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「素晴らしい日々へ 第二十二話(GS)」

ほんだら参世 (2007-02-15 01:25)
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どうも、横島忠夫です。
本来ならここで小粋なジョークでもやっとくべきだろうね、関西の人としては。
でも、ごめんなさい。
今はそれはできそうにないです、なぜなら・・・・・・・


「現在進行形で硬くてぶっとい棒を構えながら荒い息を吐く猿に追いかけられてるからーーーーー!!!」

「何をあほな事を大声で抜かしとるかーーーーーー!!!」

ぱっこーーーーん

拝啓、まいすぅいーとおキヌちゃん。
前にルシオラの霊期構造の侵食ではなく、あいつの妹の手でこの世を去るかもしれないといったけど、それも間違いでした。
俺は猿に殺されます、しかも硬くてぶっとい棒を構えながら荒い息を吐く猿に。

「あの様子だと、500mは逝くわね。 パピ、財布の準備は万全?」

「まだでちゅ! ヨコシマーー、パピの為に止まるでちゅよーーー!!!」

はっはっはっ、仲良くなったもんだな、あの二人も。
でも、俺の吹っ飛ぶさまを見て賭けをする前に心配してください。
特にパピリオ、んなむち 「止まったら一緒にお風呂に入って背中を流してあげるでちゅよー。 もちろん、『お兄ちゃん、痒いところはない?』というセリフつきでちゅよーーー。」

ちゅどーーーーーん

「………さすがね、ヨコシマ。 溢れる煩悩、未だ衰えず。」

そんなタマモの声が聞こえてきたが、その表情が苦笑か呆れかはわからん。
だってボクチン犬神家状態(ばーじょん・じ・あーす)だもーん、……


お兄ちゃんと呼ばれる為なら、俺は神の鼻っ面にも屁をすかす!!!


*  *  *  *  *  *


「おー、せんせー! 先生も修行は終わったでござるかー!?」

でっけー声が聞こえたほうに目を向けると、こっちに向かってくるシロが見えた。
俺が武神流を覚えるために武術の基礎を覚える為に老師(本格的に弟子入りするからそう呼べといわれた)と組み手(時間が無いから実戦を主体とすることになった)をしている間に、あいつもせっかくだからと剣の修行をすることになったので別行動だったのだ。
だが、あいつが来るということは…

「  あっ。」

やっぱりこの人も来るわな……。
多分今一番会いたくない  ………ってわけでも無いけど顔を合わせにくい人、小竜姫様がそこにいた。


*  *  *  *  *  *


「私自信を捧げに来たって、小竜姫様!? あんたなんばゆっちょるとるんでちょっがんこ!!?」

小竜姫様の言葉に、俺は自分でも訳の分からん疑問の言葉で返していた。
しゃーねーだろ、いきなりこんな色っぽい姿で現れた挙句に私自信を捧げに来ましたなんて台詞を言われてなおかつそれが小竜姫様だってんだ、混乱せずにいられるかてーの。

「わかりにくかったですか? では、わかりやすい言い方にしましょうか? あなたに純潔を捧げる為に夜伽にきたのだと。」

聞こえてきた言葉とその態度があまりにも冷静だったおかげで、俺のほうも少しずつ頭に上っていた血が降りてきていた(小竜姫様の艶姿のせいで某所に集まっていた血のほうもついでに)。
だが、小竜姫様の艶姿に加えて今言われた台詞によって、某所には現在進行形で熱い血のたぎりが集結しようとしている。

「いや、だからなんでそんな事をする必要があるんですか!? 竜気を流しこむんすよね、前に心眼をくれた時みたいにちょっとばかしチュっとしてくれれば良いんじゃないんですか!?」

雰囲気的にいつもの様にダイブして場を流すことなんてできず、ましてや前までの俺ならともかくおキヌちゃんの気持ちに答えた今の俺では、それではお願いしますねなんて絶対にできん。
聞かん棒のたぎりを無視して何とか疑問を口にしたが、小竜姫様は何かを堪える様な表情で、でも少しも目をそらさない様にしながら再び口を開いた。

「確かにその方法でも竜気を流し込むことはできるでしょう。 ですがその量が少なすぎては意味が無く、ルシオラさんの霊期構造から発せられる魔力と拮抗する量であったとしてもそのせめぎ合いにより横島さんに害を与え、せめぎ合いにならないように押さえ込めるほどの量の竜気を流し込んだとしたらそれだけで横島さんの肉体が崩壊しかねません。 ですから、ただ流し込むというだけでは駄目なのです。」

小竜姫様の説明によって普通の方法では駄目とは分かった。
房中術なんて方法があるってのは煩悩男であるにとっては当たり前の知識として知っているが、それでもその方法で流し込んだ竜気が普通に流し込んだものとそれほどの違いが出るとは思えん。

「多分、横島さんは今房中術を思い浮かべてるでしょうが、それとはちょっと違います。」

俺の頭に浮かんだ疑問を見事に読みきった小竜姫様はそこでいったん言葉を切り、まるで瞑想をするかのように目を閉じる。
それで何を思っていたのかは分からないが、小竜姫様はほんの数秒で目を開けて説明を続けた。

「これは術ではなく儀式なのです。 私は高潔たる武神、その私の純潔を高潔の証としそれを捧げる事により、私は武神たるわたしの全てをあなたに捧げる。 それにより、横島忠夫が小竜姫を統べる絶対者となる。 これはそういう儀式なのです。」

それを聞いた俺は愕然とした、だってそれはつまり小竜姫様が俺のものになる、言ってみりゃあ俺の式神になるのと同じ様なことだろ?

「何だって小竜姫様が俺なんかの為にそこまでしなけりゃいけないんだよ!」

言い放った俺の言葉には怒気も篭っていた。
何故なら内心でその理由が薄々わかっていたからだ。
あの大戦の時に何もできなかった事で、俺とルシオラの事で、そしてそれらの末に起こった今回の事で、この人が心を痛めていたであろう事くらい頭の悪い俺でもわかる。
それでも、どんな理由があろうとも、

「小竜姫様がそんな事させれるかよ!! そんな事を小竜姫様がしなくても、俺がとっとと武神流ってやつを覚えちまえばいいんじゃねえか!! うっし、そうとなりゃあ今すぐにでもじじいの所に乗り込んで、光よりも早く覚えちまうぞーーー!!!」

そう言って勢い込んで部屋を出ようとしたが、小竜姫様はそれを肩を捕まえる事によって止めてきた。
責任感が強いのは知ってるけど、流石に今回のこれは行き過ぎだってのに。
そう思い何とか小竜姫様を説得しようとそちらに目を向けた瞬間、いきなり視界が回転して背中に何かを押し付けているような感触を感じる。
小竜姫様に投げられたと言うことに気付く前に、俺の腹に何かが乗るのを感じ、混乱した脳みそが目の前にある顔が小竜姫様の顔だと認識する前に、俺の唇に小竜姫様のそれが押し当てられ、それら全ての出来事に思考が追いつき顔を引く前に、唇を割り開いて入ってきた舌により運ばれた何かを俺は飲んでしまっていた。

「私だからこそあなたの為にそれをするんですよ。 あなたに霊能を目覚めさせる切っ掛けである心眼を与えた私だから、あなたと今もあなたを心配し想っているであろうおキヌちゃんの友人である私だから、何度もあなた達に力を借り助けられてきた私だから、そして……」

そしての後の言葉は聞こえなかった。
それは単に小竜姫様の声が小さかったからなのか、それとも小竜姫様に飲まされたものの影響で体が全く動かなくなっている状態だからか、俺にはわからない。
わかるのはそんな状態でも俺の股にあるものがいきり立っていることと、愛撫も無しでそれに貫かれた小竜姫様のその部分から血が流れていること、耐え難いほどの苦痛を感じているはずなのに小竜姫様が微笑んでくれていること、そして………      俺の目からなみだが溢れていることだけだった。


小竜姫SIDE

事が終わった後、私は静かにその部屋を後にする。
その行為の間、横島さんの目からは絶える事無く涙が溢れていた。
自分の為にこんなことをした私に対しての謝罪の念が、涙するしか出来ない自分自身への情けなさという想いが、その目にはあった。
私の顔には行為の間中笑みがあった、その胸の中に歓喜があった。
その溢れる涙だけ私は想われていると錯覚していたから、その行為の間は彼は私だけのものであり私は彼だけのものだと錯覚していたから、内に注がれた彼の迸りが私という存在全てに染み入ったと錯覚していたから。
今、私は彼と同じ涙を流している。
彼の為と言いながらこれほどの歓喜を感じている自分自身の情けなさと、そんな私のせいで心を痛めているであろう彼への謝罪が篭った涙を。

「そして……           いつの間にかあなたに惹かれていた私だから。」

伝えられなかった最後の言葉は、誰にも届く事無く夜の闇に消えていった。


*  *  *  *  *  *


「は〜〜〜〜〜〜。」

宛がわれた自室の窓辺で、俺はでっけえため息を吐いていた。
あの後シロと一緒にいた小竜姫様に対して碌な反応が出来ず逃げてしまったのだが、ちらりと見た小竜姫様の表情は悲しげのような寂しげのような、いや苦しいといった表現が一番近いであろう表情だった。
それをさせているのが自分だと思うと、本気で嫌になってくる。
俺の情けないほどの弱っちさ加減のせいで皆に迷惑かけて、おキヌちゃんの大事な初めてをあんな風に散らせて、んで今度は小竜姫様ときたもんだ。

「よ・し・」

あほだとは自覚しとったが、ここまで情けないあほだとは思わんかったよな、自分でも。

「ちょ・ よこ・ま」

腹を切ってお詫びするなんて事も出来ない俺は、いったいどうすりゃあ良いんだよ。

「き・えてな・の よ・・ま」

組み手の間中と終わった直後は忘れていられたけど、四六時中組み手やってるわけにゃあいかないし、と言うかそんな事をしたら俺は確実に死ぬ。

「いい・げ・んにな・・・いいなさい・ お・るわよ」

ああ、マジでどう「こらーーーーーー!!!」 「どぶるごるぅぞぁくぁあ!」

耳が、耳がキーーーンって。

「何をさっきから黄昏てるのよ。 人が呼んでんだから、ちゃんと返事をしなさいよね。」

痛む耳を押さえながら振り向くと、そこには腰に腕をやりながら憮然とした表情で立つ一人の少女、タマモの姿があった。


あー、まず最初に、


正直すみませんでした!!!
無事就職できたんですが就職先が他県だったので引越ししたり、慣れない仕事で覚えることも多くSSを書く気力が沸かず、慣れない土地で戸惑うことも多く、その悪循環でめっきり執筆できずにいたほんだら参世です。
最後の投稿は一年以上前とは何の冗談でしょうね、わが事ながら。
しかも、苦労して書き上げた割には長さも内容も微妙なものなような気が、はっきりいって全然はなしがすすんどらん。
でも区切るとなるとここが一番ちょうど良いんだよな〜。


まあ何とか仕事にも生活にも慣れてきましたし、また前のようにネタが沸いてきたりしてきたんで、少なくとも月に2本程度は出せるようにしたいですね。
とりあえずほかの連載の続きも書くとして、リハビリとして書いたこと無いジャンルのものとかも出しましょうかね。
例えば、息抜きに見ていたアニメで思いついた某リリカルな魔法少女とGSのクロスとか、息抜きでやった某萌え系三国志な美少女ゲーと昔から好きだったとらハ3のクロスとか、プロット段階で止まってたGSの中篇とかもいいかも。
まあ、そんなわけでこんな作者の稚拙な作品ですが、またできれば見て感想でもくれてやってください。

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