どこにあるかわからない。でも、その存在はある。 噂によれば、岸壁の上にたたずむ暗い城がそれだという。 そのなかには、まだほんの一部しか知られていない組織があった。 その組織の名は・・・・「捕食探偵」 この組織は、この世の中にたびたび起こる謎の被害を解決するのが目的である。 その謎の事件。内容というと、あるところで忽然とそこにいた生物がいなくなるという。 警察も調査をしているのだが、一向に解決に向かわない。永遠の迷宮入りである。 だけれど、その組織だけは、その事件を知っている。 その事件の名とは・・・「捕食事件」 つまり、いなくなったのではなく、食われた・・・。といったほうが正しい。 場所はある草原地帯。そこに1匹歩いている。 ピカチュウだ。 このピカチュウ。この組織の隊員である。 ピカチュウ「今回も依頼こなさなきゃ。」 そういって、またさらに歩く。 |
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