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「勇者霊能バスターダーン!!(GS+勇者系)」

海鮮男体盛り (2005-01-27 08:13)
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勇者霊能
バスターダーン!!
1−B
「合体、爆誕!!霊能勇者!!」


(テーマ音楽が鳴り響いてロゴ登場)

「バスターダーンッ!!」


ドクンッ!!

(力が欲しいか?)

鼓動が全身を駆け巡る。

「今……なんて言った……?」

目の前の少女に問う。

「え〜?ですから〜


私と合体してください♪


ドクンッ!!

ドクンッ!!

(力が欲しければ……くれてやるっ!!)

彼の股間に移植された(?)、魔獣が目を覚ます。

「ぃよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉろこんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

横島が翔ぶ。

上昇しながら服を脱ぎ捨て、パンツ一丁となって。

「忠夫、逝っきまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっす!!!!」

「はい♪いきますね♪」

ピカッ!!


(な、なんだ!?なんだ!?あの子はどこ行った!?ってぇ、俺の体は!?)

(あ、私ならここにいますよ♪今、横島さんと一体化してるんです♪)

(い、一体化ぁ!?それに俺の名前をどうして……!?)

(はい、貴方の記憶を少しスキャンしちゃいました……。あの、ごめんなさい!!)

(い、いや!!いいの、いいの!!こんな記憶でよかったらいくらでもスキャンしていいから!!)

(あ……エヘヘ。ありがとうございます♪それじゃあ横島さん、今から必要な事を伝えますから)

(必要な事?)

(はい、大事な事です♪)


その頃、横島が飲み込まれた瓦礫の前。

必死になって彼を探すシロの下へ走ってくるタマモ。

「先生っ!!先生ーーーーっ!!どこでござるかっ!?先生ーーーーっ!!」

「はぁっ、はぁっ……シロっ!!ヨコシマたちは!?」

息を切らせながら、タマモがシロを問いただす。

「タマモっ!!先生がこの下にいるのでござるっ!!」

「なんですって!?」

その問いに涙目で答えるシロ。

その手は瓦礫で傷付いたのか、わずかだが血が滲んでいる。

思わず彼女を責めようとしたタマモだったが、それに気付き口を閉ざしてしまう。

その時だった。

ズズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!

「キャッ!?」

「な、なんでござるかっ!?」

突然の地響き。

そして。

MOOOOOOOOOOOOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEN!!!!

ビルの陰から、二人の目の前に現れる機霊獣。

甲冑の騎士のような巨大な脚がアスファルトを踏み砕く。

モノアイが妖しく光り輝いた。

「しまった!!いつの間に!?」

「どうするでござるか、タマモ!?」

「どうするって……!!」

ビカッ!!

ジュワァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!

「キャーーーーッ!?」

「くぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!?」

機霊獣の目から放たれた光線が瓦礫の山に命中。

瓦礫の山が一瞬で蒸発する。

その下には横島が。

「先生ーーーーっ!!??」

「待って、シロ!!」

絶叫するシロ。

しかし、タマモは何かを見つけ、走り寄ろうとするシロを押し留めた。

「何をするでござるか、タマモ!!あそこにはまだ先生が……!!先生がっ!!」

「いいから、あれを見なさいよ!!」

その手が蒸気の中に立つ人影を指差していた。

もうもうと吹き上がる蒸気。

その中に、彼はいた。


「レディィィィィィッ!!ユナイトォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!」

光り輝く霊気を纏い、拳を振り上げる。

拳からさらに光が溢れ、シロとタマモの間を縫い、どこまでも伸びていく。

フオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!

そして、その光をなぞるように。

その声に応え、彼の青い愛車が誰も乗せずに疾走する。

「とうっ!!」

光の固まりとなり、横島がジャンプ。

車に溶け込むように融合し、車のライトが光り輝いた。

瓦礫を乗り越え、大きくジャンプする青い車体。

『チェェェェェェンジッ!!』

そう車から声が響いた瞬間。

ジャキィンッ!!

車体が中央部で前後に分かれ、前方方向に折れ曲がり二本の脚へ、

ジャキィンッ!!

トランク部分が左右に分かれ、力強い両腕と大きく張り出した肩となり、

バシュゥッ!!

その肩の間からバンダナを巻いた人間の顔を思わせる頭部が現れ、

キュィィィィィィィィィン……バシュッ!!

車体下面が胸部となり、完全な人型となる。

霊気を迸らせながら拳を振り上げる青いロボット。

『霊!!能!!合!!体!!』

その胸に浮き上がる黄金のTの文字。

『タッダーン!!』


説明しよう。

不思議な力を持つ少女と合体した事によって、横島忠夫は愛車と合体。

さらに彼は身長8mの人型ロボット『タダーン』に変形する。

これによって、彼の持つ霊力を機霊獣に有効なブレイブエナジーに変換し、通常霊力の通用しない機霊獣と対等に戦う事が可能となるのである。


ズシャッ!!

二人を庇うようにして立つ蒼い巨体。

燦然と輝くTの文字が陽光を受け、煌めいた。

「せ……先生が車に……!?」

「しかもでっかい人間になった……!?」

目を白黒させるシロタマ。

まぁ当然であるが。


そんな二人を二十六万八千光年の彼方に置き去りにして、タダーンが機霊獣に指を突きつけた。

『そこまでだっ!!機……えっと……機れ……』

動きが止まる。

なにやらボソボソと独り言を呟くタダーン。

やがて、気を取り直しもう一度ポーズをとった。

『あぁ、そうそう……。機霊獣っ!!この霊能勇者タダーンが相手だっ!!』


「なんだ、あのロボットは……?まさか……!!」

「ザン、時間よ」

驚愕の面持ちでタダーンを見下ろす銀髪の男。

そこへ何の前触れも無く現れた銀髪の女が声をかけた。

長い銀髪をなびかせた妙齢の美女である。

「なにっ!?も、もうそんな時間なのか、レイ!?」

「そうよ。シンも待ちくたびれてるわ」

やれやれといった風に、両掌を天に向け、肩をすくめる女。

ザンと呼ばれた男は、苦々しくタダーンを睨みつけ、そして消えた。

一人残った女、レイはタダーンなど目に入らぬかのように呟いた。

「私までバイトに遅れちゃうわね……」


「な、なんなのよ、これは……!?」

「う〜む……拙者にもよくわからないでござる……」

その時、タダーンが二人に振り向いた。

思わず全身を総毛立たせて身構える二人。

尻尾とナインテールが竹箒のように毛羽立ち、硬直している。

『何してんだ、二人とも!!こいつは俺に任せて早くここから離れろ!!』

「え……!?横島……?はどうするの!?」

「そうでござる!!先生……?はどうするでござるか!?」

『なんで疑問系やねん!?まぁとにかく!!俺はこいつをぶっ倒す!!さぁ、行けぇっ!!』

そう彼が叫んだ瞬間、機を図ったかのように彼に掴みかかる機霊獣。

MOOOOOOOOOOEEEEEEEEEEEEEEEN!!!!

『ぐおぉぉぉぉっ!?』

ガシィッ!!

タダーンが突進してきた機霊獣の拳を受け止める。

その両足がアスファルトを砕き、地面に沈んだ。

『は、早くしろぉっ!!』


「先生……!!」

留まろうとするシロの手をタマモが引っ張った。

「シロ!!早く逃げるわよ!!」

「で、でも先生が!!」

「私たちがいたってどうにもできないわよ!!それよりヨコシマの邪魔にならないようにここから離れなきゃ!!」

「そ、そうでござるな……!!」

ようやく納得したシロがタダーンに振り向いた。

その手が振り上げられる。

「先生っ!!がんばるでござるっ!!」

「ヨコシマっ!!やっちゃえっ!!」

タマモも同様に拳を振り上げ、二人が離れていく。


(お二人は十分離れました。OKですよ、横島さん!!)

横島と合体した少女の声が告げる。

『よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!』

ドガァッ!!

MOOOOOOOOOEEEEEEEEEEEE!!??

相手の拳を跳ね上げ、機霊獣を殴り飛ばすタダーン。

その右手が輝き、霊力が凝縮、拳銃の形態をとる。

『グローリーショットォ!!』

バシュゥッ!!

バシュゥッ!!

撃ち出される光の銃弾。

圧縮された霊力塊がやすやすと機霊獣の装甲を貫く。

MOOOOOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEN!!!!

ズバゥゥゥッ!!

『おぉっとぉ!!』

機霊獣の射出したビームを寸前で回避、そのまま一気に距離を詰める。

MOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

接近を察知し、背中から二本の剣を取り出す機霊獣。

丸めたポスターのような剣(?)がタダーンに迫る。

ヴォンッ!!

グローリーショットの銃口から霊気の剣が伸びた。

『これでとどめだぁっ!!』

光の刃を横に凪ぐ。

ズザシャァァァァァッ!!

剣と共に一刀両断される機霊獣。

MOOOOOOOOOOOOOOOOEEEEEEEEEEEEEEEEN!!!!

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!

断末魔の咆哮を上げる機霊獣。

その装甲の隙間から光が漏れ射し、爆発した。

ジャキィンッ!!

銃を片手に拳を掲げるタダーン。

その青い装甲が陽光を受け、煌めいた。


「すごい……!!」

「やったでござるよ、タマモ!!」

手を取り合って喜ぶ二人。

そこへようやく到着した美神とおキヌ。

「二人ともっ!!大丈夫!?」

「シロちゃん、タマモちゃん!!横島さんは!?」

慌てふためいた様子の二人にシロとタマモが顔を見合わせた。

「私たちなら大丈夫よ、美神」

「それに先生も大丈夫でござる、ほら!!」

そう言って今だ立ち昇る爆炎を指差すシロ。

だが、そこにはもうタダーンの姿は無かった。

「なによ?なにかあるの?」

「あの爆発……オカルトGメンが倒したんですかねぇ?」

「あれ?」

「いや、実は……モゴッ!?」

何か言いかけたシロの口を塞ぐ手。

「横島クン!?」

「横島さん!?どこ行ってたんですか!?」

「あ、いやぁ……ちょっと二人とはぐれちゃって……探したぞ、シロ、タマモ」

「むぐぐぐぐっ!!」

「ちょっと、ヨコシマ……!!」

もがくシロとタマモに目配せする横島。

それを見てタマモたちは渋々だが、口裏を合わせる事に納得したようだ。

「さて、どうも私の仕事も無さそうだし、帰るわよ?」

「あ、横島さん車買ったんですよね?私、帰り乗せてもらっていいですか?」

「え!?あ、ごめん!!まだ運転慣れてなくってさ!!また今度ね?」

「ぶぅ〜……そうですかぁ?」

ぶぅたれるおキヌに美神が苦笑する。

「まぁ、事故でも起こされて仕事できなくなったら、商売上がったりだからね。おキヌちゃんにシロタマ!!アンタたち私の車に乗んなさい。あ、横島クンはどうする?」

「あ、あぁ、俺はまっすぐ家に帰るっスよ。明日また顔出しますから」

「そっか。じゃ、また明日ね?さ、みんな帰るわよ!!」


美神たちが帰った後、横島は一人車に戻った。

と、助手席の窓が開き例の少女が顔を出す。

「あ、話終わりました?」

運転席に乗り込む横島に、なぜか嬉しそうにそう尋ねてくる。

「あぁ……」

「あの……どうかしました?」

なぜか元気の無い横島を心配そうに見つめる少女。

横島の体が震えている。

「あの〜……?」

「体痛いっ!!腕が!!脚がぁっ!!あだだだだーーっ!!」

「えぇっ!?」


説明しよう。

霊能合体すると横島の体には、両手両足がポキッと折れてうずくまった所に、ボブサップがどしんと来るぐらいのダメージが残ってしまうのだ。


「サップがぁーーっ!!サップがぁぁぁぁぁっ!!」

「あぅぅ……どうしましょう〜??」


その後、機霊獣の爆発地点より無傷の大学生が一名救助された。

彼には事件当日の記憶が無く、あれほど巨大な霊を操る能力も検出されなかった為、即日釈放された。

また、別の地点で後頭部に大きなこぶをつくり、失神していた西条輝彦氏も回収されたのだった。


つづく


あとがき

合体シーンなんぞ入れてたら戦闘が短くなってしまった……。

さらにもう1段階合体もあるしなぁ……。

レス返しです。

>D,様
ドキドキダイナモは……いや、いいんですけどね、超晃天使……笑
合体はアルみたいにではなく、普通〜に……でした

>放浪の道化師様
ノリは融合合体です、別個に勇者出すとキャラが多くなりすぎるような気がして……
ちなみに粘膜接触ではないです(笑)

>時塚様
リトラクタブリャ……!?(舌噛み)、すいません、忘れてました……、確かにお約束ですね
霊柩車ロボ……変形するたびに色々部品が落ちそうですが……笑

>矢沢様
イエ、僕トハナンノ関係モナイデスヨ?(激しく動揺)
どこまで王道に出来るか不安ですが、頑張ります!

>Pr.K様
ダ・ガーンって言うと緑の人ですか?(うろ覚え)
マイトガインみたいにユーキのジョーとか……(爆)

>Dan様
ベタなどと呼ぶな、王道と呼べ!!って感じで頑張ります!
バックパックに二本差しのポスターは基本でしょう(笑)

>MAGIふぁ様
引かれて当然だと思いますが……(笑)
少々やりすぎでしたか……

>柳野雫様
西条にはこれからもナイスな目に遭ってもらおうかと……(ヲぃ)
まぁ後々勇者になれるかは分かりませんが……(邪笑)

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