学校の帰り

シュウだけ

職員室に

呼ばれたのだった。

「先生、なんですか。」
「シュウ君。来たわね。実は、話があるの。」
「話ですか?良いですよ。」
「シュウ君、あの、ドラゴンと仲が良いのね。」
「!先生、なんでそれを!」
「お昼のときに全部見ちゃったのよ。」
「そうですか。」
「シュウ君、悪いことは言わないわ。今すぐ、あのドラゴンと別れなさい!」
「そんな!別れるなんて出来ません!」っと言ったのだ。

「貴方のために言ってるのですよ。」
「それでも、何が何でも別れるつもりはありません!」っと言って、職員室から出て行ったのだった。

「シュウ君!!誰か、シュウ君を止めて。」
「シュウ?」
「メグ!マック!ディーノ!」
「どうしたのそんなに慌てて。」
「メグちゃん、シュウ君を止めて。」
「先生?シュウ、また何かやっちゃったのね。」
「メグ!ごめん!」っと言ってシュウは風の力でメグ達を吹き飛ばしたのだ。

「シュウ!!」
「メグちゃん、マック君、ディーノ君、大丈夫?」
「はい、大丈夫です。あの、シュウは何をしたんですか?」
「実は、、、、、」
「えーあのドラゴンと一緒に付き合ってるって。そんなの嘘よ。」
「嘘ではないのよメグちゃん、証拠に写真を取ったのよ。」っと言ってみんなに見せたのだ。

「そんな、シュウが、、、、」
「気持ちは分かるけど、一応、シュウ君のお家に行くわ。」
「先生、私達も行きます。」
「ええ、分かったわ。」っと言ってシュウの家に行ったのだった。

ピンポーン、ピンポーン

「はい、どちら様ですか?」
「私は、シュウ君の担任をやっているハルカと言います。」
「!ハルカ先生ですか?はい、どうぞ」っと言ってハルカ達は家に入ったのだった。

「あの、シュウ君は?」
「帰ってないんですあの子。」
「帰ってない?うーん、もしかして、あの、ドラゴンに会いに行ったのかしら。」
「あのドラゴンって、まさか、あの噂のドラゴンですか?」
「ええ、学校でも何回も会ってるのですよ。これが、証拠の写真です。」っと言ってシュウの親に見せたのだ。

「これは、本当なんですね?」
「はい、本当です。」
「学校では、話合いとかないのですか?」
「実は、会議をしたんです。そして、その、結論は、そのドラゴンを殺し、シュウ君を取り戻すという作戦が出ました。」
「そのドラゴンを殺せばシュウは戻ってくるのですね。」
「はい、間違いなく!そのためにドラゴン討伐隊が発令して、町中にあちこちに討伐隊がいます。」
「そうですか。」っと言ったのだ。

その頃、

シュウはというと

やはり

レンと会っているのだった。

「レン、俺は絶対に別れたくなんてない。」
「シュウ、私も別れたくありません。」っと言った。

そのとき、

「おい、そっちに居たか?」
「いいえ、此方にも居ません。」
「絶対に見つけ出しドラゴンを殺し、シュウ君を救出するのが我々の役目だ。忘れるなよ。」
「はい!勿論です。」っと討伐隊の人達が言ったのだ。

「ドラゴンを殺す?そんなことさせない。」
「シュウ。」
「そうだ。良い物があった」
「シュウ?」っと言った。

良い物はというと

それは、

「シュウ、これは?」
「朧っていって、全身を隠せる不思議な服だよ。」

バサッ

「これで、本当に姿消えたのですね。」
「ああ、これで、姿は、見えない。」っとシュウは言った。

そして、

シュウと

レンは、

道を歩いてたのだ。

すると、

看板があったのだ。

その内容は、

「えっとなになに、ドラゴンを殺し、シュウ君を救出した者には、90000兆円をあげますだと、ふざけるな!」っと言ってその看板を壊したのだ。

「シュウ、ごめんなさい。」
「レン?」
「私のせいで、こんなことになってしまって。」
「うんうん、レンのせいじゃないよ。大丈夫、絶対に一人にはさせないから。」
「ヒック、ヒック、シュウ、ヒック」っとレンが泣き出してしまったのだ。

そのとき、

討伐隊の一員が

来たのだ。

「む、お前はドラゴンだー。ドラゴンがいたぞー。」
「しまった。レン朧を早く着て。」
「はい。」
「なに、姿が消えただと!」っと言って驚いたのだ。

「ふう、ビックリした。捕まったら終わりだ。」
「そうですねシュウ。それでどうしますこれから?」
「一応、自分の家に戻ろう。」
「シュウの家ですか。一度行きたかったんです。」っと言ってシュウの家に行ったのだった。


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