この発言時刻は同時刻にて、場所は同じ事務所内
違うのは、部屋が隣どうしであり、違う部屋だった事だけだった
「「「「私達、離婚するから♪」」」」
ブーーーーーーーー!?!?!×2
「「ちょ、ちょっとマテぇー!?」」
「ダア?」
発言を受けた2名は、両名とも優しい優しい巫女のスタッフが入れてくれたお茶を噴出し、(正面に座っている両親にかけないよう横に首を回す辺りは流石)
「で、私は隣(の部屋)にいる横島 大樹さんと・・・」
「僕は隣にいる横島 百合子さんと・・・」
「俺は隣にいる美神 美智恵さんと・・・」
「私は隣にいる美神 雅彦さんと・・・」
「「「「再婚するから♪そういう事で~♪」」」」
発言者達は素敵に無敵な笑顔でそうヌかしやがった
はい、馬鹿親達の娘息子の反応
「「・・・・・・」」
思考回路停止
只今、膨大なる情報を処理中です
しばらくおまちください
当然の反応
っというか他に無いだろ普通?
あ、ちなみにひのめちゃんは・・・
「ダア♪」
よく解ってないらしく、美智恵の腕の中で超御機嫌♪
・・・当たり前だ
ママレード・GSボーイ&ガール 「噛みあったらいけない歯車ってあるんだよ」
発端は美智恵が自分が死んだ事にして公彦の所にずーーーっと隠れていた数年間にある
公彦はその能力 精神感応の事もあり、そして自分が動物行動学を選考している事もあり、人気の無いジャングルの奥地にて研究しながらも1人寂しく住んでいたわけだが・・・・あれ?ジャングル?どこぞの親2名もジャングルに住んでなかったっけか?
運命の出会い
・・・・っていうか出会ってしまった美神と横島の両親達
仕事の合間に散歩してた(浮気がバレてジャングル内に逃げ込んだ)横島大樹と、こちらも暇だったので散歩してた(こっちは本当に散歩)美神美智恵
当然大樹はナンパして、初めは空ぶったわけだが美智恵の美貌を諦めるわけもなく
そしてこちらも散歩してた(浮気がバレて逃げ出した旦那を追跡者のごとく・・・)横島百合子と真面目に蟻さんを研究中だった美神公彦
普通ならその仮面の姿に警戒をするもんなんだが、全然警戒せずに話しかけてきた横島百合子に少しばかりの興味を持ってしまう美神公彦
そしてガッチリしっかりとはまってしまった運命の歯車!
大人なナンパを繰り広げ、頑張ってしまったエロ親父横島大樹
年上好きは遺伝だったのかもしれない美神美智恵(年齢はよく解らんけど、そういう雰囲気に)
さすがと言うかやっぱり言うか・・・全然読めない百合子の心
魔性にはまってる性なんだろう美神公彦
で、その後表と裏でそれぞれのペア同士で会ったりなんだりしたりして、ジャングルに出る邪霊やらを相手してる時に美智恵が娘同様助けられたりなんだりと色々あって・・・・
あ~時間って残酷ね
でも時間が一番優しいのって誰か言ってたわ
美神家と横島家・・・それはS極とN極のごとく引き合ってしまうのは宇宙意思?絶対運命?前世からの因縁?
(いけないわ・・・私には公彦さんが・・・それに横島くんの・・・ああ、でもこの火照りはーー!!)
(別にあの宿六も浮気してる事だし・・・別に悪い人じゃなさそうだし・・・ま、いいかしら?)
(ぼ、僕には美智恵が・・・ああ、でも・・・す、すまん令子、ひのめ・・・ああ・・・あああ・・・・あああああ!!)
(ついに・・・ついに・・・ついにこの体がーーーーーーーーーー!!)
下手したらひのめちゃんは美神の妹であり、横島の弟かもしれない・・・が、それは置いといて
「で、話し合った末にお互いのペアを交換しちゃお♪って事になったのよ令子」
「美智恵さんとは結構気が合うし・・・ああ、でも誤解しないでよ?私達の間に愛が無くなったわけじゃないのよ忠夫?」
「今でも美智恵は愛してるし・・・でも私は百合子さんも愛してしまった・・・」
「でだ、そんなこんなで皆一緒に住む事にしたんだ・・・ああ、言い忘れてたけど俺日本本社に戻る事になってるから」
「「・・・・・・」」←いまだ起動せず、現実を受け入れるだけの働きを能がしておりません
「ダア?」
「あ~言い忘れてたけど公彦さんの能力の事も心配しなくていいわよ令子?」
「アンタの・・文珠って言ったけ?それと厄珍?あとカオスって人を使ってどうにか出来るらしいから。私はその辺りの事よく分かんないんだけど・・・」
「ほんとは多夫多妻の認められている国にでもって思ったんだが」
「それだと日本に残した令子ちゃんとひのめちゃんが不憫だしな~・・・ああ、お前はもとより論外だけど」
「「・・・・・・・」」←やっと能が整理し始めた
「ダ・バ・バ、ダダ・ダダ~♪アウバタタア~タア~~♪」(昔、日曜の朝にあったアニメの主題歌を歌ってます)
「で、この近所にね?ちょうどいい物件があったのよ令子~♪」
「結構大きくてね~私達4人が住んで1人1部屋(じゃなくてもいいんだけど)で割り当てても」
「あと2部屋残ってるんだよ令子」
「そこでだ!話を聞けば令子ちゃんは中学校時代からワケあり1人で生きてきてるわけだろ?」
「「・・・・・・・」」((あ、なんか嫌な予感・・・))←霊感が働きだした
「ア~、マミママ~、ミマアアア~ママママ~♪」(神様に時間を止めて欲しいそうです)
「悪いと思ってるわ令子・・・だけど今からでも遅くは無いわよね?」
「アンタにも高校入って直に寂しい思いをさせてしまったわけだし・・・」
「だから・・・令子も一緒に住まないか?」
「あ、お前に拒否権は無いぞ言っておくけど・・・」
「「・・・・・・」」←またも起動停止
「みゅ?」(姉の雰囲気が変わった事に反応、歌中断)
「・・・脱税・・・・その他諸々・・・・」
「母さんの言う事が聞けないっていうの忠夫?」
「「なんでこうなる(んじゃ)(のよ)ーーーーーーーーー!!」」
(反対したかったさ、うん・・・だけど逆らえないオーラがあったんだよ・・・)
(脱税とコレとは関係ないでしょーーー!!)
ま、色々と反論したが、グレート・マザーズに勝てるわけもなく(そんなわけで省略)
こうして横島家&美神家の『混同混乱根絶恐怖色気魔性近親相姦ブラコンシスコンで極楽なのか地獄なのか?』な生活が始まってしまったのでした・・・
◇
さてさて、そんなわけで都合よく近所にあった物件に引っ越す事になった忠夫と令子の今や姉と弟の関係の両名
指定された一軒家は、それはそれは見事にご都合主義な2階建ての1軒家(後に説明)で、リビングや風呂やトイレなどなどを抜かせば全部で部屋数6
残ってるのは2階の部屋・・・と言うより2階には部屋数2
・・・・つまり
「うおおおおおおおおお!!2階は俺と美神さんの愛の巣か!?」
「何を口走っておるかきさまーーーーーーーーー!!」
バシーーーーーーー!!
幸せそうに血だらけで気絶する横島忠夫に、
怒りで顔面真っ赤にさせ、肩で息する美神令子。手にはモザイクかかった凶器(狂気でも可)
モザイクの向こう側は赤みが掛かっている
2階から1階に繋がる階段を一足飛びで下り、下のリビングにてユックリノンビリしている美智恵にもう講義する令子
ちなみに他の両親sはお仕事でいない
「なんで2階には部屋が2つしか無いのよ!?おかしいでしょ大きさ的に!?」
確かに1階には部屋6つもありリビングありでかなり広く、その上にある2階もそれなりの広さであるはずなのに、2階には部屋がたった2つだけ
異常としか言いようの無い作りである
「だって令子部屋狭いと文句言うでしょ?(だから横島の部屋以外の)他の部屋の壁全部ぶち抜いて令子の部屋にしたのよ♪」
つまりアンタのために改装したんだよと言いたい美智恵
っと言うことは2階の殆ど・・・90%は令子の部屋であり、8%ぐらいが横島の部屋、残り2%が廊下という・・・なんだこの家?
「あ、ちなみに壁は全部防音だから・・・どんな喘ぎ声出しても平気よ令子♪」
「!?」
本当は横島の悲鳴対策の防音なんだが、やっぱり意地が悪いのね美智恵さん
「あ、喘ぎって・・・」
「そりゃいちを姉弟って事になるけど~血は繋がってないんだしね~♪ひのめは・・・・どっちの子か解らないし」
「今ラストに何言った!?」
あ~時間って(以下省略)
「大樹さんも凄かったし、そのDNAを色濃く受け継いでそうな横島く・・・もう忠夫クンね、忠夫クンだし~凄いと思うけど~」
「何を口走ってるのよママ!?大体アレとはそんな関係じゃ・・・それに今は姉弟で「でも血は繋がってないし、法律的にも全然OK♪・・・作者の好きそうな設定よね~」!?」
・・・・・・もう、ガッチリバッチリ正直メチャメチャ好きですそういうの
「でしょ?だから・・・大いに励みなさい令子!!」
親指を人差し指と中指の間から出した握り拳を我が娘に見せる美智恵
その親指をヒョコヒョコ動かすのは止めなさい
「ふ、ふざけな「親公認で美神さんと姉弟プレイ!?み、美神・・・じゃなくて、おねえちゃーーーーーん!!」いつの間に復活した貴様ーーーー!!」
気配も感じさせず令子の後からルパンダイブをかます忠夫に、振り向きざまに裏拳をかまし、そこからギルのそる並みのコンボで忠夫を轟沈!
あ、天井に穴が開いちゃった(上に上げるからね)
「フーーー!フーーーー!フーーー!!と、兎に角ママの思うような事は絶対無いわ!!超強力な結界張ってやるんだから!!」
「あ、そう?残念ね~」
目の前で残虐行為が起こっているのに平然とそれを見守った我が母にそう告げると、令子は死ねと言わんばかりに忠夫を踏み、
「あ・・・今日は黒・・・」
「・・・KILL!!」
更に止めを刺しに刺しまくって2階に上がっていった
「・・・・あ、そうだ言い忘れてたけど、忠夫くん私の事『お母さん』って呼んでね~♪」
「・・・・・」
美智恵は血溜りを作り倒れている忠夫に平然としてそう言ったそうな
っと、その後令子は天界の結界破りの札でも、逆天号の断末魔砲でも、どこぞの嫉妬に狂ったマスクの放つ嫉妬玉でも破れない結界をはったワケだが!!
・・・・馬鹿2名は懲りずに飽くなき挑戦をし続け、偉大なる母2名にぼろ糞に(得に父)されまくった日々が続くのだが、それはまた後日に・・・
「アンタ今令子ちゃんは義娘なのよ!!」
「か、堪忍やーーー!!」
つづく?続ける?どうしよう?
{あとがき}
本編をどうするか悩んで・・・こんなの書きました義王です
壊れているのはキャラじゃなくて話かも、なんて思ったけど、十分両親達壊れてるねコレ
もしかしたら似たような設定の人がいるかも!!なんて思ったわけで、いたら御免なさい(元ネタは結構有名だし)
出来ればその作品を見たいですので、お教えくださいまし
そんじゃこの辺で
シーユー♪
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