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▽レス始

「The person who handles all(絶チル・現代世界)」

ZERO (2006-07-22 23:55)
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時は2001年。
科学は発展していき、人の暮らしは楽になっていくが、
その一方で戦争に活用されていたりと、
暗い話もちらほらしている時代だ。


ここは内務省が新たに作った施設、
超能力支援研究局、通称『バベル』。
僕はここの最下層の牢獄に閉じ込められている。


「国際S級犯罪人、皆本光一。
 局長のお呼びだ、早くそこから出ろ!」


皆本光一―――
それが俺の名前であり、この地球に生きる存在にとっては、
嫌うべき名前でもある。
警備員がなんだかはきそうな顔しているな。
そうか、体のにおいではきそうなのか。
まだ血のにおいは取れていないのかぁ。


高速エレベーターを使用し、着いたのは局長室。
その扉を開けると、綺麗に片付いた部屋の中に一人、
むさくるしい男がでっかい椅子に座っていた。


「よく来てくれた、来てもらったのには・・・」
「重大な話があるから、でしょ?
 まったく・・・、何回人をこき使わせれば・・・」


目の前にいるのは、桐壺帝三。
僕のことをぱしりか何かと勘違いしているヤツで、
たぶんこの世界でのたった一人の俺の理解者でもある。
しっかし、見るたんびにむさくるしくなっていくなぁ。


「話ってのはなんです?」
「あぁ、よく聞いてくれた!
 まぁ、そこの椅子に座ってくれたまえ」


部屋中央にあったソファーに腰をかける。
向かい側にあるソファーには、桐壺が腰をかけた。


「で、話と言うのは?」
「そのことだが、君。
 子供に興味ないかね?」
「はぁ!?」


どうやら俺はロリコンだと思われていたのか?
失敬だな、僕はちゃんとした常識を持っているぞ。
今日のこいつはいつにも増してむかつくなぁ。


「あぁ、悪い。
 ロリコンとかそういう意味じゃあない。
 そうだな・・・、子守とかに興味は?」
「子供と接したのはあまりないですからね、
 正直言って今の子供がどんな生活を営むか、
 興味がありますよ」
「そうか! それなら話しやすい」


満面の笑みになる桐壺。
この顔、絶対何かたくらんでやがる。
それなら『心を見てやろう』


「レベル7の子供の面倒を見るんですか?
 もしかしてだと思いますけど?」
「君はまた心を読みをって・・・
 二桁レベルに抑えているのにな」


レベルと言うのは、超能力の強さのことを言う。
そのレベル高ければ高いほど、強力になっていく。
僕は力を抑える強力な装置が体内に仕込まれているが、
それでも二桁のレベルだ。
ちなみにレベル7でも十分強力だ。


「どこにいるかも分かっているのか?」
「もちろんですね。
 そこの扉の向こう側で作戦を練っていますね」
「確か君は未来視ができたな。
 どうだ、未来を当ててみるか?」
「そうですね、乗りましょう、その話」


瞳を閉じて、集中する。
真っ暗のはずが、じょじょに光が出てくる。
それが鮮明なビジョンとなり、映し出されていく。


「まず瞬間移動能力者(テレポーター)が目の前に出てきてクラッカー
 を鳴らしたあと、後ろから念動力者(サイコキノ)が
 僕を壁に貼り付けにし終えたあと、精神感応者(サイコメトラー)が
 僕の心を読んで赤っ恥の昔話を言う」
「君に赤っ恥などあるのか? そのまえに」
「ありますよ僕にだって♪」


何を言うんだこの人は!
誰にだってあるはずなのに、わけがわからない!
さっきのロリコン発言といい、今の発言といい
礼儀を知らないんじゃないのか?


「あぁ〜〜〜・・・
 もうそろそろですね、十秒前です」


急に部屋中が静まり返る。
聞こえるのは部屋にある、時計の音。
三・・・二・・・一・・・


「ようこそ、バベルへ!!!」


ぱぁぁ〜〜〜ん!


幼稚ぃいたずらだな。
も少しましなのはいないのかな?
あぁ、油断してたら防御が遅れるね、
次はサイコキノだしね。


「次はこっちからサービスだ!」
「まったく幼稚だな、こいつらは」


僕の力を持ってすれば、
レベル7のサイコキノなんてカス当然だからね。


「・・・ねぇ、作戦とは全然違うんだけど」
「なんだ、こいつ!?
 超能力者か?」
「無礼なヤツらですね、躾がなっていませんね。
 桐壺は一体どんな教育してるんですか?」
「もちろん、自由奔放だ!」
「バカかお前は!」


人の教育もできないのか、このオヤジハァ!
それにこのサイコキノのガキも、
レベル7での最上級の力を使ってきたし。
どういうことだ、まったく!


「もしかして、こいつらの子守をするのか?」
「子守というかなんと言うか・・・
 君は彼女らの教育係になってもらう」


久々に外に出れると思ったら、
こんなガキのそばにいなくちゃいかんのか。
いやだなぁ、拒否したいなぁ。


「言っておくが、拒否という言葉はないからな?」


そうだった、俺の体内の装置には
爆破装置が仕掛けられているんだった。
迂闊だったなぁ。


「わかった、何よりあんたの頼みだし、
 聞いてあげますよ」
「そういってもらえるとありがたい!」


あぁ、なんだか肩叩かれているよ。
この人いい人なんだけど、あつかましいんだよな。


「ほら、彼女らに挨拶をする!」
「解りましたよ・・・
 これから君らの教育係になる、
 国際S級犯罪者の皆本光一です。
 どうぞよろしく」
「犯罪者はいらんだろうが、犯罪者は」


自分の事を隠すのはよくないからね。
素直にいっとかないと、サイコメトラーの子が
勝手に心を覗きそうだしな?


「あのさ、人が名前を言ったんだから
 君らも教えてくれないかな?」
「しゃーねーな。
 あたしは明石薫。念動力者だ、よろしく!」
「うちは瞬間移動能力者の野上葵。
 よろしくたのむで、皆本はん」
「わたしは精神感応者、三宮紫穂。
 よろしくお願いします」


意外と挨拶はできるんだな、こいつら。
いきなり襲うやつらだからどうかと思ったんだけど。


「それじゃあ、皆本君。
 マンションの一室を借りているから、
 そこで彼女らと暮らしてくれ!」
「はい!? アンタ自分で問題発言を言っているのにきずいているんです  か?」
「だって君、教育係なんだから。
 当然でしょ?」
「はぁ・・・さいですか」


後ろの子供達、目を輝かせているよ。
どうゆうつもりなんだか。


「これからよろしゅう、皆本はん」
「よろしくお願いします」
「よろしく〜」


まぁいいや。
久々の外だし、満喫でもしようか。


そう考えながら、指定されているマンションに向かう僕の腕には、
三人の子供がぶら下がっていた。
見ていた人達には、ロリコンかと思われていた僕がいた。


パタン。


また書き足されていましたね。
彼、皆本光一はどうなっていくでしょうね。
私は解りませんよ?
どうしてかって?
私もあなたと同じ、「みるだけのひと」ですからね


あとがき
皆さんどうも、はじめましてZEROです。
楽しめていますでしょうか?
皆本は、設定を変えて。
世界のほうも僕達のすごす現実世界からにしました。
この内容に不快感を抱く人がいますと思いますが、
どうかあたたく見守ってください。
今回は忙しくレスは返せませんが、
次こそ返しますんでそのときもよろしくお願いします

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