秋の日差しも暖かく、庭にたまった枯葉で作る焼き芋と焼き栗…
まいぅ〜〜〜♪
ばしっっ!
「ぎゃーーーーー」
哀れなり西条殿、焼き栗が跳ねて顔面に。 あ、滑って転んだ。 あ〜〜ぁ、ひのめ殿が仕掛けた落とし穴に足を取られて? 元気よく飛び跳ねてますねぇ… 竹槍はさすがにやりすぎでしょう。 ぬおっ!石神様のじゃんぴんぐひっぷあたっく…
南無阿弥陀仏…
取り合えず『なにか』が付く前に、横島殿に持ってきた書類は確保しましょう。 西条殿もかなり不運な星の元に生きている御仁であるのでこれぐらいではどうにもならないでしょう。
明日には平気な顔で仕事をしていると思いますし。
さて、気分を変えてちびメドちゃんのお相手をしなければ。
てってけて〜と縁側へ
「変身! 仮面ライダー1号!!」
ぐはっ!… そ、それは。
ちびメドちゃんが、たぶん小龍姫殿の乳バンドを頭に載せフックを顎下で止め、なおかつおぱんつを被る。 仮面ライダーに見えない事も無いですがどう見てもタイムポカンのガンちゃん。
「ケイもする。 変身!仮面ライダー2号!!」
… えっと、感度の1号。 大きさの2号ですか? 小龍姫殿に見つからないように遊んでくだされ。
きめポーズをとって並んでいるので、増量された身長に明らかな差が現れているのです。
「ふふふ、甘いですよ二人とも。 変身!仮面ライダーブラックRX!!」
ブゥーーーーーー! にゃ、なにを持ってきているのですかひのめ殿!!!!
赤い皮製の乳バンドに、黒い皮おぱんつ。 美智恵殿… まだ挑戦中なのですか… えぇ、我輩は見ていません見ていませんとも。
とにかくトランキライザーを飲まなければ。 そう、落ち着けば何かしらのいい考えが。
? 影が伸びた、屋根の上に誰かが現れたのか?
いやな予感を感じつつもちびメドちゃんの為決死の覚悟で顔を向けると…
「まだまだだな3人とも、それじゃぁ〜日本で2番目だ」
こ、この台詞… お仕事が終わったばかりなのかスーツ姿の横島殿。 なぜ屋根の上なのかは心の棚に載せておきましょう。
「じゃぁだれが一番なの、パパ?」
「それは」
「「「それは?」」」
尻尾が逆立ってきました。 胃から鉄臭い臭いも…
「せくすぃーだいなまいつ! クロスッ・アウト!!」
あああああああ。
「「「きゃーーーーー すてきぃぃぃぃ(はぁと♪)」」」
ぐはっ! いつ鍛えたのかわからないほど鍛えられた鋼のようなその肉体。
とどまる事を知らないシベリア超特急のような腰の動き。
見るからに硬質的なお稲荷様…
久々に見るとキツイデス横島殿。 あえて言うなら蝶・変態仮面。
屋根から無駄に気合の入った前方3回転横2回転捻り降り。 無駄に体が光っているのはワセリンのせいでしょうか? 『しゃお』と縫い取りがしてある白いおパンツが眩しいです。
「ぱぱぁ〜 こっち向いてーーーー」
「お兄様ぁさわってもいいですかぁ♪」
「にぃちゃん目の前でふってーーー」
ちびメドちゃん、確かあなたはお風呂でいつも見ていると思うのですが?
ひのめ殿、踊り子さんには触ってはいけません。 宇宙の真理です。
ケイ殿、どこをどう突っ込んでいいのやら我輩もう判りません。
そんなこんなで
兄貴、もう駄目だ… にゃふーーーーーーーーーん!
追伸
セーラー服にバルキリースカートを装着した小龍姫殿が乱入。 あたり一面をなにか色に染め上げたそうな。
どっとはらい。