ここ、アーシア島ではおかしなことが起こっている。それは、 「ごめんね、忙しいのに話に付き合ってしまって」っとフルーラに言った。 「うんうん、全然大丈夫よ。ちょうど暇だったしね。」っとルギアに言った。 「じつはね、フルーラに頼みたいことがあるの。マサラタウンにいるサトシを私の所にきてもらいたいんだけど、頼める?」 「え、サトシ君?うん。私に任せておいて。あ、でもなんでサトシ君を呼ぶの?何か話しがあるの?」っとルギアの顔を見た。 すると、なんとルギアの顔が真っ赤なのだ。 「ちょっルギアなんでそんなに顔真っ赤なの?熱でもあるの?」 「うんうん、熱はないんだけど、なんか、サトシの事を思い出すとこうなるの。原因わかるフルーラ?」 「うーん、熱もなし、そして原因不明か、あ、分かった。ルギア貴方サトシ君に恋しちゃったんだよきっと」 フルーラは物凄い事をルギアに言ったのだ。そして、言われたルギアは、目を大きくして、 「わ、わ、私がサトシのことが好きになったの?」 「そうよ、貴方はサトシ君に一目惚れしちゃったのよ。でも、ポケモンと人間が愛し合うなんて初めて聞いたわよ。なんだったら、サトシ君に告白してみる?」 「ええっ私が、サトシに告白?なんか恥ずかしい。」っとルギアは翼を自分の顔にあてた。 「じゃあさー、私が手伝ってあげようか、告白の」 「何か作戦でもあるの?」 「ええ、良い方法があるから任しておきなさい。うふふふ」 ここマサラタウンでは、ちょうどサトシが家でねっころがっていたのだ。 「何か暇だな、なあ、ピカチュウ」 「ピカピ」っとサトシの愛棒であるピカチュウが言った。 そのとき、 リリーン、リリーン、リリーンリリーン 電話が鳴ったのだ。 受話器をとって 「はい、サトシですが」 「あ、サトシ君?私よフルーラ」 そうかかってきたはアーシア島のフルーラだったのだ。 「ねえ、サトシ君、ルギアの事覚えてる?」 「ルギア?うん、忘れてる訳ないだろう。何年たってもルギアの事忘れねえよ。」 ルギア、 最初はただの宝を見つけてフルーラが笛で吹けば終わりなのに、、 サンダー、ファイヤー、フリーザーを捕まえた ポケモンコレクションのジラルダンにつかまえられてしまい なんとか脱出するのはよかったけど、 外では、伝説のポケモン、 サンダー、 フリーザー、 ファイヤーが喧嘩をしていて、自分にも攻撃が当たる瞬間、 大きくて、見たことがないポケモン、ルギアにあったのだ。 サトシは初めて会ったあの時、恋をしてしまったのだ。そう相手はルギアなのだ。 「じつはね、サトシ君。ルギアがサトシ君に会いたいって言ってるけどあってくれる?」 「うん、良いよ、すぐに出発の準備するからちょっと待っててって言っといてルギアに」 「うん、分かった。ルギアきっと喜ぶわよ。」 そのとき、サトシのママが買い物から帰ってきたのだ。 「ただいま、サトシ、あら、どこかに行くの?」 「うん、ちょっと、アーシア島に行くよ」 「アーシア島?ああ、あの可愛い女の子のフルーラちゃんと、ルギアちゃんがいる所ね。いってらっしゃいサトシ、気をつけてね。」 「分かってる、行こうぜ、ピカチュウ」 「ピカ」 アーシア島では、 「ほれ、フルーラよ。持ってきたぞい。フルーラに頼まれた物を」 「ありがとう、長老。」 「それで、何なのだ、その薬は?何か大切なものなのか?」 「ええ、そうよ大切なものなのよ。実はねルギアには言ってないんだけど、その薬はね、どんな人間でもピカチュウに変身してしまう薬なのよ。」 長老が持って来た怪しい薬の正体は人間をピカチュウに変身してしまう薬なのだ。 「なんじゃと、それは本当か、フルーラよ。」 「ええ、本当よ。長老」 「しかし、誰に使うのじゃ、その薬を?」 「決まってるじゃない、サトシ君に決まってるじゃない」 「なに、サトシ君じゃと」っと大きな声で言ったのだ。 「ちょ、声が大きいです。長老。ルギアに聞こえちゃうじゃない」 「すまん、フルーラ。ところで、なんでルギアに聞こえてはいけないのじゃ?」 「実は、ルギアはね人間の男の子であるサトシ君のことが好きになってしまったのよ」 「ほうほう、それで、ルギアの様子は?」 「見ての通りよ」っと外に向けて指差したのだ。 「うん、どれどれ。」 「ああ、サトシ、早く会いたい。ああ、わたしの操り人サトシ」 そう、ルギアは早くサトシに会いたいのか尻尾を揺らしたりしたのだ。 「なあ、フルーラよ。なにか変じゃぞ。」 「え、何が?」 「ルギア、なんかいやらしくなってないか?」 「い、いやらしいって何処がいやらしいのよ?あれは、それほど、サトシ君の事が好きなのよ。恋する乙女はすごいのよ。そうだ、サトシ君まだかなあ。」 その頃サトシは、船に乗り色々と話をしたのだ。ルギアとの思い出を。 「ルギアに告白しよう、いや、嫌われたらどうしよう。うーーん、なあ、どう思う、ピカチュウ。」 「ぴか」 「ああ、ルギアに早く会いたいぜ」 そして、ついにアーシア島についたのだった。 「わあ、全然変わってないな、アーシア島は。」っとフルーラのいる家に行ったのだ。 「ごめんください、誰かいませんか、フルーラ、長老さん、おーい、うーんどっか行っちゃったのかな?」 しばらく待つと、フルーラが来たのだ。 「あ、サトシ君、いらっしゃい。いつ着いたの?」 「たった今だよ。」 「そっか、あ、そうだ、サトシ君、ルギアが会いたいと言ってるけど行く?」 「ああ、行くぜ。」っとルギアがいる所に行ったのだった。 「ルギア、サトシ君が来たわよ。早く出てきなさい」っといってルギアを呼んだのだ。すると、ルギアがきたのだ。 「ルギア、久しぶりだね、会いたかったよ。」 「サ、サトシ、私も早くあなたにあいたかったの。」っとサトシに抱きついてきたのだ。 サトシは、真っ赤となってしまったのだ。 「さあ、二人ともそこでいちゃいちゃしてないで、こっちにきてジュースでも飲みましょ。」 二人は、真っ赤となりながらフルーラの家に来たのだ。 「サトシ君は、何がいい、オレンジジュース、コーラ?」 「オレンジで」 「ルギアは?」 「わたしもオレンジで。」っといったのだ。すると、フルーラがちょっと来てっといったので、外に行ったのだ。 「なに、フルーラ?」 「いい、今から告白作戦を言うわね。まず、この中に例の薬を混ぜて作ったオレンジジュースをサトシ君の所に持っていくの。そして、飲んだ後、サトシ君は、ピカチュウに変身するはずよ。そこで、ルギア、そこで二人っきりとなって空の散歩に行くの。 そして、夕暮れの時に告白するのよ。」 「うん、分かった。」っといったのだ。 「じゃあ、作戦開始ね。はいこれがサトシ君のオレンジジュースよ。」っとルギアのオレンジジュースとちがって、色がすこし薄いのをあげたのだ。 「ありがとう。フルーラ。行ってきます。」 「うん、行ってらっしゃい。 サトシのところにオレンジジュースを持って行ったのだ。 「はい、サトシ、オレンジジュース」 「あ、ああ、ありがとな、ルギアってあれ、ルギアのは?」 「え、私、後でもらうからいいわよ。さ、さあ、飲んで」 「う、うん。じゃあいただくよ。」 ゴグゴグ ゴグゴグ ゴグゴグ じーーーーっとルギアが見ているのだ。そして、飲みきったサトシは、 「ぷは、おいしかったぜ、ルギア。」 「あ、ありがとうサトシ」 「うーん、なんか体が熱いような気がするなあ、風邪かな?」するとサトシの体から煙が出てきたのだった。 「うわーーー。な、なんだこれは。」 「サトシ!!」 煙がやっと消えてでてきたのは、なんとサトシがピカチュウになってしまった姿だった。 |
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