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注意

「悪魔な天使2(GS)」

影人 (2005-03-05 15:25)
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まえがき

調子のって二本目


  悪魔な天使2


〈魔法料理 魔鈴〉オーナー魔鈴めぐみは悩んでいた。

「どうしましょうか」
《アルバイト希望はおろか、客までこニャいことかニャ?》
「はっきり言われるといくら私でも腹立たしいです」
《オープン初日で第盛況なのも問題だと思うニャ。さすがにアルバイトがこニャいことはニャんだけど》
「そういうものなんでしょうか」
めぐみはフゥと息をはくとほうきを手に取った

「表の掃除をしてきますね」


横島忠夫は悩んでいた。バイトの面接をうけるのに必要な物がないのだ。

「履歴書買う金がない」

貧乏ここに極めり

「なんとかなるだろうか?だめだったらクラスのやつらにかりるか…」

なんとなき哀しくなりながらレストランに入ろうとした。


どんっ

「きゃっ」
「っと」

入ろうとしたのと同時に出てきた女性ともろにぶつかってしまった。
いくらふらついていても横島が倒れることはないが相手の女性はさすがに尻もちをついていた。
(エプロンドレス?いや、あの帽子からして魔女ルックか?)
ついつい眺めてしまっていたが、女性が立ち上がろうとしているのに気付き手を差し出した。

「大丈夫ですか?」
「え、えぇ」

女性を立たせると学ランの内ポケットから綺麗なハンカチをだし失礼でない程度でスカートの汚れをはらう。
親父に女性をいかに大切に扱うか、母親に礼儀を教えこまれているため当然のようにやってしまう。

「すいません。こちらの不注意で」

ハンカチをしまいながら微笑んだ。


「すいません。こちらの不注意で」

目の前で本当にすまなさそうに微笑む青年に一瞬見惚れてしまう。

(イギリスにもこんな紳士な青年はいませんでしたね)
「いえ。こちらこそ、少し考え事していたもので」
(礼には礼で返さないと)
軽く頭をさげ、思い出す。

「あっ!お客様ですか!」「えっ?いや、あの、バイトの募集の広告をみて…」
頬をかきながら申し訳なさそうに青年はいった。

「アルバイトっ!募集してます。詳しい話はなかで」
店の看板を〈CLOSE〉にして、青年の手を引いてなかにはいった。


青年をテーブルにつかせ紅茶とクッキーをだす。

《魔鈴ちゃん。あいつ雇うつもりかニャ?》
「いけませんか?」
《料理出来そうにニャい》
「…ウェイターに」
《まぁ、決めるのは魔鈴ちゃんニャ》


青年の向かいに座って紅茶を一口飲んでから尋ねる。
「私がこの店のオーナーの魔鈴めぐみです」
「横島、横島忠夫です。お願いします。」
「それで、横島さん履歴書のほうはお持ちですか?」

泣いた。
というよりも涙した。

「履歴書を買うお金がなくて」

え?

「えっと。あの…」

い、今の日本にそんな高校生がいるんでしょうか

「いったいなにが〜」
「実は…」


あとがき
長くなりそうなんで切ります。続きは今夜かな

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