闇
果てる事のない 漆黒の闇
そこは輪廻と言う魂の旅路へと続く道
そこに二つの光が灯る
一つは 導き、成長を信じて散った光
一つは 愛し、共にある事を願いながらも散った光
光は歩き出す。何処までも続く闇を
どれくらい歩いただろうか?
闇だけが、それこそ時間すら存在しない空間を
二つの光は進みつづける
そのとき
「…―――」
何もないはずの空間に、音が響く
わずかに、かすれるような音が響く
その音に気づいたかのように
二つの光が歩みを止める
「―――、―――」
その間にも強く、はっきりと響いてくる
懐かしい、愛しい音
「――――!――――!」
そしてその音が何なのかを、光が理解したとき
光がはじけた
あとがき
はじめまして悠稀といいます
はじめての投稿ですが、がんばっていきたいと
思っているので、よろしくお願いします