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「GS横島!!極楽トンボ大作戦!! 第一話(GS)」

球道 (2005-12-08 18:35)
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世界の何処か。

この世界の[何処か]に彼(彼女)は存在する。

否、この世界の[何処にでも]彼(彼女)は存在する。

彼は何処にいる?

私の横に今、居るかもしれないし、貴方の隣で笑っているかもしれない。


彼(彼女)は誰なのか?

それは誰も知らない、知ることはできない。


そもそも、本当に彼(彼女)は存在するのか?

……、何処かの誰かが言っていた。

「箱を開けてみるまで本当に何が入っているのかは、わからない」

さあ、彼(彼女)は本当に存在するのか?


「存在するんだなぁ……、これが」


やあ!僕は世界!この世界そのものです。

へ?世界に人格なんてあるのか、だって?

嫌だなあ、あるんですよ!ほら、僕がそうだし……。

あるの!そ、あるのあるの。

……、疑ってるね。

あれだよ?僕ってすごく偉いんだよ?

キリ○トだとかサ○ンとか言うやつらよりずっと上よ?

信じといて損は無いよ?てか、しんじれ。

って、遊んでる状況じゃないんだよ。

ぶっちゃけるとね、僕の寿命長くないんだ。

うん、そうそう、死んじゃうの。

でね、人類とか神族とか魔族とか、何もかも無くなっちゃうんだ。

え?当たり前じゃん?世界が無くなったら皆無くなっちゃうでしょ?普通。

だって、原子や分子だって世界でしょ?

つまり、人間の細胞一つ一つだって世界を構築している物質なわけだ。

ほら、僕が死んだら、皆、跡形も無いよね。

まあまあ、落ち着いてよ。


じゃあ、タイトル挿むよ〜。


GS横島!!

極楽トンボ大作戦!!


第一話


……、落ち着いた?

まあ、落ち着いても僕が滅びるのは決定事項なんだけどね。

ああ、ごめんごめん、落ち着いてってば!

そこでね、君の力を借りたいんだよ。


ん?なんで自分なのか?自分は恋人も守れなかったろくでなしで、とんでもない馬鹿?

いやいや、謙遜しないでよ。君以外に適任がいないんだ、……、本当だよ?

一度君は僕を強姦魔から救ってくれてるし……。


それにね、僕は君を愛してるんだよ。


ちょっとまってよ!そんないきなりお尻抑えて逃げなくてもいいじゃないか。

僕は男でも女でもないよ、どっちにでもなれるんだから。

何で女じゃないのか?

そりゃ、あたりまえだろ?いきなり飛び掛られたんじゃ話にもならないし、それに、ふふ。

寿命が縮むことなんかしたくないしね?


や、美人局でもないから廻りを気にしなくてもいいよ。


話を戻そう、君には平行世界、つまり、別の世界に行って、僕の兄弟?に、なるのかな??

救って欲しいんだ、君の力で。


……、見事にハニワ顔、まったく意味が解らないみたいだね。


説明すると、平行世界っていうのは、「もし」の世界さ。

あ、IF、わかる?馬鹿にすんな?ごめんごめん。

言い直すよ、「IF」の世界だ。

あの時こうしていたら!とか、そういう類の世界。君が女の子だったり、君と[彼女]が添い遂げる世界だってある。

……ごめん、気に障ったなら謝るよ。

ん〜、世界樹って聞いたこと無い?よくゲームとかで……、あ、持ってないか。

どういったらいいのかな?世界は大きな樹でね、根っこの部分が細分化された一つ一つの世界になっているんだ。

だから、別の結果が起こった世界が無数にあるんだ。


でね、もう、この根っこは駄目だから、切り離すことが決定したのさ、上層部、っていうか葉っぱの方がね。


だから、この世界、僕は壊死する。


やだな〜、そんな顔しないでよ、良くあることさ、今回はたまたま僕だっただけさ。

そう、いつものこと、だから君を呼んだんだ。

君には「世界の使者」になってもらいたいんだ。

僕たち世界は、切り離される前に使者を選ぶ(何人かね)。

それで、使者を自分、この場合は僕か、僕の通ってきた道の中で、一番のターニングポイントに使者を送ることができるんだ。

新しい根を伸ばすために、ね。


君が世界に入れば、君は前と同じ出来事に出会う、それを君の意思で変えてくれればいい。

上手くいけば、新しい可能性にたどり着くことができるはず。


そう、これは世界の改竄だ、君には酷だろうが、君がよく知る魔神と同じことをしてもらわなきゃならない。


頼む、君だけが頼りなんだ(ま、君だけを送るってわけじゃないんだけどね)。

僕は君ほど頼りになる存在を知らない。

僕は、君に、僕の存在した意味と、証拠を持っていって欲しいんだ。


世界は懇願する、涙を流して。

俺、横島忠夫の答えは、一つしかなかった。


「わかった、任せろ」


ありがとう、世界はそう言って微笑んだ。

見惚れるほどに、綺麗な笑みだった。


その日、世界は、崩れ去った。

俺の心にだけ、その存在を残して。

俺の心にだけ、その笑みを残して。


さて、じゃあ、次の人〜!!


こんにちは!よろしくね!!


僕?僕は世界さ!


ああ!怪しくないよ?怪しくない怪しくない!

え?食事中だったの!?ああ、ごめんごめん。


まあ、そんなどうでもいいことは置いといて……。


あれ?なんでそんな戦闘体勢??

二日ぶりの米??彼女の手料理??一口も??


そ、そんな魔装術なんて解いて話し合おうよ?


……ね?


にぎゃ!!ぺぎゃ!!きゅも!!?

あぎゃ!!みゅく!!ぐびょ!!?

ああ!箸で突付かないで!!


うぐぐっ!もーいい!

勝手に送っちゃえ!!!

え〜〜〜い!!


ふう、寿命がかなり縮んじゃったよ……。


これは何かしらお仕置きしないと!

うん!世界である僕に楯突いたんだから!!


さて!転送先は……?

よし、ここをこうして〜!うひひ!こうだ!!!

そんで、魂単位で刷り込んでやるぅ!!


受け取れ!世界からの愛だ!!

らぶらぶびぃ〜む!らぶらぶびぃ〜む!!らぶらぶびぃ〜む!!!


くくく!くは〜〜〜〜っはっはっはっは!!!!

結果が見られないのが残念だよ!!


伊達雪乃嬢!!


あとがき。

ああ、やってしまった。
後悔はしません、このまま突っ走りたい。

伊達(君)が好きな方は、ゴメンナサイ。
伊達(さん)が好きな方は、バッチコ〜イ!!

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