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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜≪番外編≫ アシュ様と愉快な仲間達5 (GS+オリキャラ+色々)」

零式 (2006-09-15 22:34/2006-09-16 23:42)
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 今、私の目の前である戦いが始まろうとしている


 彼等にとって、戦う相手は其々“兄”のような存在でありその兄的な存在にとっては“妹”と言っても過言では無い存在同士である

 この戦いに意味は有るのか?

 有るならば、それは何の為の戦いか?


 それは…


 この戦いの主役である千姫・幸姫の双子の姉妹にとっては、自分達の最愛の存在を満喫する為

 そして対戦者である“巨大な赤い箒星ヒヨコ”ことヤタにとっては、自分の生命を護る為

 勝者には天国が

 敗者には地獄が

 其々まちかまえているっ!

 これは正に、己の存在意義をかけた戦いであるっ!!


 私は、この戦いを特等席から見ることが出来る幸運を感謝せねばなるまい

 ― 誰にかって…? ―

 それは、決して平行世界でも壊れている事が多い某最高指導者達では無いことを此処に断言しておこう


 お互いが相手の出方を見ている

 先に動いて先制するか

 後に動いて様子を見るか

 ― お互いが、相手の手の内を知り尽くしている者同士の戦い ―

 勝敗を決するのは“戦いの経験”と”切り札”が勝っているほうになるのは間違いない


 やはりと言うか先に仕掛けたのはヤタだった

「くわっ!(いけっ!)」

 そう叫ぶと、ヤタの周りに浮いていた羽毛達が、細かくジグザグに動きながら千姫と幸姫に迫っていく

 その数は其々に20ずつ位だろう

 あっと言う間に千姫・幸姫を取り囲み一斉に圧縮された霊波攻撃を一斉に放つ


 ≪ ビッ! ビッ! ビッ! … … ≫


 その様子は正におーるれんじ攻撃である

 が、その霊波攻撃が2人に当たると思った瞬間、その霊波攻撃は“何か”に突然方向を逸らされ姉妹から外れていく

 焦りを感じたのか、ヤタは次々と羽毛達から霊波攻撃を繰り返すが、やはり姉妹達が発する何かに方向をずらされ命中しない

 あたる寸前に薄い膜のような物が確認できるのだが…

 術を使った様子もないし、ましてカオスが2人に何かを新しく与えたと言う話も聞いていない…

 だったら、あれは一体何だ?

 私が不思議がっていると(ヤタも不思議がっているようだが…)千姫と幸姫が顔に笑みを浮かべながら語りだした

「父上にヤタ兄様…不思議に思われているようですね…。」

 と千姫

「良いでしょう。ご説明いたします。
これは、私達姉妹の忠夫さまへのあつい想いが最高値近くに達した時のみ使用できる術で、その名も…。」

 と幸姫

「「忠夫殿(さま)へ捧げる私達のっ『愛・ふぃーるど』ですっ!!」」

 2人が声を揃えて高らかに発表する

「弱い霊力で創った障壁では、それより強い霊波で攻撃されれば防ぎきれません。」

 と幸姫が言い

「が、攻撃を逸らすことは何とかできる。
この『愛・フィールド』は霊波による攻撃を防ぐ物ではなく、攻撃を逸らす空間を霊力で創り出したのものだ。」

 と千姫も続ける

「でも、このふぃーるどの防御力より、圧倒的な攻撃をうければ、効果は半減し私達に攻撃が当たってしまいますが…。」

 幸姫がヤタとの距離を詰めながら言うと

「その前に、私達が相手を倒してしまえば良いことだ!!」

 千姫がヤタとの距離を一気に詰め、千変万華を剣の形状にしてヤタに切りかかる

「はぁっ!!」


 ― ガキン ―


 その千姫の攻撃を左翼の霊波ガトリング砲で受け止め、その攻撃のエネルギーを後方、つまり逃げる方向へと転換し華麗に背面宙返りをし、体をクルクルと回転させながら着地する

 ヤタの華麗な着地を見た私の右手には“10点”と書かれた札が握られていた

 はっ!?何時の間にこんなモノを…(汗)

 着地したヤタはそのまま、ふるあーまーシステムの全砲身を2人に向かって構え一瞬で標準をあわせる

 そして、


 ― たーげっとろっくおん ―


 と言う機械的な声がヤタの方から聞こえたと思ったら、ヤタの顔の右半分を隠す様にピエロの泣き顔の仮面が装着される

「くわぁっ!(発射っ!!)」

 ヤタが叫ぶのと同時にあの出雲の国で私も体験した一斉射撃が始まった…

≪ ドガガガガガガガ!ダラララララララララッ!!ドシュッ!!!ドシュシュッ!!!ヒュイィィィィィィィィィン!!!!…… ≫

 一瞬にしてあたり一面が土煙に覆われる

 なかなか良い作戦だなヤタ

 これならば、『愛・ふぃーるど』とやらで攻撃がずらされても、目くらましとして十分に通用するな…

 と思ったが

「やりますね…!!兄さま…!!でもっ!!!

はあっ!!!」

 と言う幸姫の掛声と共に風が巻き起こり、視界を妨げていた土煙を吹き飛ばす

 視界が晴れると、ヤタがいた辺りには既にヤタの姿はなく、実弾を撃ちつくし、切り離されたふるあーまーシステムだけが残されていた

「なっ!?一体何処に!?」

 戸惑いの声を上げキョロキョロと周辺を確認する幸姫


 ― ビュウンッ! ―

 そして、何かが空気を切り裂く音が聞こえたかと思った次の瞬間

「危ない!幸っ!!」

 一瞬の判断で、千変万華を剣形態から、巨大な円形の盾(ラウンドシールド)形態に変えた千姫が幸姫の前に立ち、その盾を上空に向けて構えて、その音を発する主を受け止める


 ― ギィィィィンッ!! ―


 なにやら硬いものが当たり、金属をのこぎりでひいたような音が辺りに響く

 その正体不明の攻撃が何度も2人を襲う!


 ― ビィィィィィン!! ―

 ― ギィィィィンッ!! ―

 ・・・・・
 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・


「くうぅっ!?」

「なんのっ!まだだっ!まだやられんよっ!!」

 と叫びながら攻撃を逸らしたり、なんとかかわす千姫と幸姫

 その攻撃を凌ぎきり、千姫と幸姫、更に私もその攻撃が繰り出された方向を見ると其処には、自分のその赤い尾羽を幾つも自分の霊気で繋げた鞭の様な武器を右翼の羽の先に繋げたヤタが浮いていた

 …その剥き出しになったお尻が…かわ…ゲフンゲフン!

 …痛々しい…


 自分の隠し技が防がれたのを確認したヤタはその鞭の様な武器を引き寄せながら地面に着地する

 そして、その武器のついた右翼を大きく右側に伸ばすと、それにつられるように尾羽の鞭も右方向に一直線に伸びる

 その格好のままヤタが呟いた


 ※以後の『』台詞はヤタの話すカラス語を翻訳したものです

『…強く、いい女になったな。千姫に幸姫よ…。
これからお前達に放つ技が、今現在の私が出せる最強の技だ…。

この技を受ける覚悟はお前たちにあるかっ!?』

 とヤタが2人に語りかける

「…ヤタ兄上…。」

「ヤタ兄さま…。」

 そのヤタの台詞に今までの“忠夫殿(さま)のヌードの為にっ!”という雰囲気が無くなり(久しぶりに)シリアスになる姉妹

「ならば…!」

「私達も…!」

「「それに応えましょうっ!!」」

 と熱血モードで応える千姫・幸姫

『…そうか…。その対応、兄として否、戦士として幸せに感じるぞっ!

では、いくぞっ!!

うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!』

 とその姉妹の熱血モードの影響を受け更なる熱血になるヤタ

 ― どこからか『ねっけつぅぅぅぅっ!』という台詞が聞こえてきそうである ―

 そのヤタの気合と共に伸びきり長い一本の剣の様になった鞭が霊気を帯びながら赤く赤熱化していく


 其れに対し千姫は、千変万華を2つの篭手に変形させ其々を右腕・左腕に装備し、両腕を下げ掌を大きく広げ気合を溜める

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 すると、黄色い霊気の光と白い霊気の光が左右の掌に集まり、激しく輝きだす


 幸姫の方は、陰陽扇・双を1つにし其れに全霊力を込めていく

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 1つになった双が赤い霊気の光と蒼い霊気の光を交互に発しながら、その光を徐々に1つにまとめ紫色の霊気の光と化した

 そして…

『「「いくぞっ(ますっ)!!!」」』

 と同時に自分達の必殺技とも呼べる技を繰り出す3人


『必殺っ!慧火怨(えぴおん)!!』

 とヤタが叫びながら、横に伸ばした鞭を姉妹に向かって横薙ぎに振るう

「奥義っ!地獄と天国っ!!」

 千姫は広げていた両方の掌を互いに組み合わせ叫ぶと、千姫の霊力が昇華し、地獄の業火と天界の祝光の力を宿した千変万華がヤタに向かって飛び出していく

「奥義っ!陰陽扇 惨の型・霊妙閃っ!!」

 幸姫も上段に構えた双を一気に振り下ろす

 すると、その双から紫色の刃と化した霊気が飛び出しヤタに向かっていく


 3人の中央で衝突する其々の技…

 其々のエネルギーは凄まじく、おそらく中級神魔族なら間違いなく深手を負わせることが出来るだろう

 そのエネルギーが衝突した事で爆発でも起こし消滅でもしてくれれば良かったのだが、反発しあう所かそのエネルギーは混ざり合い始めた

 すると今度は、そのエネルギーの塊は向かう方向を変える


 そう…


 ― お約束である ―


 私のいるこのモニター室に向かって…


 あははは(泣)


 もう、慣れた物である

 瞬時にその自体を予測した私は、予め用意していた簡易転移装置を使用し、姉妹とヤタ達のいる戦闘エリアへと転移した

 同時に起こる巨大な爆発音

 私のいたそのモニター室は瓦礫の山と化していた…


 ふと、戦っていた3人?の方に視線を向けると、3人とも力を使い果たしたのだろう、その場に倒れこみ“すぴょすぴょ”と寝息をたてていた

 その姿を確認した私は、世話係りのハニワ兵達を呼び出し、其々を部屋に連れて行って体を拭いた後、寝かせて置くように指示をし、私も埃だらけになった体をシャワーで洗う為にシャワー室へと向かっていった


 ちなみに、2人とも戦闘訓練終了時には、何時もこんな感じになるので、ご褒美は一度もありついたことは無い

 もう既にかなり永い年月、訓練しているんだけどね…

 つまりは、ずぅ〜〜〜〜〜〜〜〜っと


 お・あ・ず・け♪状態が続いているってことさ!

 あっはっはっはっは♪

 強くするには、生かさず殺さずってね…(邪笑)


 さて、今日はどのパンツで寝ようかな♪

 皆さん良い夢を…


あとがき?

ども?零式っすよ?

番外編終了っすよ?

しかも、戦闘シーン短っ!!

苦情必須?

ついでに、さんじゅうはちかいめですよ?

あの千姫・幸姫の姉妹の横島への執着心はこんな事を何度も繰り返しているからだったんだなぁ〜と今頃おもったわけで…。

何百年間もず〜っとお預け…。

だったら、あーなってもしょうがないよねぇ^^;

で、次回からは本編の<現世>に戻ります。

誰から始めようかな…。


…アシュ様どんなパンツで寝るんだろ?


で、レス返しっすよ?

 盗猫様
こんばんは^^
こんなんなりました。
結局は相打ち…。
しかも、殆どマトモナ戦闘シーンが無い;;

だって、戦闘シーンって難しいんですもの;;


 BLESS様
まいどっす^^
そーですか…。
たとえ、仕返しが、仏罰とか仏罰とか仏罰とか精霊石銃弾とか精霊石銃弾とか鞭とか鞭とか黒とか黒とかが来てもBLESS様は平気なのですね?流石です。
んー。2人の場合、煩悩魔人とゆーより、横島マニアだからなぁ…。横島以外にこーゆー反応しない設定だし…。


 秋桜様
どんも^^
ほんと、戦闘シーンって難しいっすわ^^;
今回短かったし…
その辺は反省ですね。

大人のお願い…

ぼくわかんなぁぁぁぁぁいぃ♪


 whiteangel様
こんばんわー^^
千姫と幸姫が壊れるのは横島が関わる事だけですので一応ご安心をw
ヤタ…。
幸せになりたいのかね?


 こるべんと様
こんばんわ^^
ふるあーまーヤタのイメージは、Gへびーあーむず+あさる○ばす○ーVGのいめーじですねー。

あの作品を読破っすか?
ご苦労様です。
…ちなみに私もすきですよ?


 meo様
ちわ^^
…そーですね!まず料理ですよね?
ヤタは、種が割れるより先に種にされたりしてw


 紅蓮様
どもー^^
最強キャラ?
私もわかりません^^
そのうちわかるでしょう^^;
まぁ、ヤタは2人の兄貴分ですのでw
わりと喜んでやってるようですよ?


 への様
どんも^^
アシュ様は腐っても元魔神ですので^^;
まぁ、今回のお話である程度は予想つくと思われますが。
こんな事が何百年も…。
あーなるわけですよね?


 DOM様
こんばんは^^
…ですよねー。
書いた後でやりすぎたか?と思いました。本当に。
それでも辛うじてヤタの方が若干強いようです。
何度もしにかけてますからねー。
それくらいは^^;


 少将様
はじめまして^^よろしくお願いします^^
存在感が強いとゆーか、アクがつよいとゆーか…。
いま思い出してみると、当初はずーっとシリアス調でいくつもりだったのに;;
いつのまにかこんなじょうたいっす;;
ルシオラの出番は…かなりさきになるだろーなー。
この調子だと…番外編で書かない限り…。


ちゅーわけで、皆様次回本編でおあいしましょう^^
では^^

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