歩く・・・黒い大地を
進む・・・赤い空の下
目指す・・・かつての平穏を
新たなる時が廻る
―第１話出会いそして・・・―
「夢・・・か」
あの頃の・・・楽しかった日常の・・・夢。
皆と共に笑ってた・・・隠していたこともあったけど平穏な楽しい充実した毎日。
周りを見るとそこは赤い空に黒い大地そして３つの月
彼・・・横島忠夫が１８歳で異界に取り込まれて早千年が過ぎた。
取り込まれた時は一部だけだった魔族化もこちらに来て急速に早まった。
今では魔族化していない場所を捜すことが困難なほどだ。
・・・しかし彼・・・横島は正確に言えば魔族ではない。
人の身で魔族になった為であろうか？
それとも別の理由があるのか分からないが
彼は人としての体を持ったまま霊子構造だけ魔族のものになっていた。
取り込まれてから髪を切っていない為地面に引きずるようにして歩いている
がしかしその顔は多少げっそりしているものの、
取り込まれた時と変わらぬ目の光を宿していた。
「必ず・・・必ずかえちゃる！そして目指せハーレム!!!」
右手を握り、天に掲げて叫んだ。
もっとも三つ子の魂百まで・・・性格も変わらなかったが・・・
この世界にきて彼は歩いた・・・歩いて歩いて歩き回った。
この世界は空と大地と月と人が・・・生物がいないことを除いて、
元の世界と変わらなかった。
所々にかつてビルだったと思われるもの民家だった思われるものがあった。
横島が寝泊りしているのもそんな中のひとつである。
よいしょといって立ちあがると崩れて空の見える平屋から出る。
「さてとどちらの方に行こうか・・・」
何気なく呟いた言葉は続けられなかった・・・
「いったーい。」
天よりおちてきた物体につぶされた為に
それがこの世界での意思を持った物体とのファーストコンタクト
〜あとがき〜
以前より見ていましたけどこれが(ここで)初めて書きました。
いろと思う所がありますでしょうが
どうかよろしくお願いします。
これは
主人公最強？主義とオリキャラ最強主義にしたいと思います。
ハーレムを築くかどうかは分かりません。
次は声の正体と逆行です(都合により変更する場合がございます)
いろいろ出てくるのは3話ぐらいからです。
意見があったらバンバンいってください。
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