― 何処からとも無く流れてくる心地よい音楽
― 窓から差し込む朝日の光
― そして…
― ドアの向こうから漂ってくる何とも妖しいかほり…
― その後に聞こえてくるある生物の悲鳴ともいえる鳴き声と…
≪ ドタバタ ≫
― ドアの向こうに立ち私を起こそうとする
「ぽー」
― 我が従者たるハニワ兵と
「「父上(お父様)朝です。(よー)起きてください!!」」
― 美しく成長した我が娘の千姫と幸姫
私(アシュタロス)の朝はこうして始まる…
GS美神~求めるモノ~≪番外編≫ アシュ様と愉快な仲間達1
「お早う。千姫、幸姫。そしてハニワ兵達よ。」
私は何時も通り挨拶をすると
「「お早うございます。父上(お父様)。」」
「ぽぽー。」 ×14鬼(ヤタの世話係り:2鬼 姉妹の世話係:12鬼)
元気な声が返ってくる…?
「…なぁ。ヤタは…?」
先程の悲鳴のような鳴き声で何があったのかは大体想像が付くが一応聞いてみる
「ヤタ兄さんなら…。」
と千姫
「先程、私達が作った素晴しい朝食を食べて、美味しすぎて、そこで溶けていますよ?」
と幸姫
その台詞を聞いた私は“ぐぁばっ!”とベットから飛び起き
「や、やたぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
と叫びながら、寝巻き代わりである下着姿でダッシュし、ヤタが溶けた物と思われるスライム状の何かを回収し“命の水”で満たされた調整槽に急いで入れる
この朝の光景は、双子の姉妹である千姫と幸姫が“未来の我等の主(良人)忠夫殿(様)の為”に料理の腕を上げようと決心をした時から3日置きに繰り広げられる光景だ
既にこの試みは、百年以上の時を費やしているが、2人の料理の腕前はある方向には確実に上達しているが、其れが食べられるか?というと…
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
― いささか疑問である ―
一ヶ月くらい前に焼き魚を作っていたらしいのだが、出来たのは何故か”巨大な鯛に網タイツと赤いハイヒールを装備した素敵な御美足をもった”謎の生命体だった
(人語をも理解していたな…。)
つい先日も“肉料理”を作っていたはずが、出来たのは何故か“透明な容器に入った爬虫類の出来損ないみたいな物”が出来ていたし…
(あれは、何処かで見たことがあるような気がする。
双子を見つけると怯えたような眼で見てから、周りにあった肉料理の材料を全て取り込んで、ドアを破壊して外へ逃げていったが。
あの時はあまりの事に呆然としてしまったなぁ…。
少しだが魔力をも持っていたようだし…。
…まぁいいか。
あっはっはっは……♪)
と、いうことで徐々にではあるが確実に2人の腕前はアップしている
方向性は一寸だけずれているが
すまん…。婿(ヨコシマ)殿。
お主の所にさいきょうの存在を送り込む事になるかもしれん…
其れまでに何とか人並みにはするつもりだが…
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
何とか生き延びてくれ…
そんな感じで私の華麗な?一日はスタートする
ハニワ兵が調理してくれた朝食を摂る
(姉妹の準備した朝食は、ドタバタしているうちにハニワ兵が交代で処分してくれる。
偶に食べねばならんときがあるが、その時は味覚と臭覚を麻痺させ、口を異空間に直結し食べたフリをして誤魔化す。
…寝込みたくないからな…。)
その後、お気に入りのカップでコーヒーを楽しみ軽く一服した後、友の隠れ家へと繋がるゲートを潜り友の所へ向かう
千姫と幸姫は其々陰陽寮へ仕事へ出かける
最近だが、良く2人とも傷だらけで帰ってくることがある
如何したのか聞くと『何でも無い(有りません)』と言うばかり
…まぁ、2人とも既に大人だ何かと色々有るのだろう
(深く追求することを私の霊感が拒否する事もあるのだが…気にしないで置こう…。)
友である“ヨーロッパの魔王”ことドクターカオスの所へ行くと、現在研究中である“霊力感応金属”についての実験と検討を行う
これは、普段は人肌と変わらない程度の質感であるが、金属に流れる霊力を多くすることで強度を増すという特性を持った金属の研究だ
現在、その亜流でその金属を身につけた存在の特性を理解し、強度はそのままだが色々な形態へと変化する金属の開発に成功している
これは今千姫が使っている武器“千変万華”の一部にも使用されている優れものだ
カオスは霊力感応金属を開発できたら、助手のアンドロイドの開発を始めると言っていたが、それはおそらく”彼女”のモデルとなった女性と出会った後になるだろうが…
彼なら必ず創り上げるだろう…
そして、頃合を見て休憩を挟み再び実験に入る
その頃私は一度、自分のアジトへ戻りヤタの入った調整槽の確認をする
初めの頃は一週間以上入りっぱなしと言う事もよくあったが、最近では4時間も入れておけば元の状態に戻ることが出来るようになった
時々、訳の判らないパワーアップやダウンをすることが有るが、大抵は良い結果?に繋がっているので命に別状の無い限り、千姫と幸姫には好きに?させている
(ヤタもなんのかんの言いつつも、その時間帯は何故かアジトにいるから納得済みなのだろう)
今回は、ふむ…。特に何も変化が無いようだ…。一寸残念…
こんな感じで私の午前中は特別なことが無い限り過ぎて行く
あぁ…
なんと平和な時間の流れなのだろう…
― つづく ―
あとがき?
ども。零式です。
…良く見たら、40回だったんですね…。前回で。
丁度良いのでこの辺で番外編を一本書きます。
で、さんじゅうよんかいめたっせいだ~~^^
今回は文章自体は余り長くしないで読みやすくできたらなぁと考えていますが…。
どんなもんでしょうか?
今回の番外編はアシュ様視線で色々と書いてみようと思います。
ゆかいな仲間達の壊れ具合とかね?
で、レス返し(本編の)ですよ?
秋桜様
へぇ~そーなんですか?
Bなんですか?
それで青筋たててる秋桜様って一体…?
げふんげふん!!
ネタはつきませんね~ほんと。
きっと零式の脳みそが腐っているからでしょう^^;
今回の番外編でアシュ視線のヤタの壊れ具合もかきたいですなー。
水華さん…。
面白いキャラになったな…。
気が向いたらいつかだすかもw
忠夫君の温泉ネタはその内本編の方で^^
ヒャクメとメドーサの関わりおかしくなかったですよね?
神薙様
ども^^オハツです。よろしくおねがいしますね?
…ヒャクメの転生した後の能力それにしよーかな?
よいしょっっすか?
蝙蝠で猫と横島のシャドウで漫才もみてみたい…。
投稿記録はできる所までと言う事でw
BLESS様
まいどー^^
まぁ、ヒャクメだからネェ~~^^
ヤタは…下手すると最強化するかもね…この調子だと^^;
彗星帝国様
こんばんは^^
だれでも一度はヒャクメで“悪○君”や某邪眼使いを連想するでしょう。
きにすることないですよ~~^^
誤字は直しておきます。
ミアフ様
どもー^^
そーですか。今度調べてみます。
いえ、塗られるとツイデニ影が薄くなってすーすーする虎男○ームですよ?
内海様
まいど^^
ヤタは元は只の鴉だったのにドンドン進化(神化?)してるなぁ~。
ヤタは某キャラのサポートキャラにするつもりでだしたんですけどねー。
キャラが立ちすぎて如何しようか悩んでます。
そーです。
「も~ん!」から「なのね~!」に変化したのです!!
whiteangel様
こんばんは^^
…でも、再会した時も見たくありません?
どーなるか?
kamui08様
どんも^^
…それですめばいいんですけどねぃ… ( ゜Д゜)y─┛~~
meo様
こんばんわ~^^
私も懐かしく感じてしまいました。
…それもあり…か…?
への様
ども^^
私はキ○カンが目に入ったことがあります。
あれは、洒落にならんかった…。
以上です^^
皆様次回オアイシマショウ~~^^
この番外編どのくらい続くんでしょうか?