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!警告!壊れキャラ有り

「新極楽世紀(GS)」

おやぢ (2005-05-07 20:36)
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電車に揺られて横島タダオは新第三東京市に向かっていた。
10年間会っていなかった父親に会うためである。

「いや・・・別に会わんでもいいんだが・・・」

タダオはそう思ったが、それでは話があっという間に終わってしまう。
とりあえずEV〇ってある意味主役はハーレム状態だから!!
っつー事で無理に説得されると、タダオは喜んで電車に飛び乗った。
目的地に着きタダオは電車から降りた。
夏の暑い日差しが彼を照りつける。

(ここからはどういけばいいんだ?)

タダオはプラットホームから改札へ歩き出した。
ふいに鞄の中から手紙を取り出し案内人であろう人の写真を見た。

“う〜〜〜ん、かなりのナイスバディだが顔が写ってないな・・・
いったい誰がミサ〇役やるんだ????”

タダオは写真を眺めながら駅の外へ歩いた。
ずっと写真を見ていたせいで目の前にいる女性の存在に
彼は気付いてなかった。
不意に地面に女性の足が見える。
タダオは爪先の方から目線を上の方へ上げた。

「横島タダオ君ね。」

タダオの時間が止まった。


「隊長ーーーーーーーーーっ!!!!!!!」

「吾妻ミチエよ。29歳!!!!!!よろしくね♪」

「いやそれ!無謀っすよっ!!サバのよみす・・・・」

タダオは眉間に突きつけられた銃の冷たさを感じてそれ以上なにもいわなかった。
確かに赤いミニスカートに身体のラインが目立つそのスタイルは
普段見慣れないせいもあってタダオには刺激が強すぎた。

「いや・・・これもなかなかいいかも・・・・」

「正直でよろしい♪」

ミチエは銃をしまうと停めていた車にタダオを乗せた。
車はゆっくりと湖の脇を目的地に向けて走っていく。
車窓からぼんやりと湖を眺めていたタダオはようやく口を開いた。

「隊・・・吾妻さん。」

「ミチエでいいわよ。」

「ミチエさん・・・こういっちゃなんですが・・・・・
今回かなりムチャクチャになりそうな予感がするんですが・・」

ミチエからは顔が見えないが、タダオの顔には縦線が入っている
ことは想像に容易い。

「タダオ君・・・・」

「はい。」

「それはアタシも予感してるわ・・・アタシなんてヘタすると
ベッドシーンまであるんだから・・・・」

「いよいよ18禁ですかね・・・・」

「パロでそれはないでしょう・・・」

「とりあえず親父役は想像しやすいです・・・・ハマリ過ぎです・・・」

2人はこれから起こる出来事に恐怖していた。

「映画版までいってほしくないっスね・・・・自慰行為なんてヤですから・・・」

「あら〜?映画版にはアタシとのキスシーンあるのよ。それも嫌なの??」

「ネタバレはやめときましょうよ・・・・」

「そうね・・・これ以上は危険ね・・・」

車は何事もなかったかのように走り続けている。


一方NERV本部では使徒の襲来を告げるサインが鳴り響いていた。
オペレーターのピートは対応に追われている。

「主モニターに回します。」

キーボードを叩き、同じくオペレーターのアイコは
生体コンピューターにデータを回している。

「ミスアイコ・判ったですか?」

アイコの目の前のモニターをマリア博士が覗き込んでいる。


“マリア、メシはまだか?”

“はて?なんだったかいの〜?”

“すまん!忘れたわ。わはははははははは”


「カオスは結論を保留してます!」

生体スーパーコンピューター“カオス”の状態を見てアイコはそう叫んだ。
もう一人のオペレーター大河亜トラキチは一人感涙に咽んでいた。

「ようやくワッシの出番ですたいノ〜〜〜」

影が薄いから!!という理由で彼が選ばれたという事はいうまでもない・・・・
トラキチを無視するかのようにマリアは携帯電話をとり、ミチエにダイアルした。

“ミスミチエ・今どこ?”

“タダオ君と合流してそっちに向かってるわよ”

“早く・来てくだサイ。使徒らしき物体・こっち来てます”

“分かったわ。大至急向かうわね”


運転中の携帯電話の使用は禁止されています。
電話及びメールは車を停めて御願い致します。


〜〜〜〜〜〜〜(略)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「というワケで使徒と戦えるのは新造人間キャシャーン
エヴァ〇ゲリオンしかないのよ」

それだけでトシがバレバレのミチエだがエヴァの格納庫まで
タダオを案内すると上方にあるモニター室を見上げた。

「サードチルドレン、横島タダオをお連れしました。」

モニター室を見上げ敬礼をするミチエ。
さすが本職。様になっている。
タダオはミチエの視線の方向を見上げた。

「やっぱ親父かよ・・・・」

完全に嫌そうな顔だ。

「ふっはっはっはっはっは!!!久しぶりだな、タダオ。」

「できれば一生会いたかねーぞ。」

NERV司令の横島ダイキである。
極悪眼鏡でヒゲ面。
それでもって女好き。
まさにうってつけな役である。

「お似合いな役で満足そうだな。」

「わーーーーはっはっはっは!!!愛人も作り放題!やり放題!!
こんなおいしい役ないぞーーーーーー!!!!!」

「いいのか?そんな事いって??」

「なんだ??」

ダイキは遥か下の方にいるタダオの方に視線を向けた。

「俺の親父はアンタ、って事はお袋は・・・・」

タダオがそういうとタダオの後ろにいる初号機からの
ただならぬ殺気にダイキは後ずさった。

「わーーーー!!!ごめん百合子!!!!!勘弁してーーーーー!!!」

ダイキの隣にいる唐巣副司令は十字を切って神に許しを請う。
その様子に気付いたダイキはようやく冷静さを取り戻し、
咳払いをしてセリフを続けた。

「これにお前が乗るんだ。」

「乗ってどうするんだ?」

「使徒と戦うんだ。」

「なんで俺が?」

「乗らないのか?」

「理由くらい言えよ!!」

「乗らないのなら・・・帰れっ!!!!!」

「あっそ。んじゃ、お疲れ。」

タダオはあっさりそういうと右手を上げるとすたすたと歩き出した。

「待たんかーーーー!!!こらーーーーーーっ!!!!」

「お前が帰れっつーたんじゃんか!」

「あくまで父に逆らうというのだな・・・ならばこの俺を乗り越えてゆけっ!!!」

「望むところだ!!!このクソ親父っ!!!!」

タダオは霊波刀を構える。
ダイキは硬質ガラスを突き破り“おらーーーーーっ!!!”という掛け声を
挙げながらタダオ目掛け飛び掛る。
これはGガ〇ダムか?それともドラゴン〇ールか??
と勘違いしてしまいそうな緊迫感である。

「このバカ親子がっ!!!」

いきなり初号機が動きだし、指で2人同時に弾きとばした。
2人はキリモミ状に回転してダイキはモニタールームへ
タダオは近くの壁に激突して血痕を残した。

「あんたらがバカやっとる間、アタシはここに浸かりっぱなしやないかっ!!
早よ話し進めたりーなっ!!!!!!」

ただでさえド迫力のグレートマザーなのに
今は身長ん10メートル!!!!
究極の魔体以上の迫力である。

「「ごめんなさい!!!堪忍してくれーーーーー!!!!かぁちゃん!!!!」」

横島家の男2人に残された道は“土下座”しかなかった。


「ごめんなさいねぇ〜ミチエさん。バカな親子で。」

「いいえ〜。ウチの娘も相当なものですから。」


その頃、台本を読んでいた美神令子はクシャミをしていたといふ。


「ところでミチエさん・・・・申しわけないんですが
ちょっと温度上げてくださらないかしら?ぬるくなってきたみたい・・・・」

「あらあらすいません、気がつかなくて・・・・」

ミチエは近くにあった温度調整のバルブを捻った。

「あ〜〜〜いいお湯ですわ〜〜〜♪」

「いいお湯といえば、この近くにいい温泉がありますのよ〜♪
撮影上がったらご一緒しません?」

「いいですわね〜〜〜♪女同士でパーっと行きましょうか♪」

完全にオバハンの会話である・・・・・
誰か止めろよ・・・・・

グレートマザーのツープラトンである。
止めきれる奴がいるであろうか?
いやいるまい。


その頃、サキエル役の勘九郎は強羅防衛ライン付近で化粧直しをしていた。


「あのぉ〜〜〜お話はお済みでしょうか?
そろそろ進めたいのですが・・・・・・」

モニタールームからダイキが申しわけなさそうに手揉みをしながら
話しかけた。

「あら♪ごめんなさい。すっかり話込んじゃったわね♪」

モニタールームを見上げてミチエがそういった。

「それじゃあ奥様、打ち上げの話はこの後じっくりと♪」

「はい、横島の奥様♪」

どうするタダオ!!!!!
お前の将来はどうやら決まりそうだぞ!!!!
親同士が仲良くなった日にゃ〜お前にもう戻る道はないぞっ!!!!
タダオは違う意味で戦慄していた。

「唐巣、タマモを呼べ。」

「いいのか横島・・・・」

「かまわん。」

唐巣が内線でなにやら話すと格納庫の扉が開き
救護用のストレッチャーが入ってきた。


ものスゴい勢いで!
その勢いは某関西地区の山車を彷彿させていた。
ストレッチャーの上では普通人は寝ているものである。
しかし!猛スピードのストレッチャーの上の包帯少女は、
片膝ついて微動だにしないままタダオを跳ね飛ばした。
またしてもタダオは大量出血である。
そのままストレッチャーで運ばれてもいいものであるが
逆に包帯少女に襟首をx_曚泙譴拭[/P>

「あんたね〜こっちはようやく始めてモノじゃない役なのよ!
ちょっとはマジメにやりなさいよ!!!!」

「わーーーった!!わかったからその手をはなせって!!」

タダオは血と涙と鼻水を垂らしながら叫んだ。

「分かればいいのよ・・・分かれば。」

タマモはそういってストレチャーに横になった。


「う・・・うう・・・・」

身体を動かすのも痛そうである。

ウソつけーーっ!!!


「タマモ早く乗れ」

モニタールームのダイキに言われ身体を震わせながら
人の手を借りてタマモは身体を起こそうとしている。
しかしその足は、タダオに蹴りを入れていた。

「早く乗るんだっ!!!」

再びダイキに言われ起き上がるタマモ。
その間ずっとタダオに蹴りを入れ続けている。

「わーった・・・わーーーーったっつーの!!!」

タマモをチラっと見た後にモニタールームの方を
睨むタダオ。

「俺が乗る。俺が乗るよっ!!!!!」

包帯少女のタマモが気の毒だから
自分が代わりに乗る!!!!
という気持ちでは決してないだろう・・・・


タダオはエントリープラグに乗り初号機の中にいた。

「なんかもぉムチャクチャやなぁ〜」

乾いた笑いしかでてこない。
タダオにとってはミスキャストのどうのが問題ではない。
最大の問題は“あの”親父なのだ。
自分を脅かす唯一無二の存在。
百合子の目の届かないところでは何をしでかすか判らないのだ。
自分にとってのパラダイスの予定が、なんの因果か親父との
死闘を展開するはめになるとは、計算外もいいとこである。
しかもタマモがレイ役・・・・・・
ルパンダ〇ブした日には“ロリ”の称号を与えられてしまう。
露出と絡みの多いミサト役は美智恵である。
手なんか出した日には・・・・間違いないなく殺されてしまう。
誰にとはいわんが・・・・
しかも!!その誰かさんはいつどんな役ででてくるか
まだ不明だ!!!!!!!!!!

(まるで闇に怯える子羊のようだ・・・・)

タダオは自分をそう表現したが、それはあきらかに間違いである。
子羊は獲物を襲わないという事を失念している。

というか人妻襲うなよっ!!!!!!
年齢制限していないんだからさ!!!


タダオは一呼吸して落ち着こうとした。
足がなにやら冷たい。
プラグ内になにか浸入しているようだ。

「マリアさん!なにか入ってきてますよ!!!」

「大丈夫タダオ・それはインターフェイス上・必要なもの。
ちゃんと呼吸・できる。」

「え?そうなんですか??」

話しているうちに水嵩はタダオの首まできていた。

「な・・・なんか匂いますよ?」

「タダオ・大丈夫」

マリアがそういうが、タダオの声がなにかおかしい。

「ゴボゴボゴボゴボ・・・・・・・・・・」

「「??」」


「身体に必要なのはやはり水分だろう。
吸収がいいのはやはりポカリ〇ェットだな。」

「いや、アクエ〇アスだろ?」

ダイキと唐巣が謎の会話をしている。

「変な事やる・マリア許さない」

マリアはダイキと唐巣の頭蓋を掴むと
アイアンクローの状態で吊り上げた。


「あ〜〜〜!!死ぬかと思った!」

すでに涙目のタダオ。
というか生きているのが不思議である。

「今度は・ちゃんとする」

マリアがそういうと別な液体が入ってきた。

「な・・・なんかかなり赤いんですけど・・・
しかも匂いもキツいし・・・」

かなり不安気なタダオ。

「なんかベタベタするんっスけど・・・」

「大丈夫・Drカオスいっていた・命の水」

「そ・・・それって・・・・ゴボゴボゴボゴボ・・・・・・」

再びドザえもんの構えをとるタダオ。

「マリア・・・それってワインじゃないの?」

「イエス・ミスミチエ・98年物です。」

「ダメよ!マリア!!!未成年の飲酒は法律で禁止されているわ!」


“いや・・・そういう問題じゃないだろう・・・”

オペレーターの3人は心の中でそうツッコんだ。
ちなみに誰も助けようとはしていない。


「なんで発進しようとするだけで
死にそうにならなきゃいけねーんだ・・・・」

というか・・・普通の人だったら死んでる。

「戦闘シーンなんか端折って普通のシーンやりてぇよ〜」

タダオは涙目でそう呟いた。
LCLに浸かりながら涙目・・・いったいどうやってやるのだろうか?

「父親と衝突しながらも人類のために戦う・・・青春よねぇ〜〜〜」

“オペレーターは仕事してね〜し・・・”

「大丈夫です!横島さん!!僕がついてます!!!!」

“なんかアテにできそーにないし・・・”

「ワッシらを信用してくださいノー」


「あ?お前いたの?」

「ひどいですジャーーーーー!!!!」

オペレーター1名退場。


「吾妻三尉・・・ダメですね、横島さんやるきないですよ。」

ピートは苦笑しながらミチエの方を見た。

「なにかエサがないと動かない人ですからねぇ〜」

アイコは発令所に不似合いな机を使いながらそういった。
しばらくの間、腕組みをしてミチエは考えていたが
意を決したかのように目を見開いた。

「タダオ君。」

「はい?」

「家に帰ったらルパ〇ダイブやらせてあげる。
もちろん令子には内緒よ♪」

こんな大勢の前でそんなこといって内緒もクソもあったもんじゃ
ないのだが、タダオにはそういう事を考える余裕はなかった。
タダオは返事を保留している。

「イ・ヤ・なの?」

ミチエは独特の威圧するような目線でモニターのタダオを睨んだ。
これではご褒美でなく単なる脅しだ。
前門の狼後門の虎・・・・
確かに今回のミチエはかなりの若作りだ。
いつもはパンツスーツかロングスカートなのだが
今回はミニ!!!!
滅多にお目にかかれないものを拝ませてもらっている。
おもわず暴走したい気持ちがないわけではない。
しかし!!!しかしだ!!!!
暴走した日には決して生きては戻れないだろう。
なんの関係もない人にダイブしても某人物に折檻を受けている。
これが某人物の母親になんかした日には・・・・
転生できないくらいまでに破壊されてしまうだろう。
駄菓子菓子!!!!!
ここで断った日にゃ〜この場で殺されかねない・・・
なんせ目的のためには手段を選ばない人である。
というか・・・・なんか目的と手段が逆になっているような気もする。

「や・・・やらせていただきます・・・・」

涙でかすれた声でタダオはそういった。

「なんか嫌そうね〜・・・・・」

ミチエは鋭い目線をタダオに向けた。

「いやそんなこたぁないっスよ!嬉しいなぁ〜ボクがんばんちゃいます
アハハハハハハハ〜〜〜〜〜」

ほとんど棒読みで笑いも乾いている。

「そう、喜んでもらえて嬉しいわ♪・・・・タダオ君、来るわよ!!!」

ミチエが急にマジな声を出した。
タダオはハっとして前方を見つめる。
サキエルの影が近づく。
タダオは息を飲んだ。
そして・・・・


コケた。


「あら?オヒサしぶり〜〜〜坊や♪」

サキエルの顔の部分には勘九郎の顔があったのだ。
そしてオマケででてきている顔には陰念の顔が・・・・・・

「ちょっと聞いてくれる〜。久しぶりに現世にでてきたと思ったら
こんな役でしょ〜。しかも陰念と二人羽織なんて・・・
もうやってられないわっ!!!!!」

使徒になれなれしく話しかけられるってのもかなり考えものだ・・・
しかしそれ以上に化粧した勘九郎のアップはかなりキツい。
というか・・・相手したくないってのが常識人の考えである。

「まぁレギュラークラスで出てきてない人もいるから
マシだとは思うけどサ・・・・で、雪之丞はどこいるの?」

「アイツはまだでてきてないぞ。」

「あら、そーなの??なんだ〜もうちょっと後にでてくれば
よかったわ・・・・残念♪」

モジモジするサキエル・・・かなり不気味なものがある。

「クックックック・・・・久しぶりだなぁ〜。GS試験以来か・・・」

モジモジしているサキエル本体外の場所から声が聞こえる。

「・・・・・ん?・・・・・誰だったっけ??」

「忘れんな!!!!!」

陰念は目立てなかった過去を振り返り涙した。

「えと・・・・確か・・・・い・・・・いん・・・・・」

そうそう!!それそれ!!!!

「インキン!!!!」

「陰念だーーーーっ!!!!」

すでに泣きじゃくっている。

「それで、使い捨てザコキャラのお前がなにやってんだよ。」

情け容赦ないセリフだ。
しかしそのザコキャラに負けたタイガーの立場はどうなるのであろうか?
まぁ知ったこっちゃないけど・・・・

「GS試験以来、どうなったかわからず終い・・・長かった・・・・
ここまでくるのは長かったん」

叫ぼうとした途端に勘九郎が陰念の顔面にパンチを入れた。

「あんた煩いのよ!!!」

哀れ陰念・・・これで君のセリフは終わりだ。

「さて・・・香港以来だけど、アンタとはマジでやったことなかったわね。」

そういわれればそうなのだが、だからといって今現在の体型の差は
どうしようもない。

「覚悟しなさいっ!!!!」

急にシリアスになった勘九郎が襲い掛かる。
でもシリアストいったところで、どうみても着ぐるみをきている
オカマな痴漢にしかみえない。

「動け・・・・動いてくれーーーーーっ!!」

コケる事はできても満足に初号機を動かせないタダオ。
サキエルの一撃を喰らい、そのままビルへと弾け飛んだ。


「回路切断!!シンクロ率低下!!!」

「タダオ君!!!返事をして!!!!!」

一方的な展開に発令所は騒然となる。

「どうなるかな??横島。」

「フッ・・・・」

一段高い場所から戦況を見つめていた横島(父)と唐巣は
すでに高みの見物状態である。
“フッ・・・”なんてカッコつけてはいるものの
考えている事はどーせロクなものではないだろう。

“これで女は全部俺のもの・・・・”

声にでてるぞ・・・・横島


“痛ったいわねぇーーー!!こら!!バカ息子!!
なにやってんのよ!!反撃しなさいっ!!!”

「んな事言ったって始めて乗るんだぞ!!できるもんか!!!」

エントリープラグ内では母子の言い争いが行われていた。

“なにか武器はないの?後は母さんがやるから!!!”

タダオはそういわれて安心した。
武器を持たずとも強いだろうが、武器を持たせれば一瞬でケリは
つくだろう・・・なんせグレートマザーだし。

「確かここらへんに武器があったよな・・・」

タダオはレバーを引いた。


ぴよ〜〜〜〜ん♪


間抜けな音とともにエントリープラグが放出される。

“武器はこれね!!!”

初号機はプラグを掴むとサキエルに向かっていった。


「暴走?」

ミチエが慌ててモニターを見た。

「勝ったな・・・」

唐巣がそう呟くと、ダイキはニヤリと笑った。


「おかーーー様!!ちょっと待っておかーさまぁーーーーー!!」

タダオはそう叫ぶが百合子の耳には届かない。
エントリープラグを勘九郎の顔にガンガン打ちつける。

「痛い!痛いって!!!コアが潰れるって!!!」


「「あーーーーーーーーーーっ!!!!」」


巨大なキノコ雲が立ち上がった。


「その様子じゃ〇パンダイブはお預けね。」

ストレッチャーで運ばれるタダオを見てミチエは
額に汗を流しながらそういった。

タマモ以上に全身包帯だらけのタダオは

“これで命は繋がった・・・”

そう一安心したとこだった。

「あ、そうそう・・・タダオ君の事だから明日には
退院できるでしょ?明日楽しみにしてるわね♪」

ミチエはそういって明るく笑った。


彼に明るい明日は来るはずもない・・・・・・


さて、翌日タダオがルパンダ〇ブを決行したかどうかは・・・・


秘密です・・・


次回・・・〇〇〇来日


「え?学校シーンは飛ばしやの?
せっかく横っちと学生生活できる思うたのに」

「ちょっと待てーーーー!!!トウジ役は
“一発殴れ!!”なんてクサいセリフがいえる俺だーー!!」

「アホぬかせ!!トウジといえば関西弁や!
元祖関西のわし銀一にきまっとるやないけ!」

トウジ役を巡り、銀一と雪之丞が争っている。
やはりミリタリーオタクにはなりたくないらしい・・・

「雪之丞がトウジ役をやれば、委員長役は当然ワタクシですわ!」

「家庭的な女性といえばワタシです!弓さんでもこれは譲れません。」

一方委員長役も弓とおキヌで争われた・・・・・


次回までに決まるのであろうか・・・・
それは次回のお楽しみ。

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