「いや~・・・すげぇ怖かった・・・・あと1時間ほどで元に戻るだろうけど・・・。
あ、誓約書か何かを書いておけば今後何かと役に立ったかもな・・・」
道路を一人歩きぼやく横島。
美神といっしょにいたおかげで少々頭が働くようになってきたようである。
「・・・美神さんに使った『逆』。性格が逆になったが、これをほかの人につかったら・・・・?」
おキヌちゃん いつか見たシメサバ丸を研いでいたあのときの顔になるんだろう。怖い。怖すぎる・・・。却下。
シロ ひねくれものになるのだろうか。心情的にいやだ。却下。
タマモ 反対になるのだから・・・シロのように単純になるのだろうか。
面白そうだ。・・・採用。
「よし、タマモにしよう。ストックは一応まだあるし・・・・。」
横島はとりあえずタマモの好きな油揚げのある商店街に向かう。
「あ、いた。」
「・・・・ヨコシマ。なによ。」
「いや、ちょっと実験に付き合ってくれ。」
そういうとタマモに『逆』の文殊を発動する。
「・・・・どうだ?」
「・・・・・ヨコシマぁ~」
タマモが甘ったるい声を出した。
いつものタマモならありえないことだ。
「タ、タマモ・・・?」
「いつもヨコシマの事だけを見ているのにどうして気が付いてくれないの~?
私こんなに好きなのに~。」
ヤバイ。コレハヤバイ。
年下とはいえこんなかわいい子が俺に甘い声でささやいている・・・。
横島はロリコンじゃないと心の中で何度も繰り返すが理性が持たない。
商店街の人が少し・・・いや、たくさんの人が見ているが気にしない。
「タマモ~~~~~!!」
タマモを俗にいうお姫様抱っこで抱きかかえ家に戻ろうとする。
しかし、それを許さないのが宇宙意思というものだ。
「先生~~~~~~~!!!何をしているでござる~~~!!(怒)」
シロが突っ込んできて横島に当身をくらわす。
そこで横島の意識は途切れた。
意識がなくなる直前に彼はこう思った。
ロリもいいかなぁ・・・・と。
あとがき
あえて何もいいません・・・・