春・・・、それは別れの季節。
春・・・、それは新たな出会いの季節。
桜舞い散るそんな季節にただ一人ボーゼンと立ち続ける少年の姿があった。
その少年の名は横島忠夫。
本編の一応主人公だ。
彼は今年の春から葉塊(ようかい)高校に通うピカピカの高校一年生である。
この間終わったアニメの舞台となった学校と同音なのは気のせいです。
閑話休題
とりあえずなぜそんな新たな生活が始まる青春真っ盛りの少年が呆けているのか・・・。
それは自分が春から住むはずだったアパートが取り壊されているからだ。
家無き子の新たな道・プロローグ
話は1ヶ月ほど遡る。
横島忠夫の父、横島大樹が会社の辞令でナルニアに移動になった。
そのため父は単身赴任に・・・、ならなかった。
母、百合子が大樹について行くと言い出したからだ。
理由についてはあえて言わないが大樹が
「ちっ、あの専務め! ・・・まあいい、次の帰国の時に・・・ふっふっふっ・・・。
それにちょっとぐらい外国の女も・・・」
などと言って5秒後に血達磨になったのは関係ない。
ないったらない!
そんなこんなで母は息子にも付いてくるよう脅迫勧めたのだが横島は汗を滝のように流しながらも首を縦に振らず。
結局この日本で一人暮らしする事になった。
そして親の見つけた格安アパートで仕送りギリギリの生活をする事になった。
そこまでは良かった。 ・・・そう、そこまでは。
そして両親を飛行場で母と赤くなった父だった物を蒼ざめたスチュワーデスさんと一緒に見送り。
アパートに帰ってみると大型重機に壊されてる新たな城が目の前にあった。
正確には無くなっていく。
周りの野次馬から聞こえてきた話によると。
「ここの大家さんってアレでしょ」
「そうそう、他にもいくつかアパートやってるらしいのよ」
「その内の一つが悪霊の巣になったって」
「それをゴーストスイーパーに依頼して」
「何故か最初に居た悪霊とは違う十二匹の怪物にそこを破壊されて」
「それで違法な強度の作りだったのがばれて」
「あげく共同で来ていたもう一人の守銭奴真っ蒼なゴーストスイーパーに
『ここが壊れたのは違法してたアナタが悪いんであってプッツンしたあの子が悪いんじゃないわ。
だから報酬はきっちり払ってね♪』
って言われて夜逃げしたらしいわよ」
その後ここがそのゴーストスイーパーが手に入れてどこかの組に売っただの言い合っていたが横島はフラフラとどこかへ行ってしまった。
そして夕日が沈む時刻。
横島は公園のベンチで新聞紙に包まっていた。
「畜生~~~!! 何でじゃー!! 何か俺がしたかーー!!!
この世には捨てる神はいても拾ってくれる女神はおらんのかーーー!!!」
などと言っている横島に近づく影が一つあった。
「君、どうかしたのかい?」
聞かれて顔を上げた横島の目に写ったのは女神ではなく、むしろ髪無き神(父)であった。
どうも初めましてイレイザーと申すものです。
皆様の小説を読んで下手くそながら書かしていただきましたがどうでしょう?
遠慮無しの評価を書いてくだされば嬉しいです。
この作品はどちらかと言えば学園もので横島は高校一年からのスタートです。
ラストは三年生の卒業まで書きたいと思ってますので応援お願いします。
では次回。