GS美神~あなたとの思い出~
第一話
「ふぅ・・・やっとついた・・・。」
横島は妙神山へと着ていた。
「久しぶりだな、ここに来るのも。」
横島は入り口に向かって歩いていった。
「おぉ、どうした横島殿。」
鬼門(右)がたずねた。
「小竜姫さまはいるか?」
鬼門(左)が
「あぁ、いるぞ。いまパピリオ殿の修行中ではなかっただろうか、もうそろそろ終わるころだ。」
「ありがとう、通してもらっていいか?」
横島は鬼門たちに聞いた。
「いいですぞ。本来ならわれわれを倒さないといけないが、横島殿ならいいだろう。」
鬼門はそういいながら門を開けた。
その瞬間だった。
「あぁ!!ポチだ!」
パピリオがちょうど入り口の前を通ったらしく、大声で叫んできた。
「やぁ、ひさしぶりだなパピリオ。元気にしてたか?」
横島は近づいてきたパピリオの頭をなでて言った。
「小竜姫の修行がきびちいでちゅが、がんばってまちゅよ。」
「そうですね。パピリオはけっこう頑張ってますよ。」
後ろからゆっくり近づいてきた小竜姫が言った。
「こんにちわ小竜姫さま。ちょっとハマヌンに用事がありまして・・・」
横島は小竜姫に用件を言い、
「師匠ですか?今の時間はえ~と・・・・・・・・・・部屋でくつろいでますよ」
「その間が気になりますが、案内してくれませんか?」
横島はある予想を立てて小竜姫に案内を頼んだ。
「いいですよ、こちらです。」
小竜姫は妙神山の中へ入っていった。
「ここです。」
小竜姫はある部屋の前で立ち止まり、そういった。
「師匠、客人がまいりました、失礼します。」
そういって小竜姫は襖を開けた。
「ウキッ?」
「またゲームやってるよ・・・」
横島の予想通りにハマヌンは猿化(ゲーム猿)していた。
「もうそろそろ終わると思いますので・・・(汗)」
小竜姫はそういい、
「うし・・・どうした小僧?わしに何か用か?」
ハマヌンはいきなり元に戻り、横島に尋ねた。
「ハマヌン、前ここで修行をつけてもらったが、あれ以上の修行というのはあるのか?」
横島はハマヌンに尋ねた。
「あることにはあるが・・・どうした小僧、おぬしはもう十分な強さをもっているであろう?
いまなら人間界で勝てるやつはいないはずじゃが?」
「いや、この程度の力だったらいらないんだ・・・俺がほしいのは、すべてを守れる強さと敵を滅ぼせる力だ」
横島は迷いながらも言った。
「ふむ、前者はいいが、後者はどういう意味じゃ?」
ハマヌンは驚き、横島に聞いた。
「敵を滅ぼす力か・・・いま、俺はすごく迷っている・・・
あいつがいないように振舞ったこの世界を滅ぼしたいのか・・・
それともあいつが命をかけて守ったこの世界であいつと同じようなことがないように、守りたいのか」
横島の瞳がまっすぐハマヌンを見据え答えた。
「そんな!そんな力は横島さんには似合いません!」
小竜姫が驚き、言った。
「小竜姫さん、あなたは知らないんだ。俺の弱さを・・・」
横島はさらけ出すように、
「そんな・・・横島さんは十分強いです!」
小竜姫は悲しい声を上げた。
「横島、ある案が神魔最高指導者から伝わってきたんじゃ。」
ハマヌンはとっておきを見せるような顔をして横島に言った。
「それは、時間を戻る案じゃ。」
ハマヌンは横島に向かい、ある用紙を投げた。
「神魔最高指導者は、前からおぬしが迷っていたことを知っていてな、今回のことは人間には何にも関係ない、
だからルシオラをなくし、アシュタロス事件を止めてくれた横島を助けてやりたい・・・そう思ったのじゃ。」
「ルシオラを・・・助けれるというのか・・・?だったら!だったら何ですぐに伝えてくれないんだ!」
横島は希望と怒りをもった目でハマヌンに聞いた。
「その案の最低条件が、おぬしがここにくることじゃった。しかもその案はまだ未完成だったのじゃ」
ハマヌンはそういった。
「しかし、先週でそれが回避できる方法がわかった。それはな・・・」
「早く教えてくださいよ」
横島はせかした。
「・・・・まだ教えん」
「だぁー!なんだよそれ!」
横島に脱力感がただよった。
「まだ教えんというのはな、ここで修行して、普通の神魔クラスの力を身につける。それが条件じゃ。
しかも逆行してそこがいつかはわからない。だからそれが制御できるまでじゃな」
「そうなのか。まぁ、どっちにしろは修行をつけてもらうつもりだったんだ」
横島はそういった。そして小竜姫が
「じゃあ、横島さんは事務所はどうしたんですか?まさかやめてきたとか!?」
小竜姫がそういうと横島が
「いや、余計な詮索をしてもらいたくないから、一応休暇をもらってきた、一ヶ月くらいだな」
「結構みじかいな、じゃあ空間を作るか・・・。空間ができるまで三日くらいかかるのでな、パピリオと小竜姫と修行でもしておれ。」
ハマヌンはそういい、部屋を出て行った。
「ふぅ、これであいつを助けられる・・・あんな思いは二度とごめんだ。」
ールシオラさん、あなたは幸せですね・・・こんなに横島さんから思ってもらえてるんですから・・・あたしだって・・・ー
小竜姫はそんなことを考えていた。
「それじゃあ、パピリオは終わりましたので、今日はパピリオの相手をしてあげてください。」
横島は、小竜姫のほうを向き
「はい、三日間の修行、よろしくお願いします。」
「はい、よろしくお願いしますね」
そういい、横島と小竜姫は修行場へと向かっていった。
あとがき
なーんか設定がめちゃくちゃな気がしてきました。
まぁご都合主義ということで勘弁してください・・・。
>九尾
感想ありがとうございます。そんな設定があったなんて・・・まだまだ勉強不足ですね。
これからもいろいろとご指導お願いします
>紫竜
すいません、あんまりボギャブラリー(?)がないので、単純に時間逆行物にしてみました。
あんまりどきもを抜くようなものはないので、よろしくお願いします