後編

「セシル!しっかりしろ!」
「パパー、私もうだめなの?」
「駄目じゃない!絶対に助ける!だから、諦めるんじゃない!」っとサトシは、精一杯セシルに声を出してるのだ。

その頃、

ルギアはというと

「待ちなさい!ジラルダン!」
「くっ、さすがに動きが早い!仕方ない、これを使うか。」っと言ってジラルダンはポケットから、薬を出したのだ。

そして、

それを

地面に投げたのだ。

すると、

霧が出てきたのだ。

「何ですか!この霧は。」
「はっはっはっはっは、これで、見えまい、では、さらばだ!」
「そうはさせません!」っと言ってルギアは、ジラルダンの声が聞こえる方向に攻撃をしたのだ。

「「エアロブラストー」」っとルギアは技を放ったのだ。

すると、

「なに!ぐわー!」っとジラルダンが言ったのだ。

そう、

ルギアの必殺技、

エアロブラストーがジラルダンに

命中したのだ。

「捕まえるため、手加減をしました。さあ、セシルを元に戻しなさい!」
「くっくっくっく、無理だ!セシルが吐き出さない限り全身麻痺は消えないのだ、っはっはっはっは。」
「そんな!」
「まあ、一つだけ方法があるがな」
「方法ですって?それは何?」
「それは、誰かがセシルのお腹の中に入って取り出すしか無い。」っとジラルダンが言ったのだ。

「誰かがセシルのお腹の中に入るのですか?」
「ああ、そうだ!その方法しかないのだ!さあ、どうする?」
「この事、ご主人様に言わないと!」っと言ってジラルダンを捕まえながら家に戻ったのだ。

「ご主人様!」
「ルギア!っジラルダン!さあ、教えろ!セシルを助け出す方法を!」
「ご主人様、そのことなのですが、方法が分かりました。」
「え、なに、その方法は?」
「誰かがセシルのお腹の中に入って取り出すしかありません!」っとサトシに言ったのだ。

「わかった、セシルのおなかの中に入って取り出せば助かるんだねルギア?」
「はい、そうですって、ご主人様!もしや。」
「俺が、セシルのお腹の中に入って取り出す」
「そんな!無茶ですご主人様!」
「大丈夫だ、ルギア、俺を信用しろ。」
「ご主人様。」っとサトシに言ったのだ。

「「パパー、ママー、セシル助かるよね?」」
「ああ、絶対に助ける!だから、心配しないで。ルミナ、レン、etc」
「「はい、パパー」」っと子供たちが言った。

「セシル?入るぞ。」
「パパー。」
「助かる方法がある。」
「え、あるの?」
「ああ、助かる方法は、セシルのお腹の中に俺が入って、その薬を取り出すことだ。」
「パパを私が食べるの?」
「そうだ!その方法しかない。」
「わかった、その方法しかないのならします。」
「さあ、セシル、口を開けて?」っとセシルに言った。

「う、うん、でも、恥ずかしいです。」
「大丈夫だ、セシル!さあ!」
「う、うん。」っといってセシルは大きく口を開けたのだ。

そして、

サトシは、セシルの口の中に

体を入れたのだった。

そして、

ゴクゴク!ゴックン!

セシルはついに、

サトシを飲み込んだのだった。

「うーん、此処が、セシルの胃か、何処にあるんだろうその薬。」っといってセシルの胃を探検したのだ。

「パパー、大丈夫ですか?」っとサトシを心配しているセシルが言ったのだ。

「ああ、大丈夫だ。あ!あったぞセシル!薬が!」
「本当ですかパパ!」
「ああ、待ってろ、すぐに取り出してやるからな」っと言って薬を取り出したのだった。

「取り出したぞセシル!」
「良かったです!パパ、早く帰ってきてください。」
「ああ、ちょっと、少し痛いけど我慢してね。」
「え、パパ?」っとセシルが言った。

すると、

「きゃあ、パパ、なんか、お尻が痛い!」
「我慢して、セシル、後、もう少しだ!」
「もうだめ!出ちゃう!」

そして、

セシルの子宮から、

サトシが

出てきたのだ。

「パパー!」っと言ってサトシに抱きついてきたのだ。
「もう大丈夫だセシル!」
「うんパパ!もう大丈夫!全身麻痺も消えた!ありがとうございますパパー。」

ギュッ

「セシル。」
「ヒック、ヒック、ヒック、もう駄目かと思いました。でも、パパが助けてくれた。嬉しい」
「もう、一人にはさせないからなセシル!ずっと皆が居るからな!」
「はい!パパー、やっぱり、私、パパのお嫁さんになりたい。それほど、パパのこと前よりも好きになりました。大好きです。」
「セシル、俺も、セシルの事大好きだ。」っとセシルを抱きしめながら言ったのだ。

「パパ」
「セシル」っと言ってセシルとサトシの距離が短くなったのだ。

そして、

深い口付けを交わしたのだ。

唇をゆっくり離すと

サトシとセシルの間には

銀の糸で結ばれたのだった。

「パパって、キス上手ですね。」
「セシルもね」
「もう!パパ///////」っと真っ赤にながら言ったのだ。

「うーー、ご主人様の唇は私だけのものなのに。ま、まあ、今日は、譲りましょう。ふふふ」っとルギアが言ったのだ。

「「パパー、私たちも口付けしたいです。」」っと子供たちが言った。

そして、

朝となり、

警察が来て、

ジラルダンを捕まえて行ったのだ。

「ご協力ありがとうございます。」
「いいえ、当たり前のことをしただけです。」
「それと、協力に参加してくれた皆さんに賞金を差し上げます」っと言って大きなカバンをなんと1000個以上持ってきたのだ。

「賞金だって、あけてみるかルギア?」
「はい、ご主人様」っと言ってカバンを開けたのだ。

すると、

なんと、

一つのカバンに

9000兆円が入っていたのだ。

「「ワー、ママ、パパー、すっごいお金だね」」っと子供たちが言ったのだ。

「凄すぎないちょっと。」
「ええ、すごいお金ですね。」
「ま、いっかお金には困ることは無くなったんだし、それに、ジラルダンを捕まえたんだし」
「はい、そうですね。ご主人様。」っと言ったのだ。

「「パパー、ママー、」」っと子供たちが来たのだ。

「どうした、セシル、レン、ルミナ、etc」
「「今日、外食にしませんか?セシルが無事に戻ってきた事を祝って。」」
「そうだな、よし、外食にするか、ルギア?」
「はい、そうですね、ご主人様。」
「よーし、一番美味しい店に行って食べるぞ」
「「はい、パパ(ご主人様)」っと言った。

「あの、ご主人様?」
「ん、何だルギ・・・・」

チュッ

「ルギア!」
「私はご主人様が好きです!」
「ああ、俺もだ。ルギアも、皆好きだ。」
「////あの、その、セシルにしたあの口付けをしてください、私にも///////」
「わかった。ルギア」っと言ってサトシはセシルにした口付けをしたのだった。


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