「再生怪人は弱いってのがお約束なんだよ! メドーサ!!」
そう叫びながら、『滅』の文字が入った文珠を投げ付ける。
「くっ…またしても横島に…。」
その呟きだけを残し、メドーサはゆっくりと消えていった。
GS見習い。横島!? プロローグ
「ここは…どこだい? 私は…?」
白く光る部屋のような場所。そこに私はいた。
部屋の中央に台座があり、その上に怪しい置物? がある。
(何だい? これ? …まっ、いっか。危険はなさそうだし、あっても今の私には関係無いね)
私はそう思うと、台座の横に座り物思いにふける。
(私は、また横島に負けたのかい…。まったく、最初に横島に会った時はただのスケベ小僧だったのにねぇ。)
初めて横島を見たのは天龍誘拐の時だった。
(そういえば、『大人』の私の胸より小竜姫のミニスカの方がいい! とか何とか言ってたっけねぇ…。横島は貧乳好きかい?)
少し笑みを浮かべ、私はそんなことを思う。
(その後はGS試験だね。まさか残るとは思わなかったねぇ。今思えば、あの時横島をこっち側にスカウトしとけばね…。)
あの時、私が退いたのも横島が原因だった事も思いだす。
(原始風水盤の時にはもう霊波刀を操っていたし、月の時は文珠。まったく…アイツの成長速度はなんなんだい? あれが人間の力なのかねぇ…。って、私はさっきから何で横島の事ばかり考えてるんだ?)
ここに来てから、考える事は横島の事ばかり。
(もう、あの蛍魔の事を馬鹿に出来ないか…。ってもう会うこともないね。)
はぁ、と、ため息をつく。
(無理だろうけど、生まれ変われるなら横島の隣が飽きなくていいねぇ…。)
そして、彼女はこの世界から消えた。
後書き
タイトルは横島ですが…メインはメド様です。
余り語るとネタバレしてしまいます(天然で)
ので、この辺で。
遅筆ですので次回投稿に時間がかかると思います。
それでわ。
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