煙草の煙−誰も知らない、学校のいじめ体験

俺は二学期の後半頃から、 名目上、U達の仲間の形を取る事になるのだが、 その時に今まで知る事のなかった、U達の行動を垣間見る事になった。

あの頃一度だけ目的も解からず、 Uとその仲間に近くの公園へ連れ出された事があった。 Uはまだ来ていなかったのだが、 そこに居たNが、手にチェーンを巻き付けて持ち歩いていたのを思い出す。

そして、フラフラと公園の中を歩き続けるのだが、 偶然公園の芝生に一人の高校生がおり、 近くの子供にタバコの煙を吹きかけて遊んでいた。

これにUの取り巻き達が目を付け、 しばらくして遅れてやって来たUに、得意げに この高校生の事を教えていた。 その事を聞かされたUは 「我が意得たり」とその高校生を探し始める。 どうやらUは、その高校生を探し出してボコボコにするつもりらしい。 Uにとってタバコの煙を子供に吹き掛けるという行為は、 喧嘩を始める、都合の良い大義名分になったのだろう。

結局その高校生は見つからなかったのだが、 中学1年のUが、高校生をやろうというのだから、自分に相当自信があったのだろう。 いずれにせよ Uのやらかす、くだらない喧嘩に 俺まで巻き込まれるのは迷惑な話だった。



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