インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

「GS横島 IN Fate 第六話(GS+Fate stay night)(GS+Fate stay night)」

ブルガ (2004-12-22 22:59)
>NEXT

なんとかランサーを撃退し、遠坂凛をセイバーから守る事に成功した横島、だが、横島はこれから起こるであろうセイバーと凛の追及をかわせることが出来るのか!?
そして、話の展開は!?
『GS横島 IN Fate第6話』フェードイン!!(最早、なにがなんだか・・・)


衛宮家の居間は緊張した空気の中にあった。
どうやら、士郎の工房は持ってない発言がよっぽど気に入らなかったらしく壮絶な顔で士郎を問い詰めていた。
2,3事情を聞いて呆れた表情になった。
「はあ、なんだってこんなヤツにセイバーが呼び出されるのよ、まったく」
がっかり、とため息をつく。
「ま、いいわ。もう決まった事に不平をこぼしても始まらない。そんなことよりも・・・」
横島のほうをじろりと睨む。
「・・・いや、そんなに睨むなよ気持ちは分かるけどよ。」
そんな視線にも能天気に構える横島。
「説明してもらうわよ。あなたのあの、サーヴァント中最高の能力を持つといわれるセイバーをとめた魔術・・・いいえ、アレは魔術なんかじゃない。別の何か」
「そのまえにさ、凛。」
「何よ?」
眼光に鋭さを増してさらに睨む。
「そのサーヴァントとかの説明をしてくれないか?俺達二人とも巻き込まれたばかりでよくわかってないんだ。その後ならいくらでも答えるから」
「はあ、わかったわよ。そのかわりあとでちゃんと教えなさいよ」
どうにかしてなだめすかして横島達は聖杯戦争のことを教えてもらった。

「率直に言うと、衛宮くんはマスターに選ばれたの。どっちかの手に聖痕があるでしょ?手の甲とか腕とか、個人差はあるけど三つの令呪が刻まれている筈。それがマスターとしての証よ」
「手の甲って・・・ああ、これか」
「そ、それはサーヴァントを律する呪文でもあるから大切にね。令呪っていうんだけど、それがある限りはサーヴァントを従えていられるわ」
「・・・?ある限りってどういうことだよ」
「令呪は絶対命令権なの。サーヴァントの意思をねじ曲げて、絶対に言いつけを守らせる呪文がその令呪よ。
発動に呪文は必要なくて、貴方が令呪を使用するって思えば発動する。
で、その令呪が無くなったら衛宮くんは殺されるだろうから、せいぜい注意して」
「え・・・俺が、殺される・・・?」
「そうよ。マスターが他のマスターを倒すのが聖杯戦争の基本だから。そうして他の6人を倒したマスターには、望みを叶える聖杯が与えられるの」
「な・・・・に?」
士郎は混乱していた。
「つまりね、貴方はあるゲームに巻き込まれたのよ。聖杯戦争っていう、7人のマスターの生存競争。他のマスターを一人残らず倒すまで終わらない、魔術師同士の殺し合いに」
「そん・・・な、なんだよそれ」
「気持ちはわかるけど、これは事実よ、それに貴方だって理解してるんでしょう?1度ならず2度までもサーヴァントに殺されかけて、自分はもう逃げられない立場なんだって」
「・・・・・」
「あ、違うわね。殺されかけたんじゃ無くて殺されたんだっけ。よく生き返ったわね、衛宮くん」
「ちょっと待て、士郎が殺されたってどういうことだ?」
さすがに殺された発言は気になったのか横島が聞く。
「文字通り、1度死んだのよ。衛宮くんは。あのランサーにね」
「そういや、そんなこと言ってたな。確か、助けてくれた人がいたって」
「ああ、確かに俺は誰かに助けられたんだ・・・そういや遠坂、俺がランサーに殺された事を知ってるのか?」
「今のはただの推測よ。つまんない事だから忘れなさい」
顔を背けながら言う。説得力はまるで無い。
「つまんない事じゃ・・・「まあ待てよ士郎」兄貴?」
遠坂をフォローするように横島が口を挟んだ。
「今はともかく遠坂の話を聞くのが先だ」
「・・・そうだな」
しぶしぶ従う士郎。
「話を戻すわね。いい?この町では何十年かに1度、7人のマスターが選ばれて、それぞれサーヴァントが与えられるの。
マスターは己が手足であるサーヴァントを行使して、他のマスターを潰していく。・・・これが聖杯戦争と呼ばれる儀式のルールよ」
「私もマスターに選ばれた1人。だからサーヴァントと契約したし、貴方だってセイバーと契約した。
衛宮くんは自分でセイバーを呼び出した訳じゃなさそうだけど、もともとサーヴァントってのは聖杯が与えられてくれる使い魔だからね。衛宮くんみたいに、何も知らない魔術師がマスターになる事だってありえるわ」
「ちょっと待てよ。遠坂はセイバーを使い魔だって言うけど普通は小動物・・・猫とか鳥だろ。セイバーはちゃんと体があるし、とても使い魔には見えないんだけど」
「ま、確かに使い魔って分類にはなっているけど、その位置づけは段違いよ。何しろ彼女は使い魔の中でも最強のゴーストライナーなんだから」
「ゴーストライナー?てことは幽霊なんだろうけど、どう見たって幽霊には見えないし、俺ならすぐ解る」
受肉した幽霊っつたらおキヌちゃんぐらいだよなあと心のなかで呟きながら質問する横島。
「幽霊・・・ま、似たようなものだけど、そんなモンと一緒にしないほうがいいわよ。サーヴァントは受肉した過去の英雄、精霊に近い存在なんだから」
「「受肉した過去の英雄?」」
二人して聞き返した。
「そうよ。過去だろうが現在だろうが、とにかく死亡した伝説上の英雄を引っ張ってきてね、聖杯が実体化させるのよ」
「「ちょっと待て、過去の英雄って・・・」」
また二人して、セイバーを見る。
「なにか?」
「「いや、何でも」」
仲良く二人は答えた。
「つまりね、魂を再現して固定化するの、しかも英霊本体を直接連れて来て使い魔にするから基本的には霊体としてそばにいるけど、必要とあらば実体化させて闘わせられるってワケ」
「む、その霊体と実態を使い分けられるって事か。さっきの遠坂に付いてたヤツが消えたのは、霊体になったから?」
「そ。今はここの家の屋根で外を見張ってるわ、さっきの戦いで判ったと思うけど、サーヴァントを倒せるのは同じ霊体であるサーヴァントだけなの」
「ああ、だから凛の後ろに付いてたヤツ。家に入ったらいなくなってたんだ。」
納得顔の横島だが・・・
「・・・ちょっと待って横島君。あなた霊体化したサーヴァントが見えるの!?」
聞き捨てなら無いって顔して遠坂は横島を見る。(もとい睨みつける)
「ああ、っていうか幽霊とかしょっちゅう見てるし、多分霊体化したサーヴァントにもダメージを与えられると思うぞ」
「うそ、そしたらセオリーそのものが崩れかねないじゃない!」
「セオリー?」
「ええ、霊体化したサーヴァントにマスターは攻撃できないし、実体化したとしてもマスターじゃ敵わないから、サーヴァントはサーヴァント同士で戦わせて、マスターは後方支援に回る。これがセオリーになってるわね」
「まあ、普通はそうなるだろうけど俺はいざとなったら文珠があるしな」
「文珠?さっきセイバーを止めたやつね。一体なんなのそれ、概念兵装の一種みたいだけど。そこまで自由度が高いものなんて聞いた事が無いわ」
「じゃあ、そろそろ俺の事も話すかな・・・」
横島がそういうと凛だけでなくセイバーや士郎も注目してきた。
それを確認すると横島はもったいぶった口調で切り出した。
「えー、まずさ、これだけは言っておこうと思うんだけど」

「俺さ、この世界の人間じゃないみたいなんだよな」


爆弾投下!! 第七回へ続く

あとがき
  体調不良のため、ここで切らせていただきます。次回ではバーサーカーが出てくるはずです。次は少しコメディタッチで行こうと思いますのでお楽しみに。

>NEXT

△記事頭

▲記事頭

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル