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「神様のお遊戯4〜6(GS)」

ふじふじ (2005-01-12 00:57)
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「はむはむ、もぎゅもぎゅ、ごっくん、という訳で
 横島くんをそちらで預かってもらえないかな?ってウチの旦那様方は言ってるんだけど」

「ええ、それはもう、こちらとしては異存はまったくありませんわ」

「へーん、あのカグヤちゃんがそこまで言うとはね」

「あの、って?………」

「ん?貴族の男五人に無理難題、まぁカグヤちゃん達の技術レベルでいうところの
 ちょっと高価なモノをふっかけったてとこだけど?」

「それを言うなら騎上位に文句言われて、
 三行半叩きつけたリっちゃんだって中々のものでは」

「「………」」

「お互い」

「そこら辺の話はなしで」

「ふみゅ………」

「どうしました」

「蒸し返すわけじゃないけど、カグヤちゃんがそこまで言う男の子に会ってみたいな、なんてね」

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

横島忠夫、一見お気楽な高校生。
しかし、その実態は三界を救った英雄にして、稀代の煩悩魔人。
ストライクゾーンの女性で真剣でない相手なら所かまわず
モーションをかける、ある意味ナイスガイである。
そんな横島、今日も今日とて美神令子の事務所に行き、
軽くル○ンダイブでもしようかと考えていたら、なんと女性に声をかけられた。

「ねぇ、そこのお兄さん、お話あるんだけど」

声をかけてきたのは、年のころ大よそ25前後の大人の女性。
いつもなら「はーい、なんでしょう、お美しいお姉さま」とでも叫んで、
飛び掛るところだが、どうしたことか彼は動けずにいた。
何故なら、彼女を見た瞬間声が聞こえて来たからである。


犯せ、犯せ、犯せ
こいつを犯せ、そいつを犯せ、あいつを犯せ、
この人間を犯せ、その女を犯せ、あの牝を犯せ、
犯せ、犯せ、犯せ、犯せ、犯せ、犯せ
股座を開かせ、あそこに肉棒を突き立ててやれ、
乳房を揉みしだき、乳首をつまみ上げろ
唇に竿を捻りこみ、その顔を白く染めてしまえ

犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ
犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ
犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ
犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ犯せ

「だぁっ」

ここで飛び掛ったら間違いなく押し倒し、声の言うがままになりそうだった。
だから横島はそれを避けた。
それは彼が望む自分と女性の関係ではない。

「あはっ、よく耐えれたね」

声をけたにも関わらず、無視され、いきなり大声を上げられたにも関わらず
女性は口に手を立てころころと微笑んだ。

「ごめんね、試すようなことをして」

そう言いつつ女性は帽子を被り横島に手を差し出した。

「これで平気だと思うけど、私リっちゃん、あなたに話があって来たの」

「はぁ、何すか?」

また声が聞こえないかと警戒していた横島だったが
女性が帽子を被ってからは聞こえないので、その手を握った。

「とにかく事務所に入りましょ、あなたの上司にも関係あるしね♪」

「美神さんに?」

「うん、主にはあなただけどね〜」

捕らえどころない不思議な女性。
それが横島がリっちゃんことリリスへの第一印象である。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

カンッ
「まぁ、リっちゃんも無理なことはいわんと思うんやけどな」

コンッ
「そう願いたいものです」

カンッ
「ところでな、また変な妄想しとる奴がおるんやけど」

コンッ
「えぇと、確か、彼を旗印にして、
 魔族版ヴァチカンのようなものを作ろうとしてるってやつですね

カンッ
「ピンポーン、アシュの事件以降、一部の悪魔崇拝者と
 ウチのやつらが更にねんごろになったさかい、ねっ!」

「10-10、同点です」

「お父さんの攻撃〜」

「神の代理人が地上におるなら魔王の代理人がいてもいいだろうつーのが
 やっこさんらの主張や、ほいっと」
カコンッ

カンッ
「なんとも言えませんね」

コンッ
「まぁ、前のやつらよか説得ききそうなんやけど、正直めんどいは」

カンッ
「今回こちらはノータッチですからがんばって下さい」

コンッ
「しんどいのー」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ここでないどこか
大きな存在が二つあった。

ぽちゃん
「釣れへんのー」

シーン
「そうですね、と答えればよろしいですか、プリンスオブダークネス」

カラカラカラ
「あーそれ、最近別の人間に譲ったんでな」

シーン
「そうですか……して、このような無頼の悪魔に何の御用ですかな?」

サラサラ
「自分の事分かってないにも程があるで、ま、そうやな
 おまはんが進めてる計画についてな」

くいっ
「これはまた随分直接的ですね」

くいっ
「大公クラスに交渉術つこうてもしょうがあらへんやろ」

ぱしゃん
「なるほど、一理ありますな、っと!」

ぼちゃん
「で、どうなんやああああぁぁぁぁ…ぁ」

びちびち
「ええ、とても順調ですよ、賛同者、協力者ともに、これで七匹目と」

ぷらぷら
「ほう、さすがにお前さんクラスが動くと、うようよ出てくるの…今日も坊主かのぅ」

ひゅっ
「こちらのリストはほぼ仕上がりました」

ひゅっ
「ふんむ、ご苦労さん」

シーン
「で、そちらの方はいかがでしたか、実りのある話ができましたか」

シーン
「ん、キーやんとしては黙認してくれるみたいや」

シーン
「くく」

シーン
「なんや、やぶからぼうに」

くいっくいっ
「いえね、人間を餌にして反デタント派のリストを作ろうなんて
 まるで悪魔ですな、あなた」

シーン
「はっ、そりゃわしには褒め言葉やで」


ぱしゃん
「怒らないでくださいよ、っと、まぁ、分かりますよ。
 今まではアシュタロスが反デタントの纏め役でした、派閥に関わらずね。
 ところが彼がいなくなったせいで彼以下の小粒が地下にもぐってしまった」

シーン
「………」

びちびち
「それではまたアシュタロスのように不覚を取るかもしれない。
 それを回避するためにちょっと毛色の変わった人間に気をかける。
 話とは漏れるもの、それに引っかかる奴は大抵彼を利用、もしくは消そうとする。
 こうしてモグラたたきの始まりと」

くいっくいっ
「別に、月行きの話を含め、そういう可能性もあるちゅー話や」

ひゅっ
「ま、そういうことにしておきましょう、で神族過激派の方は?」

ぱちゃん
「今回の月行きでちょいと怪しい奴の目星はついたらしいでっと…ちっちゃ…」

シーン
「ふむふむ、それでそいつ等をどうにかしようと思ってたら
 奥方さまが暴走した訳ですか」

ぴちぴち
「ピンポーン、ほらリっちゃん曲がったこと嫌いやし」

シーン
「はっはっは、仕事を家庭に持ち込むあたり、まるでダメ亭主ですな」

ひゅっ
「うるさい…ま、それはともかく…餌の生きがいいうちに大物釣らんとあかんなー」

シーン
「んふふふ、それはそうですね…私も名付け親として、
 彼女に近いところにいる彼が危なくなるのは出来るなら避けたいですしね」

シーン
「出来るなら、かいな」

シーン
「ええ、出来るならです……あなたもでしょう」

シーン
「んー、のーこめんとやでー」


いまでないいつか。
大きな存在が二つあった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「わた〜し〜にかえ〜りなさ〜い〜、きお〜くをた〜どり〜」

あれから事務所に向かうことになった二人。
リっちゃんはどこかヤバげな歌を歌いつつ、横島についてきている。
そんな中歌を中断し、ごく軽くリっちゃんは切り出した
「あっ、そうそう、横島くんが私見て犯そうとしたのは
 正しい反応だから気にしないでね」

「へっ、いや、気にしないでって言われても」

「あはっはっ、まぁ、私黄金率の女だし」

(黄金率?)

そうこうしてるうちに事務室前。

「おはようございま〜す」

「おはよう、横島君」

「おはようございます、横島さん」

「先生、おはようでござる」

「おはよ」


「で、後ろの人は誰?」(ですか、でござる)

「いや、それが俺にもさっぱりで」

兎に角にも、お客様っぽいのを立たせておくわけにもいかず、
ソファアに座ってもらい、対面に美神が座り、まわりもにその他のメンバーが立つ。

「で、用件は何かしら、あと人口幽霊がさっきから黙ったままなのは何故?」

「用件はね、横島君に月に行く気があるか聞く事、
 人口幽霊の子は何か言われるのがやだからチャームかけて黙ってもらったの」

厳しい顔でずばっと切り出した美神に対し、リっちゃんは微笑みながら返す。
だがその言葉は、大きな衝撃を美神たちに与えた。

「横島君を月に!?、って人口幽霊にチャーム、あんた何者よ」

「横島さん月に行くってどういうことですか」

「いや、だから俺もさっぱり」

「私?私はプリンスオブダークネスの妻、、リっちゃんって呼んでね♪」

空気が固まった。
美神にしても魔族だろうという予想はあった。
人口幽霊にチャームをかけた、これも今一分からなかったかったが、
かつてワルキューレがしかけたことを考えればありえることかも知れない。
そんな訳で、とりあえず牽制のつもりで名を聞いてみたのだが、
相手が嘘を言ってない限りにおいて実にやばい相手である。

「人妻というやつでござったか、拙者は犬塚シロと申す、先生の一番弟子でござる、でこっちがタマモでござる」

「別に紹介しろとは言ってないわよ」

んなこと気にせず挨拶するのもいるが。

「あははー、よろしくね」

「なんで人様の奥さんが横島さんに用があるんでしょうね〜」

「だ、だから俺にはさっぱりって、おキヌちゃん横文字にまだ弱いのか」

その間に美神は体勢を立て直し、考えを纏める。
相手はすくなくともこちらを潰そうとかは考えてない。
まずは対話、もしくは交渉を狙っている。
これが中級なら偽装の一つかも分からないが、
本当なら上級中の上級、あの件の最後の辺りを見ると潰そうとは考えてないだろう。
だが、その前に。

「あなたがリリスっていう証拠は?」

確かめねばならない。

「横島くんが私襲おうとしてないでしょ?
 神造の女の体だもんね、言っちゃなんだけど黄金率でね、人相手には無条件でテンプテーション発動しちゃって
 今は、この帽子で抑えてるけどね、外しちゃたら横島君犯しちゃうと思うよ、私のこと」

「………」

「まぁ、それはそれで久々に若い子の味が楽しめるから私的にOK「「OKじゃない!」」(です)

けち、とか言ってふてくさられても困る。

「けど霊力は…」

そう、リっちゃんの霊力はちょっとワルキューレよりも強い程度。
これで悪魔の聖母といわれても…

「ああ、それは私がリリス本体の何億分の1くらいの意識のかけらだからよ、
 地上に降りるのに態々人並みに力を落としても仕方がないから誰もやんないけど」

ま、淫母の本質は魂そのものだから隠せないけどね、と彼女は続けた。

「そう、ま、信じる信じないかはともかく、用件は…って月!?」

兎に角用件を聞き出そうとしたトコで先ほど聞いたとんでもないことを思い出す。
それに微笑みながらリっちゃんは横島を見据え言った。

「うん、そう、横島君は月で神様の真似事してみたい?」


つづく
いつぞやの続きなんぞを今更…

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