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▽レス始

!警告!壊れキャラ有り

「シロVSタマモ 勝利したのは誰だ!(GS)」

アイク (2007-03-27 15:30)
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  この作品はシロちゃん 大暴走!の後日談です。未読の方は出来ればそちらを先に読んでください。
  この作品のみでも楽しめるかと思いますが、読んでいただければ嬉しいです。
                                      作者:アイク
                                               *


横島がシロに屈服した朝、事務所の面々は帰ってこなかったシロを心配しながらも、
何故か無性に、おもいっきり、力の限り煩悩魔人こと、横島忠夫を殴りたいという衝動に襲われた。

「ちぃ〜す・・・」

「ただ今帰ったでござる〜♪」

そんな中、件の横島が出勤し、その横島に続きシロも入ってきた。
いつもならば、美神がシロと一緒に来た事等でおもいっきり神通棍で殴る所だが、しなかった。
なぜなら、横島の顔色が悪く、さらに哀愁と言うか負け犬というか、生きる屍というか・・・
そんな感じの暗い雰囲気を醸し出してトボトボと入ってきたからだ。
なぜか、落ち込んだ犬の様な垂れた犬耳が見える。

その一方で鼻歌が聞こえてきそうなほどご機嫌なシロに頭を捻る。

(なんか可愛い?)

「・・・どうしたんすか?」

「い、いえ何でもないわ・・・・・・
 それよりシロ!あんた何無断外泊してんの!心配したのよ!?」

「・・・すまんでござる。つい横島先生と散歩で遠出してしまったのでござる」

そんな横島に何も言わず、何故か仔犬の様な感じに可愛く感じ見ていた美神だったが、
美神の視線に気付いた落ち込んだままの横島は無気力な目を美神に向ける。
そんな横島に今感じたモノはただの勘違いと自分に思い込ませた美神は話題を変えるつもりで、
シロの方を見、そう言った。

シロは自分の否を認め、ションボリし、素直に謝る。
そんなシロに昨日と今朝の事は幻と思いたい横島だったが、そんな淡い幻想を捨て、今朝の事を思い出す。


今朝の事――――――――――

「い、いいかシロ。頼むから俺がおまえを抱いたってのは内緒で頼むぞ!ワイはまだ死にとうない!」

「・・・・・・・・・分かっているでござる」

(・・・・・・・・・・・・その間と残念そうな表情はなんだよ)

横島の哀願にシロは長い間を置いて、本当に残念そうな顔をするシロに横島は心の中でつっこむ。

「それより、祝言はいつ行うでござるか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「拙者の体をあれ程貪ったというのに断るなどという事は・・・ござらんであろうな?」

シロの言う事は非常にご尤もな事だが、素敵な笑顔で殺気等を振りまきながら言わないで欲しい事だ。
横島は考える。例え薬で人狼化させられ、意図的に本能を解放させられた・・・
意図的に襲う様にさせられたとはいえ、手篭めにした事には変わり無い。

「・・・・・・・・・今すぐは無理だけど、必ずするから、心配するな」

「拙者、感無量でござるよ♪」

横島はなんとかそう言う事が出来た。
横島の言葉に精彩は無く、疲れきった様な一言だったがそんな事シロには問題無い。
嬉しそうにシロは横島の首に纏わりつき、微笑む。

(ああ・・・眩しい程キレイな笑顔なのに黒い。いつもの天真爛漫な笑顔はどこに行った・・・?
 親父、マジいい加減にしないと刺されるぞ・・・)

「フフフ♪(これで先生は拙者のモノでござる♪)」

シロの笑顔に横島は無気力に天井を見上げた。
何故か横島には笑顔でサムズアップする実父、横島大樹の姿が見えた。
その後ろからフライパンを大きく振りかぶった鬼の形相な母の姿は見なかった事にしたが・・・

そんな横島にシロは妖艶に微笑んだ。
窓の外にそんなシロを見、
悲しんでいるのか喜んでいるのか・・・大泣きする幽霊の人狼の夫婦は見なかった事にしてあげて欲しい。

「あっ・・・殴られた」

「♪〜〜〜〜〜〜♪〜〜〜♪〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

横島のそんな呟きは幸せそうに鼻歌を歌うシロには聞こえなかった。


「横島さん。どうしたんですか?」

「!なんでもないよ。おキヌちゃん」

(っ・・・横島さん)

何故か無気力そうな横島に心配したおキヌの一言に横島の意識はハッキリして来た。
無気力そうな雰囲気を無理に振り払う様に笑ったつもりの横島だったが、
その痛々しい笑顔におキヌの胸をキュウン♪という締め付けられる感じが襲う。

クン

(!?)

クンクン

(横島の匂いが変わってる?シロに近い匂い・・・って、シロの匂いもするし、濃い!?
 シロもシロでそんな横島の匂いが染み付いている!?
 まさかっ!!!ふ、ふふふ・・・)

そんな時だ。タマモが横島の匂いの変化とシロに染み付いた横島の匂いに気付いたのは・・・
タマモはそれで行き着く答えは一つだった。
一瞬でタマモは理解した。自分の獲物がシロに獲られたと!!!

タマモは内心妖しく笑いながら横島とシロを気付かれない様に見る。

(シロ・・・抜け駆けするなんて良い度胸してんじゃない・・・
 それよりどうするのタマモ?
 傾国の美女と言われた金毛白面九尾の妖狐が獲物を横取りされたなんて大恥じゃないっ!
 美神やおキヌちゃん(黒モード)をどうやり過ごすか考えて、迷うんじゃなかったわ!

 ・・・・・・美神やおキヌちゃんを使おうかしら。で、場を乱して横島が逃走する時に引っ付いて、
 漁夫の利で逝こう。それが無理なら愛人でもっ!よし!)

内心自他に怒り狂うタマモだったが、そんな様子を欠片も出さずにそんな事を考えていた。
考えが纏まったタマモは、ある意味原爆級の一言を言った。

「ねぇ、横島・・・あんた、シロを抱いたんでしょ?」

ゆったりとしていた事務所の空気は凍りついた。特に横島が。
横島の脚が小刻みに震えはじめ、背中にひんやりとした冷たい汗が流れる。

「な、なにを言っているんだタマモ!?冗談でもそんな事は言うなよ!」

「私をなめないでよ。シロに染み付いているわよ?横島の匂いが・・・」

タマモの一言で二つの強力な波動と霊気が発動した。

「へぇ・・・そうなんだ・・・」

そう言うのは亜麻色髪の美女、美神令子。
その亜麻色の髪を金色に変え、その霊気はバチバチとスパークを起こし、
さらにその手に持つ神通棍はその輝きを増し、神通鞭になり、その太さは普段の3割増しになっている。

「クスクスクス・・・横島さん。覚悟は良いですね?」

そう言ったのは元幽霊の巫女な美少女、氷室キヌ。
彼女は静かに全てを凍て付かせる微笑をし、
その身に何もかも飲み込んでしまう程黒い、闇色の霊気を纏う。同色の火の玉を2つ程浮かせながら。

(お、おキヌちゃんが黒い!?)

横島はその二人の姿に腰を抜かしながらもそんな事を思っていた。
どうやら、おキヌはブラックモードを横島の前で発動させたのは初めての様だ。
二人の圧力は横島を床に縫いつけ動けない様にする。

「「さぁ、覚悟はいいわね(ですね)?」」

「終わった・・・・・・・・・・・・」

にこやかに笑う二人に横島は俯き、諦めた様に小さくそう呟いた。
その姿は正に断罪を下される罪人に似ていた。

バキゴキッ!ベキバキ!ボヒュゥ!ガキボグッ!!バキボキキ!!!

「ぎにゃぁぁぁあぁぁあぁぁああああああぁああ!!!」

強力な打撲音、折れる様な砕ける様な音に何かが燃える音が混ざっている。
そんな音を事務所の外で聞くシロの姿があった。

「先生、すまないでござる。後ほどで慰めるゆえ勘弁を♪」

シロはそう言い残し逃走した。

「「シロ(ちゃん)はドコ(に)!?」」

横島をボロ雑巾の様に変え、なお獲物を探す美神とおキヌの姿は恐ろしいモノだった。
一瞬、彼女達が横島から目を逸らしたその時、横島の目が怪しく光った。

「今だ!」

パリィイィイイン!

「待ちなさい!横島!」

「3倍決定ですよ!横島さん!」

横島は人狼になり、得たその身体能力をフルに使い窓を突き破り逃走した。
おキヌの言う何が3倍かは横島は無意識に排除してある。
していなければ、恐らく恐怖で動けなくなると本能が感じている為だ。

「「って、速い!!!」」

横島は一瞬で既に見えなくなっていた。

「逃げられると思わない事ね・・・」

「そうですね・・・」

「「タマモ(ちゃん)!!!」」

二人は振り返り、そこにいる筈の少女の名を呼んだ。
だがそこにタマモの姿は無い。

「「いない!?」」

「美神さん!文珠で!」

「そうね。って!無い!?」

「「まさか!?」」

タマモがいない事に二人の声は綺麗にハモル。
そうなればと、おキヌは美神が横島からガメてた文珠の事を知っている為、そう言う。
美神は文珠をしまっていた引き出しを引き、無い事に驚く。

二人は同時に同じ答えに行きついた。(完全にシンクロしている?)

「「タマモぉぉおおおお(ちゃあぁぁあああん)!!!」」

タマモの抜け駆けに二人の怒号が事務所を振るわせた。


――――――――――――――――・―――――――――――――――・――――――――――――


「はぁ・・・ワイが何したっちゅーんじゃ・・・」

その身体能力のみで東京タワーの頂上まで逃走した横島は、東京のを見下ろし、嘆く様に呟く。
その姿に纏う哀愁の空気は更に濃くなり、精神的に突かれきっている事が分かる。

「で、何があったの?」

「!!!」

後ろから聞こえた声に横島の時は一瞬止まった。
ギギギ・・・と錆び付いた様に振り向くと、自分の背に掴まったタマモと目が合う。

「なっ、なっ・・・・・・」

「なんでここに?って言いたいのは分かるけど、質問に答えてくれる?」

言葉を成す事が出来ない横島にタマモはそう言う。
横島はしぶしぶ言い始めた。
シロに人狼化の薬を飲まされ人狼になり、満月で理性を失いシロに襲い掛かり、犯したと。

「・・・ってなワケだ。ワイがホンマ何したっちゅーんじゃ」

「ふ〜ん。そうなんだ」

横島の説明に半ばどうでもよさそうに言うタマモに、
言葉にした事で更に落ち込んだ様子の横島、シュール(?)だ。
口ではそういう反応のタマモだが、実際はそうではなかった。

(あの笑みはそういうこと・・・ふ〜ん・・・
 人間より長い人生を得た横島は確かに長く一緒にいれるわね。
 それに、ただでさえ高かった回復力と身体能力に、多分だけど霊能に戦闘力も倍以上じゃない。
 その横島を私のモノに・・・)

ゾクッ

「うひぃい!?」

「?どうしたの?横島?」

内心欲望渦巻くタマモの考えに横島は毎度の事ながら悪寒が襲った。
横島はガクガクブルブルと振るえ、目を瞑り、自分を抱き締める様にしながら怯える。
そんな横島にタマモは横島の正面に回り、優しくそう聞いた。

「大丈夫よ。安心して・・・」

「タ、タマ・・・!??!!」

タマモは怯える横島の頭をそっとまだ幼い自分の胸に寄せ抱きしめる。
まるで、幼子を安心させる様に優しく抱く母親の様に。
そんなタマモに少し救われたのか、感謝の言葉を言おうと目を開けて顔を見た横島は再び凍りついた。

タマモの笑みは、シロと同じく獲物を見る目だった。
昨日のシロの笑みと重なり、横島の体を恐怖が縛り、動けない様にする。

「タ、タマモさん?」

「なに?」

「離してくれると嬉しいんだけ・・・」

「却下」

逃げようと考えた横島だったが動けない。
恐怖で動けないのもあるが、タマモが横島の頭をガッチリとホールドしているのだ。

横島の哀願をタマモは言い終わる前に笑顔で切り捨てた。

「あ、あの・・・」

「うふふ・・・二番煎じだけど、いただきま〜す♪」

「そこまででござる女狐!」

恐怖に染まっている横島に、
タマモは妖艶に笑い、幻術をかけて自分を襲ってもらおうとした正にその時、シロ(黒)が到着した。

「・・・なによ」

「先生は拙者の男でござる!先生は拙者のモノ!先生の全ては拙者のモノでござる!」

「・・・知ってる?愛は奪い合うモノなのよ」

「いい覚悟でござるな」

一気に不機嫌そうになったタマモにシロは横島は自分のモノと主張し、
タマモは前世の記憶、醜い女達の戦いを思い出しながらそう言い、シロはソレを挑戦と受け取った。
シロは静かに霊波刀を発動する。天狗を滅多打ちにした時よりも禍々しい。

「そっちもね。横島を人狼化させる事で美神やおキヌちゃんから奪い取るなんてね」

「フン。既成事実を得れば問題はござらん。
 美神殿やおキヌ殿には大恩が有るでござるが・・・それとこれは別でござる」

「フフフ。確かにね」

(ヘ、ヘルプミー!)

そんなシロ相手にタマモは余裕の笑みを崩さない。
タマモの言葉に一瞬恐怖を忘れ、ワケの分からないという顔をした元煩悩魔人、現煩悩狼男だったが、
切り捨てる様に笑いながら言ったシロの黒い言動と、同意したタマモに、恐怖を再燃させる。
かなりパニックになっている様で心の中で何故か英語でそう叫んだ。

「いいわ。取引しない?」

「取引?」

「ええ。私はあなたと横島が上手く出来る様協力するわ」

「・・・確かに、お主の幻術や頭脳は役立つでござるな」

「そうでしょ?はっきり言うと、私も横島の事が欲しいの。強いオスにに惹かれるのは・・・」

「良い女である証とでも言うつもりでござるか?拙者から先生を取り上げようなど・・・」

タマモの提案に少し不思議そうな顔をしたシロだったが、
タマモの言葉を嘲笑と共に切り捨てる。そんなシロにタマモが笑ったのを横島は見逃してはいない。

「(こうなったらプラン2で・・・)フッ・・・じゃあ覚悟を決める事ね。これは何でしょう?」

「!?」

そう言ったタマモの手には【伝】と込められた文珠があった。
ここでの文珠の登場に、シロは苦渋の表情になる。
タマモがやろうとした事が一瞬で理解していまったのだ。

「知っているでしょう?美神とおキヌちゃんの恨みと怒りを買ったらどうなるか・・・どうする?
 せっかく出し抜いたのに、美神かおキヌちゃんに獲られちゃうわよ?
 私は二人に協力する為行動した。とでも言って、横島を差し出せば問題無しだしね。
 信用は大切よ?私は裏切る気は無いわ。正妻はあなたで良いしね」

「くっ・・・」

タマモは実に楽しそうに、歌うように言った。その顔を至近距離で見ている横島は思ってしまった。
『金持ちから金を巻き上げる時の美神』とその表情が似ていると。
シロはタマモが言いたいのは、横島を失いたくなければ自分にも横島寄こせという事だ。
苦虫を噛み締めた様な表情でタマモを睨みつける。

「安心しなさい。・・・共有しましょう。って言っているの」

「・・・・・・よかろう」

そう言う笑顔のタマモにシロは霊波刀を消し、苦々しくそう言った。

「さて、横島?」

「ひゃ、ひゃい!」

「覚悟はいい?」

「モガモゴ!?ゴクン・・・」

タマモは手に有った文珠の字を【淫】に変え、横島の返事を待たずに無理矢理飲ませた。
横島の顔が赤くなり、必死に耐えている様な表情になる。

「うっ、ぐう!?くっ・・・」

「・・・しぶといわね」

「でござるな」

「も・・・文珠は俺の、能力だ・・・!・・・一つで、理性を、失いは、しな・・・い!
 失いたくないんだ!

必死に文珠の効果から耐える横島に、観察する様に言うシロとタマモの2匹。
横島は文珠を発動させ中和しようとすれば一瞬で理性が飛ぶと分かっている為使えない。
横島の実に切実な叫びを完全に無視する2匹。
シロを襲う事で得た『鬼畜ロリ煩悩狼男』の称号が『超鬼畜ロリ強姦獣姦見境なし煩悩狼男』という、
マジでワケの分からん不名誉な称号を得る事になってしまう。
それだけは避けたい横島だった。

「じゃあもう一つ♪良かったわ♪ガメてて♪」

「がっぁ・・・!?」

「?あれ?」

「どうしたのでござろうか?」

そんな横島にタマモは文珠を再び飲ませ、発動させた。
そして急にもがくのを止めた横島に首を捻る2匹。横島は黙り込み、俯く。

「くくく・・・良いだろう。お前を俺の女に・・・犯しつくしてやる。
 ついでにシロにもどちらが上か教え込ませてやる。その体にな・・・」

顔を上げた横島はその双眸をを狂気、狂喜、欲望でギラギラに輝かせ、
飢えた狼の様に、獲物(シロ&タマモ)を見、静かに笑う。
そして、そう言いながら自分の口唇を舐める横島に、タマモは横島から手を離し、2匹は一気に後ずさる。

「あ・・・あれ?」

「タ、タマモ!何と込めたのでござる!?」

「と、とりあえず逃げ・・・ギャン!!!

「け、結界でござるか!?」

横島の様子に危険と判断した2匹は逃走を選択し、行動に移そうとするもすでに退路は無い。
タマモは見えない壁に当たり情けない声をあげた。
横島の手にある文珠の文字は【檻】、文珠の檻は横島が2匹を解放させる気は欠片も無いと伝える。

文珠はイメージや込めた文字で効果を決める。
では何も込めてない文珠は?タマモはここでポカをかましたのだ。そのまま横島に飲ませたのだった。
普通は発動しない文珠だったが、不運(誰に対してかは不明)にも発動してしまったのだ。
シロ、タマモ、おキヌの黒い所が横島には非常に印象的だった為、
【黒】と込められた文珠が・・・

「覚悟はいいな?」


「「いっ、いやぁぁぁぁあああぁああぁぁぁああああぁぁああ!!!」」


白銀の仔狼と金色の仔狐は、漆黒の黒狼に美味しく食べられました。

二匹の悲痛な叫びは誰にも聞こえませんでした。
それは、横島の持つ【防音】の文珠を見れば誰でも分かってしまう。


その日の夜、横島のアパートにて・・・


「「さて、横島(先生)?」」

「すいません。ごめんなさい。勘弁してください。」

「じゃあ、私も愛してね?いっぱい♪」

「拙者も♪」

「・・・・・・・・・・・・・・・はい」

正に貪り尽くしてしまった横島は、【黒】の文珠の効果が切れ、自失気味の2匹を見、
2匹の意識を文珠で覚醒させ、2匹が横島が元に戻ったと認識し、そう言うと同時に横島は土下座した。

こうして、横島は屈した。身から出た錆びとも、自業自得とも言うが。

楽しそうに言うシロとタマモ・・・この日の晩は獣の鳴き声が止む事は無かったそうな。


横島とシロは結婚式を里で行い、タマモは里の方が安全と判断し、横島とシロと共に移り住んだ。
横島は里から毎日事務所へ出勤する事となる。

ちなみに横島の両親が横島がタマモにも手を出したと知ったのは2年後、
タマモの手に赤子が抱かれており、問い詰めた後だった。


巫女な元幽霊少女と亜麻色の美女の手に尻尾の生えた赤子がいるのは・・・シロとタマモには内緒だ。


―後書き―
ごめんなさい(土下座)
タマモ編というか、なんと言うか・・・私の実力不足です。(涙)
なんかこんな事になっちゃいました。言い訳になりますが、タマモのキャラのイメージが微妙なんです。
仕方が無いから、前世が傾国の美女っていう事から、頭の切れるヒトみたいな感じでいきました。

要望に応えれたのは自信がありませんが、これでどうでしょうか?
なんか自分的に長めになりましたが、コレが普通の長さですかね?
レス返しは、『闇に染まる』か、これのレス、書く事になれば続編に書きます。
レスが10以上いけばいいな・・・

では失礼します。

〜シロちゃん 大暴走!のレス返し〜
・SS様
 たしかに、クロになった作品は見た事が無いと思いますね〜

・アミーゴ様
 結局、横島くん事務所をコンプリートしてしまいました。

・平松タクヤ様
 すいません。おキヌちゃんの奪回は失敗気味ですが得るモノ(者)は有りました。

・とろもろ様
 完成しましたが、お気に召されますか?

・February様
 楽しんで頂けましたか?「暴走シロ」を最強(凶?)キャラに入れて頂けると!?
 そこまで言ってくれて嬉しいです。

 ちなみに風邪はまだ治ってません。

・ばーばろ様
 この様に屈服しました。期待に応えられましたか?

・DOM様
 アナザーと18モノですと!?
 私めに18を書けと言うのですか!?
 ・・・・・・実験的に書いてみるのも良いですね。獲物は誰にしようかな?(ニヤリ)

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