~んで、現在~
まぁ、あれだよ。横っちが曰いた、男から見た、「女の理想」ってやつさ。
月並みに、愛だとか、母性だとか、優しくだとか、包容だったりだとか…
浮気しても怒らなかったり、
年とりませんだったり、
何でも善意に解釈しちゃたり、
エッチだけど純情だったり、
ウ○コなんかしないだったり、
果てしなく男に都合がいいだとか!!!
それを濃縮した、横っちがナルちゃん(ナルシスト)になっても仕方がないくらい美人が目の前にいた。
まぁ、性格は違うけどね。ウン○もするだろうし。
「うるせぇ~ぞ、ナレーション!!」
後ろにはボコにされたピート、でもすぐに復活しそうな勢いで急速修復中。流石、バンパイアハーフ。
「なにぃ!!!ウラー!!」
ああ、『爆』の文殊!!今の霊力と技術じゃ出来ないはずなのに!!
「コンジョォォ~~~~!!!!」
そのまま、「栄光の手」を使用して(これもまだ無理なはず…)ボコにし続けている。
ちなみに、ユッキーは背が伸びてないことに傷心して自失呆然。なんか駄目な人と化していた。
ま、その間に説明しとこう。
1、ユッキーの背は伸びてない(?)
だって、女性化して背が縮んだ横っちと同じくらいって自分で言ってたし。ってーことは、今の横っちは弓とかよりもちっこい?
2、横っちは女になっている。
あの足元の違和感はスカートを穿いていたから。首筋の違和感は髪が長かったから。
ちなみにポニーテール。(筆者永風の趣味。原案(?)の相棒はツイン希望だったが、じゃんけんで負けたためこうなる。)
さらにちなみに前話で席を立った人達は、横っちがはいていた下着を見て欲情した人達です。その後は、もちろんトイレに…
しっかし、気付かない横っちも横っちだ。次。
3、横っちの女にモてるというのは効力があるっぽい。
証拠にまだ幽霊だけど、おキヌちゃん!
4、横っちの女性化はピートの願いが原因だ。
そう、ピートが願ったのは横っちの女体化…
ピートはホモではなかったのだ!!
たまたま、愛した人が横っち(注:人外に好かれる体質)だったのだぁ!!
しかも、攻め希望。
以上、説明終わり。後は最高指導者に任せます。
「やあ、どうもお二人さん」
「ちょっとぶりでんな」
横っちとユッキーがぎらりと目を光らす。
「「ここで遭ったが百年目ぇ~~~!!!」」
「てりゃ」
キーやんのでこぴん。
「うりゃ」
サッちゃんのしっぺ。
「「ぎゃふん」」
返り討ち。魔人時だったらいざ知らず、人間時に歯向かうなど愚考も愚考。
でも、漢にゃあそれでもやらなきゃいけねーときがあるんでさぁ…(←他人事)
血の海に沈んでいる横っちとユッキー、そしてピート。
その状態にも拘らず、サッちゃんが説明を始めた。
「まぁ、結論から言ってまうと、ユッキーの背は伸びとるでー…
1cmくらい(ニヤリ)」
1cm!確かにどれ位とは指定してなかったぞ!
ってゆーか、あんたら小学生かい!
「横っちさんの願いはしっかり叶わせて頂きました…
女性の方にモてますし、ハーレムも作れますよ(ニヤリ)」
ビバ、漢の夢!
だけど、横っちは女だ!
「ピーちゃんの願いは、
ホンマ真面目にキィ~ッチリと叶えたで!(ニヤリ)」
こいつ等確信犯だ!詐欺だ!
「(横っちさんの願いを最小限にするのに必要だったんです!)」
「(横っちの願いを最小限にするには必要やったんや!)」
……納得!(爆)
でも”必要”じゃなくて”ちょうどよかった”じゃないの?
「「……てへ♪」」
……ま、いいや。
「それじゃあ、私達帰りますね。忙しいですし…それと、死なないで下さいね♪」
楽しそーだのぅ、キーやん。
「そういうこっちゃ。ま、頑張ってーな♪」
ノリノリやのぅ、サッちゃん。
サラッと説明して、多少伏線残してさっさと帰ってゆく。
薄情ってゆーか、何てーか…
そうこうしている内に、復活を遂げる横っちとユッキー。
「ちきしょう…大丈夫か?ユッキー」
よっこらしょ、と立ち上がる横っち。女性化しても体が頑丈なことには変わりないらしい。
「おう、横し、ま……(ジロジロ)…しっかり女になってんなぁ、夢じゃなかった…(マ、ママに似てる!!)」
しげしげとユッキーは横っちを眺める。ちなみに顔をやや赤くして。幾百年という年月を以ってしても、マザコンは治らなかったらしい…
あれ…もしかして、ユッキーフラグが立った!?
ユッキーの言葉に大変落ち込む横っち。
スカートの上から触ってみても、ないものはない。
「ああ!!やっぱりねぇ!!俺の自慢のマグナムがぁぁぁぁぁ!!!!!」
美人さんがものすんごいことを口走って、自分の股間を弄っている。
卑猥だ。シュールだ。やな光景だ。
「大丈夫です、僕があなたの心の渇きを癒してあげますよ。よ・こ・し・ま・さん♪」
既にフラグが立ちっ放しのピート君。
こんなセリフを吐くからには、横っちを背後から抱きすくめ、耳元で囁いている。
横っちに戦慄が奔りまくった!(戦慄を鳥肌とも置き換えてもいい。)
「ぎゃぁぁぁ!!!!死にされせぇぇぇ!!!!このど変態!!!!!」
もう一度、入念にボコッておいた。いや、もういっそ殺すんじゃあないかぐらいの勢いで殴り続けていた。
「はぁ、はぁ、はぁ……ん?何やってんだ、ユッキー」
ユッキーは必死こいて、木に頭をしこたま打ち据えていた。
「わ~!!何やってんだ、雪之丞!」
雪之丞を羽交い絞めにする横っち。
ふにょん。
胸当たる。ユッキーは必死こいて振りほどき、また打ち据えた。
「俺は横島に欲情なんかしてない俺は横島に欲情なんかしてない俺は横島に欲情なんかしてない!!!!」×∞
…………(汗)
一寸引きまくる横っち。ふと、考える。
「ちょっと、待て。俺のこの姿って、あれだな。俺という最強のファクターが考えた理想の女の姿をしてるんだよな…」
横っち、嫌な予感に思い当たる。
「……俺って、男にもモてる?」
気付いた。
横っち、キーやんの言葉を思い出す。
『横っちさんの願いはしっかり叶わせて頂きました…女性の方にモてますし、ハーレムも作れますよ(ニヤリ)』
『女性の方にモてますし、ハーレムも作れますよ(ニヤリ)』
『ハーレムも作れますよ(ニヤリ)』
「逆ハーレムかぁぁぁぁ!!!?!?!?」
逆ハーレム――女性の方が気に入った男の人を集め、囲い、侍らせる、『漢の夢』ならぬ『女の夢(?)』
彼、いや彼女はナチュラルにその逆ハーレムを築ける魅力を得てしまっていたのだ!
「嫌だぁぁぁぁ!!!嫌過ぎるぅぅぅ!!!撤回だ!!撤回を要求する!!!ってーか、せめて男の身体に戻せぇぇぇ!!!!いや、チ○○だけでも返せぇぇぇぇ!!!!俺のマグナムゥゥゥゥゥ!!!!!!」
嫌だよぉ、こんなこと口走っている女の人、しかも美人がいたら嫌だよぉ~。
騒ぐ、横っち。
混乱するユッキー。
まだ再生してる、いい加減止めを刺されとけピート。
どうなる、これからどうなるんだこの世界は!?
いや、世界なんてぶっちゃけどうでもいい!
横っちはどうなるんだ!?
ピートの魔手にかかってしまうのか!
フラグ立っちゃった人とくっついてしまうのか!
はたまた、逆ハーレムを知らず知らずの内に作ってしまうのか!
それとも、マリ○ての世界を形成してしまうのか!
いや、その前に、次回はあるのか!
続かない…?
あとがき
相棒:中途半端だな。
永風:プロットを出さないから、勢いだけで書いた…
相棒:俺の所為か?
永風:………さあ?
相棒:続けるん?
永風:わかんない。
アルファミリアさん>
>ってピート!! なにたのんでんのや!!!
相棒:何頼んでんでしょうねぇ~(笑)
MAGIふぁさん>
>背…のびてないの?雪之丞。
永風:ベタですが、きっとサッちゃんですからベタなオチを好んだんです!
Danさん>
>やられる方よりやる方が好みなのねw
永風:たぶん、奴ならどっちもいけます(笑)
九尾さん>
相棒:とめねーッス、どんどん暴走しちゃってくだせぇ♪
あつきさん>
相棒:文殊が任意で使えるのは当分先。
永風:ただし、ピーちゃん撃退に限り使用可。
柳野雫さん>
>百合?
相棒:百合。
ムゲンドラモンさん>
>タイガ~~~~カムバ~~~~ック
永風:しません。(酷)
相棒:所詮タイガー…されどタイガー……?