「ぅ・・・んっ・・・」
体内時計が朝を告げ、アスナが目を覚ました。
アスナにとってこの清々しい朝は何十年ぶりだった。
戦争孤児になってからはまともな睡眠も取れていなかった
コンコンッ・・
「ぁ・・はいっ・・」
体を起こし、伸びをする。
その時、ドアをノックされた。
アスナはそのドアを少し開き、外を窺う。
「アスナ様ですね。おはようございます。」
「あ、おはようございます・・・」
「朝食のご準備がもうすぐで出来ますのでロウエン様とご一緒にお願いします。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
“では、失礼します”とその獣人は頭を下げてアスナの元から去っていった。
「ん・・アスナ・・・誰だ?」
「あ、ロウエンさん。えっと、朝食の準備がもうすぐ出来るそうです。」
「そうか・・・アスナ。こっち来い。」
体を起こすと思ったが、ベットに体を埋め、アスナを呼ぶ
「?何で・・きゃ!?」
目を丸くしてロウエンに近づいた瞬間、その大きな手がアスナを鷲掴みし、ベットに引き込んだ。
「ひっ!」
“喰われる”そう思ったアスナが思わず身を固めた。
掛け布団の下、ロウエンの凶悪な牙のズラリとならんだ強面が目前にある。
「アスナ・・おめぇに、頼みがある。」
「ぇ・・た、頼みごとですか・・・?」
「あぁ・・そうなんだが・・おめぇが良いと言うか・・」
「大丈夫です・・頼みごとでしたら何でもやるつもりですから・・」
すると、ロウエンは気まずそうに目を逸らし、口を開いた

ーオレはおめぇを喰いたい。だから、大人しく喰われてくれねぇか?ー

「はい?今なんと・・・?」
アスナは耳を疑った。聞き間違いであってほしい。
「オレはアスナ・・おめぇを喰いてぇんだ・・・ダメか?」
「そ、それは・・・」
「爪で引き裂いたり、牙で噛み砕く気はねぇし、おめぇを傷つける気はさらさらねぇ。」
「ロ、ロウエンさんっ・・わ、私はっ・・」
「痛い事はしねぇ。丸呑みするだけだ。消化は・・・わからねぇが・・・嫌か?」
「・・分かりました。」
ロウエンが掛け布団を蹴飛ばし、体を勢いよく起こす。
アスナは仰向けに体を投げだし、ロウエンを見上げる。
「私にはもう行くあてはもうありません。私の運命はロウエンさんにあります。」
「アスナ・・・」
「生かされるのも、死ぬのも、全てロウエンさんの手に委ねられています。私に出来る恩返しになるなら・・・」

ーどうぞ、私を喰べてくださいー

「いいんだな・・」
ベロリ。
ロウエンが身を低くし、舌でアスナを舐め始めた。
小さなアスナの体はその舌が一舐めするだけで体の大半が舐められる。
ロウエンのほうも慎重で、体を押さえる力加減を間違えると骨を押し砕いてしまう。
ベロリ・・グチャ・・・クチュッ・・
「あっ・・んうっ・・・あんっ・・・」
ビクンと体を大きく震わせ、アスナは喘ぐ。
粘る唾液が糸を引いて、白毛、ベッドをぐちゃぐちゃに濡らしていった。
「ロ、ロウ・・エ・・ンっ・・さん・・・」
「ハッ・・ハッ・・アスナぁ・・・どうだ・・気持ちいいか?」
アスナはまだ幼く、女らしさを感じる所はなかったが、ロウエンに舐められている今、それを感じる。
首筋、乳首、脇、股、感じやすい体位をロウエンは余す事なく何度も何度も舐め続けた。
グチャ・・クチャクチャ・・・ニチュッ・・
グプッ・・・グチャリ、ヌチャリ・・
「あ・・・はぁ・・っ・・・・ぁ・・んぅ・・」
「オ、オレも気分がいい・・・・アスナ・」
「ぁぁんっ・・・ふぅ・・んんっ・・・」
「もう我慢できねぇ・・牙を立ててもいいか?」
「ハッ、ハッ、ど、どうぞ・・」
バクッ・・ムグッ・・・ムグッ・・
舐めるのを止め、その肩口をがっぷりと咥えると顎を大きく動かした。
「ぁん・・・ぅっ・・・んんっ・・」
牙が体に食い込み、唾液と共に快楽を擦り込む。
アスナはその度に喘ぎ、身を捩った。
「アスナ・・大人しくしてろ。牙で傷つけちまうだろ?」
「んんっ・・ロ、ロウエン・・さぁん・・」
アスナもロウエンもすでに手遅れだった。
二人とも快楽に浸りすぎて、目がとろけ、頬が紅潮しきっている。
アスナの喘ぎ声も次第に艶を帯び、さらなる快楽を求め、ロウエンを促す。
「ロウ・・エン・・さん・・もっと・・」
アスナの体は獣臭い唾液にぐっしょりと濡れ、毛と毛の間に糸を引いている。
ベットも透ける程の唾液に濡れ、その量を物語っていた。
「分かった・・そうするか・・」
グパァッ・・・ドロッ・・ボトッ・・ボタッ・・
粘る唾液の飛沫が飛び、牙と牙に唾液の糸がぐちゃぁと引いた。
ロウエンは口を大きく開き、アスナの耳を摘み上げ、頭上に持ち上げる。
そのまま摘み上げた耳から手を離し、アスナがロウエンの口内に落下した。
唾液を纏った舌にアスナが落下し、粘っこい水音が上がりロウエンの舌に確かな重みを与えた。
バクン・・・
静かに口は閉じられ、視界は暗闇に包まれた。

 * * * 

アスナの体は小さく、一口でロウエンの口内に収まってしまった。その重舌の上で身動き一つ出来なかった。
獣人であるロウエンの口内は竜のように、人型の獲物を丸呑みできるようにはなっておらず、口内に収まったとは言え、舌と上顎に挟まれ、身動きが出来ない。
「ぁんっ・・ぅぅん・・んぁっ・・・ぁは・・」
少し動くだけで体に舌と上顎で体に粘液と快楽がべったりと張り付いてくる。
ロウエンの愛撫に心奪われたアスナは快楽を求め、しきりに体を捩り、動かし、その体に快楽と粘液を自ら塗り込んだ。
ニチュ・・グチュ・・グチュ・・・
グポッ・・・ゴプッ・・・ヌチャァ・・
一方、ロウエンはアスナが身を捩るたびに舌がアスナを味わい唾液を分泌する。
口内の唾液の水位はどんどん上昇し、下顎にはもう唾液が溜まりきって舌にはで至っていた。
「はっ・・はっ・・わ、私・・おかしく・・なりそう・」
体の半分が唾液に浸り、アスナが長く息を吐いた。
獣臭い空気。生暖かい唾液。生々しい口内。
粘る粘液。・・ロウエンの体内。
生理的に誰もが嫌悪感を覚えるその光景の中に今、自分がいる。その中で快楽を見いだし、それに浸っている自分がいる。喰われたい、呑み込まれたいと感じている自分がいた。あぁ・・私の全てを溶かして・・・

 * * * 

(・・美味ぇ・・こんな味は初めてだ・・)
ロウエンは満足していた。
舌でアスナを感じられる。
もう、十分にアスナを舐め回し、味わった。
そろそろ、肉を味わう時だ。
グニュ・・ムグムグッ・・グチャリ・・
アグッ・・モグモグ・・
アスナの体に牙を突き立て、傷つけないように慎重に噛む
甘噛みする度に柔らかい肉に牙が食い込む。
心地よすぎて、自然と口元が緩む。
ジュルルッ・・ボタッ・・ボタッ・・
ゴクリ・・・
口元からだらしなく垂れる唾液を啜り、口内の唾液と共に飲み込む。
「アスナ・・呑み込んでもいいか?」
(・・・・はい・・・)
耳をすましてしていなければ聞こえない程の声。
明らかな疲弊の様子が伺える。
「オレの腹ん中でゆっくりしとけ。」
ロウエンが顔を上に向けた。
体液まみれのアスナの体は勢いよく喉に滑り込み・・
・・・・・・ゴクン!
ロウエンに丸呑みにされ、膨らみへと姿を変える。
(あぁ・・・美味ぇ・・・)
双眸を閉じて、至福を感じていた・・

 * * *

何も見えない暗闇の食道と言う名の肉洞。
気分が高揚し、苦痛が快楽へと変わってしまう。
喉の筋肉がアスナを蠕動で揉み解す度に艶のある喘ぎ声をあげる。
ロウエンの体内。もうダメ。病みつきになる。
グジュグジュ・・ニチャ・・ネチャッ・・
ジュブッ・・・ゴポッ・・ヌチュヌチュ・・
さらなる体液がアスナを襲い、体液に濡らしていく。
その間にも食道をぬるぬると下り、胃袋が近づいて来る。
グジュルッ・・グチャァァァッ・・
ドプッ・・グチャ・・
狭い噴門をアスナがこじ開け、その小さな体が胃袋に収まった。胃液を巻き上げ、体液の体が胃袋に横たわる。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・ロ、ロウエンさん・・・わ、私・・消化されても、吐き出されても・・ロウエンさんに従いますね・・」
まだ活発ではない胃袋にアスナがグチュリと沈む。
しかし、胃液の分泌は始まっており、体に胃液が降って、毛や服を溶かし白い煙を上げる。
「・・おやすみ・・なさい・・」
ロウエンの体内。ロウエンの胃袋。
その中でアスナは目を閉じた。

 * * * 
生々しい膨らみに姿を変えたアスナはロウエンの体を震わせながら喉をゆっくりと下っていった。
その膨らみに自然に伸びるロウエンの手。
アスナの大きさの分だけ、喉が膨らみ、胸が膨らみ、腹を膨らませた。
最後にアスナが胃袋に落ち込んでロウエンの体を大きく震わせた。
「・・ぐふぅ・・ご馳走さん・・」
アスナと共に呑み込んだ空気を荒々しく吐き出し、舌で口元を舐めずって、手の甲で拭う。
「アスナ・・おめぇの事はずっと忘れねぇ。オレの体になって、安らかに眠ってくれ・・・」
ロウエンは初めて獣人を食らった。
兎獣人・・アスナはロウエンを満足させた。
まだ喰いたい。まだ喰い足りない。
アスナを消化してしまえば、このような獣人は二度と味わえないかもしれない。吐き出すのも悪くはない。
だがまだ消化は始まっていない。アスナを呑み込んだ事実を胃袋で感じていたい。
「さて・・メシにするか・・」
アスナと言う温もりを胃袋に収めたままロウエンは部屋を後にした。

食堂におりたロウエンが朝食を食べれなかったのは言うまでもない。




「おめぇ・・オレに大人しく喰われてくれねぇか?」

 

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