいた忠夫の顔に裏拳を入れる。
「ぷはぁ!」
折角鼻の穴に詰めたティッシュごと鼻血を噴出。
本日三度目の流血において加害者が始めて存在した。
「うう、ひどいっすよ美神さん。行き成り裏拳は」
「あんたが行き成り人の肩から顔を出すからよ」
「でも本当によくそんな地味な事を続けれたっすね」
今度は掛け値なしの質問に令子は拗ねようにそっぽをむく。
「何かあったんすね?」
半目で見つめる忠夫の視線に耐えかねたのか、令子は白状する。
「私がこの修行をやったら先生が企業から依頼受けるって言ったんだもん!」
「もん!?」
令子が金と地味な修行を秤にかけて、金を取るぐらいなのだ、よっぽどストレスを溜めたのだろう。
もっとも神父はそれ以上のストレスを感じ、頭髪の後進が進んだことだろう。
「それよりも、あんたは出来る様になったの?」
さっきまでの会話を無視して令子は忠夫に経過を聞く。
「いやー、それが何とも細かい霊力の扱いが難しくて」
情けない表情で答える忠夫。
どうやらここは誤魔化されておいた方が吉と判断したようだ。
「細かい霊力の扱いが難しいって、何でよ?」
「考えて見れば、サイキックソーサーはもちろん、霊波刀を使うときも適当に霊力絞ってるだけなんすよね。しかも霊力のコントロールっていっても、今まで全力で絞り出すような事しかやった事がないんすよ」
思い出してみれば今までの除霊でも横島君が手加減を必要とするような除霊事態ほとんどなかったわね。…あれ?だったら。
「あんたゴルフ場の依頼を受けた時、私にはむかったわよね?あの時はどうだったのよ」
「やだなあ、古い話じゃないっすか。そんな昔の話は水に流しましょうよ」
冷たい笑顔の令子と、冷や汗混じりの作り笑の忠夫。
二人の間にあるのは薄氷の上を歩くような緊張感。
そしてその緊張感に耐え切れず、氷を踏み砕いたのは忠夫だった。
「し、しかたなかったんやぁー!あんときゃ美神さんに殺されるかと思ったんやぁ!わいが美神さんにかなうわけないじゃないっすか!」
悲鳴を上げ、後ずさりながら令子から距離を取る忠夫であるが、令子はため息をつくだけでそれを追おうとはしなかった。
「まあ、新米のぺーぺーが私に刃向かおうとしたんだから当たり前よね」
「そそそそそそそうっすよ!あの時はまだ文殊にも目覚めてなかったんすよ!?そんな俺が美神さんにかなうわけないじゃないっすか!!」
「ええそうね、新米のあんたが一流のGSの私にかなうわけないないわよね」
必死にご機嫌をとろうとする忠夫であるが、侮ることなかれ。
この会話の主導権を握っているのは令子のほうである。
「だったらあんたは何で私に逆らったのよ?」
「そりゃあ美衣さんの未亡人独特の雰囲気や和服の中に押し込められたナイスバディーが…」
「つまり私は色気に負けたってわけね」
「しまった!誘導じんも、へばぁ!!」
閃光のアッパーが忠夫の顎を穿つ。
跳ね上がる頭、揺れる脳、忠夫の朦朧とする視界に入ったのは真っ白な天井。
“メゴシャ”
さて、この光景を見て、今ここにいる人間の反応は幾つかある。
いつもの光景と興味無さそうにしている者、パタパタと救急箱を取りに行く者、無表情にと天井に頭を突っ込んでいる忠夫を見ている者、先ほどの令子のアッパーに関心している者、そして最後に、
「………あの、この状況って突っ込んだらいけないのかな?」
唯一、常識的な反応をする者と様々だ。
‡ ‡ ‡ ‡
「せんせぇーいぃぃ!変態でござるぅぅぅぅぅ!」
「誰が変態かーーーーー!」
今まで散歩に出かけていたシロが帰ってきて突然発した不適当?な発言に、忠夫は大声で怒鳴り返す。
最もシロは“誰が”とは言っていないので、忠夫の壮絶な自爆なのだが。
「間違ったでござる。大変でござった」
「…で、何が大変なんだ?」
「それなのでござるが、せっしゃが先生が散歩に連れて行ってくれないので、とぼとぼと一人で散歩に出たのでござるが」
「恨みがましいな」
「そしたら長老からの赤鬼メール便が届いたのでござる」
忠夫の言葉も無視してシロは続ける。
「せっしゃはまた、ぺ○ィグリーチャムの催促かと思ったのでござるが、たまには帰って来いという内容でござった」
「別に帰ってもいいんじゃないのか?たまの里帰りもいいもんだろ」
弟子の乙女心をこれっぽっちも理解していないセリフに、シロはならばと最終手段にでる。
「せっしゃは、…せっしゃは先生と離れたくないでござる」
上目づかいで涙目、そして正面から先生のTシャツの胸元をそっと摘む。
ふ、決まったでござる!と内心ほくそ笑んでいるのを隠しているシロであるが、
「いや、離れたくなくても長老に呼ばれたら帰らにゃあかんやろ」
効果はいま一つのようだ。
もっとも今までの忠夫ならば効果は抜群だっただろう。
しかし悲しいかな、人間とはなれる動物なのだ。
「キュ〜」
「お、起きたかレイン」
声がしたほうを見てみれば上の階から降りてきたレインがいた。
裾を引きずる程ブカブカの忠夫のTシャツを着て、眠そうに目をごしごしこすって。
そう、忠夫にとってこれが最近のデフォルトなのだ。
ゆえにこれでなれない方が可笑しいというものである。
「ク〜ゥ」
喉を鳴らし、抱っこして、とばかりに忠夫に向かって両手を突き出すレイン。
それに対して、忠夫はというと、まったく躊躇する事無く抱き上げた。
「よっと」
「キュ〜ン♪」
忠夫はしゃがむとレインの背中に手を当て、そのまま引き寄せる。
それに対してレインは押されるまま前に進み、喜んで忠夫の首根っこに両手を回し、喜んで抱き上げられる。
「横島さん、お父さん全開していますね」
「横島君はあれでかなり父性が強いから。年下とかにはなつかれやすいのよ」
そんな忠夫だからこそ、二人の後ろでシロが血涙流しているのである。
「先生!」
長老からの手紙を手に、シロは忠夫に詰めより、手の中にある手紙を忠夫に突きつけた。
「こうなったら最終手段でござる!先生!これを読んでくだされ!」
「俺は今レインを抱えてるんだがなぁ」
とぼやきつつも、レインを抱えたまま器用にシロから手渡された手紙を開き、レインと一緒に目を走らせる。
「え〜っとなになに。美神殿にお譲りいたした銀山の近場にて、新たな銀の鉱脈を発見したため、話し合いの席をもうけたく…」
「さあ!何してんのよ!さっさと行くわよ!!」
「って!ちょ!ひ、ひきずらんでくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ガシ!っと襟首をつかまれ、レインを抱えたまま高速で忠夫は引きずられて行く。
「せっしゃも行くでござるよ〜」
「………」
その後をパタパタ付いて行くシロと、無言で後を追いかける千夜。
「っておキヌちゃん!私たちも行くわよ!」
「あっそ、そうですね」
いち早く復活したのは、やはり付き合いの長いタマモとおキヌの二人だった。
「こらぁ美神!私たちを置いてくなあ!」
「人工幽霊一号、お留守番お願いしますね」
『かしこまりましたおキヌさん。道中お気を付けください』
“バタン”と勢いよく事務所の玄関の扉が閉じられ、最近新しく購入した多人数用のレジャーカーのエンジン音が遠ざかって行き。
『………やはり誰もいなくなってしまうと静かなものですね』
無人の事務所に人工幽霊一号の独り言だけが響いた。
「ところで、何故穂波と和泉水凪まで車に乗っているのです?」
「え〜っと、……勢いにつられて?」
「面白そうだったからつい」
「そうですか」
八人と半分を乗せた車は制限速度を超えて、シロの人狼の里へと向かう。
「さぁ、行くわよ!世界中のお宝は私の物なんだから!」
「美神さんらしいとは言え、いくらなんでもそれは業突く張りな気がするなあ」
忠夫の誰にも聞こえることのない呟きを残して。
どうも、かなりお久しぶりな氷砂糖です。
冒頭でドキッとした人手を上げてw
短いですが、久々の更新となります。本当は歯車のほうを書こうとしてたんですけど、ネタに詰まってしまってこっちを書きます。
突然ですが、千夜ファンの方々に悲しいお知らせです。これから数話にわたって事務所組がメインになりそうなので、千夜の出番が今までに比べて減るかもしれません。まあ絶対に出ないことはないのですが。事務所組と千夜の絡という形で出るかもしれません。
レインファンの方々に朗報です。何話か前にレインがおっ立てたフラグを次話で果たします。どのフラグかは見てのお楽しみということで。
忠夫の弱体化、まだまだ続きそうです。とはいっても霊能力者としての基礎を学んでいるので、完全復活した時はGSとして成長していることでしょう。
話は変わりますが、相棒いいですねぇ。思わず封切り当日に見にいってしまいました。あんな話も書いてみたいです。右京さん最高w
長々と書くのもなんですので、今回はここまでにさせていただきます。次回は早めに上げれたらいいなあ。
レインカウンター 19レイン
ちやカウンター 10ちーちゃん
徳子カウンター 5とくこ
レス返し
〈レンジ様〉
私は最後まで書ききるつもりです、安心してください。何時更新するかわからないですけど(遠い目)
徳乎に関しては、とある平家のお方の血筋としかw済みません、後は壇ノ浦の戦いで調べたらわかるかもしれません。
〈仲神 龍人様〉
済みません。今回も長らくお待たせしました。
ガハァ!また妹属性持ちです、なぜか、なぜか、年下しか浮かばないんです(泣き)
実はレインのブレスも、徳乎の草薙の剣も複線だったりするんですよね、といってもレインのほうは本編に絡まないのですが。
次回もお楽しみください。
〈Tシロー様〉
ピート、雪之丞、タイガーの三人が友人なら、西条は腐れ縁と言うのが一番合ってると思うんですよね。
徳乎の復活は草薙の剣ならば過不足なく可能と判断しました。
敵は巨大、確かにそうなんですが、今回欠片も出ず。色々とその能力は考えてるんですけど今回出番なし(笑い)
〈アサルカ様〉
お待たせしましたーー!!
ええ続けますとも最後まで!
千夜は一体幾つ属性が着くのでしょう、今確認されてるだけでクーデレに天然、実は
次の話でもう一つ付く予定だったりします。
実はプロットを確認してみたら、タイガーよりも、眼鏡のほうが確実に目立ってるんですよね。どうしよう………いっかw
あ、貴方は妹萌えだったのか!(待て)漢字が違うのは、同じだったら何かやばいかな?というチキンな思考のけっかだったり。
いや、西条は原作からしてせこいような………
次回も楽しみにしていてください。
〈水島 圭介様〉
確かに女の子であったと言うような事を匂わせる記述があるんですよね。どうしようかと悩んでいたのですが、母親の名前を知り、一代以上空いた血縁ということで一つ。
物語は二転以上して初めて面白い、と私は思ってます。
私が活字に入ったのが祖父の持ってたかなり古い書物から、ラノベに転んだという変な経歴なので、その癖が変な形で出てしまったみたいです。済みません。
両方を読み直して、両方のいいところを取っていけるようにしていくつもりです。
〈雲海様〉
もったいない、その言葉が身にしみます。私は感情を移入してもらえるような物語を目指しているだけになおさらです。
辛口の感想は私にとって何よりもありがたい物です。誤字報告有難うございます。
これからもお楽しみください。
〈柳太郎様〉
遅くなりました。
済みません!!(泣き)
〈星の影様〉
どうも始めまして。
私としては、八岐大蛇の尾から取り出したときは天叢雲剣、日本武尊が草を狩ったので草薙剣とするという説を採りたいと思います。
徳乎に驚いていただけたようなので、隠していたかいがありましたw
レインはシリアスが本格化すれば、あんまり出てこなくなると思います。
口調と誤字に関しては、おっしゃるとおりです。今後は治して行きたいと思います。
愛と哀、確かに間違えたままなら、そうなのですが、私はそのままで終わらせる気はありませんよ(ニヤリ)
辛口は私にとってありがたい物です。
これからも応援よろしくお願いします。
〈倉庫様〉
読みごたえがあると言って頂けて幸いです。
私はどんなに更新期間が開こうとも、完結させる心算なので、安心してください。まあ更新が遅れるでしょうけど。
愛される作品が飽きられる作品にならないよう、精進します。
応援感謝!
〈C,brown様〉
しっと、シット、嫉妬………成る程、つまり忠夫の変わりに幼女に懐かれたいわけですね(おい)
バイオレンスもほのぼのもラブもシリアスもコメディも書いていくつもりです、ただダークだけは勘弁ですが。
〈山の陰様〉
始めまして、更新お待たせしました。
徳乎は偽名といえば、偽名なのですが、あながち間違いではないといわせて頂きます。あんまり詳しく書くと、首を絞めそうなので。
壇ノ浦しかり、日本の大きな戦いの場合、生存説が跳梁跋扈しますからね、そこらへんは使いやすいです。
九頭龍は素で間違えました。ごめんなさい。
草薙剣は確かに色々な名前があるのですが、メジャーなところで行くことにします。
黒幕今回出番なしですw
でも出てくればギャグなしのシリアス中心に成る予定です。
次回もお楽しみに。
〈ペンチ様〉
始めまして、
………おお、徳乎よ、何時の間に?(こら!こら!こら!)
済みませんこれも完全な誤字です。それにしてもシロよ、なぜそんな事を承認したんだw
〈MOTI様〉
更新は遅くなりますが完成はさせます気長に待っていてください。
応援、有難うございます!
〈マンガァ様〉
私はああいったシーンを書くのが結構好きなので、また書くと思います。楽しみにしていてください。
〈神楽紅雨様〉
そうなんです。大事になるので、美神も慎重になりました。
今後もお楽しみに!
〈GODON様〉
新キャラ投入、ちょっと増えすぎな気もしないでもないですが、実はまだ増える予定だったり。といっても、一話限りの使い捨てですが、
レインへの重いが強い見たいですが、冒頭はいかがでしたかw
次回もご期待ください。
〈文月様〉
お久しぶりです。ええそれはもうw
これよりもとんでも設定の、しかも商業用の物があるんですか、だったら大丈夫そうですね。
そうですか、ペットが飼えないのですか。ちなみに私の家には猫がいます。チンチラの女の子です、もう可愛くて可愛くて、たまに一緒に寝たりしてます。実はレインのモデルは彼女だったり。
次回も楽しみにしていてください。
〈TAKU様〉
これからもまだまだ賑やかに成りそうなんですよね………
次回も、期待してお待ちください!
〈ジェミナス様〉
うっわ〜想像できますねw
いい女ほどいい男がわかるってもんですし、実は子供の話で似たようなことが少し、
次回もお楽しみにしてください!